第8話 絆
私とソルは畳みの1つを開け地下に入ろうとした時、後ろからドアの開く音がした私達は振り替えるとそこにはミドリの姿があった。
「ミドリ!無事で良かったよ〜」
私はミドリに近寄り笑顔で言った。するとミドリは急に泣き出し、
「ゴメン…2匹とも…私…怖くて、ずっと苦しかった…本当にゴメン…」
ソルが近づいて
「大丈夫です、気にしていませんよ。これから力を合わせて脱出に試みましょう。」
私とミドリは頷き、梯子をつたって地下へ降りて行く。
降り終えて、辺りを見渡すが真っ暗だった。
「懐中電灯とか蝋燭がないかな?ミドリ持ってない?私達は一応懐中電灯全員分持って来たんだけど?」
私はミドリに問いかける。
「私、階段裏の倉庫から電池なら見つけたよ。」
「それなら懐中電灯のバッテリーを気にしなくて良さそうですね。ミドリ、懐中電灯です。早速点けて探索しましょう。スイッチがあったら躊躇わず押して下さい。いくら電池があったってない恐れもありえます。」
私達は懐中電灯を点けて一緒に探索を始めた。