NEAR◆◇MISS > 最終章 > 06 -6- 夜桜 を読んだ感想 | ||
投稿者:とらと 2019/03/11(月) 14:06 | ||
[表示] 2話分です。しわしわのセレビィに思い当たって調べたらセレビィゴーレムも映画に出てるんですね、これが2体分も暴れてる足元で逃げ惑ってるミナトくん……!!(でも笑うシーンではない)イチルとイチリは名前が似てるな〜と思ってはいましたが、双子のようなもの?だったんですね。まさかこういう展開になるとは……!!トランツェンに憑依したヒトツキイチリ、前から食えない感じではありましたが死を全く恐れぬ勇姿がまさに「霊」という感じで素敵でした。 > どんな思い出も、別れというものは平等に抱きしめる。 光速で映写された神経のはからいに、歯を食いしばった。 「あばよ、相棒!」 ここがもう……(´;ω;`)ぶわっ 人類を破滅に追いやろうとしているとしても、ミナトさんにとってはまさしく「相棒」だった訳ですよね。小鳥の笑い声にめちゃくちゃグッときてしまいました、なんという散り際……!!うわーきくじんーーー!!!。・゜・(ノД`)・゜・。ミナトさんパパが最後の一撃をミナトさんに託したのは、きくじんとの決別、>産声の大合唱 これらの魂の浄化に彼を立ち会わせたかったというのもあるんだろうかとちょっと思ってしまいました、自分がいなくなるという状況で、ミナトさんに越えるべき壁を越えてほしかったのかなあと。そこまで考えていないかな。でも彼は雨音さんのためとは言いながらやはり父親であったんだと感じさせられますね。泉にグラシデアを投げ込むミナトさんの姿にはなんとも言えず胸にこみあげるものがありました……!!生贄一人どころじゃない……(´;ω;`)ううっ 次話!キズミさんが記憶を取り戻し(“彼”としか書かれてないのがなんだか気になりつつ)それを了解したうえで二人きりでどんな話をするのかなあとドキドキしていたら開口一番「好き」でひっくり返りそうになりました。アイラさん相手の気持ちを分かってやってる気がするんですがお茶目なのかなはああ〜^^^(若者を見守るおばさんの目)と言いたいところですが、この時間が彼らが送るべき真っ当に明るい青春の色はしていないのがもどかしいところです。でも感傷があるからこそこのひとときの触れ難いような美しさが際立っているんですね。壊れ物にするように触れ合う様や、一分だけと言ってきっちり六十数える二人の不器用に互いに向かい合う様が、なんだかもう、本当に、愛しいやら切ないやらで……。キズミさん?がまるで別れ際のように今までありがとうと言ったことも、ウルスラの所在も、>「……まだある、でしょ。私の姉とあなたの体質がどこまで同じか……」 この台詞の意味も、気になるし早く知りたいのに、ずっとこの雰囲気の中に浸っていたい、終わらないで〜……!!という気持ちも強く感じてしまって読者の心もぐしゃぐしゃです。でも続き楽しみにお待ちしております……ッ!! [54]
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投稿者:レイコ 2019/03/22(金) 18:35 | ||
[表示] ご感想ありがとうございます! おおー、調べて下さったんですね。要所で原作ネタを挟みたくなるのが悪い癖で、けっこうな頻度で説明不足になっててすみません……セレビィのイメージは劇場版「時代を超える遭遇」の影響を大きく受けてます。なので、可愛い見た目のセレビィ(中身は映画の優しいコとは別物ですけども)をよってたかってフルボッコも絵的にアレなので、ラストバトルではゴーレムを出したいなあと思ってました。 一縷(イチル)と一理/一利(イチリ)の名前がまぎらわしいかった理由、ようやく本編で明かせてよかったです。剣に宿って生まれるイチル=ヒトツキになりそこなったちりぢりの魂が、別個に固まって生まれたのがイチリ=フワンテという関係(どちらもポケモン図鑑の設定が由来です)なので、双子という以外に良い説明となると難しいんですよね……イチル=ヒトツキが進化してニダンギルになると双剣=双子化してまた話がややこしいんですが、ポケモンって不思議な生き物ー!生命の神秘だねー!くらいに捉えていただければ!と、思います……! 作中では詳しい過程を省略しましたが、これまで経緯を踏まえてミナトと麹塵のあいだにはすでに修復不能レベルの溝ができており、とどめを刺す直前までミナトは麹塵に冷徹だったのだろうと思います。これで最後という実感が芽生えてやっと、とらさんのおっしゃるとおり「相棒」の思い出に免じて元アシスタントを許し、本当の意味で腹をくくってミナト自身の手で因縁を断ち切れたのかもしれませんね。 ミナト父は亡き妻を深く愛しているという他は思考パターンが分かりにくい人物、という設定もとい周囲のキャラから見た評価なので、読者さまにも自由に解釈していただければミナト父もきっと浮かばれます。ギラティナとシェイミは映画でW主演だったので、ここはギラティナつながりと個人的な作者の趣味でグラシデアを出さずにいられまいか!否!と反語状態でした(?) 想像していた以上に、花言葉の「感謝」にずいぶん助けられたシチュエーションに仕上がりました。 アイラの態度はなんなんでしょうねー!? このふたりの駆け引きの面倒くささは初期からずーっと作者泣かせで、もういい加減にしてくれーーっという感じです。先の展開が分かっている作者の身としては、描写し甲斐があるといえばあるんですけども……! 乏しいセンスからひねり出した拙い文章で精一杯綴った場面を、感傷を美しいと言って頂けて、こんな光栄なことはありません。ありがとうございます……ありがとうございます…… 完結まで残り数話、よろしければ引き続きお支え下さい。こちらこそとらさんの更新、新作等楽しみにお待ちしております。 [55]
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