月蝕 > 月蝕 > 69 7−9 を読んだ感想 | ||
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投稿者:きとら 評価:感動した! 2021/02/14(日) 22:02 | |
[表示] 7章を一気読みさせていただきました! もう何から言ったらいいか分からないので取り止めもないことを並べさせてください…! 親父さんのルカリオVSトウヤ君チームって構図がめちゃくちゃ熱過ぎる!! レンジャーさん…いやアズサちゃんもはじめは親への反発とか恨みとかそういう動機で動いてたっぽいのに、みんなと話すにつれて段々と自分を見つめ直すのが凄くグッと来ました…とりわけ夢の下り。あれ何なんですかねえ。ねえ!!トウヤ君がいきなり夢の話を始めて「!?」って思いきや、しっかり話の根幹に繋がっていって、みんなも次々と夢を語っていく…熱過ぎではないでしょうか…アズサちゃんも素直に言うあたり、これまでのクールなイメージが良い意味で覆りました…! それにしてもミソラちゃんだけ夢を語らなかったのはアレ意図的ですよね? ね?? 周りもミソラちゃんに語らせたらヤバいの知っててあえて話振らなかったし、ミソラちゃんも語らないままサラッと流しててなんかこうとても深い闇が垣間見えた気がします…やだ怖い。やめて。 それでも後半のシーンだったと思いますけど、ミソラちゃんが「日常がまだここにある」って実感してるのすっごいキュンキュン来ました。そうだよここにあるんですよ。最後アズサちゃんユニオンに行くことになったけど、日常は変化するだけで消えてなくなるんじゃないんですよ。グレン君も言ってたように、幸せになる努力が大事なんですよ。幸せに、なりませんか。なってくれないかな…(切なる願望) ところでラストのアレ、ねえアズサさん、アズサさん…ねえ…ひょっとしてあなた…いや恐ろしくて口が裂けても聞けない…そ、それでも私はタケヒロとアズサちゃん推すから! まだ希望があると信じているから!! ユニオンで頑張ってください…そしてまた戻ってきてください…それまで私は、続きを読んで待っています!! …本当に取り止めがなさすぎてすみませんでした、熱い7章めっちゃ面白かったです!!!! [144]
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投稿者:とらと 2021/02/16(火) 22:45 | |
[表示] きとらさん!!!!お読みいただきありがとうございました!!!ぴゃああああ〜!!!!! >親父さんのルカリオVSトウヤ君チームって構図がめちゃくちゃ熱過ぎる!! 分かる!!チームとしてのココウ組!! 強い奴一匹にみんなで知恵を出して立ち向かっていく構図がめっちゃ好きです。ひとりじゃ到底かなわない相手に徒党を組んで向かっていく主人公勢みたいな構図好きだし、それを雑魚は何匹集まっても雑魚よとばかりに蹂躙するたった一匹の強者も好きです!!! 夢の話をしようのくだり!!!!あまりに青春すぎて言い出しっぺ氏(22さい)のなかでいずれ黒歴史になりそう!!!ミソラがなんだか変だって感じていたように、月蝕としては結構異質なシーンではあったと思います。面と向かって夢を語り合うようなまっすぐさのないめんどくさい人ばかりのお話なので。でもこの時間をきっかけに、お互いがお互いの存在をより近しく感じるようになったのは間違いないのだろうな。ときにアズサ(18さい)のクールな職業人として振る舞っている内にある若者らしい情熱を、トウヤはきっと聞く前から知っていて引き出そうとしたんだなと思うとお前〜……!って思います。主人公はずるいなあ!!! >それにしてもミソラちゃんだけ夢を語らなかったのはアレ意図的ですよね? ね?? ん???????(ん??)あの場所で私の夢は誰だか分かんないけど人を殺すことです!!って爽やかに言っていたらどんな空気になっていたのかな……? >それでも後半のシーンだったと思いますけど、ミソラちゃんが「日常がまだここにある」って実感してるのすっごいキュンキュン来ました。そうだよここにあるんですよ。最後アズサちゃんユニオンに行くことになったけど、日常は変化するだけで消えてなくなるんじゃないんですよ。 うわ〜なんかこう……私の方が……ぐっときてしまいました……ありがとうございます。そうです、消えてなくなるわけじゃないんです。日常はまだここにあります。彼らが戦って勝ち取りさえすれば、きっと幸せになれるんです。そうなんだよなあ……そうだったんだよなあ……(遠い目 お話が動く時っていつも非日常なんですが、日常の積み重ねがあるからこそ、愛着が生まれるんだと思うんです。小さな街のささやかでなんでもない彼らの日常を大事に思っていただいて本当に嬉しかったです。ありがとうございます……!! ラストのアレの……真意は……結末は……^^^^^^^きっとそう遠くない未来に!! タケヒロも推されて喜んでいます!!!!タケヒロがんばってるから!!がんばり伝わってるから!!大丈夫!!(??? とりとめがないなんてとんでもない!!こちらこそコメ返が舞い上がりまくりで下手すぎてすみません!!!読んでいただけただけでも踊りあかせるのにご感想すごくすごく嬉しかったです!!!!!7章楽しんでいただけて何よりでした……!!ありがとうございました!!!!! [149]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
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投稿者:春 評価:とても良かった! 2021/02/03(水) 20:05 | |
[表示] 15章最新話まで読みました! 私は追いつきましたよオオオオオオオオオオオオオ!!!!お話を畳んでいる最中だろうなというのがひしひしと伝わってきますけど、これ多分予想ではあと30万文字くらい畳むまでかかるんじゃないかと睨んでいます!とらさん!!頑張って!! ミソラの冒険ターンが長かったんですが、私ミソラの冒険ターンがすごい好きな章だったんですよね〜!いやぁ良いですね!逃走中ではあるんですが、いかにも旅立ったばかりの少年トレーナーという感じだったり、子供が遠い街でふらふらしている感じがしてすごく楽しかったです。特にワダツミの街が予想とは違ってまさかのゴーストポケモンの街!おどろおどろしげでありながらも、吹き抜ける涼風さえ感じるような不思議な街だと思いました。私も行ってみたいな〜シオンタウンをモデルにしてたりとかしますか? あの少し怖くて悲しいBGMが、このワダツミにも似合いそうです。カラカラも出てきたし、やっぱりシオンタウンがモデルでは!? ミソラがフワンテの群れをキャプチャしてひゃっほーう!としたあと、すぐにメグミに忠告されて肝を冷やすシーンは可愛くて面白くて楽しかったです。おいおい大丈夫かよフワンテだぞ君、と私も思っていたところを流石メグミ、突っ込んでくれたか!ミソラの冒険ターンで好きなシーンは色々あるんですが、いっとう好きなのは、最初の地下道を歩きだすシーンです。メグミの変身したミヅキちゃんにめちゃびっくりしました……本物かと思ってしまったよ……もう駄目かと思った。ていうか、ルリコに鈴をあげちゃったんでしたね……あの時、本当にいいのかな、と思ってたらミソラはやはり後悔することになってしまったか。あれがなくなったから、ミソラのトウヤへの懐き度はもうあがらないのかな……その前にカンストしてるか……。 地下道の最後の一文がめっちゃ好きで、3度読みくらいしました。 >暗闇の果てを、探さないと。 めっっっっっちゃ良くないですか??? もう凄い好き!!これがね〜ミソラの置かれている状況とね(地下道の果て)と状況とね(現状の八方塞がりな地獄の終わり)がかけてるんだろうなってね〜思うともう……もう超好き!!!大好き!!この一文だけでご飯が5杯食べられるくらい好き!!ですね!! そんなわけでリアタイ勢に追いつきました!地下道は脱出したけど、ミソラ達は果たしてこの地獄という暗闇の果てを見つけることが出来るのでしょうか!?全てはとらさんにかかっている……!!続きも楽しみにしてます。 [140]
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投稿者:とらと 2021/02/16(火) 22:12 | |
[表示] 追いつかれてしまった!!!!くうう〜〜〜〜っ!!!!!そして私もコメ返に追いついてしまいました……ご感想に埋もれまくって私は本当に幸せ者だ……こんなにご感想を頂いていいのか……楽しいコメ返タイムを本当にありがとうございました!!春さんは神です!!!!!! >これ多分予想ではあと30万文字くらい畳むまでかかるんじゃないかと睨んでいます! 鋭いなあ(白目)あと十日というところまで来てはいるんですが、11章も12章も一昼夜書くのに10話くらい使っているのでまだもうちょっとかかりそうです。もうちょっとだけね!!30万……鋭いですね……15が追わればあと3章の予定なので、本当にそのくらいかもしれません。一年あれば書き終わる数字!!(? ミソラ冒険ターン好き嬉しいです!!前半は同じ町での日常パートが長く、後半で逃亡生活がはじまって旅感が出てきた感じなんですが、ミソラをひとりで放り出すのは個人的にもすごく楽しい道程でした。13章末から14章がああだっただけに、一転してちょっとわくわく感のあるシーンに仕上げられて、個人的にも新しい風を感じている楽しさがありました。「冒険」という言葉で表現していただけたのすごく嬉しいですね。冒険かあ!いいなあ冒険! 街を考えるのはいつも楽しいです。ワタツミはヨシオが目指していた港町としてずっと私のイメージの中にあったんですが、ゴーストタイプの街になったのは実は最近のことだったりします。シオンタウンは頭の中にありました!山を抜けたらあるところとか!カラカラもそうですが、ゴースグラスは初代の「シルフスコープを使わないと戦えないゴーストポケモン」を原案にしていますので、やはり元ネタとしての要素多いです。ただ外国への出口としての港町のワタツミを大事にしたかったので、シオンタウンよりは結構明るい温かい雰囲気のゴーストタウンに仕立てたいと考えています。 ミソラがメグミと一緒に地下道を逃げるという展開も大昔からあった展開でした。前も言ったかもしれないのですが、『暗闇より』のあの洞窟のシーンが大好きすぎて脳裏に焼き付きすぎているので、引っ張られないようにしよう(特に心理描写)……!!ということを一番意識しながら書いていました笑。 >ていうか、ルリコに鈴をあげちゃったんでしたね……あの時、本当にいいのかな、と思ってたらミソラはやはり後悔することになってしまったか。あれがなくなったから、ミソラのトウヤへの懐き度はもうあがらないのかな……その前にカンストしてるか……。 笑ってしまった……鈴を失ったからミソラはトウヤを非難したのか……そうだったのか……笑 一緒に連れ歩くだけでちょっとずつでも懐き度を上げていってほしいですね……カンストしてしまったら……あとは下がるだけ……なるほど(? >これがね〜ミソラの置かれている状況とね(地下道の果て)と状況とね(現状の八方塞がりな地獄の終わり)がかけてるんだろうなってね〜思うともう…… 天才!!!!!!!!!!!!!!!!!!その通りです!!!!!!!!!!!!!!はい私天才!!と思いながら書いている文章が本当に読者さんに気付かれているなんてこんな凄いことがあるんですね……!!嬉しいです!!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 昔大好きだったWEBラジオが、大人気番組で大勢のリスナーがいるにも関わらず「たった三人のリスナーで一生懸命メールを投稿しまくってる」ということを常々言ってて、それがなんだか好きだったので私も三人の読者さんとよく言っていたのですが(失礼かなと思って最近言わなくなった)(三人でも多いな……と思うようになったというのもある)、春さんが追い付いてくださったので晴れて4人の読者さんになりました。ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!本当にお疲れさまでした……!!この作品に追いつくだけでも完全に偉業です……!!!!すごい!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!!!たくさん時間を費やしていただいた分が無駄でなかったと思っていただけるエンディングを必ずやお見せしたいと思います。がんばります!!重ね重ね、本当にありがとうございました、お疲れさまでした……!!!! [148]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
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投稿者:春 2021/02/02(火) 22:59 | |
[表示] 14章読了しました! 目次を二度見しましたよびっくりしました「えっ短っ」と思いましたが、内容的には……今までで……一番重かったんじゃないですかねぇ……。 最近せつに思うんですが、トウヤ君ってみんなに責められすぎなのでは……みんなして「お前が悪い!」ってトウヤ君を虐めるもんだからトウヤ君の悪い子カウンター(幻覚)がみるみるうちに増えていく……。トウヤ君を責めなかったのはあずにゃんとかグレンさんとか。年下勢はみんなしてトウヤ君責めるんですが彼は前世で年下に恨まれるようなことでもしたんですかね……。そこら辺はもしかしたら、トウヤ君が前に感想でも述べたんですけど、子供のまま心を置き去りにして、大人の体になってしまったようなアンバランスな存在であることが関係しているんでしょうか? 色々と疑問の残る章と短編でした。アサギが「どうして餌の皿を取り替えた?」とか訊いたのがひっかかります。ということは、モモが食べるはずだった皿は、ハリの皿だったということです。ハリの皿に本当は毒が入っていたのです。ハリはその皿を交換しました。毒が入っていると分かっていて交換したのかどうなのかは、定かではありません。では、ハリの皿に毒を盛ったのは誰か?もしかしてトウヤとか?好奇心で入れたとか?前にニドリーナとかは毒タイプだから毒耐性があるとか話してた気がしますし、ハリも毒針放てるし、もしかしてだけど、毒の入った餌を食べても死んだりしないから?トウヤくんの好奇心だったらありそうな気がするような。でもモモは違いますよね。耐性なんてないから死んだとか。そうなると確かにトウヤ君が毒を盛ったことになるし、皿を交換してしまったハリがトウヤを庇うのも分かります。 14章の表紙絵はまだはっきり覚えてるんですが、あれはやはりお姉ちゃんだったんですね。お姉ちゃんな気がしたんですよ!でもあのイラスト見たとき私は「おお感動の再会シーンだな多分」と思ってたんですが、全然違った!!恐怖の再会シーンだった!!むしろシリアスど真ん中の地獄の表紙絵だった!!おおとらさんよ!タケヒロの表紙絵もそんな感じですね!!(死) お姉ちゃんの脅しがとても怖い。トウヤ君は本当にアサギが大好きだったんですね……でもお姉ちゃんがめっちゃ怒ってることはよく知ってたんですね……今回の章は、トウヤ君がモモが死んだ日から止まっている事がよく分かる章だと思います。彼の思考と感情の流れはほぼ、モモが死んだ直後なんじゃないかと思います。そうじゃないとアサギさんのやったこととか現状省みて、アサギさんが実は無理矢理とかの思考をしてしまうのは……トウヤ君あなた疲れてるのよ……。 ところでめちゃくちゃ気になってるんですが、トウヤ君のご両親はどうしてトウヤ君を移動させなかったんでしょう? 14章の2話目を読んだとき、最初に私も思ったんですよね。「いやトウヤ君だけ移動させて実験したらええやん」と。そして3話目でお姉ちゃんがその事を言及してくれて、それそれと頷きながら読んでました。何かあったんだろうけど、トウヤ君そこは「いや知らんし。何も連絡もなかったよ」と言っても良かったんだよ……お姉ちゃんが信じてくれるかどうかは別問題ですけどね!!連絡あったんでしょうか? ご両親とトウヤ君の間にもうワンクッション何かありそうです。 次はとうとう15章!(ドン!!)追いつく!!(ドドン!)月蝕の誕生日が来る前に追いつこうと思います!!!(ドドーン!!) [138]
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投稿者:とらと 2021/02/16(火) 21:44 | |
[表示] 月蝕地獄編と(私のなかだけで)名高い14章お付き合いいただきありがとうございました〜!!ターニングポイント回は話数短くなりがちな月蝕です(6章、9章、14章)。とはいえターニングポイント回だけ拾ってもなんのことやらだし、この物語がどんどん膨らんでるのはあくまで日常要素であり、その日常要素こそが物語の肝なのだなというのが大変よく分かりますね(開幕自分語り トウヤって自分が悪いって思ってるからお前が悪いって言われるんだよなって最近は思ってます。何か不運なことや不幸なことがまわってきたときに僕が悪いんですと言っている人がそこにいたらお前のせいだってついつい思いたくなっちゃうのだと思います。相手が子どもであればあるほどその傾向は強まると思います。でもトウヤにも実際悪いところあるよね……ねえ……こんなにやらかす主人公いるんですか……?ほらまた……君のせいだよ……(ささやき >そこら辺はもしかしたら、トウヤ君が前に感想でも述べたんですけど、子供のまま心を置き去りにして、大人の体になってしまったようなアンバランスな存在であることが関係しているんでしょうか? どうだろう……?もしトウヤがしっかりした大人で子供っぽい部分がなかったらミソラやタケヒロは彼を責められないかったかもしれませんね。彼が僕が悪いって言うor思ってるという部分だけではなく、トウヤに攻撃しやすい不完全さがあるから攻撃しやすいって部分もあるのかな。顔とか……でもトウヤ今まで結構全肯定されマンだったのであれですよ……因果応報……っていうか……ねえ! >アサギが「どうして餌の皿を取り替えた?」とか訊いたのがひっかかります。ということは、モモが食べるはずだった皿は、ハリの皿だったということです。ハリの皿に本当は毒が入っていたのです。ハリはその皿を交換しました。毒が入っていると分かっていて交換したのかどうなのかは、定かではありません。では、ハリの皿に毒を盛ったのは誰か?もしかしてトウヤとか? 12−4でトウヤは「モモの餌に毒を盛った」と証言しています。そのあと研究施設で毒を手に取っている子トウヤの描写があります。その前のには、トウヤの心理描写の中でハリに全部僕が悪いのだから心配することはない的なことを考えている描写もあります。ハリは自分の餌とモモの餌を取り換えて、結果的にモモは死んでしまいました。なんかこう……ここも解決しないまま置いてきぼりにしてますね私……すごい置いてきぼり小説だな……ついてきてくれるひとたちすごいな……(尊敬)回収し忘れないように気をつけなければなりません。いつか語れる日がくるといいです!! >ハリも毒針放てるし、もしかしてだけど、毒の入った餌を食べても死んだりしないから?トウヤくんの好奇心だったらありそうな気がするような。 子トウヤの(っていうか子供の)こういうところすっっっ……………………ごくいいですよね……!!(? 14の表紙お気に入りでした!!ありがとうございます(*'▽')トウヤの茫然顔がめちゃくちゃかわいくかけたお気に入りの一枚です!!13の表紙絵(空に手を伸ばしているタケヒロ)は完全に13章の最後の一節(イズがでてくるとこ)をイメージして書きました(*'▽')これもモチーフとしてはすごくお気に入りでした!! >今回の章は、トウヤ君がモモが死んだ日から止まっている事がよく分かる章だと思います。彼の思考と感情の流れはほぼ、モモが死んだ直後なんじゃないかと思います。そうじゃないとアサギさんのやったこととか現状省みて、アサギさんが実は無理矢理とかの思考をしてしまうのは……トウヤ君あなた疲れてるのよ……。 そう!!!トウヤは!!!!自分のことを「僕」って言ってたかわいい男のこだったあの日から!!!!ずっと!!!!!!膝を抱えてうずくまっていて!!!!!そして!!!!今日!!!!ついに!!!!彼の時計は動き始めた!!!!!!そんな回でした。春 さ ん の す ば ら し い 慧 眼 !!!!!!!!!!!!!!!! バンギラス事件の日のことはなんも語れねえ……!!なので、語れる日がはやくくるといいなと思います……!!短いうえにたいへん語りづらい回と覚悟しながら書いていたのでこうしてご丁寧に感想をいただけ本当に嬉しい気持ちです。私の方が全然語れんかった!!ここもすごく書きたくて、ずっと目指して進んできたシーンでした。無事に最新話まで辿り着けていただいて本当によかった……!!(ほっ)次は15章!!本当に長旅おつかれさまです!!! [147]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
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投稿者:春 評価:とても良かった! 2021/02/01(月) 20:01 | |
[表示] 13章読了しました。 えっちょっと色々追いつかないんですが、タケヒロ、死んだの? いやぁあんなにタケヒロいつ死ぬんだろう死ぬんだろうとか予想してたんですが、内心、ヴェルも生きてたし、トウヤ君も右腕ぶちーしたけど生きてるし生えたから、みんな勘違いしてるだけでワンチャンあとで生きてましたとかいう話になるんじゃないかなと途中から私思ってたんですよ。実は途中から風の噂で、13章に死ぬらしいということは知ってました。私の見間違いかもしれないから、13章で死ぬかもしれないし、そうじゃないかもしれないと思いながら、「あーもしかしたらこの章でタケヒロが死ぬかもしれないんだよなぁ」とぼんやり読み進めていました。特に13章はタケヒロ章だったので、やっぱりこの章がタケヒロの死亡章かもしれないと確信を強めていたのもあります。 でもこれは……死んだな、と思いました。ここからワンチャン生きている事は100%ないだろうな、と……。イズも迎えに来てたし……こっちも風の噂で「イズと再会できたじゃん!!」ととらさんが言っていたような覚えがあったので、イズもワンチャン生きていて戻ってくるんじゃないのと少し思ってましたが、こっちも死んでましたね見事に……。迎えに来るってそういう……。タケヒロを殺したのがアサギというのに因縁を感じます。確か、イズを殺したのも彼でしたね。逃げても逃げても、何処までも因縁は、過去は、呪いのように追ってくる。タケヒロの死をそう解釈するのならば、トウヤの未来をも暗示しているかのようです。仮にトウヤがどこか遠くで幸せになろうとしたとしても、過去も因縁も必ず彼を見つけ出し、あっけないほどに、殺してしまうのでしょう。 トウヤは今回の章で「生きる」と宣言しました。過去の全てに決着をつけるまで、生きて生きて、生き抜いてやると。タケヒロは、過去の決着をつけないまま幸せになろうとしたから死んだのでしょうか? それは許されない事だったのでしょうか?ルリコやミソラをはじめ、小さな子供達は、自分の小さな手のひらで懸命に戦い、もがき、視界不良の未来を必死に歩こうとしていたように思います。 ルリコがかなり好きです。ちょっとやばいかもしれないと自分で少し思うんですが、ペラップを喋れない手術したという話で一気に気になる存在になり、そして、ペラップが実は喋れるのだと知って、その吐く言葉を聞いたとき、彼女が好きになりました。ルリコは強い子だと思います。彼女なりに空虚を埋めようとしながら、既に描かれている未来を前に、絵札を放り出して笑っていたのでしょう。凄く強くて、悲しい子だと思います。だから私は、タケヒロはやっぱり生きていて欲しかったなと思います。彼女のシーンだと、「ペラップを喋られないように手術した」と話すシーンとミソラがキャプチャしようとするシーンが凄く好きです。特にミソラのキャプチャのシーンは息を呑むほどに美しかった。 トウヤさんは……今回はブラック企業に従事する社畜を思わせる存在に……労基に走ってと叫びたく……。めぐみに一生懸命生きろと話しかけるシーンすごく良かったです。トウヤさん最近生きる活力がみなぎっていてとても嬉しい。生きて。超生きて。 ミソラとトウヤさんが交換日記みたいに会話してるシーンも凄く好きです。あしながおじさんのお話を思い出しました。ミソラがいっぱい報告して、たどたどしい字を書いて、トウヤがそれに短いけどしっかりした文章を返してくれるのが、親と子供とか、年の離れた兄と弟とか、そんな感じがしてすごくほのぼのしつつも、ちょっと切なくなりました。やっぱりトウヤさん労基に(ry 13章凄く面白くて一気に読んでしまったんですが、タケヒロの死が予想外すぎて呆然としました。まさかこう来るとは夢にも思わず……14章はどうなるんでしょうか。14章はとらさんにしては珍しく、いっけん凄く短く見えるので、またすぐ感想を書きにこれそうです。そうしたら、とうとう15章。追いついてしまう……またよろしくお願いします。 [137]
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投稿者:とらと 2021/02/15(月) 22:45 | |
[表示] しゅんさん!!!!!元気出して!!!!!ビックリマークが少ないですよ!!!!!!タケヒロは今日も元気に生きています、私の心の中で。もはや月蝕本編は私の中ではひとつのパラレルワールドでしかないので、今日もタケヒロは元気に草葉の陰から飛び出してサザンを歌ってくれるのです。いやまあタケヒロが生きてるパラレルワールドを心のなかに飼っているのは私だけだって分かってるんですけど……はい……しょぼん…… 本当は全然しょぼんとしていないので、しょぼんとしている方の神経を逆なでするコメ返しかできないんですけど、いいですか?(?)なんかこうアレなんですよ……決まってたので……あんまり喪失感とかがなくて……変な言い方ですが、私の頭の中では何度も死んでいたので。いや当時はあったかもしれないんですけど喪失感、もう喉元過ぎてしまったっていうか……エヘ……サイコパス作者と言われてしまう…… 死にざまの話をしていいですか? 「え?」 って言いながら散っていく死にざまがめっ…………っちゃ好きで………………ガ〇ダムとかで……自分が死んだことに気付いてすらいないような……死に方をする……それもモブじゃない……モブじゃないキャラがあっさりと死んでいく……そんな戦場が……昔から好きで……渋くてカッコイイとずっと思ってて……私はずっとそんな死にざまを書くことに憧れていて……いやヒビのポケセン前は戦場じゃないんですけどね。おかしいな〜 前の感想で、タケヒロは報われて死んだと思いますか? と聞いたのですが、この感じだと報われて死んだとは思われていなさそうな感じですね。 >タケヒロは、過去の決着をつけないまま幸せになろうとしたから死んだのでしょうか? それは許されない事だったのでしょうか?ルリコやミソラをはじめ、小さな子供達は、自分の小さな手のひらで懸命に戦い、もがき、視界不良の未来を必死に歩こうとしていたように思います。 「過去の決着」はアサギとイズのことを指していらっしゃいますかね? そうだな……確かに……。ココウで捨て子として誇りを持って(本当はとんでもない劣等感を抱えていたけど、誇りを持っていると言う風に人から見えるように一生懸命振る舞って)生きていたタケヒロの、忌み嫌っていた自身の出生との戦い、決着を、サーカス本番シーンで描いたつもりではあったので、春さんの世界のタケヒロは過去の決着をつけられなかったのか……と逆にしんみりとしているところです(??)。春さんのタケヒロがどうやったら過去の決着をつけられていたか考えていたのですが、ヒビ以降もトウヤたちについていってアサギとバトルをして勝つしかなかったのかなあ……その世界は痛快なんだろうなあ……でも……勝てるのか……リベンジバトルを挑んでも……多分……タケヒロは……(鬱 >タケヒロの死をそう解釈するのならば、トウヤの未来をも暗示しているかのようです。仮にトウヤがどこか遠くで幸せになろうとしたとしても、過去も因縁も必ず彼を見つけ出し、あっけないほどに、殺してしまうのでしょう。 まあ!!素敵ですね!!えへ!!(えへ) ルリコ気に入っていただけて嬉しいです!!章ゲストキャラにしておくには惜しいくらい私もお気に入りのキャラで、でも13章の中でミソタケの話と並行して書くにはシナリオ量が多すぎたなと反省しているところです。もっと尺を取ってたくさん語らせてやりたいキャラでした、春さんのご感想を読んでいると、短い出番の中でしっかりとルリコの人間性を掴んでいただけたようで大変嬉しく思っています。キャプチャシーン気合入れて描写したので嬉しいです……!! ルリコのこれからの人生には、タケヒロが必要だったと思います。……思うだけなんですけどね。 社畜トウヤ(トウヤにも社会経験が必要かなと思った)や交換日記(かわいいですよね………………)にも触れていただいてありがとうございます。個人的には、全部書きたかったものとはいえ色んな要素がありすぎてごちゃっとしてしまったと反省している章なのですが、面白がっていただけたようで嬉しいです(楽しんでいただけたと言っていいのか????)。ずっと予想していただいていたタケヒロの死まで見届けていただいてありがとうございました。このキャラいつ死ぬんだろう……と思うことが物語を楽しく読むひとつのエッセンスになるタイプの読者様もいるのだなあと、作者としてもすごく楽しいご感想でした……!! [146]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
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投稿者:春 2021/01/31(日) 20:07 | |
[表示] お疲れ様です。12章読了しました! 色々と内心に抱えていたものを吐き出した章だったと思います。ここにグレンくんがいないことがなんとなく寂しいですね……アズサさんもいなくなってしまうし……。アズサちゃんの王子様は、トウヤ君? タケヒロ? この最後に好きよ、王子様ってどっちに言ったんだろうって考えたんですが、どっちなんでしょうか? いやむしろ、あれは全員に言ったのかな。みんなが王子様で、アズサちゃんをレンジャーにしてくれた大切な仲間たちです。 前にトビさんがTwitterで、「月蝕で印象に残ってるシーンは?」って話で、「花畑の〜」ってリプしてたような記憶があるのですが、恐らくこの章のトウヤとアズサちゃんの事だったのかな、と思い起こしています。私の中でアズサさんって、強くて格好良くて優しくて、でも時々迷ったりする女の子って感じで、可愛いと感じたのは今回で2回目です。前に可愛いと思ったのは、かなり前の章でトウヤの言葉に真っ赤になった時です。トウヤとアズサちゃんの出会いがめっちゃ可愛い……いやでも、やっぱり小さいアズサちゃんを助けてくれたのはトウヤ君だったんじゃないかなと睨んでいます!そうだったら凄く可愛い……もしもグレンくんとかだったらちょっと君お話が。 特に今回は、アズサさんにトウヤ君が、眠れなかった事を話す下りが好きです。地の文で淡々と語っているあのシーンに、緩やかな時間の流れと、心を開いている感じがして、すごく素敵な時間でした。でもアズにゃんパーティ離脱してしまうんだよな……。そうなるとトウヤはタケヒロとミソラという子供二人を抱えることになります。やはり同世代以上のアズサちゃんやグレンくんがいた方が、トウヤ君も安心できるとか頼れるんじゃないかと思うんですが、タケヒロが今回、漢を見せました。強くなると本当の意味で決意して語ってくれたので、まだ少し不安そうなミソラも、そして強いけれど弱いトウヤ君も、助けてくれると私は信じています! 2つ目に好きなシーンですが、カナミさんとミヅキさんが言い争うシーンです。あのシーンめちゃくちゃ好きで、カナミさんって本当にトウヤ君の事好きなんだなって思いました。今まで正面切ってトウヤ君の事をはっきりと口に出して庇って肯定してくれるキャラって、あんまりいなかった気がするんですよ。タケヒロも庇うことはあるけど、基本的に彼はトウヤ君を罵ったり怒ってしまったりすることもあって、ミソラもトウヤを殺そうとしたり、グレンさんは結局裏切っちゃったし、アズサさんも優しいけどトウヤ君を正面から庇ったりはしないというか。ハギのおばさんもトウヤ君の事を庇ってくれたり大事には思っているけど、彼女は知らないことも多くて、だからなんていうか、かなり踏み入った事情も知った上で、それでもトウヤ君を好きだって、大事だって、そんなことするはずがないって、あんたに何が分かるんだって怒ってくれたカナミさんが今回すごく好きになったんです。最初に再登場したときは旦那さんは逃げてるしカリカリしてるしエトを怒鳴りつけるし大丈夫かこれあんな可愛くて元気溌剌だったカナミさんがこんな風に変わってしまうなんて……すごく衝撃的で、私動揺してしまって、エトの気持ちも分かるけど、でもカナミさんの窮状も分かるから、エト!君!お家に帰りなさい!!って思ってしまったんですよね……。でもマリーがぐれた訳じゃなくて、進化して助ける為に頑張ってたって分かって、ホッとしました。マリーは心底カナミさんのことが大切で、これは、愛です。吊すべきは旦那だけですねユルサナイ……絶対にユルサナイ……!仮によりを戻しに帰ってきたとしてもマリーが叩きのめしてくれることでしょう!マリー!いけ!!吊せ!!埋めろ!!!!! ツーとイズって、タケヒロとセットって印象だったんですが、前章と今章ですごく印象が変わりました。ツーって凄く強いポケモンだと思います、心身共に。タケヒロについていく、守られる存在ではなく、タケヒロと肩を並べて戦う、支えようとするポケモンなんだなって思いました。タケヒロに逆らったり怒ったり自己主張してみたり、でもそれは、タケヒロが大切だからだと思うんです。前の章でもタケヒロの指示を忠実に守っていたツーがめちゃくちゃ格好良かったです!!逃走中のトウヤの言葉に従ってタケヒロの方に行ったりせず、ちゃんとタケヒロの言葉を守っていた姿に痺れました。凄く好きになりました! かなり衝撃的だったのは、トウヤの両親の話です。お母さんがもしかしなくてもちょっとアレなのではと思ったのは、前章での話で思ったのですが、お父さんもちょっとアレだったとは……。そうか、二人とも子供を愛するタイプではなかったのかそうか……。トウヤ君がそれでもお家に帰りたいと初期に思っていたことが逆に不思議なんですよね……悪い子だから、戻ってこれたら許されたって事になるからだったのかな。お父さんはアサギを愛していたんでしょうか。トウヤ君のポケモンへの凄いラブコールがまさか伏線だとは思いませんでした。でもトウヤ君の性的嗜好はどっちかっていうと、人間ですよね? だってそうじゃないとハリが、前にハシリイで悲しそうにしていたのはいったいなんだったんだって……でもそれはそれでありかもしれない……トウヤ君はずっとハリの事を……でもハリは種族の違いで……私は人間とポケモンでカップル成立するのも大好きなのでハリとトウヤ君がくっついてもいいんですよ!!!!アズサちゃんとくっつくのも凄く良いと思います!!!というか!!誰か!!この人を!!!幸せにしてあげて!!!この際種族も性別も年齢も問わないから!!!お願いだから!! どんどんといろんなキャラが変わっていく中で、強く成長していく気がします。でもミソラは逆に記憶を取り戻したことで不安定になっているような……ミソラは、記憶を失っている間の方が迷いがなかった気がします。他のキャラと違ってミソラだけが、今、ようやく本当の意味で人生の選択を迫られているからなのでしょうか。次は13章!!2019年の夏というと、ちょうど最後の大会があった年だなと懐かしく思いました。読み進めるごとに、現在のとらさんの表現やストーリー展開の仕方へと近づいていく感覚がします。 ところでトウヤ君がさりげなくアチャモを殺した話が入ったんですが、冷静に考えると凄まじい話なのでは……。 [136]
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投稿者:とらと 2021/02/15(月) 22:01 | |
[表示] 12章はですねえ最初3話くらいで終わるはずの章だったんですけどなんか分かんないんですけどすっっっごい長くなった章でした!!だってなんも起こらないじゃないですかハガネールに乗って移動してるだけの移動回なんですよね!!移動回なのになんでこんっっっっなに好きなんだろうなあ!!すごくお気に入りの章でした。面と向き合い腹を割って語り合うことで共に困難へ向かっていくうちのこほど尊いうちのこはありません。 >ここにグレンくんがいないことがなんとなく寂しいですね…… 嬉しいな……嬉しいぜ……あんなにグレンくんを疑っていた春さんにもグレンくんを仲間だと認めてもらえて(???)嬉しいです。グレンくんともみんなと腰を据えて話し合える分かり合える日がくればいいなあ。カッコつけて立ち去って勝手な男ですね。 トビさんがいつも褒めてくださるのは11章の頭のトウヤの殺し方講座のシーン(ススキ平原のシーン)なので、そっちかな?と思うのですが、このオアシスのところも褒めてもらってたかも……どっちだろう! ニャンは自分の女の子らしいところをなるべく人に見せまいとする子です。子供らを邪険に扱ったり仕事サボったり自由に振る舞いながらも、職業人としてのレンジャーの理想の姿から己を離すまいとする頑固な真面目さがあります。強くかっこよく優しくありたいのは彼女の理想の姿で、タケヒロもミソラも年上のトウヤですらも彼女にそうあることを望んでいました。またミス〇ーチル〇レンの話をするんですが、Foreverという曲の中に「君の好きな僕を演じるのはもう演技じゃないから」という一節があります。ニャンもまた、彼らの求める彼女を演じることはもう演技ではなくなっているのだと思いますし、彼女はそんな自分が好きなのだと思います。(だから年頃の女の子っぽいことをされるとコロっと落ちます。トウヤが。) >特に今回は、アズサさんにトウヤ君が、眠れなかった事を話す下りが好きです。地の文で淡々と語っているあのシーンに、緩やかな時間の流れと、心を開いている感じがして、すごく素敵な時間でした。 本当に!!!?本当に!?!?!?!?この12−7のさいごのかたまりはまじで私の月蝕名文10選には確実に選ばれる会心の出来なんですよ!!!!!トップ5くらいまでいくかもしれません!!!!会心の出来なんです!!!!(二回目)ここいいですよね……すごくいいですよね……わかる!!!うれしいなああ!!!ありがとう……ありがとう……ありがとう!!!! カナヤンとミヅキのシーンもほんっ〜〜〜〜〜〜〜とうに書きたかったシーンでした、書きたかったシーンでしたがこのへんがどう受け入れられるのかめちゃくちゃ心配なシーンでもありました。笑 女と女が話しているシーン本当に少ないんですよね月蝕。しかもニャンユキみたいな可愛らしい友人同士ではない大人のふたりの喧嘩を書くのなんかすごく生々しいものをしている気がしてドキドキ(不安)していました。めちゃくちゃ苦労して書きあげたすごく思い出深いシーンです。触れていただいて嬉しいなあ。カナヤンの言ってることやってることはミヅキの立場から考えれば実にめちゃくちゃではあるので、読者さんにどうみられるのかはとても怖かった思い出です。好きになったと言っていただけると、他人事ながらとてもホッとします。 12章を書き終えたときカナヤンのことを「私はあなたを救えないからがんばって自分で幸せになってくれ」と言っていたのを思い出します。カナヤンって私的には月蝕の中で最もキャラクター然としてないキャラです。きらきらしてないっていうか……なんかでも作中通して見ても凄く力のある存在だと作者は思っているんです。物語の外で何が起こってもカナヤンなら気丈に生きていってくれると思います。でもそのちょっと無理のある人生のなかに、マリーっていうすんばらしい男がいるから、カナヤンは大丈夫だなとも思います。(マリーほんとありがとう)トウヤの経歴まで含めて彼を全肯定するキャラは確かにカナミだけかもしれません……! カナミとおばさんくらいのものかもしれません。カナヤンは……母…… 旦那を吊るそう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!吊るします!!!!!!!!! ツーイズはほんと〜9章までのあいだにもっと書かなきゃいけなかったなと思うキャラクタなんですが(ポケモン書くの難しいなあ!)、11章12章でツーのこと私もすごく推しになりました。精神面でポケモンは人間より遥かに強いものを持っていてほしいと思ってます。トレーナーに導かれる手持ちポケモンが、時にトレーナーの背を押し導いてほしいと思います。タケヒロとツーの関係は、8章のVSミソラ戦以降少しずつ、そして飛躍的に変わりました。あくまで友達、あるいはペット、の関係から、トレーナーと手持ち、主人と従者の関係に。単に従わせるものと従うものってわけでなく、一緒に困難と戦うもの、共に立ち向かうもの、として。ツーはタケヒロと共に立ち向かいたくて強くなりました。手持ちの片割れを亡くしたタケヒロより、たったひとりの相棒を失ったイズのほうが、背負うものの増えたぶんだけ先に大人になったのかな〜。 傍目に見れば壊れている家庭でも、トウヤにとってはたったひとつの家族で、たったひとりの父さんとたったひとりの母さんでした。彼らが親としてマズくても、トウヤが彼らを嫌いになることはありませんでした。10歳のトウヤは家族が破綻していることに気付いていなかったと思います。トウヤは10歳の感情のまま、無垢に家族を思い続けようとしてきました。 >でもトウヤ君の性的嗜好はどっちかっていうと、人間ですよね? これはですねえ!半分半分だとトウヤが言ったんですけど、「人間」と「ポケモン」で半分半分ではなくて、「人間」と「チルタリス」で半分半分なんです。トウヤの守備範囲はポケモン全般ではありません、チルタリス限定と言うよりはドラゴンタイプっぽいポケモンが好みで、例えばラティアスとかは普通に守備範囲です(トウヤがメグミにべた甘いのはメグミがドラゴンだからです。ちなみにハヤテに当たりがキツいのは彼がドラゴンでオスだからです)。ノクタスのことはトウヤはえっちな目で見ません。トウヤにとっては、ハリは性欲の対象ではまったくもってありません。でも性欲によるつながりのみがつながりのすべてであるはずがないと思いませんか!?!!?!!分かる!!!!!!!!!!ハリはですね、人間になりたかったんです。ハリはなんかもう単純に、人の言葉で喋ったり、暖かい手で抱きしめたり、そっと寄り添ったりしたかったんです。でも棘があるしハリは植物よりなので体温が低くて冷たいんです。悲しいね……でもそんなことをしなくたってトウヤはハリを心から愛していると思いませんか!??!?!?!(何? >ミソラは逆に記憶を取り戻したことで不安定になっているような……ミソラは、記憶を失っている間の方が迷いがなかった気がします。他のキャラと違ってミソラだけが、今、ようやく本当の意味で人生の選択を迫られているからなのでしょうか。 ああそうですね……!本当にそうですね。ミソラは自分がどう振舞うべきなのか、自分がどうするべきなのか、指針を失ってしまっている状態だと思います。記憶と言うすべてを失ってからこのかた、せっかく手に入れてきたものを、ミソラはどんどん失っていきます。どんどん失った最後に、ミソラが本当に大事にすべきものが見えるといいなあと思います。見てくれると良いなあ(他力本願 ところでトウヤですが、 >誰か!!この人を!!!幸せにしてあげて!!! >ところでトウヤ君がさりげなくアチャモを殺した話が入ったんですが、冷静に考えると凄まじい話なのでは……。 罪なきアチャモをあんな殺し方した人が幸せになっていいんでしょうか……………………?私はそう思いますね……(名推理 でも全員幸せにしますけどね!!私はハピエン主義者なのでね!! [145]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
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投稿者:春 2021/01/28(木) 22:55 | |
[表示] 11章拝読しました! なんでや!!トウヤ君悪くないやろタケピ!! えっと色々感想があるのですが、まとめられなかったので最初から最後まで書きますね!! @ヴェルについて いやもう前回の感想で記憶にある限りでは、私はヴェルを既に死亡認定していたような……気が……生きてた……ごめんヴェル……早とちりだった……。でもこのシナリオ展開を見るに、ハギさんのお宅でヨシ君とトウヤ君の匂いに包まれて老衰する未来が一番平和的だった気がするのですが?ヴェルにとってはトウヤ君もヨシ君も大事だったんですね。でもトウヤ君は愛情に飢えているので一番が良かったんだろうなぁ……あんな出てった男の事なんて忘れてオレを見てくれよ的な。一番ヴェルの事を気にかけていると言っても過言ではないトウヤより、ヨシ君の事をヴェルは気にかけているのだろうか? ちょっと考えてみたんですが、そもそも愛情を比較検討するなんておかしいような気がしてきました。トウヤ君とヨシ君はヴェルに対する立場も関わり方も違うのだから、抱いている愛情の形も違う筈です。でも比べてしまったのがトウヤ君。ヴェルにとっては、等しくどちらも大切で一番だったんじゃないでしょうか。 ヴェルを蹴り蹴りしたのでやっぱりリューエルさんは最悪ですね滅ぶべし。と思ったのですが、アヤノさんは良い人? ポケモンに対する敬意を持ち合わせていそうです。ハギのおばさんが可哀想だな……。ヴェルもご老体なので、この先生き延びるのは難しそうで、トウヤさんと再会するまで息を引き取らないのは困難なのでは。えっそれを考えると、ヴェルは、あの、いやちょっと、とらさんは後書きでヴェルが生きていたことからって言ってたけど、いや本当に大丈夫なんですかこれ。 Aグレンくん 我らがヒーローグレン君!!安心安全な男グレンくん!!華々しく裏切ってくれたグレンくん!!(血涙) といいながらも、今回無線機がめちゃくちゃ役だってくれたので、グレンくんは無線機を通して存在感をアピールしてくれていたように思います。残されたアイテムから繋がりや想いを感じるってエモいですよね!!最近ではトウヤ君がヒロインでグレンくんがヒーローなんじゃないか疑惑が沸いています。グレンくんはさぁ……たけぴにお家の鍵を渡した訳じゃないですか……たけぴが結局、グレンくんのお家に入ってくれることも、トウヤさんを助けようと必死になることもお見通しだったんですよ……なんやかんやとグレンくんが一番友情を信じてたのかもしれないですね。だってたけぴは無線機を無視しても良かったし、カギを無視しても良かったし。グレンくんはなんていうか、この面子の中で一番トウヤ君の事をちゃんと大事に思っていると思うんですよ私の妄想の産物かもしれないですが! Bたけぴ なんでや!!トウヤくん悪くないやろ!!(2回目) 今回の事でたけぴの事もあれこれ考えてみたんですが、彼は終局的に子供だなぁと思いました。うーん、トウヤ君が擬似的な親で、たけぴが息子みたいな。嫌い嫌い言ってたのが反抗期です。なんでかっていうと、たけぴはトウヤ君を助けたいと思って必死になったけど、足手まといになるからと(本当は心配だったからなんだろうけど)いったんは断られました。そんで、イズがいなくなっちゃって、自分が助けるのだと息巻いていたトウヤ君に助けを求めてしまいます。ここら辺に親子感を感じました。 すごい私見なんですが、「オレはこいつと対等だ!」と思ってる同性にあんまり助けを求めないと思うんですよね特に男の子って。たけぴは心の底ではトウヤの事を尊敬してるというか、自分より強いと本当は分かってたんじゃないかと思うんです。自分より弱くて守るべきと思ってる相手に助けを求めないというか。めちゃくちゃ穿った見方をするなら、タケヒロはトウヤに対して、 >歴然とした力の差を、そんなところで知ってしまった気がした。そうか。こいつは確かに強い。ずっと馬鹿にしてきたけど、俺より、うんと強かった。 という一文を内心で考えているけど、本当は逆で(何しろとらさんの言動を省みるに、「色々な人があれこれたくさんの事を勘違いしたまま話が進んでいく」とのことで、心の中で思っていることさえも疑ってかかった方が良いのかしらと思いつつある)、タケヒロはトウヤを自分より強いと思って尊敬していたから力になりたかったし、助けて欲しかった。それは最初に助けてもらった時からの想いで(それ考えちゃうとなんで途中で反抗期起こしちゃったのなんてのも思っちゃうんですが、それはうーんと、これから明らかになるのかもしれない!!たけぴの人生はひとまず進むし、まだ生きてると信じて!!)、それをなんていうか、トウヤ君は今回の事で逆に裏切ったんじゃないかと。腕も片方なくなっちゃって、街も出て行かなくちゃいけなくなって、ミソラの事もどうにも出来ないし友達だと思ってたグレンはいなくなっちゃうし、ヒガメに行って帰ってきてから今回に至るまでの経緯で、トウヤ君は弱いんだよって事がバンバン突きつけられてきたようにも思います。たけぴにとって、トウヤ君は強くないといけなかったのかなと思います。たけぴはツーやイズを戦わせることを以前はすごく嫌ってて、ミソラが誰かを殺すことも嫌ってました。彼は正義マンだととらさんは前に言ってたので、ならば自分より弱いものを守るのは至極当然の思考回路だと思います。ああそれを考えると、トウヤ君を嫌いだと言って反抗期した理由も、ちょっと分かるような気がします。トウヤ君はたけぴに世話を焼きました。でもたけぴにとって、それは幸運であると同時に不公平でもあったんじゃないかな。他の捨て子達は裏切り者と言ってきました。彼ももしかしたら、自分を裏切りものだと思ったのかも知れません。だから強いくせに他の捨て子は助けてくれなくて、自分だけ助けて目に掛けてしまったトウヤ君が大好きで大嫌いだったのかなと。 で、話は戻るんですが。トウヤ君は弱いって分かってしまって、たけぴは混乱するわけです。トウヤ君は弱いんだけど、ハートつよつよな言動でイズの事を心配します。これは大いなる矛盾です。たけぴにとってよわよわなトウヤ君は守るべき存在でありますが、失望の対象でもあります。ヒーローの中身が疲れたサラリーマンだと知ってしまったような失望感です。期待の想いがあっただけに怒りや悲しみも深いと思います。でもそこで終わらないのがトウヤ君の良いところ(?)で、トウヤ君はたけぴより大分酷い目にあったのに、たけぴやハヤテ、イズの心配ばかりします。一見心が折れていないように見えます。たけぴは多分、心折れてます。自分より恐ろしく酷い目にあったのに、トウヤ君はまだ前を向いています。恐怖の対象です。自分の弱さだったり、逃げ出した事実を突きつけられたような気持ちになります。 実は最初、たけぴがどうしてトウヤ君に「お前のせいだ!」ってめっちゃキレたのかよく分かっていませんでした。あれこれ考えてみたのですが、たけぴはあの言葉に隠れた想いがあって、「お前がもっと強ければこんなことにならなかった!」とか言いたかったのかなとちょっと思います凄く理不尽なキレ方ですが。 あれこれと独自解釈してみたり想像で埋めてみたりと解釈違いもあると思いますが、個人の妄想の産物の解釈だと流してください!! Cミソラとトウヤ 私はトウヤさんがミソラきゅんとデートに行くシーンがとっても好きなんですよ。特にミソラに自分の殺し方を教えてから「いや死んでやらんし」みたいなことを言ったとこ。半分くらいはガチで死んでも良いと思ってんじゃないだろうなこの男と思ってたので、あのトウヤ君がすっごく意外で、そして嬉しかったんですよね。トウヤ君はちゃんと生きようと思ってんだなぁとしみじみ。彼はわりと生命の拍動が今にも止まりそうな感じというか、だからミソラをからかったあの瞬間、強い生きる意志みたいなものを感じて、心境の変化があったのかどうかはよく分からないけど良かったなぁと思いました。11章で一番好きなシーンをあげろと言われたらあの2人でお出かけしてトウヤ君殺し方講座したとこです間違いなく。凄く楽しかったし安心しました。その後叩き落としてきたのでやっぱり持ち上げて落とす形式なんだなぁと鬼畜を感じました! ところでラティアスが破壊光線放ったシーンを一瞬ミソラが破壊光線放ったのかと思いました。ミソラはポケモンだったんや……と思ったら一応まだ人間だった……。補足ですが、たけぴはもしかしたら死なないのかなとも思ってます。だってヴェルは生きてたしロッキーもなんかやんかと意識を取り戻したっぽいし……いやでもあれは、分かってて攻撃したのかな?アヤノさんなんかしたのかなぁ。 Dにゃん チリーンめっちゃ格好良かったです実は強かったのかお前と戦慄しました。にゃんが「あなたひとりで何が出来るの」って感じの台詞言ったところは凄く格好良くて好きです。ああー!仲間!!仲間だよ!!レンジャー!!!!って感じますねこの台詞は!トウヤ君もミソラもたけぴもにゃんも、みんな不器用で嫌な気持ちになったり衝突したりしてるけど、気持ちが深く関係し合ってるからお互いに最後には協力し合って生きているように思います。 さて今回の話でバイバイ!ココウ!!となり新ステージへステップアップしてくんですね(白目)トウヤ君の右手は死んだ!もういない!!あとイズも置いて行っちゃったし!駄目です!!こっから先、彼らは何処へ向かっていくつもりなんだろう……次章は穏やかな話になるとの事ですが、本当ですか……?腕もないし街は出たしたけぴは怒ってるしイズはいないし……穏やかとはかなりかけ離れた状態ですがホントですか!? 更新2018年!ちょっとずつ現在のとらさんに近づいてきている気がします! [134]
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投稿者:とらと 2021/02/10(水) 23:15 | |
[表示] 11章はねえ!!本当に大変な回だったんですよおお!!!(突然の愚痴)なんかもう皆すごいいろんなところ行くし……いろんなところ行くし!!走り回る連中に必死に食らいついている私……だからこそなのかもしれませんが私の中で強く印象に残っているシーンが数多くある回でもありました。冒頭のおんぶシーンとかヴェルがあれするところかトウヤがあれするとことかです! @ヴェルを殺さないでやってください……(照)ヴェルはヨシオが(多分)この家でおぎゃあと生まれたときから一緒にいましたから、彼が退屈を拗らせて自分を残して出ていってしまって二度と帰らないことをずっと気にして生きてきましたし、ちょっと責任も感じていたかもしれません。トウヤはヴェルにとっての何にも代えがたいヨシオの立ち位置にちょっと嫉妬していたんです。かわいいね。そんなトウヤのことを、ヴェルは「やれやれ……」と思っています。ちなみにトウヤがヴェルに最後にしようとしていた打ち明け話は、「実はヨシオには会おうと思えば会えるんだが」という話でした。ヨシオはおばさんのことはちくしょうめと思っていますがヴェルのことは普通にかわいがっていたので、ヴェルだけならなんとか会わせてやることもできるなと思っていたんです。思っていただけで行動に移さなかったんですけどね。 アヤノさんは元科学部出身のサイエンティストで研究対象はポケモンでした。研究対象としてポケモンを捌いたり非道な実験を施したりする一方で、愛グレイシアを猫かわいがりするヤバイ奴としてホウガでは変人扱いされていました。戦闘部員生活が長く手持ちポケモンたちとは相棒の関係性であるイチジョウと比較すれば、アヤノさんの視点はポケモンを動物的な観点でとらえがちだと思います。月蝕に狂人枠があるとすればアヤノさんが収まるんじゃないかと作者わたしは考えています。 私後書きにヴェルが生きてるって書いてたんですね!!私が言うなら間違いありません!!やったああああああ!! A いなくなってからも存在感を発揮するグレンくん!!!!!グレンくんは大人(主要メンバー比)なのでこうなることは見越して発信機を残して去っていきました。彼はデキる男なのです!! >なんやかんやとグレンくんが一番友情を信じてたのかもしれないですね。 あえ〜!!(エモ死)全然考えたことなかったですがグレンはトウヤに発信機を置いていくことを別に教えてやってもよかったんだけどきっとトウヤがそれを素直に受け取らないところも見越していたんだろうなあ タケヒロに発信機の存在を教えていたとしても、リューエルが嫌いなタケヒロは事が起こる前にそれを処分してしまっていたかもしれません。タケヒロが「自分で危機を発見する」という条件が起こらないといけなかったのかもしれません。賭けだが、グレンが良い人を気取れないことを考えても他に方法のない唯一の選択肢だったのかもしれない……グレンが頭が良くてびっくりします。 B タケヒロがトウヤにお前のせいだと言った件について。タケヒロは「悪者を作らないと正気でいられなかったから、トウヤを責めるしかなかった」これに尽きます。このあいだも同じことを言った気もする!! 本当はトウヤは止めようとしていたしそれでも首を突っ込んだのは自分で、トウヤが自分に甘いことを利用してわがままを押し通した結果ひどいめにあっただけだ、ってことは、タケヒロ自身痛いほど分かってるですよね。でもそれを自分の中に受け止め切るには彼の心はまだ幼すぎて、誰かに矛先を向けないととてもじゃないけど耐えられないんです。タケヒロは子供だと私も思います。 トウヤとタケヒロの関係性について素敵な解釈をありがとうございます……!!くたびれたサラリーマンのとうやくん、かわいいですね(照)ですね、タケヒロは「俺はトウヤを馬鹿にしている」と自分では思いこもうとしていましたが、その実トウヤのことを実情以上に高く評価している節はありました。トウヤはタケヒロの前で、彼のポケモンの力を駆使して何度も窮地を救って見せています。(2章のスピアー、3章のグレイシア、8章の対ミソラとか)タケヒロって多分、トウヤが負けるなんて思っていなかったんだと思います、きっと彼にその自覚はないですけど。タケヒロがトウヤに噛みついていたのはトウヤが強く見えていたからなのだろうなと私も思います。トウヤがいるから、イズのこともトウヤに言えばきっと助けてくれるって思ったのに、そのトウヤが血塗れでくたばりかけているのを見ると、状況がいかに絶望的かをタケヒロは突きつけられてしまう。確かにタケヒロは強いと信じていたトウヤに裏切られた……のだろうな……。みんなに裏切られて可哀想なタケヒロ…… C いや死んでやらんしのシーンは、ほんっっっっとうに、大昔からずーーーーーーっとイメージしてきたシーンだったので、気に入っていただけて大変うれしく思います。泥臭く藻掻いて醜くとも一生懸命「生」にしがみつくタイプのうちのこが大好きです。吹けば死にそうなトウヤのイメージががらりと変わるシーンなので本当感慨深いものがありました。トウヤが殺し方講座をしたあとの生き生きしまくっている畜生ミソラも大好きです!!!! ロッキーのシーン分かりにくかったですよね!! 今後補足するタイミングあるか謎なのでこっそり補足しておきます。11−10の後半、第七部隊の打ち合わせシーンで「第一部隊はラティアス=ミソラだと勘違いしていて、エトがその間違いを指摘する」というくだりがあります。第一部隊はミソラ=ラティアスが化けてる=攻撃すれば竜の姿に戻る、と考えていたので、11章後半ではミソラをターゲットにしていました。ロッキーは現在アヤノの手持ちで第七部隊員なので、ミソラは攻撃すべきターゲットではないと理解しています。なのに何故ミソラを攻撃したかというと、「他の第一部隊のポケモンが致命傷を与える前に、第一部隊員の前でミソラに攻撃を浴びせ、ミソラがラティアスではないことを証明しようとした」ということになります。ロッキーは攻撃することでミソラを守ろうとしたのです。だから、ロッキーは最後ハリに対して「あの子はぼくの友達だ」と伝えました。ロッキーは最初からずっと正気だったのです。(この解釈に辿り着けている人一人でもいるのか???初めて話した気がする 12章中で説明してたらすみません(記憶曖昧 Dにゃん この章のニャン本当に行動が謎まみれだと思うのですが、12章を読んだ春さんならニャンが何を信念に動いていたのか分かっていただけるはずです!!(一読で理解できる作品を書きたいのにこのへんは本当グダグダだったって思ってるんですよおおお好きなんだけどな〜!!)トウヤがニャンに君を信用させてくれっていうところが好きすぎるんだよなあ!!トウヤとニャンはメグミ問題が勃発しなければ12章13章のような関係性には絶対にならなかったと思います、互いに秘密を作るのをやめて弱みを見せ合った二人つかずはなれずの関係性が愛おしいです。なので11章のギスギスしているとうあずもかわいいです。なんの話?? チリーン強いんですよ!! リュエールのドーピング剤で精神を破壊されたかわりにめっちゃ強くなっているという設定です。薬を飲むと正気に戻ってめっちゃ強いエスパー技をばんばん使うことができます。 11章なつかしかったなあ!読み返して私うっま……と思っていました(幸せなやつだな)私うっま!!この頃のパッションを忘れず制作に励みたいと思います。 [143]
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月蝕 を読んだ感想 | ||
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投稿者:春 2021/01/07(木) 22:37 | |
[表示] 10章「嘘吐きだらけの街」と「ココウ、この街に残された日々」を読了しました! やっぱりグレンさん敵じゃないですか!!!!!!! いやーめっちゃすっきりしました!こいつ絶対敵だよ間違いないよやっぱり敵だよ敵ですと、ミソラの復讐対象がお師匠様だよと思う次くらいに思ってたんですが、やっぱり敵だよなお前!!!これで残すところはタケヒロの死因だけか……こっそり思うのですが、グレンさんが今度一緒に仕事するのは、ミヅキちゃんでは?前に「最近仲良くなった女の子紹介してやろうか」的な事を言ってた気がするんですが、あれもやっぱりミヅキちゃんでは?あの時の私は「お姉ちゃんならグレンさんめっちゃ性格悪いなぁ」的な感想書いたんですが、事実そうならやっぱり性格悪いなぁ!!!!濡れ衣ならごめんねグレン!!!!!! 今回は急激に色々なことが明かされた回であって、その中で唯一ミソラだけが逆行を望む最後となりました。「忘れてしまえば良いんだ!(ぴこーん!)」となっているけど、周囲はどう足掻いても元には戻れないでしょうねこれは。前回の感想で「ミソラはお師匠様への愛と憎しみに分裂しそうだし苦しみそう」的な事を書いたような……その彼なりの結論として、「忘却」を選ぶとは。これが伏線だとすれば、もしかして彼が最初に全ての記憶を失ってしまっていたのも、「愛と憎悪に引き裂かれた結果」だったのでしょうか? 今回はその対象がトウヤだったけど、前の愛情の対象はミヅキちゃんだった訳で、同じ事を繰り返しているのだとすれば、ミソラは何らかの理由があって、ミヅキちゃんへ憎悪を抱き、その感情の分裂に耐えきれずに記憶を消したのでは。これも推測なんですが!!!!嫌なことやどうにもならないことがあったからって、記憶を消してやり直そうとしても、変えられないことはあるんだよミソラ……。 タケヒロちゃんが最近めちゃくちゃ可哀想な立ち位置だと思います。彼は報われないんでしょうか? この作品で一番周囲を気にしていて、一番周囲に振り回されているのってタケヒロなのでは……? ミソラを止めようとしたり、トウヤに怒ったり、アズサに恋をしたり、グレンに稽古をつけてもらったり。彼の人生は、親に捨てられて(そういえばトウヤのお陰で再会できたとありましたが、結局彼が親に抱いている感情はなんだったんだろう?)始まり、そうしてやっぱりミソラに殺されるんでしょうか? その前に少しでも幸せな瞬間があると良いなぁ……生きていないと、報われることもないから……。 グレンさんとトウヤさんが、今回の話でとうとう決別しましたね! グレンさんがトウヤさんに抱いている感情は、立場だけ見れば敵なんですが、感情で見ればやっぱり友達なんじゃないかなぁと思います。すごい個人的な見方なんですが、今回のバトルが一番、彼らが友達らしく見えた瞬間だと感じました。今まで彼らは、友達だけど正面きって感情をぶつけ合う瞬間があんまりなかったように思うんですよね。のらりくらりとした関係というか。今回、彼らは互いの素性というか、立場をはっきりさせた上で(むしろ、させる為に戦ったのかな)、バトルをして、決別したわけ。うーん、実は私、今回グレンさんがめっちゃ怒って、なんでバトルしたのかの理由がよく分かって無くて、これは……トウヤさんは、まぁ、グレンさんがリューエルで自分を監視していたとあれば、そりゃ敵対するだろうなと思います。グレンさんは、トウヤさんが傷を誤魔化したことについて怒った……?グレンさん敵だけどトウヤさん大好きだから、傷を隠したりしたのが嫌だったのかな……自分を頼ってくれないというか。でもお前敵やんけ。トウヤさんがもっともっとグレンさんに心を開いていて、もっとちゃんと頼っていたら、むしろグレンさんがリューエルを裏切る事もあったのかな? 結局これは、トウヤさんにグレンさんが振られちゃったんだと思います。負けたし。 今回の章で一番好きなのは、実はグレンさんとタケヒロの会話のシーンです。 >「お前にこの家を譲ってやろう。見てみろ、中も見違えてるぞ。本当は掃除も出来るんだ」 いやなんかもうこの台詞めっちゃ好き。グレンさん……本当は掃除も出来るんだってお前……wwwwww そんでもって、しばらくって言ってから、もう戻らないって言って、リューエルの腕章をつけているのを見せてくるとこが好きです。ああ〜敵だ〜めっっちゃ敵や〜っていうのを、静かに突きつけてくる感じがして本当に好き。グレン自身は全然変わってないのに、行動は、もう戻らないって、振り返らないって告げてて、すごい好き。 >「お前は、俺たちのことが嫌いだろう」 見せつけるグレンの声と表情には、少しの陰りが含まれていた。少ししか含まれていなかった。 ほんっっっとーにここの台詞好き!!!!!!!!!!グレンさんさぁ!!お前は≠チていってるじゃん!!!つまりグレンは<^ケヒロ達の事嫌いじゃないって暗に言ってますよねそういうことにしておこう好き〜!!!!!でも!リューエルだから!!!自分はトウヤ達の事好きだけど、結局は敵で、仲良しごっこの時間はもうおしまいで!!時間は戻らないんだよな〜!!!!!少し≠オか後悔はしてないんだよな〜!!!!そんでそんで、俺たち≠チてトコが組織に属す大人≠感じて好き!!!!!今まで自由奔放で個人で好きに生きてますよ〜みたいなふりをしていた男がですよ?実はしっかり組織に属していた上に仕事もきっちりしてたんですよなんて顔をババーンと見せられたらときめいてしまう……前の前の方の章では仲良しこよししてくれたやん確か……でもこっからはお前は明確に敵なんだろ……? トウヤさん頑張れ!!!!! ヴェル、死ぬんですかね……ここまで描写されてるなら容赦のないとらさんだから死ぬんだろうな……ロッキー事件を忘れてはいけない……。ヴェルは、たぶんですけど、ハギさんよりトウヤの心を開かせていたように思います。辛いときは静かに傍にいてくれて、怒ってくれて、でも、歳だからいつかは死んじゃうんですよね……。ミソラもヴェルには懐いていたけど、ヴェルも逝ってしまったらどうなるんだろう。 次はとうとう11章。みんなひとりぼっちになってしまって、でもアズサさんだけ、なんだか暗躍してる?トウヤさんはどっか遠くに行ってしまいそうだし、ミソラは既に心がどっか遠いところに行っているし、タケヒロは無力感に崩れ落ちそうだし、グレンさんは既に行ってしまったし、墜落していくココウ号はなんとか不時着できるのでしょうか!? [131]
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投稿者:とらと 2021/02/09(火) 21:57 | |
[表示] グレンさんは敵なんですよ!!!!!!!多分2章でトウヤに(人違いで)不意打ちするグレンさんのシーンを意識していればこいつ敵だなと気付けると思うのですが、なにせ長い小説なので、このへんのたねあかしは掲載当時ミソラの復讐相手の件よりも盛り上がってくれた人が多かった印象でした。でも春さんみたいに嬉々としてくださっている方は初めてじゃないですか!?!??wwwwなんで!?いやでも予想が当たるとテンション上がりますよね!!わかります!!グレンはメイン4人を上回る勢いで色んな方に好いていただいているキャラだったので、春さんのように頭から悪い奴と疑ってかかってる人あまりいなかったかもしれません。作者としても新鮮&ちょっと不思議な気持ちで感想楽しませていただきました!! 仕事先で出会った女の子の話をしてるのは多分3−4ですね。よくこんなところを覚えていますね本当にwwwありがたい限りです。グレンはここでこの人のことをサディスティックでおっぱいが大きいと表現しています。ちなみにミヅキはおっぱいが大きいです!!!!!!(??) もう時効なのでぶっちゃけますが、このミソラが忘れてしまえばいいんだって発想するくだりは、「こういう引きにしたら面白いやろなあ」くらいの軽率な思い付きで書いたので、肩透かし感がエグくて本当に申し訳ない限りだなあ!!長い連載の癖に思い付きで展開がコロコロするので大変です。そう簡単に忘れて逃げられると思うなよ、と私は思います。忘れたって全部なくなるわけではないのに、この発想の甘さがミソラの子供らしさでかわいげだなとも思います。逆に言えば、ミソラがミソラになる前の彼は自分で忘れたくて忘れたわけではない、ということにもなるかと思います。けど実際はミヅキに憎悪を抱いているミソラはめちゃくちゃ面白いですね!!地獄みが凄い!! >タケヒロちゃんが最近めちゃくちゃ可哀想な立ち位置だと思います。 いや本当に仰る通りです。12章では遂に信じていたアズサにまで裏切られて、13章では実家の関係者に邪険にされて挙句あんなことになります。他者のために一番一生懸命立ち回っていた彼だからこそ傷ついて、だからこそ彼は愛されて、彼がいたから救われた人たちがこの物語の中にはいたと思います。タケヒロが自分が存在することの価値に気付いていたかはさておき。ここはあまり自分の解釈を提示したくないところなのですが、タケヒロの人生に救いがあったように果たして読者さんには見えてるんでしょうか……? グレンさん敵でした!!と冒頭で言ったんですが、実際グレンが敵と呼ぶに値するポジションだったのかは微妙なところです。グレンは身分を隠してトウヤを見ていただけで何もしませんでした、グレンが敵としての仕事をしなかったからこそトウヤは今まで愉快なココウ暮らしを送れていたという見方もできます。グレン自身は、トウヤに敵と言われる立場であることを理解しつつ、見て見ぬふりをしながらずっと友人ごっこをしてきました。友人ごっこをしているうちに、これがごっこ遊びだということをグレン自身忘れてしまっている節がありました。 戦闘シーンがいちばん友達同士に見えたというお話、本当に嬉しいですね……!!まさしく彼らは互いの境界線のうちに入り込まない関係性をずっと美徳として、相手が隠しているものにお互い気付かないふりを貫いていました、正面切ってぶつかりあえない彼らが本気で殴り合えるのはフィールド上でポケモンを介したときだけでした。 グレンがなんでバトルしたのかは「フィールド上でないと喧嘩が出来ないから」ですが、じゃあなぜ喧嘩に至ったか→何故怒っていたのか、という問いには、正直目から鱗の思いでした。私は「この状況になればグレンは怒りを覚えるだろう」と計算してキャラの感情を書いていないので(彼らは勝手に怒るのです)、グレンがなぜ怒ったのか、疑問に思われること自体が不思議です。グレンの感情の動きに不自然なところを見出されたか、あるいは解剖的な視点で読むと「このキャラはなんで怒ってるんだろう」という疑問が沸いてくるものなのですかね? グレンは結構前からトウヤに対して怒っていました。具体的には、8−6後半シーンで怒りはじめました。それからずっと怒っています。8−6終盤のグレンのシーンは月蝕屈指の解釈が難しいシーンだと思うのですが(10章末でにゃんがびびっている理由くらい難しい)、このシーンでグレンが何に怒ったかというと、「殺す殺す言うてるミソラを知らん顔で育てていること」に怒ったのであり、何故それに怒るのかと言うと、「トウヤがミソラの復讐相手が誰であるか知りながら、ミソラを殺人者に仕立てようとしている」ことに怒りました。ミソラの復讐相手誰だか気付くレースで二位着していたのはグレンだったのです。(ちなみに一位はトウヤの7−1です)でもグレンは「ミソラがトウヤを殺そうとしているとトウヤが思っている」ことを理解しただけで、ミソラとトウヤ姉の関連性とかまでは気づいていませんでした(トウヤの勘違いだったらいいなと思っていました)。 8−6ではねんねしてるトウヤくんの前でグレンは >「分かった。待ってろ。俺が何とかしてやる。だから心配するな」 >「どうして、俺を頼れないんだ」 >「俺は、何のために……」 というふうなことを言っていて、地の文では >死んだように眠る弟分の顔を間近に見れば、荒れ果てた己の屈辱が、それを思い切りぶん殴って、胸倉を掴んで、どんなに汚い言葉で罵るのだろうか。 こんな描写があります。 10−2では怪我したことをトウヤがひた隠しすることにグレンらしからぬ感情的な行動を見せます。そんでそのあと、バトルになる前の話し合いの最後の最後に >「――黙って言うことを聞けッ!!」 グレンはトウヤにはじめて怒鳴る。グレンがトウヤの前である意味で本性を剥き出しにしたのは、この瞬間だけだったと、読者のわたしは考えています。 実際、トウヤがグレンのいうことを聞いてメグミを手放したり、ミソラから離れたりしていれば(8章の後半で遠征に誘っているのがそれ)11章〜13章のような最悪の事態は回避できた可能性が高いです。グレンは兄貴分としてトウヤを助けてやりたかったんです。でもトウヤが絶対にその手を取らず一人で自滅していくので、兄貴分としてのプライドを傷つけられたような気がして怒った……のかなと……思いました。その点で、自分が本当はトウヤの敵という立ち位置にあることは、グレン的にはもう関係なかったのだろうなと思います。でもグレンがリューエル隊員でなかったら、もっと強引な方法でトウヤを助けることもできたのかも……とも思います。 グレンとタケヒロのシーン、私も本当に大好きなシーンなので嬉しいです……!!タケヒロにとってトウヤが兄貴分だったのと同様に、グレンもまた兄貴分のひとりでした。グレンはつけるべきけじめ、己が皆を裏切っていた真実をしっかりとタケヒロに突きつけて、ココウを去ったので、立派だと思います。ほんっとおおおおおおおその台詞好き!!!!!!!!!!全文に頷きすぎて頭が取れそうになりました!!!!!!!!!愛してます!!!!!!!!! 普通にめちゃくちゃ返信してしまう!!久々に本編グレンを語れて嬉しかったです。彼は実に良い男です。帰ってきてくれ……(? [142]
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