NEAR◆◇MISS を読んだ感想 | ||
投稿者:はやめ 2016/08/30(火) 15:51 | ||
[表示] こんにちは。 ちゃんとした感想を残すべきと思い書くことにしました。前回は作品を俯瞰的に見た推測が多めでしたので、今回は印象的な文章や表現に触れて、物語自体にもっと踏み込んでみます。本当は逐一表現を取り上げて一行一行長々と語りたいところですが、それをやると多分感想だけで短編一作出来上がるのでやめておきます。それほど敵わぬ悔しさを噛み締めながらも、作品の面白さに夢中で食い入りつつ読んでますってことでw ポケモン二次創作といえば原作設定・小ネタ配置の妙も楽しめるポイントですが、ニアミスは原作ネタを殊更世界観に調和させるアレンジが施し済みで、常にそう来るか、と唸ります。 何と言ってもポケモンと人間の描写が素敵です。台詞回し、挙動、心情、事細かに説明していて、生きた様子が鮮明に浮かび上がります。凄く小説を読んでいるなと世界観に没入する感覚です。厳選された言葉の数々に酔いしれながら読んでおります。いくつもの拘りを感じる作品、自分も見習わせていただきます。 第五章 -2- 手持ちの心得 自分の口からクラッカーを取り出すイチリ=フワンテ。なるほど、よくよく考えれば風船の中に物を収納出来ますね。私はいちいちこういった些細な部分に発想の柔軟さを見つけては勝手に喜んでいます。なんか他の人達と着眼点がずれている気がしないでもありません。でも中に物入れて大丈夫なんだろうか、とか物凄く要らない心配をしてみたり。 ニアミスはファッションにも全力ですよね。興味ある割には詳しくないのですが、ネットで画像検索の手伝いを借りながら読んでます。オン・オフの使い分けが感じられて、とても好きなところです。好きな登場人物の色々な格好は是非とも見てみたいものでして。こうやって具体的に表記されていると自分の中でもがっちりと服装像が固まりますね。レイコさんの溢れるファッションセンスに憧れを抱きます。 「むくむく」と口髭を動かすハーデリア=オハン。「むくむく」……言い得て妙で、字面的にも和むし、確かにむくむく動くんだろうなと妙にツボりました。この後訪れる銀朱との関わりでは、忠犬としての厳格な一面もうかがえましたね。 > 彼女の視線は草葉をつたう雫のように、ふと空中での張力が切れ、(中略)握り、絡め、離す。指先がとても寂しい。感触を欲している」 一連の表現に脱帽しました。 -3- 留守番 > 恋する乙女をいじるのは面白いが、奇行に付き合わされるのもお約束ということで 吹きました。ウルスラのリアクションwwww -4- コーヒーと紅茶 この回、お気に入りです。ポケモン小説でポケモンと人間が仲睦ましげに描かれていると、こちらもほんわかした気持ちになります。日常の一場面を捉えた描写は元々好きなものでして、かつシリアスな空気を纏った作品の中でちょっとした遊び心が見られるとギャップに癒されます。 > 自然な甘味の凝縮されたレーズンや食感のいいクルミ粒が、ほんのりバターの塩気の利いた生地とほどよく引き立て合い、素材を別々に味わうよりも美味しさが十二分に増して感じられる。 なんですかーーこれは……。こちらまで文章を通してクッキーを味わい、咀嚼している感覚になりましたよ。文章から味・匂いを連想させるって凄いことだと思います……。バターと塩味でじゅるりとなったところに置かれた胡椒ミルクの粗悪な沈殿ぶりに吹きました。 前章まで対立が激化していたと思うのですが、この話辺りからアイラがキズミナやアシスタントポケモンたちに寄り添い歩み寄ろうとする変化が起こりますね。しっかり進展してるじゃないですか!w さて、オハンの一件もあり、緩みかけた緊張の糸が張ったかと思いきや、しばらくして今度は「ポケモンスタジアム サン&ムーン」ってサンムーン……すかさず入れてきますね……w を遊びながら楽しむ一行。緩急のバランスが絶妙だなあと思いました。 -5- ファースト・コンタクト 気になったので報告しますが、同じ場面が二回繰り返されていたのは間違いでしょうか? 違っていたら申し訳ありません。 > オルデン・レインウィングスは暗い路地裏に回り、肩のチルットに耳打ちした〜 のところからです。 第六章 -1- 化石騒動 章も変わり、早速任務色全開ですね。緊迫した冒頭説明、ハッと襟を正す気分になります。 アクアジェット〜なみのりまでの流れるような攻勢の格好よさに惚れ惚れします。作者様ごとに技描写の違いを見るのも密かな楽しみなのですが、いやーードラゴンテール格好いいですねえ……。鱗の一枚一枚、光輝と色を帯びる様子が浮かんできます。参考にしたい。 毎回思いますけど会話もウィットに富んでいて切り返しが秀逸です。ですから会話だけ読んでいても楽しいんですよね。 -4- 押しかけ ウルスラとゴチムの別離の挨拶だけで隣人背景まで見えて来るのは技ですね。 まさか「Pz」が出て来るとは。Pzってあの宗教団体の……あの……? 確かに伏線は再三張られていましたが、驚きました。イッシュ方面と地理的な繋がりがあるみたいですね。 更にアイラが隣人に!w これは嬉しい。 > 「という訳で、今日からしばらく監視させてもらいます。よろしくね、お隣さん」 章が進むにつれアイラがどんどん可愛くなっていきますね。段々とチーム内の距離が縮まっていくプロセスに感慨深さがあります。 -5- パーティー サーナイトの登場。やたら格好良くて厳かで気品を保ち、テレパシーの演出も強者兼大物臭を放っていますね。下体を翻しながら消える様にも余裕が見て取れて格好良い。『ドルミール』という人物の続報に期待したいところです。鍵を握るキャラでしょうね。 P2ラボまで出てきましたし、ポケモンの子、夢の煙、ハイリンク、ドリームボールなど諸々の設定含め、よくよく考えるとかなりBW要素を重視・採用されているのかなとお見受けします。 -6- 炎のパンチ 後半のハーフヒットバトルは、「デッドロックバトル」を想起させる懐かしい雰囲気がありました。 ここでもレイコさんのセンスが炸裂。ふたりの夏服最高です。いやホント憧れますわ。 バトル描写は、さすがレイコさん……の一言に尽きます。デッドロックバトル読んだときは息を呑んだものです。クラウvs留紺、ここで出すのは留紺なんですね。留紺って出来る奴ってイメージがあります。ヌオーという種族が対戦相手であることから、バトルも重量感漂っていました。 > 「てめえを信じて『岩石封じ』!」 技だけ指示するのもストイックさが現れてかっこいいですけど、こうやって何かポケモンに言葉を添えてやるのも一興ですよね。 炎のパンチvs冷凍パンチのぶつかり合いはこちらも手に汗握りました。 -9- 特別顧問 客船!!!! 私事ですが自分も描きましたので親近感が……。ロマンとアダルティに溢れて、社交の場では皆が一段大人の階段を登ります。この話も客船ならではのお洒落さがあって、これまでの中でもかなり好きな一話です。 ドレスアップのイヤリングなどアクセサリ系がポケモンを模しており、ヒールボールピンクパールverという発想も素敵です。 アイラとキズミ、ピンクパールのくだりで少し距離を縮めるかと思いきや、いやそんなことはなかった。お互いを気にかけ繋がりそうだけども簡単には通させてくれない距離感がむず痒いです。どうか仲良くなりますように! 第七章 -1- 夏のから騒ぎ ミナト中心の片時も気を抜けない展開突入前の癒したる一話。これもまた雰囲気が好みです。 ラッシュガードはラッシュガードでまた魅力があると思うのですがね(真剣)。 ブルンゲルの紹介も重々しい語彙の連続で貫禄あり、気合入ってる……と思ったら失恋がきっかけだったのは、ただ駆除されるだけではない生き物としてのポケモンがうかがえる一幕でした。 しかし麹塵……こいつは、こいつは一体何がしたいんだ!? -2- 古城 > 弱い日照に気を許したコロモリたちが鳴き交う、濃い霧の中。鬱蒼とした森の奥深くにレストロイの居城はそびえていた。手つかずの自然を砦とする壮観は、霊能界隈きっての有力一族の邸宅にして古き要塞の威厳をうかがわせる。左右に立つ門衛のゴルーグたちが無言の重圧で誰何したその時、堅牢な扉が内部からの念動力によってひらかれた。にわかに脚光を浴びる人ならざる開門者。五線譜に置きかえられる筋入りの萌黄色の髪をもつ音楽の精は喜色をたたえて、突撃訪問を敢行した一行を迎え入れた。 出だし六行、一気に引き込まれました。いやはや洗練の極み。今までの情景描写でも、かなり好きかもしれません。 > (なんという言いぐさですの! キズミ様に救われておきながら!) この台詞が好きですね。アイラに心こそ許せど、差し迫る場面において発露される本音といいますか。その後すぐ反省しているのも、相手に対する信頼あってこそ為せる言動なのかなと思いました。 > 「黙れ。セレビィ」 眼の焦点が止まりました。 えっ……。え、え、え……????? マジで??????(素の反応) -5- 激突 もう凄い気合ですよね! レイコさんがここを書きたかったんだろうなという強い想いが迸っていて、文章越しに深々と突き刺さるが如く伝わってきます。よもやキズミvsミナトがこんな形で訪れるとは思いもしませんでした。レストロイ宅潜入の辺りから薄々予感はしていましたが。 > 詳しい動機は知らないが、肉親への殺意を聞かされて黙っていられるほど友情に盲目していない。職務を果たす。 はぁー(感嘆)。格好いいったらもう……。友情に盲目していない、ですか。表現の良さもさることながら二人の関係性を端的に表した言葉でもあるのかなと受け取りました。 ヒトツキを用いた剣戟はやはり絵になりますね。何と言っても一番熱いのは、ニダンギルが葛藤の末分かれるところ。ニダンギルが二本で一本なのを逆手に利用した演出で、激しく燃えました。いやもうこれは敬服です。上手い褒め言葉が見つからないのでテンションも高いです。 > 激しく、斬り結ぶ。ニダンギルはテレパシーでつながっている。動きを読める片剣のリードにキズミが呼吸を合わせる。ひっきりなしに鳴り響く、金属音。和洋の型を自在にくり出すミナトの剣さばきに、どこまでも食い下がる。飛び散る火花が間近で他人の容貌を強調しなければ、一糸乱れぬ鏡像を相手取っているかのような錯乱に飲みこまれそうだった。 表現の幸せな波に溺れて死ねそうだ(本音)。 しかし、勿論ミナトは殺すはずもなく。そこでキズミの取った行動に、驚き困惑というか、おまえそこで死んでどうする……。と突っ込みたくなりました。説得法が壮絶ですが、キズミ精一杯の決断なんでしょうね。自分の命など取るに足らないと考えていそうですし。その辺も含めて、これからどう展開していくのか、しっかり見届けたいと思います。多分この後キズミ、アイラ中心の展開も来ると思うので。 いよいよ作品の終盤に近付いて来てるんですかね? ようやく更新に追いつけたので、また追っていきますね! [28]
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投稿者:レイコ 2016/09/09(金) 08:40 | ||
[表示] こんにちは。 ご感想ありがとうございます! [表示]を開けて、拙作には勿体ないほどのボリュームに驚嘆しました……! 短編一作に届く文量とは、おそれ多いです。そのように読み込んでいただけて嬉しい限りです。文章面は特に自信のない部分なので、丁寧に取り上げてもらえると恥ずかしくて顔から火が出ます(笑) 原作設定・小ネタは世界観を構築するうえで欠かせないです。盛り込みすぎかな〜と迷うときもあるのですが、名作を世に送り出してきたはやめさんを唸らせたとあらば御の字です。 人間とポケモンの描写は最も書きたい要素の一つなので、これからも誠心誠意励んでまいります。 ・5章-2- フワンテ=イチリの収納描写はちょっとだけこだわりました。なぜなら( おじいさんのような口髭がチャームポイントのハーデリアなので、擬態語で特徴づけたかったです。むくむく。 オハンの忠犬像をこの回に入れたかった理由は、なぜなら( ファッションチェック、ありがとうございます♪ 衣装替えは映像的に楽しいですし、生活感やキャラの趣味嗜好が些細なところに表れている演出が好きでして。 ・5章-3- ((ノェ`*)っ))タシタシ ・5章-4- 気に入っていただけて万々歳です。服装とともに食事は生活感に欠かせないと考えているので、団らんの場面などで活用するようにしています。胡椒ミルクは実在する飲み方なので、よかったら試してみてください(※お味の保証はいたしかねます♪) クッキーは出来るだけおいしそうに書けるべく、レシピを調べるのが楽しかったです。ポケモンたちがテレビゲームで盛り上がるのは最初どうかと思いましたが、亜人制度もありますし、人間との暮らしが長ければ遊び方も覚えるだろうと考えたので強行しました(^-^; サン&ムーンのまさかの時事ネタ化は感慨深かったです(?) ・5章-5- 完全にミスです。ご報告ありがとうございました。大変失礼しました…… ・6章-1- 疾走感は読むのも書くのも大好きです。エンペルトのホームは水中なので、陸上は先制技であるアクアジェットで速さを補うとかっこいいだろうと想像しました。フライゴンのドラゴンテールもですし、技エフェクトやバトルの展開はアニメのコンテストバトルを念頭に置いているので、文章が装飾的になりやすいです。 会話を褒めていただき、ありがとうございます! ・6章-4-&-5- 隣人関係は5章-4-に出てきた会話の補完ともいえる急ぎ足でしたが、そういって頂けて安心しました。 アイラに可愛げが出てきましたか! よかったです!! 『ドルミール』の遣いのサーナイトは騎士(ナイト)らしく、気高い雰囲気を持たせたかったです。♂です。 PzはあのPzですかね……?(とぼけ BW要素はたしかに重視・採用していますね…… ・6章-6- 懐かしいです、デッドロックバトルw 季節の服装は楽しいです。 留紺は二足歩行でパンチ技も得意なので、クラウと拳を突き合わせる対戦相手に抜擢しました。 軽やかなバレエのステップを踏めるキルリアと、とろーいヌオーの動きの対比をさせたかったというのもあります。 ミナトは普段から台詞が軽い分、どんな時もスッと言葉が出てくるのがある種強みだと思います。 ・6章-9- 客船です!!!!! 当社比によるオルデンの素性が明かされる重要回ということで、服飾も特に気合いが入りました。 が、気合いが空回りしてデザイン決定が難航したので、あの方にご助力頂いた次第です。感謝しております。 船が好きですし、ポケモンといえば乗船イベントが多いので。「特別顧問」は丸ごと全体、長い間温めた甲斐がありました。 叛骨の強奪者のサント・アンヌ号編はこちらも読み耽りました。あれは素晴らしかったです。 ・7章-1-&-2- 夏らしさを全開にしたかったです。海の描写も好きです。 オフの描写が続きましたからね。たまに任務回を挟まないと、主人公らが刑事である事を失念しそうです(苦笑) といいつつ、古城はさっそく任務外ですけれど……掴みを厳かにしたかったので、良い評価をたまわりガッツポーズです。 ウルスラはアイラより、無茶ばかりするキズミに直接怒りをぶつけたほうがスカッとしそうです。でも出来ないのでしょう。 麹塵は、詳細をお楽しみに。 ・7章-5- おっしゃるとおり、念願だった展開の一つです。剣戟はニダンギルの設定の魅力に尽きます。 もし相手がウルスラやアイラ、クラウだったら、キズミもギリギリまで話し合いで粘ったろうと思います。 二人は互いに対等な存在で信頼も厚いので、隠し事があってもそれを尊重できる反面、ここは譲れないと感じたら全力で相手をぶっ飛ばせるみたいです。鏡像の部分の引用、ありがとうございます。調子にのって語ってしまいますと、最初キズミがミナトを止める立場と最後ミナトがキズミを止める立場の逆転も、人やポケモンの命を守る条件反射的な“警官の人格”を含ませています。他人を映し己を映す、「鏡」は6章のちょっとしたキーワードですね。 そこで死んでどうするつもりだったでしょうね、本当に…… この辺のキズミの心理はこのまま散らかっててかまわない気もしますが、のちに回想で補足するかもしれないです。 一歩ずつですが、終盤に近付きつつあります。ご精読ありがとうございました! [30]
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NEAR◆◇MISS > 第七章 > 05 -5- 激突 を読んだ感想 | ||
投稿者:とらと 2016/08/29(月) 15:16 | ||
[表示] こんにちは!「第七章-5- 激突」までの感想です! あ〜……うわ〜……!!!あまりの展開に喉が詰まります、何も言えなくなりそうです。無二の親友・相棒同士のこんな形での衝突、ですが > 詳しい動機は知らないが、肉親への殺意を聞かされて黙っていられるほど友情に盲目していない。職務を果たす。 ここがスゲェなあ。過ちを犯そうとする友人を止める、これは友情ではなくあくまで「職務」として。なんだなあ。スゲェなあ。仮にそれが職務でなくとも、友情としてではなく「父親という存在への羨望」を盾に、彼は友人を止めるのだろうか。ミナトの経緯を知っていても、なお? うむむ。 互いの詳しい経緯を知らない二人の関係性は、遠からず近からず、ではまるでなく、以心伝心、「鏡像」という言葉がありましたがある種それに近い、共に育った兄弟のような、分身のような……そういう感じなんでしょうか。あ〜上手い言葉が見つからない。言葉はいらねえ、殴り合え!! そういう少年漫画的な男同士の友情的なアレを感じてよいのだろうか?本当に?剣先を交え拳で語り合う!男同士の友情!!アツいですね!!よいものだ〜!!ヒュ〜!!(思考停止) ミナトさんの出生は、また壮絶ですね。己の身の上と母親の憐れな末路を知ったのは十年以上前、というと現代的に言えばまだ幼稚園かそこいらくらいの年齢になるのでしょうか。キツいなあ。その頃から誰も寄せ付けないほど、肉親に殺意を抱く程の憎悪を抱えていながら、今の笑顔を振りまくチャラいムードメーカー的立ち位置でいられたミナトさんの強さは、ディスプレイの向こうと言え目も眩むほどです。彼を癒した学校生活、見てみたい。 前話でも >受け止め方の明暗を分けたのは、その光に隠れがちな「影」に接した量。長い付き合いだ。心の準備はできていた。 とあるように、キズミさんは詳しい経緯は知らないまでも、ミナトさんの抱えるなんらかの闇は察していたんですね。それとも警察学校にやってきた頃は荒れてたのかな。なんにせよ分かってたんだ、なんとなく。話さなくても。だって相棒だからね。ハァ〜〜〜〜〜。 そして苛烈な戦闘シーンに興奮……!特にニダンギルが葛藤の末二手に分かれる、ってのは熱かった!!守護霊たる彼の主人を思う強い気持ちが己を分裂させ打ち合わせる、いやあ凄いです……!!ニアミスを読んでいると、ポケモンの原作設定の利用の仕方が本当に俊逸で、毎回感心させられます。ハイリンクとか、作中設定と原作の要素を上手く融合させてるところ、本当に原作リスペクトを感じて、二次創作作品としてあるべき姿だなあと常々思わされます。 そしてキズミさん。もっと他に説得する方法、なかったのか……!!ないか……!彼の言葉にできない不器用さは本当に男の子らしいと言うか。やろうとしていることは全く己の価値に軽薄で(ちょっと変な言い方ですが)常軌を逸しているのに、例えばミナトさんの憎悪を贅沢な悩みだと切り捨てたくなるあたり、そういうところはなんだか人間らしくて、年頃の男の子らしくて、なあ。ハァ。カッコイイですと言い切れないこのいたたまれなさがこの……ハァ……素晴らしいです……めっちゃ褒めてます……褒めてるっぽくない感想ですいません……!! いや〜〜今後の展開が気になります。命を粗末にするなと言ってしまったミナトさんは、この後父親とどう折り合いをつけて、そしてその時キズミさんとアイラさんはどうなるのだろう。ドキドキ…… そして麹塵の立ち位置が微妙によく分からないのも気になるところです。なんでタマゴの入れ知恵をしたんだ?誰に助力しているとも取れない、一族のこと好きくないんですかね?ん〜……? 続きもじっくり待ってます!では! [27]
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投稿者:レイコ 2016/09/04(日) 17:58 | ||
[表示] ご感想ありがとうございます! 喜びのあまり、PCの前で小躍りするかと思いましたw キズミとミナトのぶつかり合い、書き手としても楽しかったです。 構想数年が形になるのって、充足感やら燃え尽き感やらで気持ちが忙しいですね……! 出自にコンプレックスのあるキズミですが、根は素直なので、恩師オルデン・レインウィングスや上司ジョージ・ロングロードなど、身近にいる実力派の男性陣を純粋に尊敬しがちで、そうなると特にあこがれが父親に集約されるようになったのだと思います。 「職務」については、贅沢な悩みと後述で心境があるように、ミナトのためを思って止めたというより、「友情」で一括りにできない感情ゆえの建前だったのかもしれません。キズミは養母を殺された経験があるので、親子関係は人ぞれぞれと頭では分かっていても、家族を失うことに関しては人一倍過敏でしょうから。 バトルネーソスの件といい法律の危ない橋を渡ったりもしているので、警官としてはまだまだ未熟はほうでしょうね。もちろん、警官としてのプライドも行動基準に加わっていると思いますが。 キズミとミナトはおっしゃるとおり、兄弟のような分身のような、相棒? 親友? 実は私も「この表現がぴったり!」と断言できる関係性がつかめていません。はっきりしている事は、お互いの素性はよく分かっていないくせに、ツーカーなのですね。 なんでも隠さず話し合えたり、複雑な事情を全部共有できてこそ親友や相棒といえるのかもしれません。でもこの二人に関してはあまりベッタリな依存性は必要ないだろうという考えもありまして。 でないと、警察学校でそれなりに鍛えたはずのメンタルが聞いてあきれますからね!(笑) 世界広しといえど全力で殴り飛ばせるのはお前が一番! はっはっは! ……という共通感覚があるうちは、切っても切れない縁がつづきそうです。 戦闘シーン、嬉しいです! ニダンギルの分裂進化はやるぞーっやるぞーっと温めまくっていたので、書いた甲斐がありました!! ハイリンクのことまで触れて下さって、本当にありがとうございます。これからも原作リスペクトを感じていただけるようなスタイルで頑張ります。 年頃の男の子、人間らしい、カッコいいと言い切れない、は最上級の褒め言葉です! そういう主人公のつもりで書き続けていたんですよねー、ずっと。 麹塵は7章、8章で煮詰める予定なので、今後立ち位置を明らかにしていきたいです。こうなるともう、後戻りできません。ニアミスもいよいよ終盤ですよー! といいつつ、あと何年かかるか分かりませんのでご容赦ください……(苦笑) 貴重なご感想、力強いエールとなりました! あらためて、お読み頂きありがとうございました!!! [29]
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NEAR◆◇MISS > 第四章 > 06 -6- ロングの病室 を読んだ感想 | ||
投稿者:はやめ 2014/07/08(火) 19:04 | ||
[表示] こんばんは。 最近ポケノベで何の小説を読んだか、というとほとんどがこの作品でした。ふと思いついた時、手に取り始めてから、思えばずっと流れを追っていたなと今更達成感が溢れてきます。 ニアミスに対して、ちゃんとした感想を一度書き記しておくべきだとは常々感じていたのですが、その機会がなかなか定まらず、物語としてはある程度区切りの良い章末までが丁度いいかなということで、一つ私がこの作品に対して思ったこと・感じたことなどを述べさせていただきますね。 ただ、今回の感想はちょっと物語に直接触れるというよりも、作品の全体概要をおおまかに捉えたような抽象表現になってしまうかもしれません。予めご了承ください。 非常に悔やまれるのは、この小説を語るだけの言葉を私自身が持ち合わせていないということです。故にどこから書いたものか、と悩ましく、こうして感想を書くにあたっても正直内容が全くまとまっていません。単純に「面白い!」と言うのは間違いがなくて無論そう思うからこそ読み続けるわけなのですが、もう少し違う言葉を使って表したいというのが願望です。 決して創作は勝ち負けの問題ではないし、それぞれの表出する個性を楽しむのも一興であるということは重々承知しているのですが、それにしても、この作品を読んでいて、勝てねえよ……(褒め言葉) と思ってしまいます。 ええと、ここから抽象的になりますね( どこをとってもレベルが高い。「ポケモン」と「人間」に対して正面からぶつかっている。ポケモンの要素がレイコさんの解釈によって、より勢いを持った世界として語りかけてくる。設定も違和感なく受け入れられましたし、プロットも相当練り込まれているのではないかなと思いました。相当長いお話のようですし、話の展開が非常にゆっくりで、ここまでの流れとしては盤石を整える、下地を作っている、という印象を受けました。 あんまり二次創作者としての視点ばかりから見るのもどうかとは思うんですが、この物語を読んで思ったことには、それこそ下記の黒須さんが仰っていたように「ハンパねえ」という言葉を借りたいぐらいです。本当に半端ないんですわ。その何が半端ないかというと上記に挙げたこともそうなのですが、一つ一つの文章や言葉を大切にされているなと思いました。表現って、これでいいや、と思ってある程度妥協と一緒に通り過ぎてしまう、意味をもたない記号の羅列になってしまうということは多々あると思うんですよ。でも、ニアミスにはそれがない。磨きに磨きに磨きをかけた状態で送り出しているのではないかと勘繰ります。 私がこの作品を魅力的だと感じた点は、一見すると抽象的でありながらも、噛みしめながら読むことによって味わえる心情描写の巧みさでした。勿論心情表現だけには留まりません。 まず、語彙力の高さに驚かされました。いや、本当にびっくりしましたよ。波のように溢れてくる表現力。この人に知らないことはないんじゃないか。どの言葉を組み合わせたらこんな効果が生まれるのだろう? ここが自分が絶対及ばない、と思ったところです。レイコさんの文章は一字一句しっかり受け止めねばならないなと思いました。拍手メッセージでこの表現がいいです、って言ったのもそういうことです。正直これ読んだ後に自分の表現書く時、思うように言葉が出て来なくて悔しくなりましたからね!( 羨ましいですよ。その力をください(?) と同時に、語彙力が申し分ないほど高いが故に私には分からない表現も散見されて、出来ればもう少し直接的に書いて欲しいかなと思った部分もいくつかありました。例えば、第三章はちょっと全体の流れが捉えにくかったです。ミロカロスを霊媒にするところも、説明されてようやく理解出来たかなって感じでした。これは恐らく、自分の読解力が絡んでいるのかなと思います。私が分かる領域に関しては理解が進みやすく、知らない分野に関しては読解が遅れてしまう、ということが多分に影響しているので、もし私の言葉を受け止めていただけるようでしたら参考にしていただければと思います。ただ、そういった部分を差し引いた時に、ここまで表現を緻密に描く作品は自分の読んできた中ではそうそうなかったです。 それでは、このままじゃ中身のない批評に等しいので、内容についてガンガン触れて行きたいと思います。 アイラなのですが、割と他の読者さんからはきついとか怖いとか思われているみたいですね。私はあまりそうは感じませんでした。アイラにはアイラの主義があり、かつ未熟さがキズミとの確執を生んでいる。父に少々依存している節も、第四章「灰色の記憶」をもって詳しく掘り下げられていますし、あんまり怖いとかそういうことは思いませんでしたね。美人なんだなというのも伝わりました。ただ、この二人険悪すぎるっていうか、もう少し歩み寄れないのかな? とは感じましたけどね( これだけ最初から仲が悪いっていうのは、逆に彼らが良い形で接近し始めると連載の力も伴ってすごい爽快感が生まれるんじゃないかと思いますよ。その時が来るかどうか分かりませんが、今から楽しみですね。ちなみに私は人物が葛藤する過程を丁寧に描く作品が好みなので、そういった部分も手伝って、アイラ達に好意的な眼差しを向けられるのかな、とも思いました。 ミナトなんですが、ムードメーカー的存在ですね。ノリが良いけど、一緒にいると随分振り回されそうな感じ。独断決行の多いキズミの抑止役にもなっていて、でもかなりの闇を抱えていそうな感じがあります。で、彼の手持ちである菊塵のキャラクターはちょっと想像出来ませんでした。あれ、でも種族が掴めない……( なんか自分ではこいつかな? と思ったんですけど、実際ここまででは名前出てないですし、よく読んでみたら違ってる気がしてきました。ミカルゲじゃないのかな? なんとなく意味もなくランクルス辺りが浮かんでました(BW出てたか分かりませんけど……)。エスパー能力を使うみたいですしね。「すっげえ強烈なキャラクターだな」(褒め言葉)と思いました。喋り見てるだけで面白いので、この子の活躍に期待。 さて、敵なのですが以前ロング捜査官を襲撃したのはルカリオではないかと私は仮説を立てました(多分外したな)。「竜の波導」「波導弾」辺りを使っているのがそれっぽいなと。亜人設定もありますし、あの世界は人間ではなくポケモンが悪役でもおかしくはありませんからね。そこがまたちょっと予想出来なくて面白いなと思います。で、大分進んだところでゾロアークが出て来るじゃないですか。あ、これ来たんじゃね!? 当たったんじゃね!? と思いました( ゾロアークとの戦闘描写は見事の一言に尽きます。具体的に事物を描いて、克明に情景を映し出す文章に長けておられる……はあすげえ(溜息)という感服しか生まれません。 あとはそうですね、クラウについて。彼はとてもかわいいです。恐らくこの小説で一番の可愛さを誇るでしょう。どちらかというとウルスラは自分の中では淑女に近いイメージがあります。キルリアは♀のイメージしかなかったんですけど、キルリア♂でここまでかわいいって……新たなる何かに目覚め(ません)かねないですね。 ポケモンの心情描写も人間と同じぐらい濃い密度で展開されるのがニアミスの凄いところです。どっちか置き去りになっちゃうんですよね、大体の場合は。でもポケモンも人間もどっちも全面に押し出されていて、それがおまけじゃなくて、同じ土俵で物語を彩っているなと。多分この辺りに関しては相当意識されて書かれているのではないでしょうか? 物語自体もかなりの長さを誇る(第十五章近くまでありそう)と思うので、毎話気合が入っていて、作者の全力を感じながらもそれが息切れしないから、ニアミスにかけるレイコさんの意気込みが凄く伝わってきます。素敵な作品ですね。 と、だいたい感想としてはこのぐらいになります。まだ感じたものの少ししか伝えられていないと思うので、またすげえ!! って思うところがあったら、その都度伝えていきたいなと思います。 それでは、楽しい作品をありがとうございます。また続きも読んでいきますね。これからの執筆活動も応援しております! [25]
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投稿者:レイコ 2014/07/09(水) 15:59 | ||
[表示] ご感想ありがとうございます。このようにはやめさんのお言葉で本作を表現していただけて光栄です。一言一言が大変貴重で嬉しく思います。 作者が申すのもなんですが、現時点でニアミスはよくも悪くも統一性のない、読後のイメージが定まりにくい長編ではないかと思います。 ですので、はやめさんのように面白い以上の言葉を模索して下さる読者様に申し訳なさを覚えます。未完につき語れることは少ないですが、こちらの本文に込めた思いを好意的に汲んでくださってありがとうございます。 文章については苦手意識と劣等感が強いので、そのように褒めていただけると雲の上まで舞い上がってしまいそうです。 こちらこそはやめさんの文章表現やキャラクター、展開の仕方等などそのセンスを分けていただきたいほどです。本当に。 お言葉を励みにさらなる文章の向上を図れるよう頑張りたいです。 「人間」と「ポケモン」は二次創作上の好きなテーマです。ニアミスは特にその点にこだわっておりまして、というのも(以下ネタバレ) 三章は反省点が多いです。 おっしゃる通り読者様を置き去りにしている感が否めません。文章もそうですし、流れもとびとびで分かりにくかったことと思います。 説明しておかなければならない要素を詰め込み過ぎているうえに、次の章へと先を急いでいましたからね……以後気をつけます。 キャラクターにも触れて下さってありがとうございます。 アイラは描写が難しい反面、登場させるのが楽しい主人公の一人です。キズミとの動向は六章付近からやっと進展があると勝手に考えておりますが、実際書いてみないことにはまだ分かりませんね…。 貴重な人間の女の子なので、弱さ脆さルックスは完備したいという作者の我儘がつまってます(苦笑)。 ミナトは正主人公のキズミをいたる面で食ってしまう困り者(褒め言葉)ですが、中心核になったのはおそらく三章くらいなもので、その三章ですら七章(予定)の布石ですから、本当の意味での活躍まで時間がかかりそうです。それくらい、ある意味重要なのですけどね。 ちなみに、はやめさんの麹塵の推測には心底驚かされました。正体はあれなんです…あやつです。こやつを気に入ってもらえただけで大金星をあげたようなものです。くふふふ… 襲撃者たちのご予想とはお珍しい、思わずニヤリとしてしまいました。次の登場時に判明するかと思います。亜人設定に関連づけられるとは、さすがはやめさんです。 クラウは一番動かしやすいキャラかもしれません。 キズミとアイラの板挟み、ウルスラへの片思い、進化への悩みetc.と、ポケモンでありながら人間パートも掛け持ちする偉い(気の毒な)役者です。 ガーディ=銀朱との友情もとっくに掘り下げられている予定でしたが、エピソード二つほどカットしました…それくらい話の中心に据えやすいですね。 意気込みですか、重ねがさね素晴らしいお言葉をありがとうございます。「人間」と「ポケモン」の二人三脚こそが(以下ネタバレ) いやはや感慨が尽きないです。感謝の気持ちをどうやって表現するのが相応しいのか、はたまた自分に表現できるのかさえ自信がありません。 ただひたすら、ありがとうございますと頭を深く下げたい思いのみです。 はやめさんの創作活動もどうぞ捗りますように! 一読者として応援いたしております。 [26]
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NEAR◆◇MISS > 第四章 > 02 -2- クラウ、バレる2 を読んだ感想 | ||
投稿者:黒須 良太郎 2014/06/14(土) 10:23 | ||
[表示] 久しぶりに読みました。4章の1と2! まず感想の第一声として「ハンパねえ!!!!!」wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww いやぁなんかもう全体的にハンパなかったです。山場のあとの話でしたが、ニアミスの中でも一番ハンパねえって思ったかもしれません。何を言ってるか分からないかもしれませんが知りません( 前にも言いましたけど、キズミナってレイコさんらしさがすごく詰まっているなって感じます。 ミナトの冗談たっぷりな口ぶりと女好きの軽さは、レイコさんのユーモアたっぷりなところと時々してくる下ネタ的なフリにそのまま合致しますしねw 一方でキズミはレイコさんの真面目なところと厨二っぽいところが出てるのかなって感じます。人には簡単に言うと喜怒哀楽の感情がありますが、レイコさんのこんな一面、あんな一面ってのが欠片となってキャラクターを形作っているように感じました。 そしてキズミナ両方に感じるのは、レイコさんの優しさです。キズミは冷淡な、ミナトは人をおちょくる面がありますが、どちらも仲間に対する優しさを持ってますよね。現実世界でもそうですが、いろんな「良い人」の形があるにしても絶対に外せない部分(=優しさ)があるわけで、そこを抑えているからキズミナは個性があるだけでなく魅力的と感じることができる存在なんだろうなと思いました。 ここで一度話は区切りまして、報告とアドバイス的な意見を。 読んでいていくつか誤字と思われるものが見受けられました。例えばクラウがウラウになってる部分もありましたしね(苦笑) それと、これは私の知識不足という点が大きいのですが、いくつか読めない漢字がありました。字体から意味を察することはできたのですが、読めない漢字や意味の分からない難しいことわざがあると読む流れが止まるので、参考にしていただけるならもう少しだけ優しい文にしていただけると助かります(苦笑) 話は戻しまして、これも前にも言ったかもわかりませんがレイコさんはキャラを「すげえ!」って感じさせるのが上手いですね。キズミナの洞察力がハンパねえ! ニアミスはクラウやウルスラのおかげで人間主体になりすぎてないのが好印象なんですが、この二匹のおかげでキズミナが引き立てられているなと感じました。特にクラウから見た・感じたものの描写はキズミナの凄さが引き立っていますね。一人称でないにも関わらず、視点を絞ってキャラクターを見る(評価)することでその「すげえ!」の程度がよく伝わります。"かえんほうしゃ"と"れんごく"の違いを描写するのが難しいように、同じ「すげえ!」にしてもその程度を表すのって難しいんですよね。それができているレイコさんってすげえ! ミナトのジョークたっぷりの掛け合いもよかったし、キズミの洞察力と優しさが垣間見えるクラウとのやりとりもよかった!そしてクラウの振る舞いもあからさまに引き立て役っぽくなくて好印象! なんていうか、ものすごく面白かったのと同時に苦笑いしちゃいました。創作って本当に難しいですね(苦笑) そうそう、なんか普段は冷淡だけど優しさを内に秘めるキズミの様子を見てて、どことなくDPラストのシンジを思い出しました。そのせいか、クラウにいった「ありがとう」の言葉は古島さんの声で再生されましたねwwwwww なんかもう支離滅裂上等ってくらいの感想でしたが、今回はこの辺で!ニアミスおもしれえっす!! [23]
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投稿者:レイコ 2014/06/18(水) 16:06 | ||
[表示] >黒須良太郎さん ご感想ありがとうございました! お言葉の一つ一つが大きな励みになります。4章は主人公二人の内面にだんだん迫っていく走りの章なので、書いていて楽しかったです。いうて投稿時期は結構前になるようですね、時間の流れは早いですわ・・・ 一番ハンパねえとは一体!www 山場があってこそ書けるエピソードというものも存在しますからね!はい!そう言っていただけて嬉しいです! キズミナですか〜、性格的に真逆のキャラを意識しているので、作者の両極端な部分がよくも悪くも発揮されているのかもしれません……あまりに書き手と性質がかけ離れたキャラクターを作り続けるのも、至難の業かと思いますし。主人公たちはまだまだティーンエイジャー、成長過程も本編の大事な要素なので、じつは現時点の性格設定は若干オーバーにしてあります。しかし長く連載できているという意味では、今くらいのバランスでも十分作者と相性が合っているのかもしれませんね。 ちなみにミナトはバカで、キズミはアホ。これで大体説明がつきますかね?( 嗚呼、キズミ君の厨二病はどうか生温かい眼でお見守りください… 文章面はごめんなさい、読みにくさはまったくもっておっしゃるとおり、作者もその自覚があります・・・なんとか改善していけるように努力いたします。ウラウは見つけたら直しておきます、ご報告感謝です・・・ ポケモンが好きなので、人間目線で書くだけでは物足りないことが多いのですよね。でもテレパシーに頼りっぱなしはズルイなぁと時々感じるので、その辺も今後何か工夫ができればと思います。キャラクターがキャラクターを評価する手法は、さまざまな視点から作中の物事を感じていただければという思いがあるので、そう言って頂けて大変嬉しいです。 クラウは腰が低く一見引き立て役のようですが、作中きっての(以下ネタバレ シンジwwwwwwwwwwwwwwwwww 残念ながらキズミはシンジほど格好よくないですが、既存キャラに当てはめた吹き替えは斬新で笑ってしまいましたwww 今後もしまた何か思いついたら教えてくださいねwwww いやもう支離滅裂などとんでもない!こんなにたくさん書いて送ってくださって、それはもう万々歳ですよ!大歓喜です!! 黒須さんもお忙しいことと思いますが、クロスピの更新楽しみにしておりますよ! ニアミスキャラのことをたくさん褒めていただきましたが、クロスピキャラのバリエーションと魅力にはまだまだ及ばないですwww 改めて、ご感想ありがとうございました!!! [24]
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NEAR◆◇MISS > 第三章 > 09 -9- 誘拐 を読んだ感想 | ||
投稿者:黒須 良太郎 2013/08/26(月) 19:20 | ||
[表示] レイコさん、こんばんは。続き読みました。 今回読んだ部分はキズミとアイラのやり取りが多かったのでだいぶ殺伐としていた印象ですww 状況的にだいぶキズミが上手だったので、アイラを見ていてハラハラしましたよ(苦笑)自分がアイラの立場だったらどんなに胸が痛く、思わず殴りたくなるような気持ちなんだろうなと想像させられました。 ミナトのパートに関しては、相変わらずと言った感じでしたねw 前回も同じことを言いましたが、疲れそうだけどこんな友達がいたらすごく元気になれそうだなと思いました。ミナトは友達にほしいwww それにしてもこちらのパートは、台詞回しや表現が良い意味で厨二な部分が結構ありましたねw 普段の様子から、レイコさんはその気になればだいぶすごい厨二センスをお持ちのようなので、読んでいて思わずニヤリとするような文章が読んでいて楽しかったです! また飄々とした振る舞いのみならず、国際警察の顔を持つだけあってミナトと仲間たちの底知れない実力も見ていて爽快感がありました! 私の知識不足でレイコさんの使う漢字は読めないものが多々あったのですが、それでも例えばミロカロスの美しさの表現などは本当に凝ってるなと思いましたね。「キャラクターに言わせる」「文量を多めに説明する」といった工夫がされているおかげで、レイコさんはココを強調したいんだなというのがしっかり伝わりましたよ! そしてミナトパートの最後では、リュートに何者かが襲いかかりましたね。奴はいったい何者なんでしょう? それと今回読んだところとは別に、少し前キクジンというキャラクターが微妙に出てましたよね? キクジンの場合はポケモンのようですが種族が分かりませんし、リュートや彼に襲いかかった者についても全く分かりませんでした。これらは全て次に繋がる謎であり、謎が増えているということは山場を迎える予兆でもあると思うのでこれからに期待します! 一方キズミパートでは、先程も言ったようにキズミとアイラの殺伐したやり取りにハラハラした一方で、キズミのアクションシーンがすごかったです。 さすがバトル好きと言うべきか、技の応用(トリックルームのこと)が上手いですね! 私の作品とは全く異なるタイプなのに、違う形でしかも納得のいくように人間が直接戦闘に関わっているのは驚きです。おかげで読者が感じるキズミのイケメン度が上がりまくりじゃないですかーーー!!!wwwww アイラとのやり取りでは嫌味も甚だしいキズミですが、ムクホークの亡骸を見て怒りを露わにしたり、ウルスラと二人っきりになったときに見せる姿はキズミらしい魅力だったと思います。描写にこそなかったと思いますが、ウルスラと二人っきりの時のキズミはどこか泣いてるように見えました。儚いような表現もあったと思うので、そこに由来してる部分もあると思います。 そしてキズミパートもまた、謎が多かったですね。途中視点が変わったと思われる部分では、アイラが他の悪そうな奴と一緒にいたり……。え、これどういうこと!? ねえ、どういうことなの!?!?!? と思っていたら、なんとアイラと瓜二つの顔を持つ女が登場! こいつがさっきの奴だったのかあああああああぁぁぁぁ!!!!! なんだかジョージのパートナーたちを上手いこと従わせているようで、アイラもすっかりやられて大ピンチ……続く!! ってことで、時間もきたので(?)読むのを中断しましたが、ミナトパートと合わせてもう山場が迫ってるとしか言いようがない展開ですね! 物語冒頭のジョージがやられるシーンからピンチと呼べるピンチもなかったように思いますが、ここに来てやばいピンチが到来しているので読んでいるこっちが緊張感高まります。 と、だいぶいい加減に書き殴りましたが続き期待してますね!www [20]
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投稿者:レイコ 2013/08/30(金) 11:15 | ||
[表示] 感想ありがとうございます! いつもいつもありがとうございます! 黒須さんには本当にお世話になりっぱなしで、頭が上がりませんわ……! 熱いメッセージにお応えしたいあまり、つい言葉が空回りしてしまいそうで返信を遅らせてしまうというね、申し訳ない限りです! キズミに対するアイラの憤りや困惑が読者様に伝わるといいなぁと思いながら常々打鍵しておりますので、そう感じて頂けたことはとても嬉しいです。 アイラにももちろん問題はあるのですが、基本的にはキズミが火に油を注ぐトラブルメーカーとしての役割を背負って書いているつもりなので、平生からヤツが生身でも闘えるただの頼もしいキャラクターという印象ばかり強調させてしまっては、描写の技量不足を痛感してしまいますからw にしても険悪なこの二人は、書いていて疲れますw ミナトがお友達! どうぞどうぞ( ただの女好きのハイテンションなようで要領が良くてさらに霊感も強いなんだコイツは〜と思われそうなキャラクターですが、気に入っていただけて良かったです。言動が軽いので自分も書いていて楽しいキャラのひとりです。よく喋るので掛け合いの時は重宝してくれます。 キズミ・ミナト・アイラは三者三様の書き分けに上手い下手はともかく気を遣っておりまして、ミナトの他二人と違う個性の一つに手持ちの多さが挙げられるのですが、麹塵もそうですし、最低あと二体は未登場ですのでそれらの出番をいつか書ける日が来るのが楽しみです。 ミロカロスは作中きっての美女設定ですので、自分の少ない語彙でどれだけ端麗に表現できるか試行錯誤いたしました。凝っている風に読み取って下さると、難儀した分が報われたらしくてホッとします。 地の文に溢れかえっている難読漢字は雰囲気作りですので、最悪読み飛ばして下さって結構ですよw ルビを打つとまた様相が変わってくるので現在思案中です。 ちなみに、こちらの書き方が悪かったようで大変失礼しました。リュートが襲われたという記述のある部分はどこでしょう……よろしければご参考までにお聞かせ下さい。私の解釈があっている自信はありませんが、ずっとヨノワールに憑依されていたリュートからヨノワールが離脱する、というシーンでしょうか。 あの辺りは確かに分かりにくいですね。ミナトのパートは正直読者様に、なんだかよくわからないけど凄いことが起きてよく分からないうちに解決したんだな、という雰囲気が伝われば十分と目標値を下げておりましたので(色々と情報が複雑に絡み合っているため、全部一気に説明しようとすると尺も詰め込みもとんでもないことになりますから)、読みにくさは多々あったと思われます。今後改善すべき課題としてしかと心に留めておきます。 キズミのアクションはニアミスを書こうと決めた事の根本的な動機の一つですので、読者様と盛り上がりを共有できることは作者冥利につきます。書けるときはしっかり書いていきたいです。 キズミの内面は書くのが難しい分、表出が書けた時の楽しさも大きいので、生暖かい眼で彼の今後を見守って頂ければと思います。 アイラはヒロイン補正が悪い方に悪い方にばかり働いている気がしてなりませんね^^; がんばれアイラッ、今読者の目の前で存在感を放てっ。 書き殴りなどとんでもございませんwww 私の返信がむしろ指先に鉛筆の芯をなすりつけた黒炭で書いたレベルで、ネタバレ防止を含めて回答も中途半端で誠に申し訳ないです……! いやまったく本当に、ありがとうございました!! 黒須さんも打鍵がんばってくださいな! こちらもクロスピの感想の続きが書けるようにしっかり準備しておきますね!! [22]
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NEAR◆◇MISS > 第三章 > 04 -4- 最初の手がかり を読んだ感想 | ||
投稿者:黒須 良太郎 2013/07/30(火) 20:54 | ||
[表示] レイコさん、こんばんは。続き読みました。 ずいぶんキリの悪いところで読むのを止めちゃいましたが、気にせず感想を書きます(笑) 今日読む前に先日チルットの回を読んでました。チルットというと弱々しい感じだったり、優しい感じをイメージするのですが、だいぶ変わったチルットでしたね(笑)しかも名前がアフロwww 予想を裏切られたキャラ付けに思わず笑ってしまいましたよ(笑) このチルットの回4話分は銀朱を主人公にした、小さな冒険のお話ともいうべき回でしたが、何気に気になる点がいくつかありました。 一つは、この回に出てきたのが"ドンカラス"であるということ。少し後に続けて書かれていますが、バトルネーソスにいたヤミカラスがドンカラスに進化してから逃げ出したそうですね。偶然とは思えない種族の一致に、この先何かありそうな臭いがしました。 そしてもう一つは、アイラたちが助けた少年がアイラを"国際警察のお姉さん"と呼んだこと。これは一見大したことなさそうですが、どこか伏線のように感じましたね。あの少年はまた出てくるのかなとも思ったり。 最後は、バトルネーソスのオーナー"アナナス"の存在。最初は、うるさいおっさんだけどキズミとは上手くやってる仲なのかなくらいに思っていましたが、影でキズミを「クソガキ」呼ばわりしているのを見ると、こいつは後ほど害を及ぼしそうですね(笑)強敵には見えませんが、妙なしたたかさがあって侮れない存在ですw そして次の章に進みましたが、ここで最近レイコさんが気にしてらっしゃるアイラの存在について読みながら考えてみました。 レイコさんというと、前にも書きましたが服装まで徹底して書きますよね。アイラの服装や髪形、さらには指先の美しさも丁寧に書かれています。こんなふうにアイラの美しさは巧みな描写で強調されていますが、一方内面のほうはというとキズミとミナトを信用しておらず、ましてキズミとはぶつかってばかり。こういったこともあり見た目の美しさとは裏腹に、読者からは怖い女性として映っているのではないかと感じました。 私一個人の意見として聞いていただきたいですが、どんなに緻密な描写をしても小説では本来視覚的に感じるはずの部分は絵に劣ると思っています。故に見た目の美しさは強調されていても、優しさを始め人間としての魅力があまり押し出されていないがためにアイラを美しいとか可愛いと認識しづらいような気がします(※あくまで私が読んだところまでに限定します) 分かりやすい例としては、4章ではやたらとミナトが光ってますよね(笑)その軽率に見える言動からは想像もつかないほどの鋭い洞察力、思いやり。そんなところを見て、少々疲れそうだなとは思いつつも、こんな友達がいたらいいなと思えるほどの好感触がありました。ここから分かるように、小説では内面の魅力こそ最大の魅力として印象を与えるのかなと感じましたよ。 とはいえ、アイラもお父さんの身を案じながらも一生懸命のはず。主要キャラの一人ということで、今後どんな活躍をしてより魅力的になっていくのか注目しています!小説だけ見ると怖い女性ですけど、絵で見るとミナトの言う通り美人で、だいぶ可愛いですからね(笑) 一方キズミはこの章ではあまり前に出てこない印象でした。レイコさんは章ごとに主要キャラの誰を主人公にするか分けていらっしゃるのでしょうか?そのおかげもあってポケモン含め、主要キャラは名前も特徴も掴みやすいです。 とはいえやっぱり一番の主人公であろうキズミ。私だけではないと思いますが、やはり主人公は少し贔屓してしまうと言いますか、物事を主人公の立場で見てしまいますね(笑)アイラを可愛い女性と見ずに、怖い女性といったややマイナスなイメージで見てしまうのは、キズミがそう見ているからなのかなとも感じましたね。 先程も申しましたようにレイコさんは章ごとに主軸に置くキャラを変えているので、それぞれの目線から見る人やポケモン、あるいは大枠でいうところの世界。それがしっかりと見えてくるため、私が読んでいてイメージしたり感じることの多くはレイコさんの想定通りでもあるのかなという印象です。キズミらしい魅力なんてのは、完全にクラウがそれを素敵だと思ってることに自然と引き寄せられてますからね(笑)アイラの美しさもそうですが、他の目線を通してそれを「かっこいい」「美しい」と言わしめることでその印象を強調する手法はお見事です! さて内容についてはざっとこんなところですが、やはりレイコさんは熟語の語彙力がすごいですね(笑)見てみると地の文で熟語が使用されている部分が凄まじく多いです。なので文章がスマートにまとまるので、くどくなくもしっかり伝わるものになっているんだなぁと思いました。さすがです!(余談ですが"さすが"は私屈指の褒め言葉ですwww) 今回は中途半端なところで止めてしまいましたが、また時間を作って続き読みたいと思います。キズミもミナトもアイラも、みんな頑張れー!! [18]
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投稿者:レイコ 2013/07/31(水) 13:22 | ||
[表示] 前回に引き続き、ご丁寧な感想をありがとうござます! 黒須良太郎さんの鋭いご指摘をはぐらかしつつ(笑)返信とさせていただきます。 ・チルット 登場頻度で言えばラルトス、キルリア、落書きで言えばガーディ、ヌオーが目立っている気がしますが、作者の思い入れだけならラルトス達を越えているかもしれないという第三勢力がこのチルットです。理由はほら……チルットって可愛いじゃないですか? いやもちろん他にもありますよ、あるんですけどね(笑)。一つのエピソードを通じてできるだけ多くのキャラの内外面を表現したいと考えているので、チルット騒動では銀朱や留紺、ちゃっかり巻き込まれてのアイラ・クラウを登場させました。今後も時々日常のお騒がせパートを挟んでいきたいと思っています。本編の伏線や回収をさらりと織り交ぜつつ。 ・ドンカラス ここに目を点けるとはお目が高い。前置きがあってすぐに同種が登場という何のヒネリもないアレですが、その真実は…… ・少年 最後のセリフは意味深なのか唐突なのか、はては天然か!( ・アナナス 賑やかジャンル服装がヘンタイ枠のキャラにまで触れて頂けるとは、なんと……! 表面上は調子の良いおじさんですが、キズミとはお互いに弱みを握り合っている関係です。立場的にはアナナスのほうが少し優勢かもしれません。ネーソスの前身は犯罪ポケモンの更生施設であり、まともなお役人が管理に着くべき所を現在は民営化されたのでアナナスが主導権を握った訳ですが、何せお金にならない。(苦笑)売却は難航し、後任も見つからず、警備の予算を切り詰めてなお赤字が続く日々。そのうちオーナーはザルな警備を抜けて逃亡するレンタルポケモン達を見て見ぬ振りし、口減らしするようになります(逃亡後は個体に関するデータを隠滅するなど、念入りに)。もし逃亡ポケモン達が問題を起こして責任を追及されたとしても、その後の生活に支障はなくもないですが金にならない経営者をクビになれるのでまあ良し。オーナーには顔出しNGの人気ファッションデザイナーという本業がありますし。のちにレンタル達と懇意なキズミが不正に気付きオーナーに警備態勢の見直しを要求したものの、開き直ったオーナーは不祥事の発覚がネーソス閉鎖に繋がる可能性を仄めかし、嫌なら連れ戻してくれれば良いと持ちかけたのが歪な協力関係の始まりでした。 二章-7-でアナナスが言ったように、人に犯罪を強いられたポケモンがまた人の都合で今の平穏を奪われかねない、まして人と絆を取り戻しつつあるポケモンの心を損なうことがキズミは許せない。警察としてあるまじき馴れ合いと知りつつも、たとえばダッチェスのようにやむを得ず犯罪を犯したポケモンがいれば、一時的に匿って療養させ出頭のコンディションを整えることを条件に逃亡ポケの回収を請け負うようになったという筋です。なぜナティとピクシーのエピソードが序章? と思われた方向けに補足しますと、ドンカラス以外に序章に出てくるピクシーもこれに該当していたからです。変な武器を持った感じの悪いお兄さんは、読者様にもナティにも見えないところで実は義理の板挟みになっていたという訳でした。ナティに冷たいのも、彼が自分とネーソスの関係に下手な関心を持たせないためです。内面の事情を隠すのが上手いことはキズミの長所であり短所だと思います。さて、真面目で正義感の強いアイラは彼とネーソスの関係を知った時どうするでしょう。序章のポイントはナティではなく、すでにアイラに仕向けてありました。これはネタバレではありません。あくまで今後の暗示ですからね。 ・アイラ 思わず、ご感想を読んだときにニヤニヤしてしまいました。 大変深く読み込んで下さっていて嬉しいです。アイラは作中の少ない人間女性ですので容姿の描写には気を遣っています。その点を褒めて頂けて有り難いです。一方で恐そうという評価を頂けたことにも満足です。キャラの視点で対象の印象が変わるというところをニアミスでは大事にしておりますので。現時点のアイラは他のキャラに比べどうも見劣りがちであり私も少々気にしているのですが、当初から彼女は遅咲きキャラの予定だったので今後をお楽しみいただければ幸いです。しかし自分では気がつけていないこともたくさんありますので、気になった部分は遠慮無く言って下さると助かります。 ・文章 くわっっ!! さすがなどと……! 緊張性の多汗で干物になりそうです…… 恐縮です……干物……感想をいただいて乾燥……Σハッ…… あいや長文返信、失礼いたしました! 黒須さんも打鍵の方をどうぞ頑張ってください。貴方の手だからこそ紡ぎ出せるストーリーをお待ちしております。それでは。 [19]
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NEAR◆◇MISS を読んだ感想 | ||
投稿者:黒須 良太郎 評価:とても良かった! 2013/06/23(日) 13:46 | ||
[表示] レイコさん、こんにちは。デッドロックバトル前編中編後編を読みました。 読んでいてまず感じたのは、レイコさんの圧倒的な語彙力!とにかく熟語の数が尋常ではないですねw そのおかげで文章がスマートにまとまっており、しっかり分かる表現でありながら展開が遅くなっていなくて読みやすかったです!読んでいてこの人ハンパねえなとw 1話分が少なめだと、時間がない時でも読みやすくていいですね。区切り方も上手いと思いました。 また擬音語の使い方も上手いなと思いました。これは多用すると文章が稚拙になるのは周知のことですが、適度に使うことで場に溢れる音を聞き取りやすくなってると思います。 仮にも同じ作者をしてる身としてはこの加減が非常に難しいため避けてしまいがちなのですが、レイコさんはこれを適切に使いこなせているので素晴らしいです! それともう一つ、レイコさんは人間キャラの服装の描写もかなり気を遣ってますね。お恥ずかしながら私はオシャレに疎いので無視することが多い部分なのですが、キズミやミナトの服装がきちんと描かれることでよりキャラクターの特徴が掴みやすくなってると感じました!(性格に合わせた服装になっているから) オシャレに関することだけでなく、これは上手に絵を描けるレイコさんならではとも感じますね。視覚から分かる部分を適切に描けることは、服装や体格、ポケモンで言うならば体の仕組みや模様を把握しているからこそできることです。 細かい部分からも溢れるレイコさんの才能に超エキサイティン!しながら読みましたよw 次にストーリーや設定の部分ですが、レイコさんはバトルをゲームベースで考えているようですね。 技の応用もありましたが、戦闘におけるポケモンの型や持ち物のシステムなど、ゲームに準じたものをベースにしているのが分かりました。 それを象徴するものとしては、持ち物の描写ですね。メガニウムが"こだわりスカーフ"を持っているのが見えないというのは、特にそれを表していると感じました。 このゲームに準じたバトルシステムは、レイコさんが実際にゲームでもバトル好きであるが故に成せる業ですね。ポケモンはいろんな遊び方がありますが、その中でも自分の得意を活かすことで"レイコさんらしさ"が出ているなと思いました。 ちなみにバトルの勝敗についてですが、ミナトが勝ってますよね?キズミに奢らせているあたりそうだろうなとw にしてもミナトのチャラさは相当なものがありますね(笑)レイコさん的にはキズミとミナトどちらがタイプで?w また後書きにもどんな目的で書いた回だったか少し書かれていましたが、設定の説明を説明と感じさせないように何気ない日常を通して施設について分かるようにしていた点も、ニアミスの世界観を理解する上でとても分かりやすかったです! 感想は以上になります。また時間を作って続き読みますね。レイコさん、これからも応援してますよ。 [14]
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投稿者:レイコ 2013/07/16(火) 07:59 | ||
[表示] 遅ればせながら、ご感想ありがとうございました!!! 嬉しいお言葉の数々を胸に四章-3-を無事書き上げることができました。黒須さんのように見守ってくださる方がいるからこそ、打鍵も頑張れるというものです……! ははあ、文章面を褒めて頂けるとは……かなり自信のない部分ですので、弱みと向き合って試行錯誤することは無駄にならないということが客観的に分かり、ホッとします。バトル中は特にテンポよく進めたいので、普段気にしないようなところまで気を遣う分評価をいただけると喜びも割り増しです。 1話分の文字数が少ないのは、読者様が読む時の負担にならない量というのを意識しつつ、シンプルにまとまっているけれどムードのある文章というものに憧れているからなのです。残念ながらなかなかその境地にはたどり着けませんが、練習を続ける内にいつか手が届けばいいなぁと思っています。ただし話が進む毎に長くなってしまっているので、有言不実行もいいところなのです…… 服装に気を遣っているのはw 私は自分の連載をよく映像的に追ってしまうので、外見的な個性として捉えるところはあります。性格を表したり逆の意外性を持たせられるツールとして便利です。その代わりデザインセンスに乏しいので、現実世界に有りふれた服装に収まることが多いです。才能などとおっしゃられると、陸に上がったコイキングのように口がぱくぱく開閉しちゃいますww ご明察の通り、ゲームのポケモン対戦が好きなのでかなり参考にしています。厳密に言えば、ゲームの数字的な理屈とアニポケのバトルの柔軟さをいかに調和できるか考えながら書くのが楽しいです。 持ち物が見えないという点について指摘してくださったのは黒須さんが初めてでしたよ。大変驚きました。そして目の付け所の鋭さに感服しました。この伏線回収が何時になるか分かりませんが、ガッツポーズです。とか言って大した事のない設定かもしれません……w はい、あえてボカしましたが勝負に勝ったのはミナトです。読み込んでくださってありがとうございます。 キズミとミナトですか。うーん難しい(笑)wどちらもやることが極端ですからね…… この二人を書くにあたって「性格面に難あり」というコンセプトがありますので。ストーリーの進行とともに黒須さんの認識が変わっていくのか変わらずにいくのか、興味の湧くところです。 基本的に設定が多くて説明臭い作品なので、日常などのいろんな場面に忍ばせて読者様を退屈させないように計らっていることが多いです(笑)。しかしそれだとバラけて飛び飛びになりがちなので、既出の情報をある方法である程度まとめておさらいできるような回を書く予定です。そのためにも、もっと書き進めなければ。 重ね重ねありがとうございました!! 黒須さんもお忙しいと思いますが、頑張ってくださいね。気が向いたらまたお立ち寄りくださいませ。 [16]
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