カイヘン地方北部、最後の街にいる少年の瞳に映るものは何なのか。

　ユウキは家族のためにリヴァイヴ団に入る事を決意する。しかし、それは一筋縄ではない茨の道だった。

　ユウキはランポ達のチームと合流するが、仲間達は一癖も二癖もある連中だった。先輩であるエドガーと共にユウキはチームに入って最初の任務を経験する事になる。そこで過酷な現実を思い知る事になるとも知らずに。

　絶対者の眼差しは問う。敵は誰か？　心の闇の中、失ったものが蠢く。

「彼」は何と出会い、何と戦うのか。

　レナの身柄を狙うウィルとの攻防戦。
　コウエツシティ、彼らの楽園を追われたチームブレイブヘキサはレナ・カシワギ博士護衛の任務を帯び、カイヘン地方本土へと向かう。ウィル実行部隊との激戦の末に彼らは何を目にするのか。

　答えを求める者達が集う第五章。

　リヴァイヴ団のボスとしてランポは演説を行うが先回りしていたウィルによって失敗に終わってしまう……。

　その中で動き始める人々の激動。

　ランポと誓った黄金の夢に賭けるユウキ。

　下される最後の命令。

　動き出すウィルαからε部隊。

　決断する人間達の物語は新たなる局面を迎え、抗えぬ運命に翻弄される戯曲を奏でる。

　その先にあるのはバベルの頂上か、はたまた虚栄の頂か。

　運命が交錯する第六章。

　ユウキ抹殺指令がランポの口から下されてから半年後。

　カイヘン地方ではウィルの発言力が増し、リヴァイヴ団は表向き完全に駆逐された。

　その中でただ一人、抗い続ける少年がいた。反逆者の謗りを受ける彼は何のために戦うのか。

「反逆」の章が幕を開ける――。

　半年の空白を経て、黒い戦士は帰還する。その双眸に決意の色を固めて。

　ボスの推し進める「ＲＨ計画」の全貌が明らかになり、ユウキ達は最後の戦いへ赴く事を決断する。その中で輝く唯一の希望の光。
「破壊の遺伝子」の指し示す可能性とは。

　決意と運命が交錯し、黄金の夢を湛えた物語は最終章へと加速する。

　――運命に導かれた戦いは終わる。