ナナシマ数え歌 を読んだ感想 | ||
投稿者:コロポン 2013/10/12(土) 20:19 | ||
初めまして、コロポンと申します。遅まきながら「ナナシマ数え歌」をとても面白く読んでおります。いま第3話を読了したところです。 まだ途中ですが、なんと言えばいいのでしょう、とても興味深い作品です。それぞれの編が別々の登場人物とシナリオを取りつつ共通のテーマを扱っている点で、「短編集」の根本的な形態といえるのではないでしょうか。つまりそのテーマとは、途中まで読んだ限り、少年少女と自然との対話であるように思われます。若く不安定な前者と永くどっしりした後者は相互に同じものをもつようです。もっと言うと、前者が大人になると失ってしまうよな何物かを分け合っているようです。 その文脈で、序章において、大人になったナナシマの出身者がかつてを思い出すというのは、深い意味のあることのように思われます。 こういうのをポケモンで読めるって、何というかとても楽しいです。残りの作品も楽しく読ませていただこうと思います。その時にまた感想を書かせてください。ありがとうございました! [01]
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投稿者:イサリ 2013/11/06(水) 21:38 | ||
コロポンさん、初めまして! 返信が大変遅くなってしまい、申し訳ありません。「ナナシマ数え歌」をお読みくださり、ありがとうございます! この作品を書き始めるにあたって、「それぞれの話が独立して読めて、かつバラバラになってしまわない」構成にするということに、こだわりました。ナナシマの順番に進んでゆく構成を話の「経糸」、人間とポケモンの関わり、そして子供の成長と視野の広がりという大きなテーマを「緯糸」に出来たらいいな、と考えていましたので、コロポンさんの感想を拝見させていただいて、とてもうれしく思います。 お楽しみいただけたようで何よりです。本当にありがとうございました。 [02]
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