小説詳細/あらすじ/目次

FERMATA

筆者 : オンドゥル大使 / 種別 : 大長編 (ページ容量 : 1505.8KB)
投稿日 : 2017/05/24(水) 23:56 / 更新日 : 2018/03/09(金) 22:43
  • あらすじ


  •  理想と真実を追い求めた彼は理想と真実の果てに裏切られた。

     全てから「サヨナラ」を告げたあの日から、Nの目的はただ目についた悪を葬る事のみ。しかし、もし、その過ちをやり直せるのならば。戻る事の出来ぬ時の輪廻に、決着をつけられるのならば――。

     Nがセレビィによる時渡りの末、辿り着いたのはプラズマ団蜂起直前のイッシュであった。

     プラズマ団は変わらず愚かであり、それを先導する己はもっと愚かであった。

     しかしNは神の寵愛の証である全ての能力を失ってしまう。トモダチと話す能力も、卓越したトレーナー技術も何もかも……。

     Nは自らを「ノア」と名前を変え、やり直そうと決意する。方舟の導き手は、パラドックスの中に己を殺す事のみを生き甲斐と決意した。

     これは停滞の物語。

    「――抹殺対象、それは過去のボク」

    ※前三部作、後期四部作との繋がりはありません。