異端新書
筆者 : 乃響じゅん。
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種別 : 長編 (ページ容量 : 311.2KB)
投稿日 : 2011/04/27(水) 23:49
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更新日 : 2017/09/09(土) 14:18
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真っ赤な太陽の沈む砂漠に、大きな怪獣がのんびり暮らしてた――。 大きな口にラジオが飛び込んできたあの日から、スターは世界に恋をした。 フライゴンと三匹の、音楽をめぐるワンダー・オデッセイ。 |
定年を迎えた親太郎。時の流れで多くのものが離れてゆき、最後に残ったのは家と妻のみ。その妻さえも遠くなり、老いていく自身に焦りを覚える。第二の人生のきっかけは何処にあるのか。その答えは、ささやかな偶然にあるかもしれない。 |
「お前、ぽっけな」ニンゲンの男の子に勝手に名付けられたぼくは、そいつのぱんぱんにふくらんだポケットを見てこう言った。「ぽっけはきみのほうだろう」。ツイッター上のお題に応えた、9ツイートのショート・ショート。 |
カントー、ジョウトを股にかけて武者修行の旅をするライチュウ、ライ。旅先のバトルで連戦連勝の彼女は、この旅路にふと空しさを覚える。ライの深い後悔が吐き出される時、長い旅路に一つの決着が迫る。そして二人は、言葉も夢も超えていく。 |
おかしなところで目が覚めた。出会ったものは、壁のない部屋、グラエナのテン、美しい謎の女性、記憶のかけらを拾い集めるための冒険。そして僕らが神様に救われたことは、もう誰も知らない。 |
住み慣れたはずの街に、予期せぬ出会い。ふわふわ中毒の祥子は自らの幸福を追い求め、みそかと共に生活することを決意する。大きな悲しみを乗り越えたとき、一年越しの魔法が祥子を太陽の接吻へと導いた。 |
旅の途中、彼は時折振り返る。小さなわだかまりを残したまま、離れ離れになってしまったあの子のことを。日々の成長の中で別れの本当の意味に気付くも、構うことなく旅は続いていく。 |
仲間内では笑いを取りに行くことに貪欲なギャル男系高校生、津崎。うだるような暑さの中、お調子者の彼の腹に天罰が下る。 |
そっくりだけどちがう、違うけど平気。なぜなぜ平気なの? そっくりだから。現実とイメージの境目が消えていく。魔女の毒薬のような魔法が、神戸の街に暴力的な甘さでもって忍び寄る。 |
妹を探して欲しい。人よりちょっぴり霊感の強い高校生、鳥坂は女子生徒の依頼をしぶしぶ受ける。しかし、事件には危険な陰謀が隠されていた。果たして鳥坂は無事探し人を見つけることが出来るのか? |
「知ってるか? ポケモンだって喋ってるんだぜ」そう教えたグリーンは、私の恩師となった。危機にさらされた彼を助けるべく、血の因縁を断ち切るべく、私は魔の洞窟へと踏み入れる。 |
遊びに来ないか。高校時代の男友達、山本に誘われた佳世は久しぶりに地元の祭を訪れる。二人で祭りを堪能するうち、彼の現在が少しずつ明らかになっていく。 |