[表示]
読ませていただきました! トビさんの作品は企画で読ませていただくことがほとんどだったのですが、ドリームシンクという着眼点にまず驚きました。たぶん初めてこの題材使った作品に出会った気がします。
別作品の話を出して恐縮なのですが、わたし令和元年度開催の『ふしぎのタマゴ』がめちゃくちゃ好きなんです。なんというか、不思議な世界の中にほんのり感じる優しさのようなものと言いますか。 この『夢のような』も同じような雰囲気を感じ取りました。ドリームシンクの世界でのレンジャーちゃんとネイバーさんとの出会い。花火大会。トキメキ。こう書くと青春!甘酸っぱい恋物語!って感じなのですが、それだけで終わらなかったからこそ焼き付けられるような気持ちになりました。
> 何かの拍子で混乱してしまったり、狂暴な力を抑えきれなくなった力の強い野生ポケモンは、正気に戻ることなく、大体がポケモンレンジャー駆除される。そう、殺されるのだ。人や家畜、畑などに危害を加える恐れがあるからと、それがまるで常識のようになっている。だけどそれはきっと、違う。ポケモンと人間は共生を現代まで続けてきたはず、だのにどうして、人間の利己的な判断で、その命を破壊してよいのだろうか? いや、そうじゃない。ビードロを使う理由もその考えの元にある。
ここ、すごい好きなんです。 レンジャーちゃんの夢は、ポケモンと人間の共生。ポケモンレンジャーの実態に対する、主人公としてのアンサーのように感じました。
そしてネイバーさん! 頭文字とギギギアルを使っていたことから正体になんとなく察しがついていたのが本音なのですが()、夢の世界だと姿変わっちゃうんですね(ドリームシンクの仕組みほとんど忘れたマンです)! 「サヨナラ……!」で締め括られたのがなんとも彼らしいといいますか、原作ゲームのセリフの使い所が上手い!天才!って感じました。
今回読ませていただいたのはこの一作のみではありますが、この機会に他作品にも触れてみたいと思っています! 心打たれる話をありがとうございました!!
[05]
|