名前も声も知らない > 本編 > 05 第5話「開幕! ローズシティ ポケモンバトルトーナメント」 を読んだ感想 | ||
投稿者:黒須 良太郎 2014/08/24(日) 14:52 | ||
[表示] 2か月ぶりという久々に読みましたw なんか毎度同じことばっか言ってもあれなんですが、そんなことは気にしません( 表現力の豊かさはさすがですね。文章の流れに淀みがなく、すらすらと読める上に単調さを感じませんでした。おかげでゴウカザルとフライゴンのバトルをとても楽しめましたよ!展開としてはゴウカザルが勝つかに思えましたが、ユウリがまさかの初戦敗退なのには驚きました。文章的にもオリジナルキャラだけあってユウリやゴウカザルの視点に重きが置かれていたので、これは初戦くらいは突破するかなと思っていたので予想外ですw また、これははやめさんの特徴で前から感じていたことですが、どのシーンにおいても全体的に冷たさを感じさせる文ですね。チャンピオンのライゾウ然り、四天王のシン然り。はやめさんらしいシビアさがすごい出てるなと感じました。それと、大会に集まったトレーナーたちの描写もね。野生の本能か何かって言ってたと思いますが、熱さというより内に秘める欲望を剥き出しにしてるといった印象を強調されていたので、そこがはやめさんらしいなと思いました。 オンドゥルさんか誰かとツイッターで欲望がうんぬんと話をされていたのを見た気がしますが、それがこの作品にも出てると思いますよ。私は付き合いのある人の作品は「その人の人柄が出ている作品が好き」という特徴がありますが、この作品からは十分それが感じられました。第四作だったかな?それに行かなくても、今作でも十分個性が発揮されていると思います。読み応えあり! と、久しぶりなので感想も同じことを言い方変えて言いまくってる感ありますが、とりあえずこれくらいでw 続きファイトですよー! [13]
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投稿者:はやめ 2014/08/24(日) 19:25 | ||
[表示] 感想ありがとうございます。 久々に通知が来ていて、思わずおおっ! となりました。感想ってやっぱり貰えると嬉しいですよね。自分の周りが明るくなるっていうか、それだけでテンションがガラっと上がるというか。同じ二次書きとしてはこの感覚を共有出来るのではないかと思います。 お褒め頂いたのはとても嬉しいので、糧にしていきたいと思います。しかし、第5話なんですが、ちょっと凝りすぎた気がするんですね(苦笑)。最近思うところがあって自分で読み返したのですが、大分挑戦的な文章を書いたなという印象を受けました。開会式のくだりがすごくそんな感じに溢れています。抽象表現や比喩が相当多いなーと。まあ第一回戦のバトルからは自然になったかなとも思っているんですが、作者としては文章って自分自身の生き写しですから些細な変化でもすぐ分かるんですわ。多分これは夏目漱石の影響を若干受けてますね。すごくどうでもいい解説でした。 でも褒めていただけることは、自分にとって力になるんですね。結構迷いながら試行錯誤してるので(苦笑)。これでいいんだな、合っているのだなと。そういった言葉一つ一つが自分の道をしっかりと定めていくための励みになりますよ。 現時点のユウリの実力では、恐らくイッシュリーグ後に研鑚を積んだであろうシューティーに勝てません。 彼女に足りないものは今回の話で述べたとおりの事柄になります。それを希求していく決意を固める、という点において彼女の物語は一通り完結し、ここからはアユムやホクトといった、ユウリよりも一歩上のトレーナーの物語にシフトしていく……という構成を取ったつもりです。そのため彼女はここで敗北することになります。 ちなみに他の方からもシューティーが勝利したのは意外だった、というお声をいただいておりますが、自分にとってはユウリは心は強いが、まだまだ発展途上のトレーナーだと思って描いています。オリキャラだろうが一切贔屓はせず、厳格な実力のみの格付けに則って勝敗を決めているため、黒須さんから見て、そこは私の作品をシビアと感じる部分の一つかもわかりませんね。あくまで競技としてのポケモンバトルを描きたい、という想いの表れでもあります。しかし、強さだけが絶対的条件ではないということは既に仄めかしており、今後の鍵となる部分なんですけどね。 なるほど、冷たさですか。 やはり私は登場人物を一歩退いた目で見て、描いているのでしょう。そう言っておいて矛盾しますが、十分入れ込んでますよ、それにキャラには愛情しかありません。しかし、私は前にも述べたとおり挫折や葛藤を経てこそ、人は強くなると信じています。そういった道を避けずにしっかりと向き合って欲しい、という想いからどんなキャラにも甘えを許しません。と言うとあまりにも厳しいかもしれないですが、要は苦境を乗り越えることできっと成長してくれるだろうと作者なりに信じているのです。 欲望というか狂気なんですが()、そんな人間の負の一面的なものはポケモンバトル小説である今作には必要ないと思っています。あくまで目指すところは「夢も希望も持たせたい」ですからね。「夢も希望も持たせない」じゃないですよ?( ライゾウとシンは野心や欲望剥き出しの男だと思います。 ライゾウはチャンピオンらしく大人らしく、それをもうちょい上手くコントロールしてる感じですかね。 アデクやシロナ、ダイゴやワタル、それにカルネといった本編のキャラクターとは全然違う、なんというか上手く言えませんが貪欲なチャンピオンを表現してみたいなと思って、あんな感じになりました。心の奥底では自分達のステージに上がってくるトレーナーを待っているのでしょう。だから、求めるステージに達した者には厳しい目線で見つめている。 さて、今回はこのぐらいで…… これからの展開で更に個性を感じていただければと思いますw 感想を励みにして、がんばります! [14]
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