『季時九夜と薄幸少女』 を読んだ感想 | ||
投稿者:ものかき 2013/11/14(木) 20:46 | ||
感想では初めまして。 この期間、戯村さんの作品のうち、主に長編作品を楽しく読ませてもらいました。今のところ一番最後に読んだのがこの「季時九夜と薄幸少女」だったので、こちらで感想を書かこうと思います。 小気味よい会話というか、文学的な会話というか、ともかく読んでて楽しいと思える『会話』というのが個人的に大好きで、私自身小説を書く時に意識しているところではあるのですが、こちらの小説で季時先生とその周辺人物との言葉の応酬が私のツボを絶妙に刺激してきます。長編を読書しているとどうしても読んでいてストレスに近いものを感じがちですが、さくさくと読めました。続きが気になって(スマホながら)ページをめくる手が止まりませんでした。 会話の面白さもさることながら、地の文、特にオリジナルの設定が多い物語の性質上、説明文が多かったのですが、この説明文も読んでいてまったく飽きが来ないです。地の文とか、何かの事柄について説明する文章は飽きてしまうことが多いのですが、そこを入り込むように読めました。やはりものすごく意識されているのでしょうか。すごく見習いたいと思いました。 キャラも魅力的でした。特に、つかみどころがなさそうに見えるのになかなかあらゆることに敏感な季時先生が魅力的で……。 あとは、この小説だけでなく戯村さんの作品のほとんどがそうだと思うのですが、小説の中にほかの作品のキャラが出てくるということが、実は私が大好きだったりします。しかも他の小説のキャラが出てくるタイミングというのもすごく好みで、「おお、ここでくるのか!」と一人画面の前で興奮していたり。キャラの名前を見てはにやにやしていました。 長々と書き連ねてしまいましたが、一言でいうととても面白かったです。これからも楽しみに読ませていただきます。 では、失礼します。 [01]
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投稿者:戯村影木 2013/12/09(月) 22:45 | ||
次に更新したらお返事も一緒に書こう! と思ったら一ヶ月近くの間を空けてしまいました。感想を頂くことになれていない戯村です。よろしくお願いします。 長編作品、長々としたものばかりですがお読み頂いて光栄です! 季時先生のシリーズは、人間同士の絡みに主軸が置かれているので、ポケモン界の描写やバトルよりも会話に比重があるためそれが気に入って頂けたようでとても嬉しいです。基本的に僕も長編を読むのは苦手なので(特にネットで読むのは苦手なので)自分で読んでいても読みやすいものを心がけました。 地の文は神目線で書かれているので、妙な物語調や説明文というより、ただ起きていることをそのまま書いているという書き方を意識しました。無駄な装飾をせず、読むときに頭を捻る必要がないような……季時先生の言葉足らずな発言にさえ頭を捻っていただければ、という感じでした。 他の長編のキャラが出てくる、というのは、そのうちオールスター的なものを書くための下準備的な意味合いもあるのですが、なかなかリアルな時間が取れずに放置され気味でありました……これから淡々と更新出来ればなあと思っております。ご期待ください。 というわけで感想ありがとうございました! 精力的に文章を書ければと思います。 [02]
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