月蝕 を読んだ感想 | ||
投稿者:春 2021/01/28(木) 22:55 | ||
[表示] 11章拝読しました! なんでや!!トウヤ君悪くないやろタケピ!! えっと色々感想があるのですが、まとめられなかったので最初から最後まで書きますね!! @ヴェルについて いやもう前回の感想で記憶にある限りでは、私はヴェルを既に死亡認定していたような……気が……生きてた……ごめんヴェル……早とちりだった……。でもこのシナリオ展開を見るに、ハギさんのお宅でヨシ君とトウヤ君の匂いに包まれて老衰する未来が一番平和的だった気がするのですが?ヴェルにとってはトウヤ君もヨシ君も大事だったんですね。でもトウヤ君は愛情に飢えているので一番が良かったんだろうなぁ……あんな出てった男の事なんて忘れてオレを見てくれよ的な。一番ヴェルの事を気にかけていると言っても過言ではないトウヤより、ヨシ君の事をヴェルは気にかけているのだろうか? ちょっと考えてみたんですが、そもそも愛情を比較検討するなんておかしいような気がしてきました。トウヤ君とヨシ君はヴェルに対する立場も関わり方も違うのだから、抱いている愛情の形も違う筈です。でも比べてしまったのがトウヤ君。ヴェルにとっては、等しくどちらも大切で一番だったんじゃないでしょうか。 ヴェルを蹴り蹴りしたのでやっぱりリューエルさんは最悪ですね滅ぶべし。と思ったのですが、アヤノさんは良い人? ポケモンに対する敬意を持ち合わせていそうです。ハギのおばさんが可哀想だな……。ヴェルもご老体なので、この先生き延びるのは難しそうで、トウヤさんと再会するまで息を引き取らないのは困難なのでは。えっそれを考えると、ヴェルは、あの、いやちょっと、とらさんは後書きでヴェルが生きていたことからって言ってたけど、いや本当に大丈夫なんですかこれ。 Aグレンくん 我らがヒーローグレン君!!安心安全な男グレンくん!!華々しく裏切ってくれたグレンくん!!(血涙) といいながらも、今回無線機がめちゃくちゃ役だってくれたので、グレンくんは無線機を通して存在感をアピールしてくれていたように思います。残されたアイテムから繋がりや想いを感じるってエモいですよね!!最近ではトウヤ君がヒロインでグレンくんがヒーローなんじゃないか疑惑が沸いています。グレンくんはさぁ……たけぴにお家の鍵を渡した訳じゃないですか……たけぴが結局、グレンくんのお家に入ってくれることも、トウヤさんを助けようと必死になることもお見通しだったんですよ……なんやかんやとグレンくんが一番友情を信じてたのかもしれないですね。だってたけぴは無線機を無視しても良かったし、カギを無視しても良かったし。グレンくんはなんていうか、この面子の中で一番トウヤ君の事をちゃんと大事に思っていると思うんですよ私の妄想の産物かもしれないですが! Bたけぴ なんでや!!トウヤくん悪くないやろ!!(2回目) 今回の事でたけぴの事もあれこれ考えてみたんですが、彼は終局的に子供だなぁと思いました。うーん、トウヤ君が擬似的な親で、たけぴが息子みたいな。嫌い嫌い言ってたのが反抗期です。なんでかっていうと、たけぴはトウヤ君を助けたいと思って必死になったけど、足手まといになるからと(本当は心配だったからなんだろうけど)いったんは断られました。そんで、イズがいなくなっちゃって、自分が助けるのだと息巻いていたトウヤ君に助けを求めてしまいます。ここら辺に親子感を感じました。 すごい私見なんですが、「オレはこいつと対等だ!」と思ってる同性にあんまり助けを求めないと思うんですよね特に男の子って。たけぴは心の底ではトウヤの事を尊敬してるというか、自分より強いと本当は分かってたんじゃないかと思うんです。自分より弱くて守るべきと思ってる相手に助けを求めないというか。めちゃくちゃ穿った見方をするなら、タケヒロはトウヤに対して、 >歴然とした力の差を、そんなところで知ってしまった気がした。そうか。こいつは確かに強い。ずっと馬鹿にしてきたけど、俺より、うんと強かった。 という一文を内心で考えているけど、本当は逆で(何しろとらさんの言動を省みるに、「色々な人があれこれたくさんの事を勘違いしたまま話が進んでいく」とのことで、心の中で思っていることさえも疑ってかかった方が良いのかしらと思いつつある)、タケヒロはトウヤを自分より強いと思って尊敬していたから力になりたかったし、助けて欲しかった。それは最初に助けてもらった時からの想いで(それ考えちゃうとなんで途中で反抗期起こしちゃったのなんてのも思っちゃうんですが、それはうーんと、これから明らかになるのかもしれない!!たけぴの人生はひとまず進むし、まだ生きてると信じて!!)、それをなんていうか、トウヤ君は今回の事で逆に裏切ったんじゃないかと。腕も片方なくなっちゃって、街も出て行かなくちゃいけなくなって、ミソラの事もどうにも出来ないし友達だと思ってたグレンはいなくなっちゃうし、ヒガメに行って帰ってきてから今回に至るまでの経緯で、トウヤ君は弱いんだよって事がバンバン突きつけられてきたようにも思います。たけぴにとって、トウヤ君は強くないといけなかったのかなと思います。たけぴはツーやイズを戦わせることを以前はすごく嫌ってて、ミソラが誰かを殺すことも嫌ってました。彼は正義マンだととらさんは前に言ってたので、ならば自分より弱いものを守るのは至極当然の思考回路だと思います。ああそれを考えると、トウヤ君を嫌いだと言って反抗期した理由も、ちょっと分かるような気がします。トウヤ君はたけぴに世話を焼きました。でもたけぴにとって、それは幸運であると同時に不公平でもあったんじゃないかな。他の捨て子達は裏切り者と言ってきました。彼ももしかしたら、自分を裏切りものだと思ったのかも知れません。だから強いくせに他の捨て子は助けてくれなくて、自分だけ助けて目に掛けてしまったトウヤ君が大好きで大嫌いだったのかなと。 で、話は戻るんですが。トウヤ君は弱いって分かってしまって、たけぴは混乱するわけです。トウヤ君は弱いんだけど、ハートつよつよな言動でイズの事を心配します。これは大いなる矛盾です。たけぴにとってよわよわなトウヤ君は守るべき存在でありますが、失望の対象でもあります。ヒーローの中身が疲れたサラリーマンだと知ってしまったような失望感です。期待の想いがあっただけに怒りや悲しみも深いと思います。でもそこで終わらないのがトウヤ君の良いところ(?)で、トウヤ君はたけぴより大分酷い目にあったのに、たけぴやハヤテ、イズの心配ばかりします。一見心が折れていないように見えます。たけぴは多分、心折れてます。自分より恐ろしく酷い目にあったのに、トウヤ君はまだ前を向いています。恐怖の対象です。自分の弱さだったり、逃げ出した事実を突きつけられたような気持ちになります。 実は最初、たけぴがどうしてトウヤ君に「お前のせいだ!」ってめっちゃキレたのかよく分かっていませんでした。あれこれ考えてみたのですが、たけぴはあの言葉に隠れた想いがあって、「お前がもっと強ければこんなことにならなかった!」とか言いたかったのかなとちょっと思います凄く理不尽なキレ方ですが。 あれこれと独自解釈してみたり想像で埋めてみたりと解釈違いもあると思いますが、個人の妄想の産物の解釈だと流してください!! Cミソラとトウヤ 私はトウヤさんがミソラきゅんとデートに行くシーンがとっても好きなんですよ。特にミソラに自分の殺し方を教えてから「いや死んでやらんし」みたいなことを言ったとこ。半分くらいはガチで死んでも良いと思ってんじゃないだろうなこの男と思ってたので、あのトウヤ君がすっごく意外で、そして嬉しかったんですよね。トウヤ君はちゃんと生きようと思ってんだなぁとしみじみ。彼はわりと生命の拍動が今にも止まりそうな感じというか、だからミソラをからかったあの瞬間、強い生きる意志みたいなものを感じて、心境の変化があったのかどうかはよく分からないけど良かったなぁと思いました。11章で一番好きなシーンをあげろと言われたらあの2人でお出かけしてトウヤ君殺し方講座したとこです間違いなく。凄く楽しかったし安心しました。その後叩き落としてきたのでやっぱり持ち上げて落とす形式なんだなぁと鬼畜を感じました! ところでラティアスが破壊光線放ったシーンを一瞬ミソラが破壊光線放ったのかと思いました。ミソラはポケモンだったんや……と思ったら一応まだ人間だった……。補足ですが、たけぴはもしかしたら死なないのかなとも思ってます。だってヴェルは生きてたしロッキーもなんかやんかと意識を取り戻したっぽいし……いやでもあれは、分かってて攻撃したのかな?アヤノさんなんかしたのかなぁ。 Dにゃん チリーンめっちゃ格好良かったです実は強かったのかお前と戦慄しました。にゃんが「あなたひとりで何が出来るの」って感じの台詞言ったところは凄く格好良くて好きです。ああー!仲間!!仲間だよ!!レンジャー!!!!って感じますねこの台詞は!トウヤ君もミソラもたけぴもにゃんも、みんな不器用で嫌な気持ちになったり衝突したりしてるけど、気持ちが深く関係し合ってるからお互いに最後には協力し合って生きているように思います。 さて今回の話でバイバイ!ココウ!!となり新ステージへステップアップしてくんですね(白目)トウヤ君の右手は死んだ!もういない!!あとイズも置いて行っちゃったし!駄目です!!こっから先、彼らは何処へ向かっていくつもりなんだろう……次章は穏やかな話になるとの事ですが、本当ですか……?腕もないし街は出たしたけぴは怒ってるしイズはいないし……穏やかとはかなりかけ離れた状態ですがホントですか!? 更新2018年!ちょっとずつ現在のとらさんに近づいてきている気がします! [134]
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投稿者:とらと 2021/02/10(水) 23:15 | ||
[表示] 11章はねえ!!本当に大変な回だったんですよおお!!!(突然の愚痴)なんかもう皆すごいいろんなところ行くし……いろんなところ行くし!!走り回る連中に必死に食らいついている私……だからこそなのかもしれませんが私の中で強く印象に残っているシーンが数多くある回でもありました。冒頭のおんぶシーンとかヴェルがあれするところかトウヤがあれするとことかです! @ヴェルを殺さないでやってください……(照)ヴェルはヨシオが(多分)この家でおぎゃあと生まれたときから一緒にいましたから、彼が退屈を拗らせて自分を残して出ていってしまって二度と帰らないことをずっと気にして生きてきましたし、ちょっと責任も感じていたかもしれません。トウヤはヴェルにとっての何にも代えがたいヨシオの立ち位置にちょっと嫉妬していたんです。かわいいね。そんなトウヤのことを、ヴェルは「やれやれ……」と思っています。ちなみにトウヤがヴェルに最後にしようとしていた打ち明け話は、「実はヨシオには会おうと思えば会えるんだが」という話でした。ヨシオはおばさんのことはちくしょうめと思っていますがヴェルのことは普通にかわいがっていたので、ヴェルだけならなんとか会わせてやることもできるなと思っていたんです。思っていただけで行動に移さなかったんですけどね。 アヤノさんは元科学部出身のサイエンティストで研究対象はポケモンでした。研究対象としてポケモンを捌いたり非道な実験を施したりする一方で、愛グレイシアを猫かわいがりするヤバイ奴としてホウガでは変人扱いされていました。戦闘部員生活が長く手持ちポケモンたちとは相棒の関係性であるイチジョウと比較すれば、アヤノさんの視点はポケモンを動物的な観点でとらえがちだと思います。月蝕に狂人枠があるとすればアヤノさんが収まるんじゃないかと作者わたしは考えています。 私後書きにヴェルが生きてるって書いてたんですね!!私が言うなら間違いありません!!やったああああああ!! A いなくなってからも存在感を発揮するグレンくん!!!!!グレンくんは大人(主要メンバー比)なのでこうなることは見越して発信機を残して去っていきました。彼はデキる男なのです!! >なんやかんやとグレンくんが一番友情を信じてたのかもしれないですね。 あえ〜!!(エモ死)全然考えたことなかったですがグレンはトウヤに発信機を置いていくことを別に教えてやってもよかったんだけどきっとトウヤがそれを素直に受け取らないところも見越していたんだろうなあ タケヒロに発信機の存在を教えていたとしても、リューエルが嫌いなタケヒロは事が起こる前にそれを処分してしまっていたかもしれません。タケヒロが「自分で危機を発見する」という条件が起こらないといけなかったのかもしれません。賭けだが、グレンが良い人を気取れないことを考えても他に方法のない唯一の選択肢だったのかもしれない……グレンが頭が良くてびっくりします。 B タケヒロがトウヤにお前のせいだと言った件について。タケヒロは「悪者を作らないと正気でいられなかったから、トウヤを責めるしかなかった」これに尽きます。このあいだも同じことを言った気もする!! 本当はトウヤは止めようとしていたしそれでも首を突っ込んだのは自分で、トウヤが自分に甘いことを利用してわがままを押し通した結果ひどいめにあっただけだ、ってことは、タケヒロ自身痛いほど分かってるですよね。でもそれを自分の中に受け止め切るには彼の心はまだ幼すぎて、誰かに矛先を向けないととてもじゃないけど耐えられないんです。タケヒロは子供だと私も思います。 トウヤとタケヒロの関係性について素敵な解釈をありがとうございます……!!くたびれたサラリーマンのとうやくん、かわいいですね(照)ですね、タケヒロは「俺はトウヤを馬鹿にしている」と自分では思いこもうとしていましたが、その実トウヤのことを実情以上に高く評価している節はありました。トウヤはタケヒロの前で、彼のポケモンの力を駆使して何度も窮地を救って見せています。(2章のスピアー、3章のグレイシア、8章の対ミソラとか)タケヒロって多分、トウヤが負けるなんて思っていなかったんだと思います、きっと彼にその自覚はないですけど。タケヒロがトウヤに噛みついていたのはトウヤが強く見えていたからなのだろうなと私も思います。トウヤがいるから、イズのこともトウヤに言えばきっと助けてくれるって思ったのに、そのトウヤが血塗れでくたばりかけているのを見ると、状況がいかに絶望的かをタケヒロは突きつけられてしまう。確かにタケヒロは強いと信じていたトウヤに裏切られた……のだろうな……。みんなに裏切られて可哀想なタケヒロ…… C いや死んでやらんしのシーンは、ほんっっっっとうに、大昔からずーーーーーーっとイメージしてきたシーンだったので、気に入っていただけて大変うれしく思います。泥臭く藻掻いて醜くとも一生懸命「生」にしがみつくタイプのうちのこが大好きです。吹けば死にそうなトウヤのイメージががらりと変わるシーンなので本当感慨深いものがありました。トウヤが殺し方講座をしたあとの生き生きしまくっている畜生ミソラも大好きです!!!! ロッキーのシーン分かりにくかったですよね!! 今後補足するタイミングあるか謎なのでこっそり補足しておきます。11−10の後半、第七部隊の打ち合わせシーンで「第一部隊はラティアス=ミソラだと勘違いしていて、エトがその間違いを指摘する」というくだりがあります。第一部隊はミソラ=ラティアスが化けてる=攻撃すれば竜の姿に戻る、と考えていたので、11章後半ではミソラをターゲットにしていました。ロッキーは現在アヤノの手持ちで第七部隊員なので、ミソラは攻撃すべきターゲットではないと理解しています。なのに何故ミソラを攻撃したかというと、「他の第一部隊のポケモンが致命傷を与える前に、第一部隊員の前でミソラに攻撃を浴びせ、ミソラがラティアスではないことを証明しようとした」ということになります。ロッキーは攻撃することでミソラを守ろうとしたのです。だから、ロッキーは最後ハリに対して「あの子はぼくの友達だ」と伝えました。ロッキーは最初からずっと正気だったのです。(この解釈に辿り着けている人一人でもいるのか???初めて話した気がする 12章中で説明してたらすみません(記憶曖昧 Dにゃん この章のニャン本当に行動が謎まみれだと思うのですが、12章を読んだ春さんならニャンが何を信念に動いていたのか分かっていただけるはずです!!(一読で理解できる作品を書きたいのにこのへんは本当グダグダだったって思ってるんですよおおお好きなんだけどな〜!!)トウヤがニャンに君を信用させてくれっていうところが好きすぎるんだよなあ!!トウヤとニャンはメグミ問題が勃発しなければ12章13章のような関係性には絶対にならなかったと思います、互いに秘密を作るのをやめて弱みを見せ合った二人つかずはなれずの関係性が愛おしいです。なので11章のギスギスしているとうあずもかわいいです。なんの話?? チリーン強いんですよ!! リュエールのドーピング剤で精神を破壊されたかわりにめっちゃ強くなっているという設定です。薬を飲むと正気に戻ってめっちゃ強いエスパー技をばんばん使うことができます。 11章なつかしかったなあ!読み返して私うっま……と思っていました(幸せなやつだな)私うっま!!この頃のパッションを忘れず制作に励みたいと思います。 [143]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
投稿者:春 2021/01/07(木) 22:37 | ||
[表示] 10章「嘘吐きだらけの街」と「ココウ、この街に残された日々」を読了しました! やっぱりグレンさん敵じゃないですか!!!!!!! いやーめっちゃすっきりしました!こいつ絶対敵だよ間違いないよやっぱり敵だよ敵ですと、ミソラの復讐対象がお師匠様だよと思う次くらいに思ってたんですが、やっぱり敵だよなお前!!!これで残すところはタケヒロの死因だけか……こっそり思うのですが、グレンさんが今度一緒に仕事するのは、ミヅキちゃんでは?前に「最近仲良くなった女の子紹介してやろうか」的な事を言ってた気がするんですが、あれもやっぱりミヅキちゃんでは?あの時の私は「お姉ちゃんならグレンさんめっちゃ性格悪いなぁ」的な感想書いたんですが、事実そうならやっぱり性格悪いなぁ!!!!濡れ衣ならごめんねグレン!!!!!! 今回は急激に色々なことが明かされた回であって、その中で唯一ミソラだけが逆行を望む最後となりました。「忘れてしまえば良いんだ!(ぴこーん!)」となっているけど、周囲はどう足掻いても元には戻れないでしょうねこれは。前回の感想で「ミソラはお師匠様への愛と憎しみに分裂しそうだし苦しみそう」的な事を書いたような……その彼なりの結論として、「忘却」を選ぶとは。これが伏線だとすれば、もしかして彼が最初に全ての記憶を失ってしまっていたのも、「愛と憎悪に引き裂かれた結果」だったのでしょうか? 今回はその対象がトウヤだったけど、前の愛情の対象はミヅキちゃんだった訳で、同じ事を繰り返しているのだとすれば、ミソラは何らかの理由があって、ミヅキちゃんへ憎悪を抱き、その感情の分裂に耐えきれずに記憶を消したのでは。これも推測なんですが!!!!嫌なことやどうにもならないことがあったからって、記憶を消してやり直そうとしても、変えられないことはあるんだよミソラ……。 タケヒロちゃんが最近めちゃくちゃ可哀想な立ち位置だと思います。彼は報われないんでしょうか? この作品で一番周囲を気にしていて、一番周囲に振り回されているのってタケヒロなのでは……? ミソラを止めようとしたり、トウヤに怒ったり、アズサに恋をしたり、グレンに稽古をつけてもらったり。彼の人生は、親に捨てられて(そういえばトウヤのお陰で再会できたとありましたが、結局彼が親に抱いている感情はなんだったんだろう?)始まり、そうしてやっぱりミソラに殺されるんでしょうか? その前に少しでも幸せな瞬間があると良いなぁ……生きていないと、報われることもないから……。 グレンさんとトウヤさんが、今回の話でとうとう決別しましたね! グレンさんがトウヤさんに抱いている感情は、立場だけ見れば敵なんですが、感情で見ればやっぱり友達なんじゃないかなぁと思います。すごい個人的な見方なんですが、今回のバトルが一番、彼らが友達らしく見えた瞬間だと感じました。今まで彼らは、友達だけど正面きって感情をぶつけ合う瞬間があんまりなかったように思うんですよね。のらりくらりとした関係というか。今回、彼らは互いの素性というか、立場をはっきりさせた上で(むしろ、させる為に戦ったのかな)、バトルをして、決別したわけ。うーん、実は私、今回グレンさんがめっちゃ怒って、なんでバトルしたのかの理由がよく分かって無くて、これは……トウヤさんは、まぁ、グレンさんがリューエルで自分を監視していたとあれば、そりゃ敵対するだろうなと思います。グレンさんは、トウヤさんが傷を誤魔化したことについて怒った……?グレンさん敵だけどトウヤさん大好きだから、傷を隠したりしたのが嫌だったのかな……自分を頼ってくれないというか。でもお前敵やんけ。トウヤさんがもっともっとグレンさんに心を開いていて、もっとちゃんと頼っていたら、むしろグレンさんがリューエルを裏切る事もあったのかな? 結局これは、トウヤさんにグレンさんが振られちゃったんだと思います。負けたし。 今回の章で一番好きなのは、実はグレンさんとタケヒロの会話のシーンです。 >「お前にこの家を譲ってやろう。見てみろ、中も見違えてるぞ。本当は掃除も出来るんだ」 いやなんかもうこの台詞めっちゃ好き。グレンさん……本当は掃除も出来るんだってお前……wwwwww そんでもって、しばらくって言ってから、もう戻らないって言って、リューエルの腕章をつけているのを見せてくるとこが好きです。ああ〜敵だ〜めっっちゃ敵や〜っていうのを、静かに突きつけてくる感じがして本当に好き。グレン自身は全然変わってないのに、行動は、もう戻らないって、振り返らないって告げてて、すごい好き。 >「お前は、俺たちのことが嫌いだろう」 見せつけるグレンの声と表情には、少しの陰りが含まれていた。少ししか含まれていなかった。 ほんっっっとーにここの台詞好き!!!!!!!!!!グレンさんさぁ!!お前は≠チていってるじゃん!!!つまりグレンは<^ケヒロ達の事嫌いじゃないって暗に言ってますよねそういうことにしておこう好き〜!!!!!でも!リューエルだから!!!自分はトウヤ達の事好きだけど、結局は敵で、仲良しごっこの時間はもうおしまいで!!時間は戻らないんだよな〜!!!!!少し≠オか後悔はしてないんだよな〜!!!!そんでそんで、俺たち≠チてトコが組織に属す大人≠感じて好き!!!!!今まで自由奔放で個人で好きに生きてますよ〜みたいなふりをしていた男がですよ?実はしっかり組織に属していた上に仕事もきっちりしてたんですよなんて顔をババーンと見せられたらときめいてしまう……前の前の方の章では仲良しこよししてくれたやん確か……でもこっからはお前は明確に敵なんだろ……? トウヤさん頑張れ!!!!! ヴェル、死ぬんですかね……ここまで描写されてるなら容赦のないとらさんだから死ぬんだろうな……ロッキー事件を忘れてはいけない……。ヴェルは、たぶんですけど、ハギさんよりトウヤの心を開かせていたように思います。辛いときは静かに傍にいてくれて、怒ってくれて、でも、歳だからいつかは死んじゃうんですよね……。ミソラもヴェルには懐いていたけど、ヴェルも逝ってしまったらどうなるんだろう。 次はとうとう11章。みんなひとりぼっちになってしまって、でもアズサさんだけ、なんだか暗躍してる?トウヤさんはどっか遠くに行ってしまいそうだし、ミソラは既に心がどっか遠いところに行っているし、タケヒロは無力感に崩れ落ちそうだし、グレンさんは既に行ってしまったし、墜落していくココウ号はなんとか不時着できるのでしょうか!? [131]
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投稿者:とらと 2021/02/09(火) 21:57 | ||
[表示] グレンさんは敵なんですよ!!!!!!!多分2章でトウヤに(人違いで)不意打ちするグレンさんのシーンを意識していればこいつ敵だなと気付けると思うのですが、なにせ長い小説なので、このへんのたねあかしは掲載当時ミソラの復讐相手の件よりも盛り上がってくれた人が多かった印象でした。でも春さんみたいに嬉々としてくださっている方は初めてじゃないですか!?!??wwwwなんで!?いやでも予想が当たるとテンション上がりますよね!!わかります!!グレンはメイン4人を上回る勢いで色んな方に好いていただいているキャラだったので、春さんのように頭から悪い奴と疑ってかかってる人あまりいなかったかもしれません。作者としても新鮮&ちょっと不思議な気持ちで感想楽しませていただきました!! 仕事先で出会った女の子の話をしてるのは多分3−4ですね。よくこんなところを覚えていますね本当にwwwありがたい限りです。グレンはここでこの人のことをサディスティックでおっぱいが大きいと表現しています。ちなみにミヅキはおっぱいが大きいです!!!!!!(??) もう時効なのでぶっちゃけますが、このミソラが忘れてしまえばいいんだって発想するくだりは、「こういう引きにしたら面白いやろなあ」くらいの軽率な思い付きで書いたので、肩透かし感がエグくて本当に申し訳ない限りだなあ!!長い連載の癖に思い付きで展開がコロコロするので大変です。そう簡単に忘れて逃げられると思うなよ、と私は思います。忘れたって全部なくなるわけではないのに、この発想の甘さがミソラの子供らしさでかわいげだなとも思います。逆に言えば、ミソラがミソラになる前の彼は自分で忘れたくて忘れたわけではない、ということにもなるかと思います。けど実際はミヅキに憎悪を抱いているミソラはめちゃくちゃ面白いですね!!地獄みが凄い!! >タケヒロちゃんが最近めちゃくちゃ可哀想な立ち位置だと思います。 いや本当に仰る通りです。12章では遂に信じていたアズサにまで裏切られて、13章では実家の関係者に邪険にされて挙句あんなことになります。他者のために一番一生懸命立ち回っていた彼だからこそ傷ついて、だからこそ彼は愛されて、彼がいたから救われた人たちがこの物語の中にはいたと思います。タケヒロが自分が存在することの価値に気付いていたかはさておき。ここはあまり自分の解釈を提示したくないところなのですが、タケヒロの人生に救いがあったように果たして読者さんには見えてるんでしょうか……? グレンさん敵でした!!と冒頭で言ったんですが、実際グレンが敵と呼ぶに値するポジションだったのかは微妙なところです。グレンは身分を隠してトウヤを見ていただけで何もしませんでした、グレンが敵としての仕事をしなかったからこそトウヤは今まで愉快なココウ暮らしを送れていたという見方もできます。グレン自身は、トウヤに敵と言われる立場であることを理解しつつ、見て見ぬふりをしながらずっと友人ごっこをしてきました。友人ごっこをしているうちに、これがごっこ遊びだということをグレン自身忘れてしまっている節がありました。 戦闘シーンがいちばん友達同士に見えたというお話、本当に嬉しいですね……!!まさしく彼らは互いの境界線のうちに入り込まない関係性をずっと美徳として、相手が隠しているものにお互い気付かないふりを貫いていました、正面切ってぶつかりあえない彼らが本気で殴り合えるのはフィールド上でポケモンを介したときだけでした。 グレンがなんでバトルしたのかは「フィールド上でないと喧嘩が出来ないから」ですが、じゃあなぜ喧嘩に至ったか→何故怒っていたのか、という問いには、正直目から鱗の思いでした。私は「この状況になればグレンは怒りを覚えるだろう」と計算してキャラの感情を書いていないので(彼らは勝手に怒るのです)、グレンがなぜ怒ったのか、疑問に思われること自体が不思議です。グレンの感情の動きに不自然なところを見出されたか、あるいは解剖的な視点で読むと「このキャラはなんで怒ってるんだろう」という疑問が沸いてくるものなのですかね? グレンは結構前からトウヤに対して怒っていました。具体的には、8−6後半シーンで怒りはじめました。それからずっと怒っています。8−6終盤のグレンのシーンは月蝕屈指の解釈が難しいシーンだと思うのですが(10章末でにゃんがびびっている理由くらい難しい)、このシーンでグレンが何に怒ったかというと、「殺す殺す言うてるミソラを知らん顔で育てていること」に怒ったのであり、何故それに怒るのかと言うと、「トウヤがミソラの復讐相手が誰であるか知りながら、ミソラを殺人者に仕立てようとしている」ことに怒りました。ミソラの復讐相手誰だか気付くレースで二位着していたのはグレンだったのです。(ちなみに一位はトウヤの7−1です)でもグレンは「ミソラがトウヤを殺そうとしているとトウヤが思っている」ことを理解しただけで、ミソラとトウヤ姉の関連性とかまでは気づいていませんでした(トウヤの勘違いだったらいいなと思っていました)。 8−6ではねんねしてるトウヤくんの前でグレンは >「分かった。待ってろ。俺が何とかしてやる。だから心配するな」 >「どうして、俺を頼れないんだ」 >「俺は、何のために……」 というふうなことを言っていて、地の文では >死んだように眠る弟分の顔を間近に見れば、荒れ果てた己の屈辱が、それを思い切りぶん殴って、胸倉を掴んで、どんなに汚い言葉で罵るのだろうか。 こんな描写があります。 10−2では怪我したことをトウヤがひた隠しすることにグレンらしからぬ感情的な行動を見せます。そんでそのあと、バトルになる前の話し合いの最後の最後に >「――黙って言うことを聞けッ!!」 グレンはトウヤにはじめて怒鳴る。グレンがトウヤの前である意味で本性を剥き出しにしたのは、この瞬間だけだったと、読者のわたしは考えています。 実際、トウヤがグレンのいうことを聞いてメグミを手放したり、ミソラから離れたりしていれば(8章の後半で遠征に誘っているのがそれ)11章〜13章のような最悪の事態は回避できた可能性が高いです。グレンは兄貴分としてトウヤを助けてやりたかったんです。でもトウヤが絶対にその手を取らず一人で自滅していくので、兄貴分としてのプライドを傷つけられたような気がして怒った……のかなと……思いました。その点で、自分が本当はトウヤの敵という立ち位置にあることは、グレン的にはもう関係なかったのだろうなと思います。でもグレンがリューエル隊員でなかったら、もっと強引な方法でトウヤを助けることもできたのかも……とも思います。 グレンとタケヒロのシーン、私も本当に大好きなシーンなので嬉しいです……!!タケヒロにとってトウヤが兄貴分だったのと同様に、グレンもまた兄貴分のひとりでした。グレンはつけるべきけじめ、己が皆を裏切っていた真実をしっかりとタケヒロに突きつけて、ココウを去ったので、立派だと思います。ほんっとおおおおおおおその台詞好き!!!!!!!!!!全文に頷きすぎて頭が取れそうになりました!!!!!!!!!愛してます!!!!!!!!! 普通にめちゃくちゃ返信してしまう!!久々に本編グレンを語れて嬉しかったです。彼は実に良い男です。帰ってきてくれ……(? [142]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
投稿者:春 評価:とても良かった! 2020/12/26(土) 09:23 | ||
[表示] 9章 「トウヤとミソラ」読了しました!ミソラの復讐対象が最初の予想で合ってたんで褒めてくださああああああああああああああああああい!!!!!!!やっぱトウヤじゃん!!!!! 前にFA描いてた辺りから続き読み始めてました。ミソラきゅんも無事に記憶を取り戻したことですし、ようやく折り返し地点ですね!!!ミソラの記憶取り戻した辺りからまた違うFA描けそうな気がしてるので描いたら突撃しに行きます!えっと色々感想があるんですけど、まとめきれないので最初から語って最後に終わりたいですね!!!!勘違いとか「Hey you! 記憶違いしてるぜ!」とかあったらすいません! @タケヒロの死亡予想 ほう……ほうほう、君は、「トウヤ兄ちゃん」と呼んでたと……ほうほう……(にやにや)。タケヒロは最初はトウヤの事好きだったんじゃねぇのと微妙に思ってましたが、やっぱり最初は懐き度MAXだったんですね! タケヒロを助けた理由はなんだろうなぁ……他にも捨て子はいっぱいいただろうに、なんでタケヒロを選んだんだろう……。そりゃ全員助けられないのは当たり前として、トウヤがタケヒロを選んで助けた理由もあるんだろうなと思うんですよ。タケヒロがポッポ達を大事にしていたのが決め手だったのか?見た限りでは、他の捨て子の子供達はロッキーくらいしかポケモンいませんでしたよね。「ツーとイズのボール買ってくれたのも〜」であって、「捕獲を手伝った」とは言ってないし、タケヒロ自身もツーとイズに関して「こいつらを守らなきゃって〜」発言してるから、捨て子のタケヒロが既にツー&イズを連れて頑張って守ってて、それを見たトウヤがタケヒロに手を貸した流れ……か……?今回、トウヤ自身も章の最後の方で「ハリは悪くない」とか発言してましたし、トウヤもどっちかというと、「ポケモンを守らなきゃ」みたいな想いがどっかにあるのかな〜。そんな訳で必死に生きようとしながらも、自分だけでなくツー&イズも守ろうとしているタケヒロを助けたのかなと。 でもなんでタケヒロは「お兄ちゃんなんてキライ!」とまぁ反抗期になったのかなと思ったんですが、彼って前回の感想で延べたかも知れないですけど、結構潔癖ですよね。自分だけいい目を見る事に後ろめたさがあったのかな? 捨て子グループを離れたときからトウヤ氏に対して反抗期炸裂したって話ですし、そこらへんどうしたタケヒロ……。腰巾着みたいというか、コバンザメというか、そんな状態になりたくなくて反抗期したのか? とか考えてみたんですが、それだけじゃタケヒロがトウヤをめっちゃキライキライする理由に足りないんですよね……いやそもそも、別にキライじゃないか? でもなぁ、本当は好きな相手に、嘘でも「化け物」とか表現するかなぁ……。 実際のところ、タケヒロがトウヤの事本当は好きだとしたら、ミソラは逆に絶対殺すマンになるわけですから、ちょうど対みたいな表裏で面白いですよね。タケヒロはトウヤに対して「化け物」云々悪口言うくらいだから嫌いという想いもあるけど、好きって想いもありそう。トウヤが捨て子グループの悪口言ったとかかな? それだったらタケヒロがトウヤに対して悪口言うのもありそう。それか、トウヤがタケヒロの憧れ的な理想像を裏切る行動を取ってしまい、タケヒロがうっかり目撃してしまったとかかな? そっちの線の方がありそうだなぁ。 そんなタケヒロ君なんですが、今回ようやくトウヤへの恋g……尊敬を認めるようなエピソードが入りました。そんでもってタケヒロの死亡予想なんですが、これは……ミソラがトウヤを殺そうとして、タケヒロがそれを庇ってうっかり死ぬみたいな流れなんじゃないかと……だって嫌い嫌い言ってたのに庇っちゃう上に、しかも捨て子のままだったら野垂れ死んでいたかもしれないタケヒロを助けたのはトウヤな訳で、命のバトンは戻ってきたわけですよ……タケヒロ……良い奴だったよ……(死んでない)。 Aミソラちゃんはお師匠様を殺せるのか? メタな発言しちゃうと我らが主人公たるトウヤ氏が殺される事はないと思います。トウヤさんの生涯を書きたいのだというとらさんの発言と良心を純粋に信じるとすればですが!!!!!ここでサイコな作者だと主人公の死をもってその生涯の語りを終えそうなんですけど流石にそんなことはないと信じています!そうするとミソラちゃんはどう足掻いても殺害に失敗するわけです。主人公死なないからね!!!!失敗したときミソラちゃんがどう思うかという予想というか、どっかでトウヤさんとミソラちゃんの激突というかVS戦闘は発生するんだろうな避けようのない未来だぜわくわくしてきたぞ!!ミソラさんが包丁持って斬り掛かってきても、今のトウヤさんは普通に死にそう。未来のトウヤさんはどうなんだろう……。刺しちゃったミソラちゃんのほっぺたを優しく撫でて息絶えそうだな今のトウヤさん……それでミソラさんがぷっつりと色々キレてしまって泣いて発狂しそうだな……地獄かな……? 結局ミソラちゃんはトウヤ君の事も大好きなままで、でも殺意もあるわけですから、膨大な殺意と甚大な愛情が同居している状態なんですよね多分。殺したら満足するけど深く悲しんで後悔しそうだし、殺し損ねたらあふれ出る愛情と絶え間ない殺意に振り回されてやっぱり苦しそう。ふと思ったのですが、トウヤにわりと最初から懐いていた(私見)のって、美月さんの事忘れちゃって、対象を失った愛情の向ける先としてトウヤさんをすり込んだ的なノリなのでは? 姉弟だし……顔もほんのりと似てるのかなぁ……。 ミソラがこの先どうするかは、とりあえず殺すまでもなくトウヤさん死にそうなので、しばらくは大人しくしてるんじゃないかと思ってます。殺したい対象が殺すまでも無く死にそうだったら、普通はこれ幸いラッキーとトドメ刺すか放置しそうなんですけど、ぶっちゃけミソラさんはまだまだ殺意を乗りこなせていないし、トウヤさんを殺す覚悟も定まっていないと思います。なので殺したい相手とはいえ愛しい相手が死にかけていたとなれば、助けちゃうし、その過程で今なら殺せるとか葛藤するけど、トウヤさんが思いがけず優しく接しちゃうもんだからめっちゃ苦しみそうや……でも殺意の波動は捨てなさそうですね。少なくともしばらくの間は。捨てるとすれば、タケヒロを殺して(※殺してません)しまった後か? 色々と情報が錯綜してますが、ハッキリしてるのは両親を殺したのは別の誰かですよね。もしかしたら死んでいないのかもしれな……ゴホンゴホン。ややこしくなるからやっぱり死んでいそうです。でもそれが「本当に誰かの手によって死んだのか?」は謎ですよね。もしかしたら誰が殺したわけでは無いのかもしれない。事故とか。その原因がどこにあるかでもめてるとか? それか、両親共々反転世界とかウルトラスペースに行っちゃったとか。死んだ経緯もまだはっきりしてないし。そもそも、ミソラがみた美月は本当に美月だったのかも疑問が残るんですよね……。美月さんはトウヤさんの事は気にしてるんですけど、ミソラの事を一度も話題に出してない。本当にそこ繋がってるのか? ミソラが見ていた美月は偽物なのでは? 最初から最後まで偽物かどうかは分かりませんが……。 それに、どうしてミソラは記憶を失っていたのか。完全な勘で言うと、「ミソラの記憶喪失は故意では無く、マジで事故」だったんじゃないかと思います。今のところ、記憶を消すメリットが分からない。そんでもって、ミソラは最初、あんな場所にいた訳なんですが、あれって実のところ、トウヤがミソラをどこぞから連れ出したとかそんなんじゃないかと妄想逞しくしてます。リューエルに潜入したとかなんかの時に偶然出会ってあれこれあってあそこらへんに一緒に飛ばされた的な……いかんすごいふわっとしてる……。 B姉弟関係 お姉ちゃんも弟も、お互いのことを認知はしてる感じですよね。生存していることは。でも会いに行かない。理由があるんだろうけど、トウヤさんはリューエルのことを探っているというか、リューエルに対して敵意?的なものを持っているので、行かないのはなんとなく分かります。お姉ちゃんはなんで会いに行かないんだろうな……。もしかして姉弟の縁を切ってやるぜー!的な感じなのかな。それか、本当にミソラの合っていたミヅキさんはお姉ちゃんで、あの発言も真実で、お姉ちゃんは本気でトウヤさんが両親を殺したと思ってるとか? ――の線も考えてみましたが、みるからに実力者風なお姉ちゃんが泣き明かすだけで済ませる訳ないよなと予想から外しました。自分で始末つけにいきそうやんお姉ちゃん。 Cトウヤさんってハギさんの事を結局どう思ってるの? これめっちゃ悩んだんですよね……私前に、トウヤさんが「代わりになれないよ」発言したと聞いて、やっぱ心はまだ若宮家の子なんだよなうんうんそうだよね代わりは嫌だもんなと思ったんですが、今回のトウヤ君は「子供になれたら良かったのに」発言してるじゃあありませんか……心境の変化か?それとも色々、アレ……偽りの仮面を被ってんのかお前ェ……? 酒に酔ったトウヤさんは素直さんなので、ひとまず発言は真実と仮定することにしました。小さい頃のトウヤさんが「代わり」になりたくなかったのも真実と思います。つまり子供→大人への成長過程で心境が変化するような出来事があったのでは?小さい頃のトウヤさんは純粋無垢天使なので、いつかまた家族みんなで笑い合える日が来ると思っていたとします。そうすると、ハギ家の子供になるのは不味いわけですね。お母さんは一人だけなので。でもだんだんと成長するにつれて、そんな未来は一生来ないと悟ります。大人ですから。それにご両親死にましたし。家族団欒の夢は潰える訳です。そいやご両親死んだのってわりと最近の出来事だったような……(うろ覚え)そうすると、トウヤさんにはお姉さんしか残りません。お姉さんとは会えてません。 そもそも、その頃にはトウヤさんは、もうご両親のこと好きじゃなかったのでは? 離れてたので仕方ないとはいえ、もはや回想の良い感じの思い出しかないし……。ご両親狂った説をちょっと推したいですね。リューエルという新興宗教団体(圧倒的偏見)に魂を捧げてしまったご両親の事を、嫌いとまでは言えなくても、好きにはなれなくなってしまったのでは……だんだんと、こう、時間をかけて失望していく的な……。 そうすると、ずっと傍で、実子ではないにも関わらず実子同然に愛情を注いでくれるハギさんの方に好意が傾きます。そもそもハギさんの本当の子供だったらこんな不幸の星の下に生まれた上に次々と転げ落ちるような災厄の沼に足突っ込むこともゴホンゴホン。そうすると、本当にハギさんの子供になれたら良かったのに、とかの発言も分かる気がします。ミソラに対しての発言もそうなのかな? 顔も分からない相手、しかもミソラを迎えに来ない相手を待ち続けるよりも、明確な愛情を注いでくれるハギさんの子になった方がお前幸せやぞと。 結構、トウヤさんからハギさんへの感情もかなり複雑に折れ曲がってる気がします。※個人の妄想による意見です。 Dハリは何をやらかしたのか ハリは悪くないとちっちゃいトウヤさんが繰り返し言いました。流れ的に見ると、ハリがなんかやったせいで両親と別れることになったとか……なのか? いやそれも怪しいな……ハリが原因とすればトウヤと一緒に送りつける筋が通らないし、どっちかというとトウヤがなんかやらかして、それをハリが止めようとして大惨事起こして、みたいな流れなのでは。ここら辺も次章あたりではっきりしてくるのか!? ハリがトウヤさんの事大好きなのは知ってたんですが、それは月のような静かな愛ですね。夜道を照らす光のような。ところでトウヤさんは首の大動脈ちょんぱしてるんですが本当に死なないんですかね通常死ぬような気がしたのですが、とらさん前に「両手に風穴が! 痛い!」といただいた感想で仰ってましたがトウヤさんの首ぶしゃーの方がめっちゃ痛そうなんですがトウヤさんの方を心配してあげてください!トウヤさんなんて首ですよ! 死にますよ!!! Eまとめ的な感想 3ヶ月ぶりくらいに続きを読み始めたのでかなり長くなってしまいました。とうとうミソラちゃんが本領発揮か……こっからココウに戻るのか、それとも他の街に行くのか、グレンさんの存在感は煙のように消えてしまうのか、いよいよシリアスまっしぐらに進み始めています! ほのぼのターンは終了と言わんばかりの展開にアクセル踏むんですか? それとも、偽りのほのぼのな日々が続くのか!? 10章もサクサク読み進めて参りたいと思います!あとめっちゃ展開予想とか完全な妄想による心情補完語りしてるんですが、「ちょっとNGコードに引っかかりますね……検閲してください」って点あれば言ってください控えますので! [129]
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投稿者:とらと 2021/02/08(月) 22:39 | ||
[表示] (半分くらい音声入力したので誤字脱字変な表現あったらほんとすみません解読してください!!) 改めてみると凄い量の感想を頂いていて戦慄しました、改めて見なくても最初見た時点でうわすごっ……?!てなってましたが改めて見ると本当に凄い文量で恐縮することしきりです。お読みいただくだけでなく自作のためにお時間を割いていただきありがとうございます!! 本来なら一文一文引用して「すごい……天才……わかる……そこ好き……」って言うべきなのですが、コメ返を考えて永遠にコメ返が終わらないまま2月を終えてしまいそうな気がするのでノリとパッションでコメ返をさせていただこうかと考えています。勢いよく全文舐め回すように読んでいます!!!ありがとう!!!!! >ミソラの復讐対象が最初の予想で合ってたんで褒めてくださああああああああああああああああああい!!!!!!!やっぱトウヤじゃん!!!!! えらい!!!!!おめでとうございます!!!!!!!!執筆している当時、一番気になっていたのはミソラの復讐対象を読者さんが誰だと予想してくださっているかどうかでした。後出しでそんなこと言うなよと思われるかもしれないんですが本当なんで聞いてください、私ミソラの復讐相手がトウヤだと言うことに、ミソラが誰かを殺したいと言った時点(6章末)で読者さんが気づくと仮定して執筆しています。ミステリーを読んでいる時犯人を想像しながら読み進めますが、6章の時点でみそらの復讐相手として条件が合致する人物に1番ふさわしいのは、つまり予想できる最も安直な復讐相手が、トウヤだろうと思うのです。誤解を恐れずに言うなら、6章の時点で殺したい相手がトウヤだということに気づいてから読み進めるというのが、作者の意図した月蝕の読み方と言うことになります(もちろん、他の読み方を否定しているわけではありません)。もっと言えば、「ミソラが殺したいのがトウヤであることにトウヤ自身が気づいている」と言うことに読者が気づいていないまま読み進めれば、トウヤの言動に意味のわからない箇所が複数発生するのではないかと思います(7-1でトウヤが泣いている意味、8章で身辺整理を始める意味など)(気づいていても意味がわからなかったかもしれない)。月蝕は読み返していただくことを考慮しない書き方をしているので、すべてのシーンを一読目で理解するためにも、ミソラの殺したい相手が誰なのか読者さんに理解していただく必要がありました。「犯人は誰なんだろうとドキドキしながら読み進める」と言うよりも、「犯人と復讐者が同じ屋根の下で暮らしている日常にドキドキしながら読み進める」というのが、作者の想定していた読み方でした。そのほうがエモくないですか?(何?)先の展開を期待しながら読んだら期待したものが出てくるような話にしたかったんです。なので、春さんはこの点において私の意図通りの読み方をしていただけた読者さんだと言うことになります。(私の意図しなかった読み方をしてくださったたくさんの読者さんは、私も知らなかった月蝕の別の顔をきっと見てくれたくださっただろう事は言うまでもありません) @タケヒロについて 最新話まで追いついていただいていると言う仮定でコメ返ができるので都合がいいですね!!!!トウヤが他の子にはあまり関わらないのにタケヒロだけは助けようとしていた理由を理解していただけたのでしょうか。タケヒロと彼の肉親であるホシナ家を最初に引き合わせたのがトウヤだったと言うのが大きな原因です。トウヤがヒビからホシナ家の話をココウに持ち帰り、ホシナ家から迎えが来ると言う前提で、タケヒロは捨て子グループを離れました。その結果捨て子グループの逆上を買い、年上のお兄ちゃんたちにボコボコにされ、ホシナ家に行くこともやめ、捨て子グループからもあぶれた一人ぼっちの捨て子として生きる羽目になってしまいました。タケヒロが一人ぼっちで生きていくことになってしまった原因となったこと、彼を無暗に期待させ孤独にして心を傷つけたことを、トウヤはずっと後悔しています。トウヤがタケヒロに邪険にされてもちょっかいを出し続けていたのは、その罪滅ぼしのためです。 一方でタケヒロがトウヤのことを邪険に扱っていたのは、彼が一人ぼっちで強く生きていくために、悪者を作らなければいられなかったからです。自分の置かれた状況を手近に怒りをぶつけることができる誰かのせいにしなければ、たくましく生きていられなかったからです。タケヒロは自分の力で生きていくために必死にトウヤと言う悪者を作り、トウヤはそれを理解して自分への罰として受け入れました。いくら理不尽に怒りをぶつけ好意を踏みにじってもトウヤが自分を見捨てないたびに、タケヒロは自分の行いが間違っていることを痛いほどに自覚して、その間違いから目を背けるためにいっそう化け物呼ばわりしていたのだと思います。伝わるかな……。 >実際のところ、タケヒロがトウヤの事本当は好きだとしたら、ミソラは逆に絶対殺すマンになるわけですから、ちょうど対みたいな表裏で面白いですよね。 ありがとうございます!! この構図はすごく意識していました。メタ的な目線で語れば、性格に難のあるトウヤを全肯定する人物の比率が高い物語の前半において、トウヤを否定することはタケヒロの絶対的な役割でした。タケヒロが心を改めてトウヤを認める発言をしたのは、トウヤを全否定する人物(=覚醒みそら)が現れる予兆だったと言えるかもしれません。笑 ミソラからトウヤをかばってタケヒロが死ぬと言う予想をしてくださっていますが、実際その現場にタケヒロが居合わせたら、きっとタケヒロが庇って死ぬんだろうなあ!なんてかわいそうなタケヒロ…… Aミソラがトウヤを殺せるのかということ ミソラはすぐにトウヤを殺そうとするけれど、トウヤはミソラに自分を殺させなかった、というのが答えになります。(11-1〜12-1)ミソラが殺しに来たらすぐに殺されてやりそうって思いますよね!!!わかる〜!!!!!実際9章くらいまでのトウヤはそういう人物像だったろうと思います。11-1の話をここでさせてもらいますが、自分を殺して後悔するかと問うたときにミソラが「するに決まってるじゃないですか」と答えなければ、もしかしたらトウヤはそのまま殺されてやっていたかもしれません。ミソラがトウヤを殺すことで後悔すると言う確信がある限り、トウヤはミソラに殺されないように踏ん張るのです。トウヤが殺されてやらないのはミソラのためなのです(だんだん自分のためにもなりつつあります!)。トウヤは意外と強い子なのです!! ミソラがトウヤと出会ってすぐにひよこのように付きまとっていたのは、ミソラが生まれてすぐ(記憶喪失から目覚めてすぐ)目にしたのがトウヤであったと言う刷り込み的な面も強いのですが(それを言えば本当はハリなんですが……)、実際「ミヅキに似ていたから」というのはめちゃくちゃあります。ミヅキへの慕情をトウヤに重ねていたと言う面はめちゃくちゃめちゃくちゃあります!!!!ミソラがトウヤに送っている視線がたまにそれはもう恋心では???みたいな域に達していたのはそのせいです!!!!泥沼です!!!! >>美月さんはトウヤさんの事は気にしてるんですけど、ミソラの事を一度も話題に出してない。 これを!!!!!!!!!今から!!!!!!!!書くので!!!!!!!!!!という感じです!!!!!!!(15−5)流石です春さん!!!!!!!!!目の付け所が鋭いぜ!!!!!!!!!!!! B姉弟関係 ここ語って良いのか判断がつかない……!!!いっぱいありがとうございます!!もしかしたらネタバレになるかもしれないのであまり語らずにおきます。この長い長い物語は、実を言えば「姉と弟の喧嘩にたくさんの人が巻き込まれる」というすごく規模の小さい物語なんです。ガiンiダiムのなんかの作品のキャッチフレーズに「ポケットの中の戦争」てのがあったと思う(曖昧)んですが、私が書きたいのはまさにポケットの中の戦争だったんです。世界の命運をかけて戦う話も楽しいんですが私はポケットの中の戦争が大好きなんです!!痴話げんかが大好きなんです!! Cトウヤとハギの関係 挙げてくださっているのはおそらく6−4の >『僕は、悪い子だから、その子のかわりはできません』 という回想台詞だと思います。春さんは「僕は若宮家の子だからハギ家の子供にはなれない」という風に解釈し、おそらくハギもそう解釈したのだと思いますが、トウヤは「僕は『悪い子だから』あなたの大事な子供の代わりにはなり得ません」という意図で発言していました。ホウガを追われたトウヤはココウでひとまず自分の居場所を見つけなければいけませんでした。でも与えられた自分の居場所には本当にいるべき人がいたのだと知らされ、身を案じていると伝えたかったハギの意図とは対照的に彼は心の孤独を深めました。 トウヤは今でも両親のことを深く愛しています(追いついてくださった今なら伝わっていてほしい!)。自分のことを愛さなかった父と母と理解していても断ち切ることのできない家族への愛情・憧れがあります。でも、一方で、もう十年以上も世話になっているおばさんにも、情があり、愛があり、おばさんから与えられる母親のような愛情に本物じゃないけれど息子として応えられたらどんなにかよかろうとも心の底から思っています。両親とおばさん、二者へ抱く感情は、両立しうるものだと確信している次第です。両立しうるものだということは、私は夏i目i友i人i帳を通して学びました(突然推しを語る)。トウヤが両親を愛する感情は若干偏屈していると思いますが、トウヤがハギを思う気持ちはいたってまっすぐで純粋無垢だと私は思います!!これもまた個人の意見です!!! ということを書いて気付きましたが、10歳トウヤはヨシくんの存在を知っていたのにハギの息子がヨシくんだということは全然理解していなかったんですね。アホだなあ……(シナリオの穴を見つけて目を泳がせる私 Dハリは何をやらかしたのか 次章どころか4章先に至るまではっきりしなくてすみませんでした!!(土下座)大きなヒントは『炎の中で』にありますが、『長い夜の果て』含む回想シーンの各所にピースがちりばめられているという感じです。答え合わせはもうちょっとかかる……すまぬう……疑問点をおいてきぼりにして次々別の疑問点がわきあがり一向に解決しないの本作の本当に読みにくいところと思います。 すごい!!!!!!本当にいっぱいありがとうございます。感想を拝読しながら月蝕のこれまでを思い返して頭が冴えわたり生きる意欲がわきあがっています。生きる!!!!!! [141]
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月蝕 > おまけ > 03 人のものをとったらどろぼう!【ハロウィン企画2020】 を読んだ感想 | ||
投稿者:レイコ 2020/11/04(水) 19:35 | ||
[表示] 投稿お疲れさまです。 ハリかわいいですね〜ハリはいつどこでどんな時系列でもカワイイですね。本編のどんな怖いシーンですらたぶんきっとカワイイ。食事シーンは一番月蝕キャラでかわいいまでありますよね。異論は認め…ます! ハリの代弁と主張するグレンさん、そんな善人でしたっけ!?(失礼) もちろんハリの代弁もゼロじゃないでしょうけれど、疑い深い読者はトウヤくんをトリックでからかってみたいが八割本音なんじゃないかと…思わずにいられないです…はい… ハイティーントウヤくんとハイティーンかもしれないグレンさん! ふと思いましたがトウヤ「くん」グレン「さん」と呼びたくなる違いはなんでしょう… そこまで年が離れていないはずですのに。やはりグレンさんから迸るアニキオーラ…包容力…はたまたすでに〇〇〇として働いている仕事人感…? それともトウヤくんからにじみ出る弟ムーヴ…?? 心なしか、本編時間軸のお二人より言動が若く見えます。ぱっと当てはめるならグレンさん大学生でトウヤくん高校生ですか…ほうほう…ほうほう……? わ、若い………… 若い…若いぜ……フレーーーーッシュ! とらさんのことだから、本編の今後の展開につながる伏線が仕込まれているのでは目をさらにしましたが、今のところ目星が分かりませんでした…残念! あれが伏線だったのか、と後々ピーンとくることがあるかもしれないとひそかに楽しみにしております。フレッシュグレトウ時々拗ねハリなハロウィン短編をありがとうございました! [127]
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投稿者:とらと 2020/11/05(木) 21:21 | ||
[表示] お読みいただきありがとうございます! すっごい急に思いついてドババーと書き上げた作品なので色々とお恥ずかしいことこの上ないのですが笑楽しんでいただけたなら何よりです。 むしろグレンが本当にハリの気持ちを代弁出来ているのかというところだと思うのですけれどどうなんですかね??(聞くな)傍観者だからこそ当事者同士には見えない部分が見えたりするところもあるとは思うのですがグレンはだからといってそれを解決してやりたいと思うようなたちでは全くないので(全くない)、トウヤをからかうための材料としてそれを用いただけであってハリの気持ちを代弁してやろうという意図は露ほども無いや善人かもしれません!!グレンさん善人かもしれません!!きっとハリに嫉妬させてるトウヤを見るに見かねて首を突っ込んでやったんだろうな……優しいなあ!! 私がトウヤくんって呼んでるからですかね……( 昔は私もグレンのことをグレンさんと呼んでいましたが、いつの間にか年を遥かに追い越していたので最近はグレンくんと呼んでいます。グレンにさん付けしたくなるオーラがあってトウヤにそれがないのは大変光栄なことなのですが(?)それはそれとして創作キャラすぐ年下になりますよね……不思議だ……高校生!!!ヒョッ!!高校生ですね…………そうか…………ピチピチフレッシュ……!!!! あ〜〜〜実は「僕もいつか透明になれるポケモンを手に入れてグレンに一泡吹かせてやろう」みたいなことを最後に入れるつもりだったんですがすっかり忘れていました。あと実はハロウィン向けに考えていた別の短編は15章の展開にガッツリ絡んでくるものだったのでレイコさんの考えは正しかったかもしれません……!!書きたかったな〜!!やる気が足りませんでしたが!! あらためて、素敵な企画をありがとうございました&おつかれさまでした! [128]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
投稿者:春 2020/09/27(日) 12:26 | ||
[表示] 8章「愛情と日常」に番外編と読了しました! 私は今回の章を読んで、はじめてタケヒロというキャラクターを正しく理解できた気がします。それくらい、私にとってはタケヒロの章でした。 拍手感想の方で、タケヒロとミソラ、トウヤとグレンの友情の形は違うという話がでていました。私はタケヒロはトウヤがミソラを放置したとかめっちゃ怒ってたけど、私はどちらかというと、タケヒロの方がミソラに対する理解を拒絶していたんじゃないかな、と今回の章で思いました。元々タケヒロというキャラに対して、「単純でまっすぐ、素直な少年。でも年相応にややひねくれ」というイメージを私は持っていました。でも、その根幹というか、根っこの価値観はかなりいびつなんじゃないかなと今回認識を改めました。 タケヒロはポケモンを戦わせることを嫌いますし、ミソラが人を殺すことにも反対します。にゃんに対して花を髪に挿した時、笑っている方がいいと言ったり、優しい人は花が好きと思ったり。そんなタケヒロをあれこれ見てきた訳ですが、その根幹の価値観は「美しいものへの憧れ」があったんじゃないかと思います。とらさんがタケヒロをどう考えて、どう見て欲しかったのかは分かりませんが、ひとまず「私が見たタケヒロ」について、記述したいと思います。「ふーん」と斜め読みしていただければ……! タケヒロの価値観の根幹が「美しいもの(価値観だったり、見た目だったり)への憧れ」だと考えると、色々辻褄が合うなと思いました。タケヒロは親に捨てられて、孤児グループにいたわけですが、一人で生きていくことを選んで離れます。それはきっと、孤児グループの生き方が、彼にとって「美しくなかった」からではないかと思います。人のものを奪い、ロッキーに汚れ仕事をさせて、這うように生き汚く生活しています。立場を考えれば彼らのせいではないのですが、それに対してタケヒロはピエロの仕事で対価を得て生活することを選択します。心理学に「投影」という概念があります。人は自分が禁止していることを他人がやっていると、強い憎悪を抱きます。それは自身に向けている感情を投影しているだけなので、自身への禁止を止めればそのような感情も収まるのですが、タケヒロは本当は、ひとりでいることは寂しかったのではないかと思います。そして、孤児である自分を無意識に汚く思っていたのではないかと思いました。以前ミソラが「寂しくないの」と尋ねたのは、そんな気持ちを見透かしていたからなのかなと思います。 タケヒロは、美しく、高潔でありたかった。だから自分に「孤児グループ」に加わることを禁止して、人のものを奪って生きることを禁じた。それだけにミソラが「人を殺す」と発言した事は、許せなかったのだと思います。何故なら彼にとってミソラは美しく、純粋で、汚れのない存在だったから。「人を殺す」事は、タケヒロにとって「汚いこと」であり、タブーだった。友情で止めたのも何割かは真実でしょうが、それ以上に今まで美しいと信じてきた存在が、得体の知れない何か醜いものを内部で蠢かせている事を知ってしまい、ショックを受けたのではないかと思います。 タケヒロが「美しいものへ憧れ」を抱いているとすると、にゃんに恋心を抱いたのも自然な流れだったと思います。にゃんは見た目はもちろん美人ですし、「高潔に生きよう」としているように私は思います。そしてココウという街の駐在レンジャーです。一人っきりなんです。孤独で、高潔で、美しい。タケヒロの憧れそのものです。だからタケヒロはにゃんに恋心を抱いたのかなと思いますが、でも憧れの方が強そうなので、にゃんの心を射止めることはできなかっただろうなとも思いました。 で、ミソラからタケヒロに対する友情ってどうなの?って考えたんですが、こっちはそんなにこだわりがなさそうなんですよね。タケヒロがタケヒロであればそれで良くて、仮にタケヒロが人を殺すことが万が一あったとしても、ミソラは友達でいるんじゃないかと思います。でもミソラは、あえて深いところを見ないようにしているようにも思うんですよね……今が大切で、過去は切り捨てなくてはいけなくて、そもそも、ミソラには積み重ねた過去なんてないから。ミソラからタケヒロ、ミソラからトウヤへの想いは、かなり質が違うと思います。タケヒロへは友情だけど、トウヤへの想いは愛情にも近いんじゃないかと思います。記憶の女の人に似ているからかな?(番外編でバクフーンを知っている気がすると言っていたので、やっぱりミヅキさんが泣いていた女の人ではと思っています) 友情の形がテーマって事だったので、トウヤとグレンの関係についても考えてみました。グレンからトウヤへの感情は、ぶっちゃけ愛情に近いと思います。力になってやりたい、俺を頼って欲しい、何も相談してくれない。うーんでもこれは、グレンの方が年上だからかな?トウヤからグレンへの感情は、兄っぽいなと思います。こうやって今考え直してみると、やっぱり年齢差が関係しているのかな……対等と言うよりは、兄弟っぽいなと思います。でもトウヤよりはグレンの方が、トウヤへ向ける愛情の比重がかなり重い気がします。 シーンとして美しいなと思ったのは、トウヤとミソラが電話の後、夜道を歩くシーンです。お酒を持って。あのシーン、実のところ私は「トウヤ、本当に好きだったのか?」と疑ってしまいました……。恋するテレポーテーションを読み返してみたんですが、あまりトウヤからカナミヘ終わった恋情みたいなものを感じなくて。泣くほどショックか? ……と思ってたんですがよくよく思い出したら、以前「トウヤは必死に大人になろうとしている子供ですよね」というような会話を感想欄でした記憶があります。だからトウヤがカナミに抱いていた感情は恋情ではなく、それこそ親類に向ける愛情みたいなものなんじゃないかと思います。ていうか、ミソラがミヅキ(すでに断定している)を想起するくらいですややも似ていたのでは?トウヤがカナミに向けていた感情は、彼が不在の実姉に向けている感情だったのでは……?カナミはトウヤにとって、無意識のうちに姉・ミヅキの代役だったわけです。そうすると業の深い話だなと(※注:ここまで完全に妄想の話です)思ったのです。トウヤはハギのおばさんに息子代わりの愛情を向けられて悲しかったのに、同じ事をカナミに、無自覚にしていた。ぐるぐると、関係性が色々なところで立場を変えて絡まっている感じがします。 そして私は、トウヤはミソラにわざと負けるのではないかと思っていました。いや、タケヒロとの約束を守ったんだけども……タケヒロがトウヤに対して、めっちゃ怒ってて、トウヤも殺すことを望むのを是としている感があったので、負けるんじゃないかと……。泣いているミソラを最後にトウヤが抱きしめたんですが、タケヒロとの戦闘でミソラはもはや殺す方に気持ちを振り切ったと思っていたので少し驚きました。ミソラはもう一人の望みを叶えることで決別しようとしているけど、でも多分、もう一人と同じではないのですね。そこらへんを考えると、ミソラ自身は今の日常を大事にして、本当はそのままがいいけど、でももう一人の為にも殺さないといけなくて、人格がごちゃごちゃに混ざった状態で今を生きているのかな……と思います。殺すために勝ちたかったのも本当。嫌われないために負けたかったのも本当。同じ人だけど違う人。ミソラは、大丈夫なんだろうか……。そのうち、もう一人のミソラの価値観や考え方がどんどん今のミソラを侵食していって、全然違う、それこそタケヒロが恐れたみたいな存在になってしまいそうで、怖い気がします。 色々と感情が混ざり合った8章だったと思います。お疲れ様でした!といっても、場合によっては私の感想は妄想ヤバい人になっている可能性が非常に高いので全然的外れなことばっかりほざいていたら「フーン」と流していただければ……!!ひとまず妄想や予想を抱いたまま、9章に臨んでいきたいと思います。 [125]
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投稿者:とらと 2020/09/28(月) 23:03 | ||
[表示] 8章読了おつかれさまでした!!結構ボリュームのある章という認識が私的にはあるのでその分読んでいただけて嬉しいさもひとしおです(?)。それぞれのキャラクタが各々の考えを持って行動してぶつかったりすれ違ったり、相手のことを理解したりできなかったりする、そういう彼らの危うい関係性を描くのが大好きなのですが、8章はそのへんが結構満足のいく感じに書けたという気がしていて、お気に入りの章でした。特にトウヤグレンまわりは何を考えているのか伝わりづらい部分もあるのではないかとも思っているのですが、しっかり読み込んでくださって感謝に堪えません。ありがとうございます。 >私はどちらかというと、タケヒロの方がミソラに対する理解を拒絶していたんじゃないかな、と今回の章で思いました。 おお……!!そうですね、そうですね。本当にそうですね。そうだなあとしみじみ思いました。タケヒロは決してミソラに寄り添うことはしません。だからと言ってトウヤもミソラに寄り添っているわけではないし、ミソラだってタケヒロの気持ちに寄り添うだけの余裕などありません。物語上で目に見える大きな事件は何も起こっていないにも関わらず、8章の登場人物たちには本当に余裕がありません。余裕のない状況で他者の心をきちんと慮れるほど出来た人物はこの物語(のメインキャラ)にはほとんどいません。けれど、それでも、理解などできなくても、目を背けて、なんとなく歩み寄ったような形で、手を取って、流れている時間を共に過ごすことも、心地よいと思える、それが8章のラストシーンでした。 >その根幹の価値観は「美しいものへの憧れ」があったんじゃないかと思います。 ほわ〜……凄く面白かったです。タケヒロの価値観には確かに「(彼が信じる)美しいもの」への憧憬や信託があると思います。が、書いてきたキャラクタの行動を具体的に根拠として提示されながら論じていただいているのを見ると、「そっそんなに辻褄が合う……!?何故……!?意識的に構築しているわけではないのに……でも確かに合うかも……」という不思議な気持ちになりました……(自分が書いているものにふわふわしているマン) なにかこうあらためて彼の行動を振り返りながら心理学などに準えてまで言っていただけると、彼と言うキャラクタの人格に一本筋が通っていたのかな……?という感じがして……純粋に嬉しくなります。タケヒロってすごい動かしやすいキャラクタでもあるんですよね、困ったときに話を前に進めてくれるキャラであるというか。彼が行動的な性格だからというのもあるんでしょうが、彼がキャラクタとして一本筋が通っていたから動かしやすかったというのもあるんだろうなあ。なんかちゃんと書けているような気がしてくるな……( >孤児である自分を無意識に汚く思っていたのではないかと思いました。 仰る通りです。タケヒロの中には根深い劣等感があります。その彼を今の彼たらしめているものは、今汚い方法を使わずに一人で(あるいはツーイズと一緒に)立派に生きている、という自負なのだと思います。だから「汚い方法を使わずに」「立派に生きて」いないものを否定しなければ、自尊心が傷つけられ、今のタケヒロはいられないのではないかと思います。春さんの語ってくださっているタケヒロ像は私の中にもすごくしっくりときます。私は読者さんの中にあるそれぞれの捉え方がすべて正解だと思っているので、何を思っていただけるのにも正解とか不正解とかはなく、例え私の捉え方とズレていてたとしても「こんな解釈もあるのかあ……!!」と感心するぐらいのものなのですが、いま語っていただいていることは本当にすごくしっくりとくる……まるで自分の考えを別の言葉で読んでいるみたいな感じです。 ただ私の語るタケヒロ像が春さんの捉えたタケヒロ像と正確に一致するのかは分かりません。春さんの捉え方よりちょっと汚いかもしれません。よってこれから私が書くことも「そんな解釈もあるんだなあ」くらいに捉えていただけると幸いです。 私のイメージするタケヒロは「正義マン」です。自分が正しいと思っていることを信じて疑わず、それこそが絶対的な正義だと強く思い込み、それを他人にも強要し、更に自分の正義とズレているものを否定して排除しようとする、かなり迷惑なタイプの正義マンです。彼は、自分が正しいと思うものを信じているだけではなく、他人が間違った道を歩もうとしていたら、手を差し伸べようとします。手を差し伸べて、掴み取り、彼の信じる正しい道に連れ戻そうとします。タケヒロはそれを善行だと信じているし、なんなら周りの人たちも友達思いの良い奴って思ってる。でもよく見てみるとタケヒロの行動は、一歩踏み間違えれば自分の価値観の押し付け以外の何物でもなかったりして……。みたいな視野の狭さが彼の子供らしさでもあるし、どうにしろ、他人のために必死になれるって点だけで凄く凄く良い奴なんですけれどね。タケヒロ良い奴なんですよね。正義マンでも良い奴なんです。彼の根幹に歪さがあろうとも「単純でまっすぐ、素直な少年。でも年相応にややひねくれ」という印象は本物であればいいなと思います。 いくら押し付けがましくても彼の価値観は一般的に見れば結構正しいし、彼が強くさえあればスーパーヒーローになっていたかも。幸か不幸か彼には力がありません。7章8章をかけてタケヒロは自分には正義を通す力がないということを理解しつつあります。無力であるということを知ること、認めることが、タケヒロの一歩になるのではないかと思うのですよね。それがどの方向への一歩かはさておき……。 >で、ミソラからタケヒロに対する友情ってどうなの?って考えたんですが、こっちはそんなにこだわりがなさそうなんですよね。 そ、そうかも……(切なさ)なんかミソラってまだ情緒が育ってないからなんですけど、自分が何を大切にしたいと思っていてどう大切にすればいいのか、大切にする方法も、まだよく分かっていないんじゃないかと思います。砂漠の真ん中で拾われたミソラにはトウヤに対する刷り込みがあります。ミソラはトウヤに養われていて(トウヤはおばさんに養われているんだけどな……)、トウヤがいなければ生きていけないと思い込んでいます。ミソラがトウヤに対して執着心を持っていて、タケヒロにはそうでもないのは、ミソラの人生を成り立たせるために絶対必要かそうでないかという点なのだろうと思います。生存本能。タケヒロと遊んでやってるくらいに心のどっかでは思っていると思います(でもタケヒロもミソラと遊んでやってると思ってる節もあると思います)。でも8章の一連でミソラの中でのタケヒロへの見方は少し変わったのだと思います……そうだと……思うな……。 >グレンからトウヤへの感情は、ぶっちゃけ愛情に近いと思います。 愛情……かなあ……そう見えるならそうかも……(ドキドキ)。グレンはトウヤに対しての「情」という部分には非常に深いものがあり、それが「友情」だけかと言われると私もちょっと首をかしげたくなる瞬間もありますね(あまり他の人に慣れようとしない年下の子供が自分にだけ懐いて十二三年も面倒見てたら可愛く思えると思う)。グレンはタケヒロと違って自己と他者の間の線引きを明確に置いています。安全圏から俯瞰して笑ってるのが好きなタイプ。トウヤもそれを分かっているし、その距離感を崩したくないから、込み入った話(ミソラのこととか)をあまりグレンに持ち込みません。でもグレンにはトウヤを懐かせてきたという自負はあるんだと思うんですよね。自分が面倒見てきた弟分が碌に相談もせず抱え込んで勝手に自滅しようとしているから、イライラしてるんだと思いますね。 >シーンとして美しいなと思ったのは、トウヤとミソラが電話の後、夜道を歩くシーンです。 ここねええええええわたしもねえええええええだいだいだいのだいすきなので本当にうれしいですねええええええありがとうございます!!すっごいしみじみと好きなシーンです。すっごいポエムだしすっごいバーっと書いた記憶しかないんですがすっごい好きだな…… >実のところ私は「トウヤ、本当に好きだったのか?」と疑ってしまいました……。 これはもう >「手厳しいな。……笑うなよ。可愛かったんだよ。笑った顔も、泣いてる顔も、なにもかも。真面目で、一生懸命で、気遣いが出来て、明るくて、くるくるとよく働いて……僕なんかを、あんなに手放しに気に入って。馬鹿だなあと思って、本当に、可愛かったんだ」 と言って酔い潰れたことにすべて集約されていると思いますし >泣くほどショックか? これは >「どんな気持ちですか、今」 >「どういう意味だ」 >「悔しいのかなって……」 (略) >「悔しくはないよ。嬉しくて仕方ない」 >「本当ですか?」 >「……まあ、正直、ちょっと後悔はしてるけどな」 これ(8−5)は全部トウヤの本音です。嬉しくて仕方ない上でちょっと悔しい。ただ架電の直後はこれが本音だったでしょうが、8−6のお散歩シーンまで行くと、彼の大半を占めるものは >「あの家に、僕はもういらないんだろうな」 この勝手な感傷なんだろうなと思います。彼女にはなれないけど君の特別ではいたいとミ〇ターチル〇レンも言っていました。駄目な男だなあ〜。 >トウヤがカナミに向けていた感情は、彼が不在の実姉に向けている感情だったのでは……? これはちょっと私の印象とは違いますが殆どそうです……(どっち)! 8章でカナミと三日で別れた事件についてトウヤがユキに話しているシーンがあるのですが、 >「いざ付き合うことになると、ちらつくときがあるんだ。顔とか、仕草とか。何をしていても。それは、時間を追うごとに、どんどんエスカレートした」 >「昔の女が?」 >「そう。恐ろしいことにな」 >「似てる人を選んじゃったか」 > 無言に首を横に振る。 >「けど今思えば、無意識に似てる所を見つけたから、好きになれたんだろうな。そうしてると、疑問に思うだろ。僕が本当に好きになったのは誰なのか。分からなくなって、本気で好きになったはずなのに、姿を重ねてるのが、相手にも申し訳なくて、自分でも気味が悪くて、情けなくって……」 こういう感じです(昔の女がミヅキだと断定はしていないけどここまで読んでくださっているならもういいよね……?という顔)。姉の姿を重ねていると彼自身は最初は気付いていなかった。姉に向けている感情とカナミに向けている感情がまったく同一であるとは私は思わないのですが、影響している部分は少なからずあるはずです。 >そして私は、トウヤはミソラにわざと負けるのではないかと思っていました。 ここは私の考えを語ると種明かしみたいな変な感じになってしまうのでちょっと悩むのですが(だが自作を語りたいので語る)、ミソラとタケヒロの試合を見るまで、トウヤはミソラに負けるつもりでいたと思います。ミソラは試合中、タケヒロに負けさえすれば殺さなくてもいい、という条件が頭をちらついてリナに指示を出すことができません。最終的にはリナを動かせてタケヒロを下しますが、 > がんばってほしい。負けないでほしい。 > 本気の僕を倒してほしい。 > 歯を食いしばる。軋むほど拳を握りしめる。腹の底で沸き返る激情が、本当のミソラの声が、喉を駆けあがって、子供は吠える。 > 僕は進むしかない。一本道を行くしかない。殺しに行くしかない。 > でも、もし、誰かが、立ち塞がってくれるなら。 > それが押しても蹴ってもびくともしなくて、諦めて帰る以外に、道がなければ―― 「本気で進もうとする自分の前に誰かが立ち塞がってくれれば」という虚しい期待を抱いている。トウヤはミソラとタケヒロの試合の中で、ミソラの思いをある程度汲んだのではないかと、だからハヤテを出したのではないかと……私は……思いますね。(ハリは賢いのでトウヤのために負けるという選択肢があることを理解していますが、ハヤテはアホなのでバトルに勝つ→褒めてもらえる!!くらいのことしか考えられません) >ミソラはもう一人の望みを叶えることで決別しようとしているけど、でも多分、もう一人と同じではないのですね。 そうなんです……!! ミソラは今、5章で忘れることにした!と笑っていたはずの過去の自分に死ぬほど振り回されているんです……!! 見て見ぬふりをすることなど……逃げることなどできるはずもなかったんです……!! かわいちょう!! >そのうち、もう一人のミソラの価値観や考え方がどんどん今のミソラを侵食していって、全然違う、それこそタケヒロが恐れたみたいな存在になってしまいそうで、怖い気がします。 えへへへへへへへぇ!!!!!!!!!!!今後のミソラとミソタケにご期待ください!! しかしこんなにキャラクタを深く考察していただけることってあるんだな……。としみじみ感動すると同時に、これまでの展開やこれからの展開で今語ったようなことから外れたことを彼がすることもあるのだろうなと思います。生き物はひとつの心で生きていない、とある方が言っていたのをよく思い出します。常に信念のみに従って行動できるほど多くの人は強くなく、強いキャラクタはこの作品にはおらず、ぐねぐねうじうじと悩みながらもがいていく無様で懸命な彼らとこの作品を、なんとか見守っていただければなと思います。熱いご感想ありがとうございました、何度も読み返して咀嚼させていただきたいと思います……!! 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月蝕 を読んだ感想 | ||
投稿者:春 2020/08/29(土) 11:16 | ||
[表示] 7章「はぐれものの4人」読了しました! イメソンについて、トウヤのイメソンである「SUNRISE」を改めて聞きました。確かに、こっちの方が歌詞がしっくりくる気がします! 前半のトウヤのイメソンとのことですが、ぜん……はん……とは……? どこからが後半になるのか。そして後半のトウヤは前半のトウヤより強い感じのツイートを以前拝見した気がするので、後半トウヤのイメソンも、後半を読み始めた暁には是非教えて欲しいです。SUNRISEはサビの部分の曲調が特に好きです。でも特に切なげなのもサビなんですよね……どこか悲痛というか……そこも含め、トウヤらしいと思います。 「Marshmallow day」! 元気な感じの曲ですよね。ミスチルの曲をいくつか聴いて思ったのですが、どこかしっとりとした雰囲気がある曲が多いと思います。この曲も元気ではあるけれど、曲調から深読みができそうな曲です。コメ返を見て、睡眠不足、から一瞬トウヤかと思いましたが(彼は常に睡眠不足なイメージです)、いやいやマリーか?とも思いました。テレポーテーションは恋するポケモンがいっぱい出てきて、マリーの事は、前回の感想であんまり触れられなかったけど、マリーとテラ、マリーとハリの会話シーン好きです。マリーが、結構深いというか、まっすぐでありながら悩んでいて、彼の問いかけは凄く面白いと思います。 ていうか前回、ミソラが殺したい相手についてめっちゃ深読みしてたんですが、トウヤではなかったのか……ホッとしたような残念なような……ということは、彼が殺したい相手は別に存在している……とも思ったのですが、実は8章をこの感想書いている時点で読み始めていて、他の街に行くとか言い出しているのでやっぱりトウヤを殺そうとしているんじゃないかと深読(しつこい)。他の街に呼び出してからの! ざくーとかかなって!!グレンといいミソラといい、勝手に深読みして信じて良いのかどうか悩んでます!私が安心して信じられるのなんてハリくらいなもんですよ!! グレンを疑ってかかってましたが、トウヤへの「ほら、お前はそうやって、自分のセンスに合わないものには目を向けようともしない。今に時代に置いていかれるぞ」という台詞が面白すぎて「もうコイツ敵でもいいや面白いから好きだわ」という思考になりつつあります。グレンお前wwwwwwwグレンとトウヤの絡みは、悪友同士みたいな遠慮ない感じで楽しいです。トウヤがしっしとしているのも面白いし、良いぞもっとやれと言いたくなります。グレン良いキャラですよね! ミソラもトウヤもタケヒロも悩みがちで、レンジャーさんも最近は雲行き怪しく(最初からか?)なりつつあるなかで、作中でも述べられていたように太陽のように明るい男だと思います。渋みがある。こういうキャラ好きなのですが、上手く書けないので良いなぁグレン良いなぁ……と思いながら読んでいました。 トビさんが「にゃん」と呼んでいた理由も分かったので今度から私もアズサさんの事をにゃんと呼ぼうと心に強く決めました。にゃん……良いね……にゃん……可愛いね……。アズサさんのお父さんが登場したとき、にゃんも嫌がってたので「敵かな」とか思ったのですが、終わりのほうの笑顔をみるに敵では……ない……のか……いや敵か……? と見定めかねています。でもにゃんは嫌ってるし、娘をぶん殴るなんて許されんからやっぱり父ちゃんは私の中で敵認定しておこう。 トウヤが波動が使えるんじゃないかという話が出たとき、ふいに頭の中に波動の勇者の格好したトウヤとハリが浮かんだのですが、「うわ似合わん」と一瞬で思ってかき消えました(失礼極まりない)。今のとらさんが波動の勇者を見たかどうか分かりませんが、どっちかというとトウヤは置いていった勇者側ではなく、置いて行かれたルカリオ側だよなぁと。にゃんが真っ赤になって照れてるところをみるに、にゃんはヒロインと確定しました。でも3日彼女の方も本当はちゃんとトウヤの事好きだったと短編の方で言ってたし、グレンの言ったとおり、トウヤは手が早いんじゃ……意外にもてているぞ……??? ユキちゃんという新キャラが現れて、可愛いポニーテールぴこぴこさせていたので、前にふせんりょさんが描いたイラストを思い出しました。3人が描かれたイラストで、右端がユキちゃんだったかな? 「可愛いけど誰だろう?」とずっと思っていたので謎が解けました。でも、真ん中と左端は誰だろう……左端の男の子は別の名前を呼んでいたきがするけど全然おもいだせぬい……。 にゃんは今回、みんなに説得されたり帰るといったり辞めると言ったりと色々と迷走していたのですが大丈夫か……? 彼女が実際のところどうしたいのだろうと思っていたのですが、とりあえずレンジャーを続けたいって事で良いんですよね。スズちゃんの身に過去何があったのだろう……。どうしてにゃんは辞めるなんて言ったんだろう……多分、ココウにいるとトウヤたちとなれ合ってしまうから何じゃないかと思ったんですが……いやどうなんだろうな……わからぬい……。そもそも、彼女が何故ココウにいるのかも私よく分かってなくて、何か目的があったんじゃないかと思うんですが、辞めるって今回言ったって事は、別に目的もない普通に駐在レンジャーだったのか……?そんなこともないと思うけどなぁ……うむむ……。 ひとまずにゃんはいなくなってしまったので、大人しく続きを読み進めて行こうと思います! あ! タケヒロの曲は「ウズラ」を聞きましたよ! [122]
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投稿者:とらと 2020/09/06(日) 20:04 | ||
[表示] SUNRISEいいですよねええええええええええええええええええ(イメソンへの異常な食いつき)ライブで念願のサンライズが聞けたときマジで号泣してしまったな……歌詞もさることながら激しすぎない抑揚のある曲調もミディアムなテンポ感もすごくわかみやとうやのイメージにぴったりなんですよね個人的には!バンドサウンドでありつつそこに混じっているピアノの切なさがなんかこうすごく……すごく……そうなんですよ!!!そうなんです!!ありがとう!!あっ7章読んでいただいてありがとうございます!!!!!!!!! 後半トウヤどこだろうなあ。後半ミソラは明確に「ここから」と言えるポイントがあるんですが、トウヤは後半トウヤになるポイントが3つあるのでどことは明言しづらいのですが、11章頭から徐々に後半トウヤへの進化が始まり、14章末では完全に後半トウヤへの進化を終える……という感じですね。後半のイメソン今2種類あるのでどっちを推すか今から考えておきますね!!ウキウキ!(? マシュマロデイ!!すごいいっぱい聞いていただけて嬉しいですねありがとうございます、こんなに推しを聞いていただいていいんでしょうか(照)しっとりしている……のかな? しっとりというのが「湿度」という意味なら分かります!! 血の通っているというよりは人間らしい湿度のある作品が多い……ように思います音楽全く詳しくないのであんまりえらそうに語れませんが……昔のミスチルではバリバリのバンドサウンドでロックな曲も歌っていますよ!!なにせ彼らはロックバンドですからね!!そういう話じゃないかもしれない!! マリーめっちゃお気に入りキャラなんだよなあ〜私がマリルに見る傲慢なイメージ(何故……)を詰め込んだキャラでした、彼がらみのシーンを好きと言っていただけてとても嬉しいです。ありがとうございます。悩める男だし報われない感がすごいですが逞しく生きていってほしいです。 >トウヤではなかったのか……ホッとしたような残念なような…… 残念なような……でめちゃくちゃ笑ってしまった 私もミソラにトウヤを殺してほしかったな……残念だな……証拠が残らないように他人のいないところで殺害を実行するミソラwwwwしたたかで最高ですね!!すごく好きです!! >私が安心して信じられるのなんてハリくらいなもんですよ!! 本当にハリを信用していいのかな……?(何??? グレンいいですよね〜!! タケミソと絡んでいる時の兄貴面している(できてない)トウヤも好きなんですがグレンにちょっかい出されているときの背伸びしたがってる弟分のトウヤがすごい素っぽくてかわ……好きなんだよな〜。体格じゃないですが彼のどっしりとした安定感は他のキャラにはまるでないし兄貴分としてのよさがありつつ、バトル狂としてのトリッキーさもありつつ、かと思えばそこはなとない不穏さや影も兼ね備えていつつ。グレンの見え方は8章を完走していただいたらまた変わるのではないかと思います。私も本当にお気に入りのキャラです。 ニャンかわいいですよね〜! あずにゃん!(け〇おん)と思っていたらこのへんを書く前あたりにポケモンのAZにゃんが出てきてしまって全然かわいくなくて流石に笑いました。 アズサの父親は敵か、味方か、という二極で判じられるものではないと考えます。敵でも味方でもなく、父親、なのだろうと。トウヤが愛していたトウヤの父親、タケヒロを捨てたタケヒロの父親、いるのかいないのかも分からないミソラの父親、そしてアズサを押さえつけようとするアズサの父親、子供たちにもそれぞれの父親観があって、タケヒロは自分を捨てた両親のことを知らないし知らない人のことを憎しとしか思っていませんが、アズサにとっての父親は、いくら自分の個をないがしろにしようとする父親であっても、「敵」と断定できるものではなかったように思います。彼女の中に一寸も父親への尊敬の念がなければ、彼女は父親と同じ職業は選ばなかったと思います。同時に、彼女が職業人でありながら18歳の少女であるからこそ、自分の中にある父親への尊敬や畏怖を認められない部分もあるでしょう。 一方で本作の主人公であるミソラやトウヤにとっては、アズサを連れていってしまう父親はこのシチュエーションでは「敵」と言えますが、クオンとの戦闘を終え、7−9のタケミソと父親との会話のシーンを経たあとでは、「敵」という認識は解除され、「アズサの父親」という認識に正されているのではないかなあ。(※すべての子供が暴力的な親に対しても情で結ばれているべきと言っている訳ではありません(炎上対策)) 波導の勇者見てないんですよね……波動を扱うにあたって見とくべきかな……とも思ったんですが、アニポケが「波導」表記であるのに対しポケモンの図鑑設定が「波動」表記なので、本作は映画の波導とは別物として解釈するので別にいいかなと思ってみませんでした 見ろ >にゃんが真っ赤になって照れてるところをみるに、にゃんはヒロインと確定しました。 果たしてそうかな……?ニチャア……(8章に続く) >意外にもてているぞ……??? 気付いてしまいましたか……トウヤ全肯定小説にしないためにタケヒロというキャラクタを入れた節もあるんですが基本的にはみんなトウヤのこと好きなんですよね。特にいい男じゃないんですけどね。怖いね。しかもトウヤはすぐ愛してるとか言いますからね……愛情に飢えすぎてちょっと優しくされたらすぐに勘違いしてしまうのでダメなんですよね。本当にダメだと思いますね。きっと現世で酷い目に遭うと思います。 ふせんりょさんのレンジャーズイラストめちょめちょかわいかったですよね〜!!ポニテあほげのちっこいぷにぷにの子がユキです!推しメン!真ん中はチリーン連れてるのでニャンです黒いマントをはおっているのがトレードマークです!男の子はそのうち登場するので出てきたときにこいつかあ〜と思っていただければ幸いです。レンジャーズは美男美女揃いなのだ!! 春さんのように理性的(構造的?)に読み解いてくださる方には難解な章だったかもしれません? 申し訳ない……! ニャンに関しては情報がめちゃくちゃ後出しになるので彼女の心情が伝わりづらい節があるなあといつも反省しているところです。ニャンがレンジャーを辞めると言ったのは、本懐でない雑用のような仕事をさせられていること(描いていた将来像とのギャップ←このへんくそほど描写が甘いので理解しろというほうが難しいと思います)、自分を思い通りに動かそうとする父親への反抗心、この二点で溜まった鬱憤から衝動的に口走ったもので、でも実際彼女はレンジャーを辞めると心の平穏な生活を送れるところもあるのです。それでも彼女の中にはポケモンレンジャーとしてポケモンを助けたいという純粋な夢がちゃんと息衝いていて、それを放り投げることなどできない、というまっすぐさがあり、友人のユキはそれを知っていたし、これまでリューエルや薬付けバクーダのトレーナーにキレているアズサの姿を見てきたトウヤたちもそれを感じ取っていた(あと普通にこのままでいてほしかった)から止めた、っていう感じですかね。あんまり7章のこと深く考えたことなかったな…… >そもそも、彼女が何故ココウにいるのかも私よく分かってなくて、何か目的があったんじゃないかと思うんですが、辞めるって今回言ったって事は、別に目的もない普通に駐在レンジャーだったのか……?そんなこともないと思うけどなぁ……うむむ……。 情報が後出し祭りで申し訳ないなあ……(目を逸らす)アズサのポケモンレンジャーとしての立ち位置は「ココウの駐在員」です。ただ、ココウには「ココウにレンジャーの駐在所が今もありそこにレンジャーが駐在している」ことを知っている人はほとんどいません。 ウズラいいですよねえ……藍i坊i主は早蕨さんに教えてもらったバンドだった気がします。あんまり曲を知っているわけではないんですが、ウズラは月蝕の外伝(書かない)のメインテーマだった時期もありました。好きな曲だな〜。 ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! [124]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
投稿者:春 2020/08/25(火) 08:04 | ||
[表示] 6章「忘れたい人」読了しました! なんか……一瞬だったんですけど……ロッキーさんが……こんな時どういう顔すれば良いか分からないんですが、ひとまずイチジョウを血祭りにあげたら良いんでしょうか? 盗まれた自転車を、別の自転車置き場でズタボロになった状態で発見したような気持ちですね……。 更新には私も気がついてましたよ!気がついたの24日だけど!本当だもん! 今回、ミソラが記憶を一部取り戻したり、トウヤのお姉ちゃんが噂で出てきたり、ゼン君という新キャラ、イチジョウとかアヤノとか懐かしい面々が……一気に物語の本筋が動き出してきた感じがします。ゼン君はお姉ちゃんのいい人なのか?これ(どれだ?)なのか?色々考えたのですが、ミソラの記憶の女の人って、お姉ちゃんなんじゃね? と予想しています。前の章で「お師匠様髪長かった事ないですか?」とか訊いてたので、トウヤに似てて髪が長いというと、既存のキャラでは(髪の長さなんて分からないですけども)お姉ちゃんくらいしか該当者がいないなと……。多分、ココまでが下準備と言うことなら、主要人物はこれ以上増えないだろうし。勝手に妄想逞しくしてるんですが、ミソラが殺そうと思ってたのがトウヤなんじゃないかなぁと。いや、そうだったら面白いなぁというゴホンゴホン。実際、ミソラはトウヤに「早く帰ってきて」と言っていて、いやほんと、殺すためにそれ言ってるとしたらめっちゃ面白いなと……。別の誰かを殺そうとしてても、やっぱり面白いんですけどね!!一方、トウヤはたぶんこれ、親が実の子供に〜とか言ってるの聞いてるから、お姉ちゃんが両親を殺したと想ってますよね。実際はどうなんだろう……。殺したとしても、きっと理由が……あるんですよね? でも、優しそうな親だったけどなぁ。お姉ちゃん、噂だけだけど、なんとなく闇落ちしてる気がする……。 ゼン君は立場的に、トウヤと対になる感じですね。主要キャラだ!! と思いました! 彼がいるべき場所にトウヤが、彼がつまらなかった場所は、トウヤが望んでいた平穏。そしてお姉ちゃんの隣にはゼンがいる。トウヤが欲しかったものを彼は持ってた訳ですね。トウヤはこれまで、同年代のライバル的なキャラがいなかったけど、ゼンがそうなるのかな……。エトは、えっと、あの、うん、エトは……うん、怖いバージョンのトウヤには弱いから……。 あとレンジャーさんはトウヤと結局どういう関係なんだろう……本名はなんだろう……噂のにゃんかな? レンジャーさんはやっぱりヒロイン枠な気がしてきました。あとタケヒロいつ死ぬんだろう……ミソラが殺そうとした相手がタケヒロ……という線はなさそうなんですけど、すったもんだのあげく、タケヒロをミソラが殺しちゃったりはしそうだなというのはなんとなく思います。これだけ仲良くしてきた相手をミソラが殺しちゃったらそれはそれで面白ゴホンゴホン。物語としてですよ!!! 人情としてはやめたげてよ!!!って思ってます!! 表紙絵も楽しみに待っております!次は7章です。 [119]
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投稿者:とらと 2020/09/06(日) 18:54 | ||
[表示] いえ〜い春さん!6章読了ありがとうございました!! 3章のご感想でロッキーの墓を立てていただいたときにあっどうしよう出るな……どう返せば……wwwと思っていたのですが実は出番があるんですよね! でもほうぼうで話しているように月蝕は元のお話からだいぶ改造&増築されまくっているお話ですので、3章書いた時点では今後ロッキーの出番があったかというと微妙ですし(そもそもイチジョウが3章時点ではその場限りのモブキャラでした)、この書き方だともう二度と登場しない気がするという春さんの感覚はかなり正しいです。月蝕の変化前の構造が察せられてしまっている……なんて恐ろしい読者様……ッ!! と当時は震えたものでしたwwww流石は春さんだぜ!! >盗まれた自転車を、別の自転車置き場でズタボロになった状態で発見したような気持ちですね……。 比喩が的確で流石に笑ってしまったぜ(笑うな)また忘れた頃に出番があるかもしれませんのでお楽しみに……!!笑 仰る通り6章は物語的にはひとつめの要所という感じでした。物語の潮流が大きく変わる章がいくつかあり、そこだけ摘まんでいけば大勢はつかめるという感じではあると思うんですが、その要所の間に挟まっているもの(7章8章とか)こそが私が月蝕の好きなところだとも思います。ミソラが時間をかけて殺人鬼になっていく様をお楽しみください!!(なるのか 女の人が誰かとかミソラの殺したい人が誰なのかとか、色々と予想してくださって凄く嬉しいです!! 実は掲載当時はあまり突っ込んだ予想をリアルタイムにお伺いできなかった気がしていて(後から聞いた)、一方の私は「こうだと予想して読んで欲しいなあ」というのが明確に存在していましたので(時が来たら話しますね!)、どんな風に読んでいただいているのか教えていただけるのは凄く嬉しいことです。「へえ〜春さんはそう思ってるんですね〜!!ふう〜〜〜〜ん!!」としかお返事できなくて申し訳ないんですがすごくありがたいことです!!!ありがとうございます!!! 特に >前の章で「お師匠様髪長かった事ないですか?」とか訊いてたので、トウヤに似てて髪が長いというと、既存のキャラでは(髪の長さなんて分からないですけども)お姉ちゃんくらいしか該当者がいないなと……。 この予想をしてくださった方が過去にいるのか……!?!!?あんな些細な謎シーンをよくぞまあ覚えてくださっていますね……!!ホワ〜そうか〜!!!となりました。 ゼンは本当に書くのが難しいキャラです。主要キャラには違いないんですが……!! 確かに(家族のいた)リューエルに戻りたかったトウヤの心情を思えばゼンの立ち位置と言うのはまさにトウヤの望んでいる立ち位置なのかもしれません。 >トウヤはこれまで、同年代のライバル的なキャラがいなかったけど、ゼンがそうなるのかな……。 すみません!!!!!これは!!!!!!!おそらくグレンですね!!!!!!!!!(大声)ゼンがそうならないとは言ってませんけどね……!! めちゃくちゃに掴めない奴だと思いますがゼンくんの挙動も見張っていただけると嬉しいです。 前も言ったんですがタケヒロがどこでどう死ぬのか予想しながら読んでいただけるの斬新すぎてめちゃくちゃ笑いますね。(笑うな)ありがとうございます。ツイッターで作品の話してると後から追いかけてくださる方にどうしても展開を匂わせてしまう節がありますが(私はそれを遠慮しない方だし)、春さんのようにそれを見なかったことにするではなく逆手にとって新しい作品の楽しみ方を見出してくださっている読者さん、めっちゃ逞しくて素晴らしいというか、ありがたいを超えて尊敬の域です。春さんの中にタケヒロが死なないという選択肢がもはや無い……タケヒロを殺してしまったミソラが闇落ちする展開……嫌いじゃないですね…… あと表紙絵楽しみに待っておりますと言ってくださってありがとうございました……毎度毎度表紙絵やるのが苦痛で誰も望んでないし私も望んでないしこれは何……?といつも思い今回マジで描きたくなくてヤバかったんですが春さんがああ言ってたしな……と思ってがんばれました……(実話)ありがとうございました!!!!! [123]
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