[表示] まず、土下座です。本ッ当に、遅れるに遅れてしまい、申し訳ございません。面目もありません。ポケモンにうつつを抜かし、読もう読もうはあっても、ゲームやりながらとかではなく、真面目に読んで感想を書こうという謎の意識から、いつの間にかこんなに時間が経ってしまっていました。深く反省しております。反省を次に行かせない人種ですが、善処していきたい所存です。
こんな導入でもありましたが、僭越ながらも感想に移らさせていただきます。まず、パイルの実、ベトベターからここまでを引き出すのは素晴らしいの一言に尽きます。アイデアとして、パイルの実を思い出の味として扱うことはあるとしても、そこからシロナさんとの激戦、から、急展開での主人への慕いの描写は、胸を打たれるものがあり、これだけの空想を作り出せる、ということに対し、感嘆の意です。
しかしながら、僕の感性の中での話ではありますが、幾分、トントン拍子な話の進み方が気にかかりました。時間的制約の中では、僕もそうだったので申し分ない出来、とも取れるのですが、慕う気持ちへの重厚感、バトルの、流暢に進んでいく疾走感、そして、これはシナリオに関してなので、あまり強調するべきでもないのではありますが、シロナさんのガブリアスの毒死などは、淡々とした、そして、語りが混じったような効果が強まる反面、味気ない印象が付きまとってしまったイメージがあります。防止策、として、僕が提示するものとしましては、風景的描写をより増やすことにあると感じます。砂埃、相手ポケモンの呼吸、そのリズム、バトルフィールドの照明、その照らす先、それらが漂わせる緊張感、これらを操り、自在に表現すれば、文句なんて出ようがありません。短編の傑作と称しても良いと、僕は思います。
以上です。再び、土下座です。本当に、こんな人ですみません。人間的にすみません。自責の念が強いとはよく言われますが、今回に限っては、明らか僕が悪いやつでした。感想、遅れて本当に申し訳ありません。しかしながら、透き通った、煌びやかな、素晴らしい小説を、ありがとうございました。最後まで、楽しませていただきました。
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