FERMATA
筆者 : オンドゥル大使
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種別 : 大長編 (ページ容量 : 1505.8KB)
投稿日 : 2017/05/24(水) 23:56
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更新日 : 2018/03/09(金) 22:43
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プラズマ団秘密会合を襲撃しようとしたノアは深手を負い敗走する。その果てに出会ったのはこの地の王――太陽の鬣を持つ男、アデクであった。 いずれ自分が倒す男との出会いは彼に何をもたらすのか。 |
時間軸に落とし込まれたのはノアだけではなかった。 過去を改変する刺客達が放たれ、イッシュ英雄伝説が歪められる――。 |
ノアは頼みの綱であるトウヤがこの時間軸に存在しない事に絶望するが、今は一つでも変えるしかないと歩み出す。 一方、トウコはジムリーダーを次々と破り無敗記録を打ち立て、こう宣言していた。 「このイッシュの王になる」と。 王族と俗物と。分かたれたはずの運命のうねりが加速する。 |
最初のジム戦にノア達は挑むが、ジムリーダーは飾りだけの実力ではなかった。各々に賭けるものを抱きながら、彼らは疾走する。 その戦いの先にあるのは……。 |
強さの高みへと至るため、人々は力を求める。たとえその伸ばした手の先が暗黒の世界への入り口であったとしても。 |
激戦の末に、チェレンは同調状態から戻ってこられなくなってしまった。彼を取り戻し蘇生するのには魂の集う場所、タワーオブヘヴンに向かうしかない。 一方己の信念を揺さぶられたノアはこれから先、何のために戦うべきか思い悩む。 世界を構築するのは残酷な数式……。 |
ケルディオが神秘の剣を撃った結果、ノアは今までのどの未来とも違う「暗黒の未来」へと到達してしまう。 その未来ではチェレン率いる「黒の勢力」とベルの「白の勢力」が焦土と化したイッシュを巡って争い合い、灰色の王として支配を宣言するトウコが三つ巴の戦いを繰り広げる地獄絵図であった。 この未来にピリオドを打てるのか。 停滞の物語は誰も見た事のない、理想と真実の果てへと向かう。 |