アクロアイトの鳥籠 を読んだ感想 | ||
投稿者:早蕨 2020/12/15(火) 00:25 | ||
[表示] 更新分まで読了です! 凄く良いものを読ませていただいているなあ、という満足感でいっぱいです。 それぞれのキャラクター達の心の機微が一人称という形で事細かに書かれていて、ずぶずぶと入り込んでしまいました。この感覚って小説を読んでいる上で一番楽しい事の一つだと思いますし、いつもあるものではないので嬉しくなりました。 更新分8-1まで読み切って気付いたのですが、物語の根幹に触れていくに連れハラハラドキドキというスリル感を味わっていたというよりは、とにかくキャラクター達を心配していたなあと思います。 ルノアもラウファもアシェルも誰も彼も皆心配になってしまって、皆幸せになって欲しい……とそう願いながら読んでいました。 何故だろうなって考えると、単純にキャラクター達皆が心優しいからなんですよね。単純に善と悪、友と敵に分けない話の作りが、本当に上手いなと思いました。構図を作る時に敵と味方に分けるのは非常に簡単なのですが、誰も彼も悪意なく、誰かの事を考えている事が良く分かって、誰も責められない。だからこそ心苦しく、切なさもあり、お話が深く深くなっていくんだと思います。 勧善懲悪はスカっとしますしそれはそれで面白いものだと思うのですが、そうではないもっとジワっとくる面白さというか、色々考えたくなるというか、ちゃんと最後まで読みたいと思えるお話でした。 このお話は最初、主人公ラウファがそもそも記憶喪失で、ルノアは何者か全然分からなくて、アシェルも突然出て来て、誰も彼もどこの誰だかよく分からないキャラクター達が登場しました。構成上仕方のない事なのかもしれませんし、後から考えれば物語のピースが一つ一つ着実に埋まっているんだなあというのが良く分かるのですが、正にアクロアイトのように透明な状態でこの物語に向き合っていた私は、最初物語に放り出された気分でした。分からなくて読みづらいとかそういうお話ではないんです。普段は提示される情報に裏があって意味があるのではと考え、どうなるんだろうこんな展開なのかな、ほのぼの物語が続くのかな、と色々手探りで読むのですが、今回本当にただただ物語を追っていた気がします。これはラウファの視点から書いているからこそだと思いますし、これが後に生きているような気がします。記憶がまったくない、生まれたてのラウファの一人称から書く事で(0章は導入なので置いておくとして……)、本当に透明な状態で物語に入り込む事が出来ました。 この書き方、難しいだろうなあとも思います。後から考えれば自分の事情を話す気のないルノアと、自分が分からないラウファと、何も知らないアシェルで話を進めるのは大変で、それを読ませる森羅さんが単に凄いんだろうなあ。 一章、二章、三章、その後も少しずつ物語の全貌が見えていくに連れて、透明な部分に色がついて来るとこれはもうやめられませんね。追わないと気が済まない。森羅さんは茶番劇、とおっしゃっていましたが、まさに私は劇の観客であったんだなという感覚がどんどん湧いて来る。劇の裏側まで見えるようになって来ると、プロレスのリング外で闘っているのを見ているような気分です。まったく分からなかった劇の内容が明かされて行き、裏側を見せられると、世界がどんどん広がる。”世界”は鳥籠で、その鳥籠の外にも”世界”があった。読者である私は外から見ているはずなのに、鳥籠の中の鳥の気分です。ドラクエで船を手に入れた時の世界の広がり方とは違うんですよね。世界があると分かっていて広がるのと、思いもしない世界があると見せられる時の驚きはまた別種でした。 アクロアイトの鳥籠、というのは本当に良いタイトルだなと思います。透明で、何も覚えていないラウファがルノアと旅する世界は鳥籠である。タイトルはラウファの事を指しているんだとは思っているのですが、どうなんでしょう……。ルノアもまた鳥籠で生きる少女であり、エルグもまた呪いという鳥籠に囚われている気がしますし、でもアクロアイトのように透明ではない。難しい……もっと何か意味があるのでしょうか。 ルノアはセレスが亡くなった事で、崩壊してしまう精神を繋ぎ止めるためにセレスになったと見える気がします。セレスを演じる事で、精神が崩壊せずともルノア自信は空っぽになってしまった。空っぽで空虚なルノアの鳥籠、と言えばアクロアイトの鳥籠と言える気がしなくもないんですかね。もしかしたら何も分からないアクロアイトのような状態で物語を読む私の鳥籠なのでは……! と色々考えると楽しいです。 上で書いた通り、この物語に私は悪はいないのだと思っています。悪意として書かないようにしている、と言った方が良いのでしょうか。 ラウファは何も分からないが故に悪意がなく、自分を省みれない。ルノアも身の上を考えればもうどうしようもなくなった最後の選択肢を選んでいる気がする。エルグもまた自分のおかれた運命において、ラウファを殺してしまったという意識が強くそれを追いかける。皆追い込まれてどうしようもなくなった状態が描かれているので、凄く辛くて、悲しい。どうしようもない、というのが良く分かります。 ただ、ゾロアークはなんだかそれとは違うなあという気がしました。追い込まれてどうしようもない、というよりは、自分の意思でエルグに付き、人間に化け続ける事でその感情や文化を学んでしまったが故の7章でのラウファに対する怒りのシーンが、私はとても好きでした。エルグのために怒りラウファにぶつけるその感情は、あまりに純粋にエルグを想う故なのかなと思います。アシェルがどうしようもなくなったラウファ、ルノアに対して疑問を抱いたり怒ったりするシーンが好きなのと同じです。最初は別にどうでもよかったかもしれないのに、一緒にいる内に情が湧き、ただただ純粋に他者を想って怒れるゾロアークとアシェルがとても好きです。鳥籠の中に入れず、中から出してやる事も出来ず、ただ周りから怒るしかない、想うしか出来ないその切なさはグっと来る……! 鳥籠、というキーワードが本当に良い意味で生きているなあと思います。アシェルの役割は、何もわからないラウファへの道標であり、ルノアの謎に対して疑問を投げかける事で物語を揺らしていくところにあると思うのですが、もしかしてアシェルにもまた秘密があるのでしょうか……。これ以上ひっくり返されてまだ外側に世界があったら……と思わされるくらい色々考えたくなるお話です。 最初から暗に提示されている通り、ラウファはルノアが好きで、ルノアもまたラウファに好意(?)があるのだと思っているのですが、その事に気付けた時二人は鳥籠から出られるのでしょうか。ラウファが自分、というものを再度見つけなおす様子が描かれれば、エルグもまた報われるのでしょうか。エレコレもまた、セレスに託されたルノアが幸せになる事で、何か吹っ切れる(?)んですかね。 他者の好意を受け入れる事で世界が広がるのは、とても素敵だと思います。自分だけが考える自分の世界よりも、他社の感情に寄り添えた事で広がる世界の方が、もっと広がりがあると思うんですよね。 ルノアに会いたい、と言ったラウファの言葉がとても嬉しく、私も最後まできちんと物語の結末を見届けたいなあと思うばかりです。 全てが繋がり、ここまで読めばもう大団円が来ると信じています! 他にもいろいろ書きたい事がある気もしますが、一先ずここで締めさせていただきます。 また続きを読ませていただいた時、書かせていただけることを願っています。 [06]
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投稿者:森羅 2021/01/18(月) 00:07 | ||
[表示] 読了ありがとうございます!! わーー!! 満足感ありますか!? そう言って頂けて嬉しいです。 彼らは非常に、心情を書くのが難しくて(こちらが下手なだけなんですが)、なので入り込めたと言って頂けてほっとしました。なんというか滅茶苦茶褒めてくださっているので、こちらはもうすでに五体投地状態なんですけど、このテンションが永遠続くと思いますすみません!! ルノアたちを心配してくださってありがとうございます。自分のことしか考えてない奴らの集まりなのに、心優しいなんてそんな恐縮すぎますよ(震)でもみんな幸せになってほしいですね……。敵味方・善悪に分けないで、というのはアクロアイト書くうえで気を使った部分になりますので、気づいていただけて嬉しいです。(ルノラウから見て)悪役的な人たちは勿論いるのですが、それを彼らの向きから見ればちょっと違う見方ができる、というところ、うまく読んでくださってありがとうございます! 最後まで読みたいと思ってくださって本当にありがとうございます。どうぞ最後までお付き合頂ければ幸いです。 誰も彼も誰だかよくわからないキャラクター! まさにおっしゃる通りです。これは本当に「読む側からすると滅茶苦茶読みづらいのでは……?」「最初を読むだけで疲れ切ってしまうのでは……?」という不安が拭えずにいたものですので、早蕨さんの感想はごもっともだと思います。本当に本当にすみません。そして、それが後々に生きてきていると、透明な状態で物語に入り込めたと言ってくださり、こちらは安堵の息を吐くばかりなんですが、それは早蕨さんが飽きずに読んでくださったからこそで、本当に飽きずに読んでくださってありがとうございます。もう本当に、この一言に尽きますm(__)m ええ、本当に、愚痴になってしまいますが(笑うところ)、早蕨さんがお察しの通り、何の事情も知らない一人と一匹と、何も話す気のない一人だったので本当に彼らを書くの、面倒くさかったんです……!(笑ってやってくださいね 読み進めていただいて本当に嬉しいです。書いてよかったなあってほわほわしてきてしまいますね( *´艸`) 観客席に座ってくださってありがとうございます(*´ω`*)早蕨さんはドラクエの船で例えてくださっていますが、ドラクエユーザーの自分としてはすごいわかりやすいんですけど、今後このたとえ使っていいですか?? ……冗談はさておき。劇の裏側の話とか、世界の広がり方とか、本当に早蕨さんがめちゃくちゃこちらの意図をわかってくださっているので、もはやこちらとしては「そうなんです! 仰る通りなんです! わかってくださってありがとうございます!」と震えながら頭下げることしかできないのですが、言語化の力に差がありすぎますね……。 タイトルの方にも言及頂きまして、ありがとうございます。仰る通り、「鳥籠」は「世界(舞台)」の象徴です。ただ、その中にいる「鳥」は早蕨さんのご想像通りラウファでもありますし、お察しの通りルノアのことでもエルグのことでもあります。8−1まで読んでくださっているので、この程度はネタバレにならないと思ってしゃべってしまいますが(本編であえて言及する部分でもないので)、タイトルの「鳥籠」の中にいるのが誰を指すかはその時々で変わってくるんです。 この物語はひっくり返りというか立場の成り替わりというかが都度都度起こっておりまして(『従者』であったルノアの『主人』化とか、『主人』格であったラウファの『従者』化とかですね)、“鳥籠の外側の人間で、囚われていないと思ってた人たちがそうじゃなかった”ってことがあります。透明で見えてなかったけど実はそこにあったってやつですね。それがタイトル由来です。ルノアなんて象徴的ですけど、1章とかでの彼女の自由奔放さは、6章でエルグに「演じているだけ」と指摘されています。早蕨さんが「ルノアもまた鳥籠で生きる少女であり」と言ってくださっているように、彼女は自分の演じている舞台である「鳥籠」から出ることはないのです。自由自在に歩き回っているようで、舞台のセットには終わりがあり、次に話す台詞は決まっていて、天井までしか飛ぶことができない。エルグも同じくですね。ルノアから見ればエルグは自分で何でも決めて動き回る「鳥籠の外側」の人間でしたが、エルグに言わせれば彼もまた「別の舞台の登場人物」でした。補完するなら「ルノアが演じている」ことを知っていたラプラス姉妹から見ればルノアはまさに鳥籠の住人でしたし、エルグもルノアからは当初そう見られていなくても(透明で、ないものとして思われていてものゾロアークから見れば呪いやしがらみという鳥籠の中の住人です。登場人物たちが互いに「隣の芝は青いなあ」な状態といいますか、「透明な宝石でできた鳥籠の中」の人々が主人公たちなので、こんなタイトルでした。なので、早蕨さんのコメントは滅茶苦茶的を射てます。 そして、観客席に座ってくださった早蕨さんももしかして……! ……という意図はすみません、なかったのですが、早蕨さんの方が僕よりよっぽど読み込みがすごくて、今「なるほど確かにそういう考え方もありますね」って膝を打っているところです。駄目な作者ですみません……。 さらに「ルノアはセレスが亡くなった事で、崩壊してしまう精神を繋ぎ止めるためにセレスになった」とコメントいただいた部分ですが、こちらについては今後のネタバレとなりますので伏せさせてください。 はい、仰る通りです。この物語の登場人物たちはだいたいどうしようもない状態で、「それが最良だと思った」選択肢を選んでいるつもりの人たちです。早蕨さんにつらい、悲しいと言わせてしまうなんてそんな! すみません、そして本当に彼らに対してそう思ってくださってありがとうございます。 ゾロアークとアシェルは本当に本当に、僕も大好きなキャラなんですが、7章のゾロアークが怒るのが好きだと言ってくださってありがとうございます!! 7章の件のシーンは結構不安で(1章以降登場人物たちが誰も彼も本心がわからない・本心を隠していたやつらばっかりでそのまま来ていたので)、さらにゾロアーク自身の話が少なかった問題で唐突感が拭えずいたのですが、それをおいておいてもがっと感情をあらわにするゾロアークが僕も大好きでして。そうなんですそうなんです、仰る通り「最初は別にどうでもよかったかもしれないのに、一緒にいる内に情が湧」いてしまったゾロアークがエルグを想って、だからこそエルグの境遇を嘆き、過去に唾を吐き、ラウファに対して激昂しています。アシェルもそういうところありますよね。早蕨さんのご想像の通り、ゾロアークとアシェルは「鳥籠の外側」の生き物たちで、『観客』です。手出しできないけど何かせずにいられない、そういうのグッときますよね……! こういう部分はとても書くのが楽しかったのですが、グッと来たと好きだと言ってくださって本当に嬉しいです、ありがとうございます!! アシェルに秘密は……! 最後まで黙っていますね。 そうですね、ラウファはルノアが好きですし、ルノアもラウファに好意はあります。恋と呼ぶには幼いものですので、恋愛系な意味ではないですが。この二人が出会ったことで、鳥籠から出れるのか、エルグは報われるのか、子爵は吹っ切れるのか。これがもう、本当に早蕨さんにご納得いただける結末になるかどうかは保証できないのが恐縮で、小さくなって震えているのですが、頑張って書きます! 他者の好意を受け入れたことで、世界が広がる。他者の感情に寄り添えたことで広がる世界。なんて素敵な言葉なんですか……。え、これ感想でいただいていい言葉なんですか……本当に……?? ルノアは手を伸ばしました、ラウファはそれを掴みました。なのでもうあとは後片付けばかりですよ。先ほど申し上げた通り、本当に早蕨さんにご納得いただける結末になるかどうかは不安でたまらないのですが……! よければあと少しお付き合いいただければ幸いです。 感想を頂いて、本当に滅茶苦茶嬉しいです。ありがとうございます!! こちらのコメント返事が「ありがとうございます!」「仰る通りです!」「嬉しいです!」製造機になっていて本当にすみません。ありがとうございました!! [07]
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アクロアイトの鳥籠 > 7章 > 06 6.零れた願いが崩れたとして を読んだ感想 | ||
投稿者:とらと 2018/04/25(水) 00:41 | ||
[表示] あ〜〜〜っ!!!!! エルグさん!!!!! あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!! あれっ待って エルグさん(人間)の方はラウくんと直接会いまみえるのはこれが初めて……ですっけ……? そんなまさか あれあれあれ いや確認してからコメント書けよと思われるかもしれませんが本当にすいません許してください 最後の邂逅シーンの全てが無理でした心臓に刺さりまくりました……「エルグ?」からの全フレーズで読者が全滅しました……本当にもうこれは……ウッ……これは……キツイっすね 前回のロアちゃんの叫びを見て、ルノアちゃんと語るエルグさんの様子を見てきたからこそなんですけれど、ラウくんが屈託なく笑うこととか、見た目とか、『昔巻いてやった』……とか、初めまして、からの、>「あ、えっと、久しぶり? になるんだっけ?」 この無邪気さ、だからこその言いようのない残酷さ、そして >「……“初めまして、ラウファ”」 > 思った以上に容易く、考えていた以上に残酷に、その言葉は穏やかに零れ落ちた。 もうさあああ……(読者は崩れ落ちた)エルグさんの願い、ロアちゃんの願いが、こう目の前に、こう、叶ったようで、全く叶っていない、ルノアちゃんじゃないですけれど溶けた砂糖はもう元のようには戻らない、それをありありと目の前に突き付けられた瞬間な訳で、でもラウファは生きていて、惨くて、優しい……どうすんねん……私はね、私はどうしても、舞台の上の役者であるラウくんとルノアちゃんに着目してこの物語を追いかけている(正しく追いかけられているのかどうか)訳なんですけれども、けれどこのシーンのエルグさんの思いって言うのは、もう本当に、シンプルに、すっげぇ刺さりましたから……いや素晴らしかったです、上手く言葉になりません、グッジョブです。森羅さん……良かったですよ……凄く……成し遂げましたね……(何 この物語は精巧で緻密で、複雑なパズルのような体を成していて、たったひとつのピースが欠けていても完成することはないと思うんですよ、だから記憶保持力が低すぎる読者ワイはこのお話のエモさというのを半分くらいしか理解できていないような気がして大変歯痒く、これまでの話を一言一句記憶して完璧に構造把握していたら10倍楽しめるんやろうなくらいの気がしてならないので、内容に下手に言及していいものか・変なことを言ってしまわないかととっても悩ましいです、うまく感想が書けなくて本当に申し訳ない。あ〜読み直したい〜なんですが、特に今回は……『わからない』というキーワードが、それぞれの場面で繰り返されるじゃないですか。彼らに分からないことって、読者にも分からないですよね(分かる人もいるのかもしれないけど)。だから、不気味、怪物、化け物、という表現が出てきたけれど、作中でキャラクタたちが『わからない』と繰り返すごとに、私も「わからない」となって、そういう不気味な言葉の印象ばかりに囚われて、濃密な靄の中を彷徨っているような、掴めそうで掴めない物を延々と掴もうとしているような、そういう話だったんですよ。ルノアちゃんが、ラウくんがわからないと言うごとに(彼らが何が『わからない』のかは分かるから、彼らが分からないことと、私が分からないことは、別の事象なのかもしれないんですけれど)、読者もなんだか、読み進めるごとに不安が押し寄せるようで。ルノアちゃんが「ええ、だって。『ルノア(わたし)』が選んだ結果なのだもの」と言い放った時、ああどうしよう、この子はそんなものだけを信じてここまで進んできたのかと思って、彼女が『悲鳴のような、叫び声のような』声で吐露した時、ああどうしようこの子はもう何を求めたいのかも分からないんだと思って、エルグさんが答えられないと繰り返して、ああどうしよう読者も分からないよ聞いてみたいよでも怖いよ! と思って。一方で、わからないとごめんなさいを繰り返すラウファに傷に塩を塗り込み続けるのはやめなよ(混乱)と思って、自分が殺されると分かってもその事実にまるで他人事みたいな反応を示すラウファにああアカンよもうこの子はこれだから(頭抱え)と思って、エルグに謝った後どうしたらいいのって、アシェルさん(頼もしい)に「あにゃたはどうしたい」と聞かれて考えたけどわかんないやって言い始めたラウファにああもおおお〜〜(蹲り)ってなって、『偽物』の世界って、なんなんだよ偽物って、君がここまでしてきた旅はなんだったんだよって、思ったときに、彼の無味乾燥な世界の中に、 >ぼたり、と。 一滴、落ちて、世界を塗り替えた極彩色。 もうね、鳥肌が立ちましたよね。 もうね……グッときましたよね……涙腺に……。凄かった……。これがね、読みたかったんですよ……ラウくん、その台詞、聞きたかったんですよ……ルノアちゃんに会いたいなって、思って欲しかったんですよ……。読者、不安だったって言ったじゃないですか、さっき。靄の中を読み進めたって言ったじゃないですか。すべてはこの瞬間のためですよね。いやあね、この瞬間のためですよ。色鮮やかに染まっていく世界。二人が出会って、ここまで歩んできて、手を離してしまって引き離されて、そして、また惹かれあって。互いが互いの光になって。いやあもうね〜……グッときましたね……。わかんないって言ったじゃないですか、読解に自信が無いって言ったじゃないですか。でもこのシーンがさ、こんだけグッとくるシーンがあったらさ、こんだけ求めてた光景に出会えたらさ、もう、いいですよ、100%分かんなくても全然満足です(いやそりゃ分かった方が楽しいんだろうから終わった頃くらいに読み返して楽しみたいんですけれども)。素晴らしいですよ。この一瞬を読むためにここまで読み進めたと言っても過言ではないですよ。ルノアちゃんに会いたい。う〜良かったです。この感動を言葉にできなくてすいません、この勢いで察してください。圧倒されました、読者は完敗です。良かった、ラウくん。よかったです……あれでもまだ一件落着してないな(不安 無色のラウくんの世界に、色を与えたルノアちゃん。そのルノアちゃんの望みをまた、ラウくんが叶えられるかもしれないと、エルグさんは示唆しました。極彩色のルノアちゃんの世界で、無色のラウくんが叶えられる望みとは何なのだろう。無粋な邪推をせずに読者は待ちたいと思います、祈りながら。そしてエルグさんの動向も祈りながら見守りたいと思います。結局、ラウくんがその後も幸せに暮らしていきましためでたしめでたし、となれば、エルグさんの心の隙間もロアちゃんに埋められつつじきに癒えるのではないかなと読者は思ってるんですけれど、どうなることか。役者が揃い、揃った彼らが、これから何をして、どんな答えに辿り着くのか……。読者は固唾を飲んで見守りたいと思います。彼らに幸あらんことを願います。面白かったです。スタンディングオベーション!! 余談ですが、冒頭ルノアちゃんとエルグさんの会話シーンが始まった時、その台詞回しや美しく息を呑むような描写の数々に、「ああああ〜久々のアクロアイトだああ〜」ととても幸せな気持ちになりました。一言一句見逃せない、見逃したくない卓越した表現力ですわ。森羅さんの文章は本当に芸術品のようです。文化財です。本当にありがとうございます。ほんとこんな計算された文章にこんなアホみたいな感想文しか書けなくてほんと申し訳ありません。大変お忙しいこととは存じますが、次章・次話も首を長くしてお待ちしております! [04]
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投稿者:森羅 2018/07/01(日) 19:51 | ||
[表示] コメント返事がとんでもなく遅くなりまして本当にすみませんでした。 コメントありがとうございます。本当にすみません!! 先に宣言しておきますが、もうぐだぐだです。基本的にやっぱり「ありがとうございます」としか言ってません。すみません。 あ〜〜エルグさん! エルグさんですよ! はい、ゾロアークじゃない方のエルグは初めてラウファと直接会いました。大丈夫ですよ! ロアとエルグを見分けるためにすいむさんの大切な時間を使って頂く必要はないです!! 気にしないでください!! 最後の邂逅シーン気に入って頂けて何よりです。いやもう本当に、ここらへんは頑張りました。七章はここを書くために書いてたと言っても過言ではないので本当に……くぅ、成し遂げました。ありがとうございます。すいむさんがたくさん語ってくださっているのでもうこちらから言うことは本当に見つからないのですが……。心臓突き刺さってくださったなら、本当にありがとうございます!! もうね、何も見つからないと言った癖に少しだけ話すんですが、このシーンは仰る通り「叶ったようで、全く叶っていない」そんなメリバちっくさを目指しました。でも、あれです。ここはそれでも(別所で語ったかもしれませんが)「思った以上に容易く、考えていた以上に残酷に、その言葉は穏やかに零れ落ちた。」の『穏やかに』がミソでして。個人的には希望と言うか光と言うかそんなものを見せたつもりでした。だって、エルグはもうこのシーンよりずっと前にわかってたんです。もう元には戻らないことも、ラウファがとっくに別のものであることも。彼の知っている『ラウファ』はやっぱりどうあがいてもとっくの昔に居なくて、みつかることなんてなかったのだと。だからこれは彼が最後の未練と言うか、そんな詰まらないちっぽけな期待を断ち切るための、区切りをつけるための儀式みたいなもんだったんです。ただ、そのあたりをロアは分かっていなかったわけですね。当然なんですけど。だから、エルグについてはきっと、多分。大丈夫だと思います!(?) いえいえいえいえ、とんでもないです。半分くらいの理解なんてとんでもないです、コメントいただいたり、お話させていただくたびにアクロアイトを完全に汲み取り読み取りしてくださってるので本当に震えます……! 全然変なこと言ってないですよ!! ありがとうございます、ありがとうございますm(__)mいやもう実をいうと全然精巧で緻密ではなくあとからあとから「やらかした!」って頭抱えてるんですよ……。本当にすみません……。 『わからない』ですね、わからない。混乱させてしまいまして本当にすみません。読者にも分からないのはもうご尤もすぎますね……。結構、本編全部を通してルノアもラウファもこの「わからない」を繰り返し言ってるんですけど、八章で無事に(ラウファについては彼の「わからない」は本当に記憶が無いことでの「わからない」がほとんどなのでそこはどうしようもないですけど)回収できるはずです……はず……! ルノアのこの「ええ、だって。〜」の所はツイッターでも言って頂けましたね、有難うございました!! いやこれ実はブログにも書いたし、その際にツイッターでも呟いたんですけど、まじでその感想を持ってくださったことが最高にありがたいです。ありがとうございます、ありがとうございます……!! そうです、彼女は本当に、そんなものだけを信じて、進んできたんです。そんなものを信じてきた癖に何が欲しかったのかもう覚えちゃいないんです。そう! です!! いやもう本当に、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ読み取ってくださってるじゃないですか……。これで読み取れてないと言われると作者何も考えずに書いてることになってしまう……。ラウファもね、ラウファも本当に仰る通り「この子はこれだから(頭抱え)」ってやつででした。先程七章はこのエルグのラストシーン書くために〜みたいなことを言ったんですが、もちろん当然ここもウエイトは高くてですね。 ここの「ぼたり」がお気に入りです宜しくお願い致します! ぐっと来て頂けましたか……求めていたシーンが書けていましたか……良かったです。ぐっと来ていただけたのでしたらば本当にありがとうございます……。もうやっぱり宣言通り有難うございますしか言ってねえんですが、本当にここまで頑張って書いたかいがありました、ありがとうございます。もうめちゃくちゃに褒めて頂いて、作者はパソコンの前で悶絶もんどりうって死にそうなんですが!! でもまだ八章がありますので!! 「このシーンが一番良くて、八章蛇足だった」と言われないよう! 精進しますので!!! ラウファにルノアが影響を与えたように、ラウファもまたルノアの舞台の上に乗ってしまった人間です。台詞と役割がないわけはありません。出された銃は撃たれねばならないというやつですね。つまり、そういうことです。すみません、現時点で言えるのが其れだけなんです……。「祈りながら」なんて言われたらもう、ああもうなんか本当に、実は結末知ってらっしゃるんじゃないですかなんて邪推してしまいそうになるんですけど! くぅ、こんなにべた褒めされていいのでしょうか……!? 頑張ります。 余談ww っちょっと、ちょっと余談で爆弾ぶち込んでこないでください! いやもう、何度かこの感想すでに読んで拝んでるんですけど、でもなんかこの余談がもう爆弾過ぎて、毎回にやにや(きもちわるい)してしまいます。いやでも本当に久しぶりに書いた気がします。そうなんですよ、元々ああいうゴテゴテの描写で文字書きたくてってのもあったはずなのに実際アクロアイトを書き始めると書く機会が少ねえなとは思ってたんですよ! なんかもう本当にいっぱいいっぱいで、感想いただいて、沢山褒めて頂いて、なんというかもう本当にすみません。すみません、ありがとうございます……。どこがアホみたいな感想なんですかそんなことこれっぽちもないですよ、本当に読了報告だけでも十分うれしいのに。本当に本当に有難うございました!! で。すみません。 以下、破損記憶に頂いた拍手の方の返信です。本当に、返すのが遅くなってしまって申し訳ありません……。 破損記憶読み返して下さってありがとうございます! 破損記憶はメインと言うか、破損記憶の話数でアクロアイト本編の話数決めましたので、あれはぎりぎり齟齬なく繋がっているかなと思います。仰る通り、この回は前章と対応しています。ルノアの対がエルグでもよいのですよ! どの組み合わせでも読めるように見える様にしてい(るはず)ますので!! どうぞ、お気になさらず! 本当に、コメント返事が遅くなってしまいまして、すみませんでした。 ありがとうございます。 [05]
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アクロアイトの鳥籠 を読んだ感想 | ||
投稿者:海 2017/03/30(木) 13:08 | ||
[表示] ツイッターではいつもお世話になっておりますがこちらでは初めまして、海です。最新更新分を読もうとして一度チラ読みしたのですが、これは一度読み返して記憶を新しくしてから読んだ方がいいと判断し最初から読み通してまいりました。なので、今更そんな感想……と思われるのも承知の上で、以下の感想は最新更新分だけではなく全体を通じたものになってきます……あと読解力の低さゆえ思い込みで間違ったことを言う可能性が高いです、先に謝っておきます、すみません……あと長くなるんですが、具体的に申し上げますと1万字近くありますのでそのつもりで……あの……暇で仕方ない時に……どうぞ……。 読み返したのです。それで深く深く実感しました。これまでは、特に、森羅さんの選ぶ言葉の艶やかさ、その圧倒的にハイセンスな表現力に感服しその魅力にばかり取り憑かれていたんですが、それに加えてなんと伏線の張り巡らされた、全体が恐ろしく繋がっている小説なんだ……と。些細なキャラの表情や行動、ちょっとした設定や要素のちらばりが、その先にある或いは裏にある設定や展開に裏付けられている。それが、謎が明らかになってから読み返した時に余計に輝いて、ああ、そういうことだったんだ! あ、ここまで、ここも、と。そして勿論最新更新分を読んでいても、伏線回収に脱帽。その繊細さというかなんと周到なんだというか、鮮やか。ふんわりとしたことばかり並べていてすみません。 挙げればきりがないのですが、ぱっと思いつくだけでも、エルグとラウが対峙した際にラウに誰?と返された時にエルグ寂しそうな表情を浮かべたのはエルグと前のラウファの関係であれば当然の反応ですし、マトマ投げも厄払いの話が出たときにこれはなんだか「異常」なルノラウやアクロアイトに漂う雰囲気からして彼等のことを何か暗示しているようなと思いながらも単なる一つの通過点のようなものと思っていたら最新更新分で話題として再登場して説明に完璧に繋がりましたし、4-5でルノアが子爵に「あなたに、その名前を呼んでほしくないわ」と言って子爵が「おれはきみをなんて呼べばいいのかな?」と返すこのやりとりも、ルノアの境遇を考えるとなるほどとなりますし、ラウの名前の由来・風の神様の暗示みたいだと初期の方で言っていたのも実際由来は本当にその風の神様だったと最新更新分で言われるのも(しかも本当に「神様」でしたしね……神様を信じている人がいないこの群像劇で……この繋がり方、恐ろしい……)、「紅茶に砂糖を入れ続けるとどうなるか」という謎かけも、ラウに出し、答えは伏せられ、その後エルグにも繰り返し出し、そこで謎解きされる、砂糖はセレスお嬢様で紅茶はルノア……こういう繋がり・繰り返し、これがけっこう、きちんとわかりやすい、と、思うんですよ、一気に読み通したから余計そうですが! あと、2-2のルノアの「あら、わたしってそんなに嘘吐きに見えるかしら? 素直に生きているつもりなのだけれど。ええ、でもわたしは嘘吐きなの。だから“嘘なんて吐いていない”わ」という印象的な台詞も、当初は明らかに意味深な台詞なのはわかるけれど彼女の意図がどうしてもわからなかったんですね、でも今なら「わたしは嘘吐き」というのはつまりルノアが従者としてのルノアの観点に立ったときに彼女は今完璧にセレスお嬢様(この感想文でのセレスお嬢様は全てセレス・フェデレさんを指してるということでお願いします……)を演じているその演者であることを嘘吐きと言っていて、“嘘なんて吐いていない”というのはセレスお嬢様を演じているうえでセレスお嬢様として素直に忠実に吐きだしている言葉たちなのだから嘘を吐いているわけではない、ということだったのかなあとか……嘘「なんて」とまで言っているから決して「嘘」を吐いているわけではないっていう……うまく言えないんですが!!(当初は単に「嘘吐きである」ということを前置きした後に「嘘なんて吐いていない」とあえて言うことで逆説的に嘘を吐いているのよ、という告白的なものなのかなあ、でもそんな単純なものではないだろうなあと思いつつ)まあ、とにかくここに挙げきれないくらい伏線がきちんと張ってあって、なんでもないような部分もあとで拾って説明して、「すべてが繋がってる」という……すごい……。 で、まあいろいろわかってから読み直すと伏線回収劇やストーリー展開も理解が深まりますが、キャラクターの、良さが……すごくわかって……ちょっとした行動の意図が読めてくるじゃないですか。完全にくみ取れてるかは別として台詞の真意が解ってくるじゃないですか。アクロアイトの独特の言い回しや言葉にも慣れてその世界観や設定も頭に入ってきて、そしたらぽんぽんぽーんと読んでて解ることが増えて、世界が開けてく感じ! そうしたら、謎解きに集中していてちょっと見えていなかった(個人的な話です)キャラクター性がすんと自分の中で落とし込めて、もう、みんな大好きになりました。エルグなんかは過去更新分でもこんなに物語を展開させている闇の深い奴だったのかと思っていたら、最新更新分で一層深くなって、もう、やばかったです(語彙) まずルノア。ルノア、は、もう、最高ですね。読み返していたら初期の完璧にセレスお嬢様を完璧に演じていらっしゃった頃がとても懐かしく、そうだ、こんな子だったんだ、と懐かしんでいたら、ラウファと過ごすうちにその心が変化してきて、或いはセレスお嬢様としての心とは別に新たに元の『ルノア』としての心が成長し芽生えてくる。その過程が丁寧ですよね……。3-3でエルグ(ロア)と対峙している時にラウファに関するところで怒る場面がありますが、それはまだ些細というか、ちらと垣間見えたルノアのセレスお嬢様としての感情以外の感情で、それがだんだんと、ラウの親かもという人にあいながら別人だった時の安堵とか、それ以降の怒りも困惑も不安も、いろんな感情を見せるようになって、6-7では一度崩壊しかけて、からの、ルノアがルノアとして、ラウファのためにエルグを掴んで(ここ!この瞬間が最高に最強に良いです)最新更新分ではエルグの話に対してかなり感情的な部分を見せますよね。いやそれがすごく良かったです。なんだか、ここまで変化されたんだな、としみじみ……子を見守る親の如き目で(わらうところです)。 ――子爵。そうね、ラウがわたしのことを忘れてしまうかもしれないわ、どこかに行ってしまうかもしれないわ。けれど。 微笑みながら、当然のように。記憶の中のわたしは返答した。それが“正しい”と知っていたから。“そう答えるのが正しい”とわかっていたから。けれど。 ――けれど、それがラウの幸せなら、わたしはそれで構わないわ。幸せを願ったらおかしいかしら? けれど、それなのに。……どうしてこんなに息が苦しいのかしら。 この部分とか私の方が息苦しいです()あああ、もう、このあたりとか、ちょいちょいとラウファに対してのルノアとしての感情が、いとしさが、それがセレスお嬢様としてのルノアを困惑させ、ルノア自身を掘り起こしていくのだなあ……もうほんとお上手……素敵……おいしいです……。 ルノアはその変化の仕方がとても楽しめて、しかも違和感のない形で変わっていったんですよ。初期でルノアとラウ、それからアシェルの三人旅、そのエピソードが丁寧に綴られて、ルノアとラウの閉じた関係性というものが読んでいても心地が良くて、ずっとこのまま読んでいたいと思う一方、ラウの方はいつか別れがやってくる可能性があると示唆され、それは嫌だなと思っていたらルノアもそのタイミングで変わってきて……。なんというかタイミング、もっていきかたが絶妙。 彼女の感情の変化ばかり言ってて申し訳ないのですが、でもまだ彼女自身の謎もありますしね……セレスお嬢様を演じるようになった理由もはっきりと彼女の口からは話していないですし……破損記憶や子爵の話から、セレスお嬢様はルノアの世界そのものであったからその喪失は途轍もないもので、世界丸ごとすべて消えてしまったということで、泣いて、たくさんたくさん考えて、それに耐えられなくて、無くしたものを埋めたくて取り戻したくて直したくて、その世界を延長させたくて、させるべきで、選択して……とてもセレスお嬢様の死を受け入れられなかったんだろうなあ……と思うけれど「自分が何を考えてその結論を出したのか、もうわからなくなっておりました。」の一文は引っかかるわけで。これはまさに現在の『子供』つまりルノアの状態を指しているのかなと思うのですが、同じような、忘れてしまった、と、ラウファと会ったときのこと、なぜラウファを連れ出したのかエルグが6-6でルノアに問うた時の言葉たちとも繋がって、彼女は、過去の、セレスお嬢様という自分にかけた呪縛からすこしだけでも解き放たれつつあって、ルノアがルノアとして、セレスお嬢様ではなくラウファでできつつある世界に、変移していっているのかな……それがセレスお嬢様の喪失を受け入れたということと同義になるかは果たしてわかりませんが、少なくともセレスお嬢様よりもラウファを、大切に大事にして、それを壊さないように、ルノアにはルノアとして生きてこの苦難を乗り越えてほしいな〜とそう願うばかりです……。「また壊れてしまう」と玻璃瑠璃が言ったのは、ルノアの壊れるとは、大事なひと(世界)の喪失と同義なのだろうなあ、きっと……閉じた世界だからこそ余計にそのひと一人の占める割合って凄まじく大きくて、そこにラウファをおくというのは心許ないというか不安なところがあるのですが(実際ラウが離れていったところでもう壊れかけてましたしね……)、ルノアの周りにもエルグやアシェルやロアや玻璃瑠璃琥珀や子爵やいろんな人々がいて、ルノアはラウファやセレスお嬢様だけでなくみんなまとめて、それがルノアの世界になったら、もっと安定するのかな……いや、ルノラウ二人きりの独特の箱庭的空気感がアクロアイトの見所のひとつでもあるので、一概にそれが良いとは言えないのですが笑 単なる妄想の範囲です、失礼しました。 要は、ルノアには幸せになってほしい、ただそれだけなのです。これから森羅さんのことなのでまだたくさん傷ついて、絶望もして、もしかしたら壊れてしまうかもしれないけど、招待券をいただいて鑑賞している演劇の透明客のひとりといたしましては、ただただ大人しく座って、受け入れて、応援するしかないし見守りたい……。 ラウファ。ラウファ、……ラウファは……もうなんといってもタイムリーなのが、ホウオウですよね。ホウオウ。イヤー、ホウオウですか。これはですね、まったく予想できてませんでした(震え声)複数の鳥ポケモンの翼を出せるというのも、混血かなにかかなと思ってたんですね。で、「もしラウファを殺せば生き返らせられるのなら」という問いも、あんまりに意味深ではあるけれど、単にエルグがルノアを試すための台詞かなとかその程度で考えてたんです、そしたら、まあ、森羅さんがそんなさらっと流すはずがありませんでしたね!!!!!甘かった……綿密に考えて書いていらっしゃる。「紅茶に砂糖を入れ続けたら」もそうですが、たとえや謎かけが絶妙ですよねほんと。いやもう、どうしてこんなん思いつくんだ!?となります。いやー、ホウオウ。なかなかに衝撃でした。あの小さな少年の、ぽやっとしたふんわりと笑う無色透明なあの少年に、ホウオウ……ギャップがすごい……と同時にこんなラウファにそんな重いものが乗っていただなんて、と、崩れ落ちる他ありません。まさか一度死んでいて、生き返ったとは……不死鳥ですものね……いや、でも、これほんとに不穏すぎる設定ですよね……今やラウファは村人の手の内にありますから村人がどうするかというのも恐いですし、それこそエルグが危惧していることもありますし、なんらかのきっかけでラウがセレスお嬢様のことを知ったら……いやきっといつか知ることになるんでしょうが……そのときラウはどう行動……すごい、悪い方向しか思い浮かびませんねどういうことですか(震え声)やはりルノアとエルグとアシェルとみんなに頑張っていただかなければ……。 ルノアは変化がけっこう見えているのですが、ラウファは、相変わらず基本的にはラウファで、アルシェも言っていたけどそんなラウを置いてきぼりにして周りが動いてラウの今後が決まっていって周りが彼のことを知って、ラウは変わっていないのにラウの立場が変わっていくというか……それがとてももどかしくて不思議。こんなにも圧倒的な力を持つひとなのに。ルノアにとっても大きな存在で、エルグにとっても大きな存在で(まあエルグにとって本当の意味で大きいのは前のラウファでしょうが)、そしてこの村の状況からしてその存在は、もう忘れかけていた『化物』の存在は、あまりに大きくて……でもその中心にいるラウは心ここにあらずというか、自分のことなのに他人事のよう。まあロアがラウに干渉し説明することで、舞台の主役級でありながら置いてきぼりを食らい流されている今の状況でラウに何かしら大なり小なり変化が訪れると仮定すれば、それはもう遠くないうちに見ることができるのではないかなー……と。まあ、良い方か悪い方か、どちらも覚悟してますが……何も変わらないのもそれはそれでラウらしいけれど。もうほんと正直……ちゃんと考えて!!と肩を揺さぶりたくなるんですが、そんなのはアシェルが散々言ってますしね……それができればこんなことにはなってませんしね。彼なりに考えていますし。わかるけどわからない、わからないからわからないだけで。だから何も言えないです。責められない。 でも相変わらずラウといってもこの村に入ってからのラウの様子はやっぱり今までとちょっと、違うんですよね。いつも素直に受け取るばかりで疑うことをしなかった、知らなかったラウが、どうして、とこの村で、二の腕の掴まれたときの肉々しさとか、本物のはずの世界に対して拒絶?はっきりした不安を示していたりと、「でも、どうせこの感情も、間違いなく偽物なんだろうけれど。」とか「あぁ、偽物の僕はどこへ帰るつもりだったんだろう。どうせ全部嘘なのに。この感情も、見える世界も、何もかも。」とか、その違和感を無しにしようとしているというか、誤魔化そうとしているのが、納得させようとしているのが読んでいてなかなかに刺さりました。でも、ラウには、どうか、ルノアとのことを。偽物だと君はいうけれど、そうじゃなくて、「ラウはラウ」とルノアが呟いたように、ラウはラウだから、記憶を失うその前のラウは……違うラウファだから、今のラウファはきっと紛れようもなく本物で、偽物ではないんだということを、これまでの日々を感情を偽物だと切り捨てないでほしい……。ルノアのことをうわべでなく救えるのはきみだけなんだ……きみは本当のルノアを肯定してあげられる存在なんだ……。でも、でもですよ、ルノラウの旅は、大部分はセレスお嬢様を演じていらっしゃるルノアとラウの旅じゃないですか。ラウは、セレスお嬢様の完璧な演技以外のところのふとしたルノアに、変化を見せるルノアに違和感を感じたりするわけじゃないですか。そ、その相違が……こわい……エルグの手をとったことでルノアはより感情豊かになり「セレスお嬢様」からは離れているけれど、それってラウが理解しているルノアからも離れていってることになります、よな……ラウの性格からしても彼にとっては素直に「変」になって……こわい。うーーーーーんなんと切ないのか;;はあ……幸せになってくれ…………まあ森羅さんのことなのでこれから絶望的な展開が待っていることを覚悟していますが。。 なんというかルノアとラウに関してはどちらも化け物(正しくは『化け物』と『化物』か)という設定というか扱いといいますか、そういう二人じゃないですか。境遇は違うけれどそういう関係性というのは、とても、かなしくてしんどくてそれでも彼等頑張ってるのが胸打たれるしすきですありがとうございます。とにかくそう、ルノラウには幸せになってほしい……すき……早く再会してほしい……ああでもそれがどんな形の再会になるかはかなり恐ろしいところではあるのですが……。 アシェル。……あの……何を今更、ですが、アシェルって本当に良い子ですよね。いやすごい好きです。大好きです。読み返して余計に好きになりました。彼女の立ち居振る舞いや立場がたまりません。人後を会得しているので聡いことは明らかですが、歪な子供達の間に立って、どちらにも立ち、どちらのこともよく見ていて、どちらのことも興味を持ち、たぶんどちらのことも愛している。おそらくアシェルも過去いろいろあったとは思うのですがなにぶん周りの経歴が濃いので……。立ち回りというのはルノラウよりずっと大人というか正常というか、ううん、真っ当ですよね。あと、かわいいですよね、癒やしですよね。何かしら不穏な空気が漂う不思議な演劇のような世界観(褒め言葉)ですし。昼寝とか。肩に乗ってるところとか。「にゃ」とか。 アシェルの特殊性ってルノアとラウとそれからエルグとか、諸々の間に立っていることで、彼女はいろんなことを知っているんですよね。ルノアはラウに対しては話していないちょっとした本音を匂わせたり秘密をほろりと吐いたりしますし、ラウもラウでそういうところはあったり(夢の話だったり)、不思議な立ち位置。でもそれって、アシェルはあくまでも傍観者だからなのだよなあ……と切ない気持ちになります。秘密は知られたくない人にさえ知られなければ秘密であり続けるから。ラウなんか子爵から秘密の定義について吹き込まれておきながら、金髪の子の夢を打ち明ける(名前は言ってなかったはず……だけど……言ってたらすいません)し……。でも傍観者でないと成り立ってないものって絶対あるんですよね。うまい……。エルグを読んで、と6-7のあの場面で言えたのはアシェルがだったからできたことで。瑠璃玻璃もル乃亜の様子には気付いていたけど、この役割はアシェルにしかできなかったんですよね。瑠璃玻璃は完全にルノア側でかなり感情的になっているので、アシェルの、ルノラウどちらも併せてよく見ていて、ある種第三者として冷静に客観的に判断できるアシェルだからこそこの時冷静にこの行動ができたんだろうなあ。それに、第三者、傍観者の、秘密を共有できる存在というのは、絶対に必要なんですよね、それが支えている部分というのもきっとあるんですよね……除け者のようで、でも除け者ではない、そんな立ち位置……。うーーーーーーーラウの元についてくれているアシェルの活躍に期待です……。 エルグ。エ、エ、エ、エ、エルグさーーーーーーーーん!!!!と叫びたくなるくらいにはエルグさんの闇が深すぎて完全にドツボでした。やばい……(語彙)なりそこないで唯一この村の歴史を所持していて、あの、暗い、ルノアの身長以上に積まれた羊皮紙群とか、腐った紙の敷かれた沼底のような部屋で、ずっと、たったひとり……ラウに対する罪悪感や後悔を抱いたままで……無理です……そんなものをたったひとり、いや、正しくはロアがいるけど……といえどもやはり孤独感は深い……だからルノアにこんな秘密を打ち明けてしまって本当にいいのか?と最新三話の一連のエルグの説明を読みながらちらっと冷静に思ったりしたんですが、無理ないですな正直。というかルノアも、エルグ側のこの舞台にとっては傍観者であって知られてはならないひとではないから、ルノアに話しても現時点においては秘密であり続けるんですよね……(解釈違いだったらすいません)。エルグも話したかったんだろうなあ。共有したかったんだろうなあ。ほんとうは。「……ああ、余計なことをしゃべったなあ。」というのは、ぽろりと彼の本音が滲んでいるというか。その後にゆるりと口元の力を抜いたというのが、なんだか、エルグは安堵したんだろうな、「余計な」ことといってちょっと冷たい言い方をしたけれど、この、重い自分の境遇から脱せられるとまではいかずとも、共有できたことが、嬉しかったのではないのかな……。しかしこんな膨大な設定の山、しかもきちんと伏線は張られていてすべて繋がっていた。最初から……。ぼんぐりという高価な存在、そして貴族。ラウファは一般人にはおぞましいとされること。マトマの祭り。ラウファを「殺したくない」なら翼を使わせるなという警告(これ、翼を出して村人に見つかることで殺される可能性のことを示唆しているんですよね……? 「殺させたくない」ではなく「殺したくない」っていうところが味噌だ……結局ルノアがラウファを離すか離さないかのところに繋がってくる、つまりラウファがあの村に行く(殺される)かどうかという分かれ目にルノアの意志がある……実際ルノアがあっけなく見送ってしまったししかもそれが殺されてしまう道へラウを歩かせてしまったということで……ルノアはセレスお嬢様として、道化を演じている・ラウファの幸せを願ったからこそそうしたのだけど。後からそういうことだったとエルグに説明されて真実を知ってもそんなん辛すぎる)。エルグも、獣の匂いはしないから人間ではあるけど、ロアと同じような力を使えること。ラウの外国人のような毛質に目。風の神様の名前。過去に戻りたいという願い。お伽噺、それが改変されているということ。エトセトラ。そんな伏線をちりばめた末の……三話にも渡る語り部。濃密でした。アクロアイトの舞台裏というか、根っこでもあるんですかね、見させていただいて、その深さに感服。苦しく重い歴史の話、そして前のラウファの話。しかしこれがあるからこそ今まで深まってきた・そして深まっていく物語。めっちゃ面白かったです……なるほど、なるほどです。あと「だって、俺が殺したもん」の、一見エルグらしい軽い調子だけれど、最高に重い、真実の一言。これ、ほんと……え!!???っていう。でもこの「殺した」も一瞬、エルグが誰かを生き返らせるその欲求のためにラウファを殺したのかと思ったら、エルグがその生き返った人で、え……っとなってちゃんと読み進めたらエルグが「逃げる」と選択したそれで結果的に「エルグは死に」そのエルグを生き返らせるために「ラウファが死んだ」だから「エルグがラウファを殺した」って……。“俺を生き返らせたからラウファは死んだ”……そ、そんな……わかる、わかるんですよ、エルグの気持ちもわかる、けれど、ロアが亡者に囚われるなと思うのもわかりすぎる……責任を背負いすぎてる、そんなに引け目を負うことなんてない、と思うんですよ……それほどにラウファのことを大切にしていたとしても!! でもそうだからこそルノアにこうして接触して、ルノアにラウファを殺してほしくなくて……そしてルノアなら殺さないと信じた……結局ルノアは手放してしまったけれど。ううん、こんな重い過去、深い深い後悔を背負っているからこそ、二度と同じ過ちを繰り返させないように……似た境遇、今は道化・昔は従者であったエルグとルノア、ぜひともエルグには年長としてルノラウを支えてもらいたい……。「あの子は、あの子は人を殺せますか? フェデレ家のお嬢様のために人を殺せるんじゃないですか?」この、子爵への質問が……エルグも必死だ……ラウファを護るために。今のラウファの傍にいるあのお嬢様がラウファを殺してしまう可能性について探っていた、疑っていた、だからエルグは奔走していたんだ……なんて健気な従者なんだ……。ああ〜〜〜ロアが心配するのも怒るのもわかりますよ。はあ〜〜〜〜〜すきです。 いやはや、こんな闇深いキャラとは思いませんでした。明るい飄々としたつかみ所のないキャラの内面には闇がありますよね、そういうの最高ですよね、わかります。ドストライクでした。今後の活躍を期待しております。できるなら……まあ森羅さんのことなのでそんな簡単には絶対にいかないと覚悟していますが、彼も救ってやってください、頼みます(懇願) うーーーー他のキャラのことも最新更新分の明らかになった世界観についてももっともっと触れるべきだとも思うのですが字数がとんでもないことになっているのでこのあたりで……どうしても言いたいこととしてはあの間の抜けたような話し口の天真爛漫な瑠璃が6-7で《ルノアあああぁああぁあぁぁ!!!!》《琥珀!!!! いい、吼えろ!!!!》と吼えろって、ちょ、あなたが吼えていらっしゃる(ときめき)というのが最高だったというのと、子爵の食えない話しぶりで子供達やエルグかき回す不思議な存在感とセレスお嬢様への愛情やルノアへの愛情がやはりたまらないなあ、というのを付け加えて。 アクロアイトの魅力や、作品に込められた森羅さんの意図を私はまだまだ理解できていない、繋がりや伏線がすごいと言っておきながら間違いなく全然拾えきれていないというのが大変もどかしくもありますが、これからもじっくりと読んで呑み込んでいく所存ですし、応援しております。本当、めちゃくちゃ面白いです。これからもまだ読めるというのが幸せ! です! まあ、アクロアイトの子たちにとっては、この重たいシリアスな舞台では困難は避けられないしまさに闇の渦中にいらっしゃるので胸が苦しいのですが……その苦しみもぜんぶ含めてアクロアイトの世界なので、それを楽しみにしてるといったら語弊がありますが、楽しみにしています。そして幸せにしてあげてください(土下座) 長々長々と本当に申し訳ございません! ここらで失礼しますが良かったらまたアクロアイトについて話しましょうね。いや〜〜〜〜〜面白かったです!!!!また続き楽しみにしています!!!!ありがとうございました!!!!!!!!! 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投稿者:森羅 2017/04/25(火) 23:29 | ||
[表示] コメント有難うございます、海さん!! こちらこそツイッターではお世話になっております、こちらでははじめまして。お返事がかなり遅くなってしまって申し訳ありません。 ツイッターでも言ったかもしれませんが、読み直しまでして頂いてしかもこんなに沢山の言葉を頂いて、本当に本当にありがとうございます……! 冥利に尽きます。書いていて良かった。いえ、こちらがわかりづらい(というか本当にミスってる場合もある)もの書いてるので!! 海さんが謝らないでください! 大丈夫です!! それでは以下長くなりますが、コメ返とさせていただきます。なお、「有難うございます」を繰り返すだけの生き物と化してます。ご了承ください。 ひえええ……! いえ、あの、本当に。初っ端からめちゃくちゃ畏れ多い言葉が並んでるんですけど、有難うございます。ぶっちゃけ仕込んだネタ自体は至極単純だったので「バレバレだよなあ」と苦笑いで書いてたんですけども、物語の一連の流れがきちんと繋がっているように感じて頂けたのでしたら「良かった」と安堵するばかりです。そーなんです! 一応(あくまで一応です笑)、推理物でいう「探偵役の推理」的な? なんていうんですかね、物語の山場と言うか見せ場? ですか、そこに持って行くために色々伏線張ったり散りばめたりはしてるんですよー。鮮やかと言って頂くにはガタガタで畏れ多すぎる気がしますが……。はーよかった。読み取って頂いて本当にありがとうございます! ふんわりだなんてとんでもないですよ! あーあー!! すみません。エルグとラウファが対峙したシーンなのですが、あのエルグはゾロアーク(ロア)の方のエルグであって人間の方のエルグではないんです。6-6でアシェルとエルグが触れています(獣の匂いがするしない、名乗り出る出ないのあたりです。3章でルノアと対峙したエルグは『獣の匂いがする』エルグ(ロア)で、3-2の時点で「『エルグ』を送ったの?」ってエルグがクロバットのクロに聞いていることからどちらかのエルグはもうあの町にはいない=(ロアはあの後ルノアに会うので)人間エルグがいないって状態なんです)。あのあたり(3章〜5章)のエルグと『エルグ』は勘違いさせるように混ぜってあってですね。分かり辛くて大変申し訳ないのですが(というか完全にこちらが悪いのですが)、あくまで関西弁っぽいのをしゃべるのがエルグ、汚い標準語しゃべるのが『エルグ』なんです。人間のエルグの表記がエルグ、ゾロアークのエルグの表記が『エルグ』ではないんです。4-1とか5-4が顕著ですけども、ゾロアークのエルグがエルグ表記、人間エルグが『エルグ』表記になっていたりします。混乱させるようにわざと途中で表記をひっくり返したり、どっちがどっちをしゃべってるのかわからないようにしてたので……。本当に申し訳ありません。海さんは悪くないです! ので!! わかりづらいもの書いて大変申し訳ありません……。 なので、エルグ(ロア)とラウが初めて対峙した時の「寂しそうな表情」は多分次の更新あたり? でさくっと触れると思います。 マトマは結構苦肉の策と言いますか、「ぶち込んだな」感がどうしても拭えなかった節があったのですが、これがないと今回の話の説得力的に困ってしまうのでぶち込みました……。やっぱり違和感はぬぐえなかったですね。ただ繋がったと仰って頂ければ無理やりでもぶち込んで良かったと思うばかりです。あー! 4-5のやり取り! わあここに触れて頂けると嬉しいですね!! あってもなくてもよかったと言えばそうなんですけど、入れたくて入れたところだったので、言及して頂いて有難うございます!!!! ラウの名前は「本当にそうでした」ってだけなんですけど、そうですね、海さんのおっしゃる通り神様を信じてる人がいないんですねこの話……(今気づいた顔)。そういうことにします!! 今しました!! そういう方向でどうぞよろしくお願いします!!!!(どげざ)「紅茶に砂糖」もですがつながりと繰り返しは読み取って頂けるように意識してやったのでそれでわかりやすいと言って頂ければほっとします。ありがとうございます! あーあーあーあーー!!(さっきから「あーあー」ばっかり言ってますね。すみません) 2-2! そこまで言及して頂けるとは……! もう本当にありがとうございます、ありがとうございます……。このルノアの台詞についてはまたこれから触れていく予定があるのですが、海さんの解釈で大体というかほぼ完全に合ってます!! 「わたし自身が(セレスを演じる)演者なんだから嘘吐きで、その嘘吐きの上ではすべて正しいの」的な意味と「嘘吐きだから、『嘘なんて吐いて』ないわ」と逆説的な意味とどちらも合ってます!! ダブルミーニングでした!! ありがとうございます!! ひええ、読み取って頂けることのありがたさですよこの……。ありがたいありがたい……。「すべてが繋がって」ますか? ああそう言って頂ければ何よりです。よかった(そしてこれ、そのうちポカやらかしますからね!) これほど読みづらいと言うかわかりづらくて拙い話をそこまで読み解いて頂いて本当にありがとうございます……。あーもうやばいです、やばいです。すみません。キャラ達の良さww ひえええ、なんかもう、こう、褒め殺しを食らっている……僕は死ぬのか……。ありがとうございます、本当に。あー、「わかってくる」なんて言って頂けたらもう、本当にパソコンの前で轟沈するしかできないです……。好きだと言って頂けるなんて!! もう!! ありがとうございます!!!! みんなよかったね!! エルグですか、エルグ。ありがとうございます!! 闇が深いキャラ大好きです! ただ彼は予想以上に闇が深すぎて書きながら「あれ……? 予想以上に闇が深すぎないか……?」ってなった子です。やばいですね(自分の計画能力の無さが)。 なんかもうここから個々についてそれぞれ触れて頂いてるんですけど……。もうなんか、えっと、本当にすみませんすみません、ありがとうございますありがとうございます……何言ったらいいかわからないです。ありがとうございます……。 ルノアは最高でしたか! 個人的には最高なんですけども最高でしたか! よかったです!! そうなんですよねー、初期の、セレスルノアを書く機会が意外に少なかったんだなあとちょっと後悔してます。2章と3章の間にもう1章くらい挟めばよかったですね……。『ラウファ』という異質なものが入り込んだ(取り込んだ)せいで彼女の世界が徐々に傾くわけなのですが、このあたりは(伝わるかどうかは別として)本編で語りたいところでもありますのでちょっとあまり深くは触れない方向で行かせていただきますね!!! 折角書いて頂いているのに本当にすみません!! ありがとうございます!! ただこう、ルノアの心が揺れている、その変化に戸惑っているっていうのはもう、何度も書き直して書いたところなので触れて頂いてもう、本当に……本当にありがとうございます……。エルグを掴んで! ここ! ここなんですけども!! あーーちょっともう、だめですちょっとしゃべりたくて仕方がないですけどやめておきますすみません。最高の最強と言って頂けてうれしいです!! ただこれも含めてルノアに関してはご期待に添えるのかどうか正直不安なものでして……。早く更新できるように頑張りますね……! あと、非常に申し訳ないのですが、実はエルグの語りのシーンでルノアがやたら表情豊かなのは彼女が今、『観客』でしかないからです。エルグが語っているのは『ラウファのこと』なのでそれに対してルノアが感情表現豊かになっているっていうのは勿論あるのですが、今の彼女はスポットライトの当たらない存在なので、極端な話をすると『お嬢様』を演じる必要がないんですね。なので、すみません!!!! でも確かにラウファのことだからこそというのは勿論ありますので!! 他の人間だったら彼女は絶対にそうはなっていないので。子を見守る親のごとき! いやでも海さんが彼女の親なら何も心配することはなかったのに……(おや、しろ闇メンツを見ると、そう……でもな……い、かも……だと……!?(褒め言葉 引用して頂いているのは5-2ですね! 素敵だなんて有難うございます!おいしく頂いて頂ければ何よりです!! あーールノアの変化を楽しんで頂けて、しかも違和感がなかったと言って頂ければ安堵するばかりです。丁寧に書けてますか……そうですか……よかった……。ルノアとラウの閉じた関係性ってこれ、アシェルも言及してるんですけど傍から見るとすごい危ういもので、でも本人たちはすごい居心地が良さ気なんですよね。あと書いてる方もすごい楽しいんですよ()。だからさっきも少し書いたんですけどこの関係性をもうちょっと長く書けば良かったなあとも思っていたので、タイミングが絶妙と言って頂ければこれでよかったんだと思えます。ありがとうございます。いえいえ謝らないでください! もうそんなに言って頂けるなんてこれはむしろ海さんに書いて頂くほうが良いのではと思い始めましたから!! ありがとうございます!! そうですね、ルノアに関してもまだこれからという部分がもちろんあります。というよりもエルグと子爵が語った『ルノアの過去』はあくまで『第三者から見たルノアの過去』でしかなく、そこに一切のルノアの感情もセレス(お返事内のセレスはすべてセレス・フェデレを指します)の感情も含まれていません。海さんのおっしゃる通り{なんか海さんがほとんど読み取って頂いてるような、気が、さっきからしてる……んですけども……(わらうところ)。いやめちゃくちゃうれしいんですけどもね!!!! 光栄極まりないんですけどもね!!!! 今後の更新で「やっぱりな!」ってなったらどうぞガッツポーズ決めて知らないふりしてくださいね!!(いいえ)}、幼いルノアにとってセレスは非常に大きな存在で、だからこそ彼女は『たくさん泣いて』、『たくさん考えて』『何か』を選んだわけですが、結局彼女は『わからなくなってしまった』わけで。この辺りがね、ちょっともう書くのが楽しみなところでして、ご期待と予想に沿えるかどうかはわからないですが、最後まで彼らの茶番劇にお付き合い頂ければ幸いです。語りたい! この辺言及して頂いてることについて語りたい!! んですが!! 語り出すと芋づる方式で全部ネタバレになって本編書かなくていいやってことになりかねない気がしますのですみません!! ああああ語りたい!!(ごろんごろん) ルノアが自分に掛けた呪縛とか超絶語りたいんですけども(厳密に言うと子爵も言った通り彼女が望んだことなのですが。予想のヒントになっちゃいますかね)!! ルノアにとってのラウファも語りたい! 語りたくてたまらない!! もう、どうしてこうピンポイントに語りたいところがわかるんですか!! 折角書いて頂いているのに何もしゃべれないじゃないですか!!(海さん悪くないです)なんといいますか、期待に沿えなかったらすみません!! 先に謝っておきますね!! すみません!!!! そうですね、瑠璃玻璃の「壊れてしまう」はルノアにとって『大きな割合を占めるものの』喪失です。仰る通り、彼女の世界は閉じた世界でだからこそ『一人』の割合が非常に大きいです。ただ、突っ放した言い方をするとそんな世界を創ったのはルノアなのでルノアの自業自得なのですが、彼女は人付き合いを拒絶して世界を閉じているわけではないんですよ。この辺りも……また……書く(はず)なので……すみません……(ガクッ)。 セレスを演じるルノアの舞台は(瑠璃も言っていますが)『セレスを知る者』には立つことができなくて、『彼女を全く知らない者』はモブにしか成り得なくて、だからこそそこにラウファは駄目だろって思う海さんの気持ちが良くわかるのですが……! いやもうその通りだと思います本当に(わらうところ)。箱庭がどうなるかはルノアが『わからなくなった』ことを理解すればまたかわっていくかもしれません(たぶん)? 森羅さんを信頼してくださって有難うございます!! そんなに海さんに性格バレてたとは思いませんでしたが、その通り! まだまだ傷ついたり絶望したり救えなかったりするかもしれません!! 感想でそんな素敵な詩的表現を頂けるとは思っていなかったのですが、どうぞカーテンコールまでお付き合い頂ければと願います。 ラウファ、ラウファはですね……まさか映画をやるとは思いませんでしたね……(そういうことじゃない)。皆が忘れ去っているであろうと油断していたらこれですよ! 綿密!?!? ひえええ、いえ、あの。綿密と言って頂いた手前申し訳ないのですが、綿密に考えていればホウオウの伏線をもっと、こう、上手に魅せれたのではと……すみません。ホウオウの予想ははっきり言って不可能に近いので予想できていなくて当然です!! ので!! こちらの落ち度です、すみません!!!!!! それこそエルグの「もしラウファを殺せば生き返らせられるのなら」がまあフラグと言えばかろうじて……いえ、「どんだけ深読みさせんねん」ってことになるのでこれ以上はやめますね。無色透明! その言葉を覚えていてくださって有難うございます!! ええ、無色の生き物(ラウファ)が極彩色(ホウオウ)にひっくり返るのがやりたかったんです! ギャップを感じて頂けたならうまくひっくり返ってくれたんだなあってガッツポーズモノです。いや、だってですね、徹底では「あらすじ」で思いっきりラウファを指して「無色」と使っているのでまだ気づいて下さる方も多そうですが、ポケノベさんの方はさらっとしか触れていないので、だからこそなおさら読んでくださってそれを言って頂けるってのはめちゃくちゃうれしいです!! ありがとうございます!! ラウファ本人がこのことを知ってどうするか、セレスのことを知ってどうするか、ルノアのことを知ってどうするか、村の人たちがどうするか、それはもうここで語るべきではありませんので本編を、早めに、更新したいと……(目逸らし)。不穏ですけども大丈夫ですよ!! たぶん!! 多分、頑張ってくれると思います!! 不思議ですか、不思議ですか。いえ、彼に関しては本当にそういう風に書いていたのでそう感じて頂けたならよかったですー! 記憶のない彼にとって自分の見ているものはあくまで全て『偽物』なので。それは今現在も変わらず、だからこそ自分が中心にいるのにまるで他人事です。本当に海さんのおっしゃる通りルノアにとってもエルグにとっても大きな存在なのにね、ラウファはそんなこと気づいてもないんです。ロアがラウに説明したことで! そう! そうなんです!! ここ次に書くのを楽しみにしているところなので!! ただ、なんというかその、期待を裏切ってしまったら非常に申し訳ないのですが……(ガクブル)。正直ちゃんと考えてww アシェルさんのツッコミを代弁してくださって有難うございますww いやそんな甘いこと仰らずもっと責めて良いんですよ! だってラウファは思考が浅すぎてほとんど何も考えてないに等しいですから!!(わらうところです) ラウファがちょっと様子が違うのはですね、これ言及して頂けるの嬉しいんですけども! (ここから語りに入りますので読まなくていいですので!)彼にとって彼の見ている世界が『偽物』であることはラウファにとって間違いないことなんですが、偽物だって自覚していて、自分の見ているものが次の瞬間には崩れるかもしれないあやふやなものだと考えているうえで、それでもなお、彼はすでに「そう言い聞かせても、確かに僕は、この鮮やかな偽物の世界に侵されて、浸ってい」ってしまってるわけです(6-1)。だから、今自分の置かれている状態は彼にとって『当然なもの』ではあるんですが、そのことも改めて自覚し直さないといけないわけなんです。だからこそ行き場のない不安みたいなものが(ラウファ本人がその感情の理由をきちんと理解しているかどうかは別として)漠然と行動に表れていると言うかなんというか、なところなんですええ(自作語りおしまい)。 なんかね、すみません。正直、感想読み返しながらずっと「うわあああ」ってなってるんですけども。なんか、あの、ルノラウをこう、想って頂いてるのが、本当に……すみません、本当にありがとうございます。ちょっともう、さっきからネタバレを打ち込みかけては消してるので、この二人が再会したらとか彼にとって『偽物』なルノアとかもう色々書きたくてたまらないんですが、黙ります。すみません。いやもう本当に幸せになってほしいですね(この台詞を作者が言うと殊更台詞への薄っぺらさが際立ちますね)。 アシェルさん。いや、本当に。そうなんです(真顔)。めちゃくちゃいい子なんですよ、わけわからないくらい良い子なんです。あせるさんは出来る子なんです。ルノラウが異常だからこそなお際立つ常識人っぷりが堪らなく良い子なんです……。好きだと言って頂いてありがとうございます!!!!! 最初は本当に『マスコットキャラクター』的な雰囲気で書き始めた子だったんですが……。海さんの仰るように彼女はいつの間にかどちらの間にも立ってくれて、どちらのことも等しく想ってくれている唯一のキャラクターになっていました。彼女の役割は『大人』とか『保護者』ですね。子爵やエルグに近い立場かもしれません。そうなんです、そして彼女は可愛いんです。書いてる側からしても最高に癒しです(真顔)。彼女がいるかいないかで大分書きやすさに差が出ます……(わらってください) 色々なことを知っている点については海さんのおっしゃる通り彼女があくまで『観客』の席に座っているキャラクターだからです。それを寂しいと仰ってくださっていますが、でも、彼女が傍観者だからこそと思うところも多々あって。彼女は(同じくルノアの演じる舞台上で『観客』の役割を果たす)子爵とエルグ(彼は彼女の舞台に土足で上がり込んだ後自分の舞台に彼女を引きずりこんでいますが)とは異なるところがありまして、子爵はルノアの過去を、エルグはラウファの過去をそれぞれ知っているのに対しアシェルはどちらの前情報も持っていません。疑問は持ちつつも、アシェルにとってエルグから話を聞くまでルノアは『本物のお嬢様』であったし、ラウファは『何考えているのかよくわからないぼんやりした従者』でしかなかったんです。このルノラウの過去についての情報があるかないかって言うのがものすごく大きくて、だからこそ二人(ラウファは夢の話をルノアに言えなかったから、ですけども)はぽろっと彼女に言葉を零しますし、彼女は中立の位置に居て客観的な判断を下してくれるんです……。話の都合上でものすごく助かる一家に一匹キャラクターなんです……。 瑠璃玻璃に「エルグを呼べ」と言ったのはもう本当に仰る通りその最たる例でして、彼女が居なかったらあのシーンどうしてたのか想像がつきません。いやもう本当にアシェルさんがいてくれてよかった……!笑 まだアシェルの出番は残ってますので! はい! ええ、えるぐさーん! ドツボに嵌まって頂けましたか!! ありがとうございます!! やったぜ! 正直僕自身もこんな闇の深いキャラだとは思ってませんでした(いけしゃあしゃあ)。アクロアイトで一番闇の深いキャラではないだろうかと思う次第です……。そうなんですよ、彼はたった一人でずっといたんです。だから秘密を打ち明けたんです。ちょっとこの辺ブログでも語ってまして(読んでくださいと言ってるわけではないですのであしからず)、海さんのおっしゃる通りエルグにとってルノアはエルグ側の舞台にとっては傍観者で秘密を知られても構わない人物なんです。だから彼は口を滑らして「余計なこと」まで話をしました。そうです、めちゃくちゃ安堵してます。共有できた安堵です。誰かに話すことのできた嬉しさです。解釈それであってます!! ので!! 読み取って頂いてありがとうございます!! ありがとうございます!!!!!(平伏) 伏線に関してはきちんと回収できているのか不安なところが多々あるので、不明な点があればどうぞ! 遠慮なく! 教えてくださいね!! それから、えっとすみません。ラウファを殺したくないなら翼を使わせるな、という警告に関してですが、これは「村の人に見つかるからやめろ」と「(7-3の廃人になった云々のあたりから)殺したくないならやめさせろ」と「もしルノアにとってラウファよりセレスが大切だった場合に、翼を使い続けていたら何かの拍子にルノアにラウファが人を生き返らせることができるかもしれない。だから知られてしまう可能性を低くしようと考えてのやめろ(ルノアにラウファを殺させない為ですね。7-4ラストあたりの『あの子はセレスのために人を殺せるんじゃないですか』のあたりです)」の三つの意味があります。でもこれははっきり言って裏の裏というかどれかひとつで分かって下さったらいいもので、三つとも理解する必要のないものですので……むしろこの拙い文章で三つの意味が入ってるので理解してくださいと言うのは無理ですので……。どう考えても自己満足です、すみませんでした。「結局ルノアがラウファを離すか離さないかに繋がってきている」その通りです! 本当にそこだけ読み取って頂ければ十分です!! そこに気づいてくださって有難うございます!!! そうなんですよ、ラウファのことを決めるのにルノアの意思が入り込んでるんですね。そこはアシェルのツッコミどころだったところでもあって、勿論本来ならばルノアが決める事ではなかったのでしょうが、エルグはルノアに期待しすぎました。自分よりもラウファよりも幼い女の子に、期待してしまったんです(その点はあとで後悔してますけども)。それが失敗だったんですよね。エルグのロアと同じような〜はちょーっと待ってくださいね! 気づいてくださってありがとうございます。結構さらっと流したので、ばれてないかもなと思ったんですけども。気づいて頂けると嬉しいですねw 色々と、もう本当に色々と詰め込みすぎまして、本当にすみません。アクロアイトの根というか、タネというか、そういうネタバラシ的要素の部分の三話でした。面白かったと言って頂けて本当にうれしいです。お付き合い頂いて感謝の言葉しかありません。「だって、俺が殺したもん」これね!! あーこれですよ、ありがとうございます。いや、もう、これ、もっと印象的に書けたら良かったんですけど書けなくて。あー嬉しいです。よかった。そうです、エルグは『ああすれば』『こうすれば』『こうだったなら』『もし選ばなければ』と責任背負い過ぎなんですよね。だからロアはそんなエルグが心配で堪らないんです。で、考え過ぎた結果エルグはルノアに責任を押し付ける(言い方が悪いですが)んですね。それがまた失敗するわけですけども。でもそれでも彼はアクロアイト年長組(大人組)ですので! ルノラウ(子ども組)を支えてくれると! 思います!! もうですね、エルグの「殺せるんじゃないですか?」って質問から彼の必死さが伝われば……それで満足です……。そうです! そうなんです!! 海さんのおっしゃる通りです! ずっと彼はルノアにラウファを殺させないために奔走してました。めちゃくちゃ健気なんです……。超絶優良物件なんです……。彼を好いて頂ければ何よりです……! 明るく飄々としたつかみどころのないキャラに闇を与えるのは最高ですね、めちゃくちゃわかります(握手)。彼を救えるかどうか正直解りませんが善処したいと思います!!(打っていてなんですが作者が言うと最高に信用ならない台詞ですね)。 いえいえ!! とんでもないです! ここまでたくさん触れていただいて、本当に感謝しかありません……。ありがとうございます、本当にありがとうございます……。励みになります……精進します……!! 瑠璃wwwあなたが吼えてるはホンマソーレなんですけども、彼女たちも彼女たちでルノアの心配をしているので……はい……。ときめいて頂いてなによりです。子爵! 彼はですね、本当に良い人なんですよ。ルノラウを掻き回して、エルグを躱して、セレスを愛していて、大人の余裕って感じが最高な人なんですよ。なので彼にまで言及して頂いて……本当に、本当に……(どげざ)。 いえいえ、とんでもないです。ものすごく読み解いて頂けてますので!! 震えながら平伏してます。ありがとうございます、ありがとうございます。恐縮です。楽しみにしていると言って頂ければこれほどの幸せは有りません。ご納得頂ける結末が欠けるかどうかはわかりませんが……どうか幸せに! してやりたいとは!! 思ってます!!!!! ので!!!! いえいえ、とんでもないです。本当にありがとうございます。こちらこそ長々となってしまい(しかもとりとめない)申し訳ありません。また、返信遅れまして誠に申し訳ありませんでした。ありがとうございました!!!!!!!!! PS しろ闇も! 楽しみに!! しております!! ので!!!!!!!! [03]
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