NEAR◆◇MISS を読んだ感想 | ||
投稿者:海 評価:感動した! 2018/01/19(金) 23:41 | ||
[表示] こんにちは。ツイッターではお世話になっております。海です。 第8章-4-から最新話の第9章-1-まで読みました。いやはや、たった4話とは思えないほど怒濤の展開でしたね。ニアミスは文章や展開が洗練されているため話数や字数とは裏腹に一気に進んでいくイメージなんですが、それにしても。 たいへん長くなりました。あのですね、約14000字ありまして、でも特に設定関連のところで整理とか確認もかねてそのまま書いてたりするので、本当に読みづらい感想になってます。こねくり回しても仕方がないなと、えいやあでこうして提出しますが、意味わからんかったらまた聞いてください。申し訳ない。 第8章-4-。 オハンとの別れを惜しむ暇も無く。 ダッチェスのシンクロの訓練、元々は実行犯の特定のために鍛えたものだったのにこんなことになるとは……いえ、訓練しなくともダッチェスとアイラの絆が深まり至近距離で眠りにつけばこういったタイミングが訪れる可能性はあったのかもしれませんが……。 私、ゾロアークがよくアイラの顔をしているのは、ゾロアークがアイラのお姉さん=メギナであるからだとかつて思っていたんですね。でも結局直接的な関わりというのがこれまで話されていなかったので完全に別ものなのかなと思ってたんですが、今回ゾロアークがアイラの首に噛み付いた直後メギナとしての意識が覚醒するじゃないですか。後々ゾロアークの所以が語られたことでメギナとゾロアークの繋がりがまったく無いわけではないことは示唆されましたが、それにしても、未だにこれが本当にメギナなのかが少し、よくわからなくて。第8章の後ほどでも語られておりますように、メギナはこの研究の主格にいたわけで、そしてジョージを強く憎んでいた。経緯はわかりませんが、自ら率先して人間→ポケモンの研究を進めていたのだと思います。そのイメージは、アイラよりも勝ち気であり、どちらかというとシレネのようなマッドサイエンティスト要素の入った性格であるように感じていました。しかし、 > 「副作用の記憶喪失……そういうことか。しっかりしろ! その傷が元で死んだら、ここから簡単に戻れなくなる。今、リンクを切るから」 「じゃあね。ここで起きた事は忘れなよ、アイラ」 というこの僅かな言葉や、自らを犠牲にしたダッチェスへの攻撃=シンクロの切断の様子を見ていると、どうにも彼女が芯まで悪人?であるようには思えなくて。実験は進めなければならないけれど、アイラを巻き込みたくはない、アイラを殺すわけにはいかない、という姉心なのかな……。しかもこれさくっとこのメギナさんにとっては自殺ですよね? メギナの精神移植を試みた相手もまたダッチェスだから、相打ちも相打ちといいますか、メギナの精神本体はイーブイ本体にあるからサルベージできるぶん躊躇がないのか。メギナの真意を知りたくなった場面でした。 >左脚がない。右の眼球も。 容赦がない(震え声)。 アイラさんの首ガブリもそうですが。先日頬を怪我しただけでも読んでても目を瞑りたくなったというのに、あっさりとした文章が逆に想像力を膨らませる……。 >残った左の碧眼はまぶたの重さと戦いながら、絶望の淵に立たされたアイラを案じている。 キズミの辛うじて意識が飛ばないように堪えているのが伝わってくるんですが、この後の地の文にもあるように、この二人、この状況で自分より相手を気遣うんですよね。かつ二人とも強情なところがあって似たもの同士だから、譲らないんですよね。すごいなあ……。 >どちらの体勢も、じっと動かなかった。間近で別々に響く鼓動を、全身を耳にして受け止める。髪についた汗の香りが、切ない感情に突き刺さった。どれだけ強く肌に触れていても、二人の心の一部は冷えたまま。自分の命より大切だ、と揃いも揃って同じ軸が拮抗していて。こんなにも、近くて遠い。 う〜この文が好きすぎます。絶望的な状況にありながらまるで時が止まって二人きりの世界になったようで。この世界の二人は改変前の二人のように付き合っているわけではないけれど、キズミとアイラの絆の深さも感じさせる、ここまでの二人のでこぼこないきさつを思い返すと余計に感慨深いものがある、深いシーンだなと思います。愛情と言い切ってしまうには勿体ないような気がします。うまく言えないんですけど、身体まるごと心まるごと、ぴったりひとつになるわけではないけれど、共鳴しているような、そんなイメージをもたせるような、深い場面で、すごく好きです。 第8章-5-〜-6-。 遂に目を覚ましたロング警部。ロング警部が起きるのには、キズミ達がもっと最初の事件について踏み込んでからになるかと思いましたが、このタイミングで。と思えば次々と彼の口から明らかになる真実に、こちらとしても開いた口が塞がらぬ勢い。 >その時点から数えて、三年前の時間軸に飛ばされた。人も街も、歴史改変の影響でパラレルワールドに作り変えられちまっていた。 これが現時点での、つまり今まで普通に読んできたニアミスの世界ということですよね? 正直、これがパラレルワールドといわれてもまったくピンとこない。このパラレルを生きているキズミたちも必死にキズミたちとして生きてきていて、戦って、笑って、泣いて、恋をして、必死にやってきたわけじゃないですか。それがすべてパラレルであり本来は正史ではない。生まれるはずのなかった事象。しかし時渡りをしたロング警部は人類滅亡を守るために奮闘してきた。ミナトの一件についても、正直ミナトを推す端くれとしては衝撃過ぎて目玉が飛び出そうになったと共に言いしれぬ怒りが湧いてきましたが、ふと思い出して読み返すと、 > 「弱い男に興味はない。が、あれの亡き母が浮かばれん」 ネイティの体に閉じ込めた悪霊が、真の力を取り戻したとき。 父の死後、庇護を失った小せがれに災いが降りかかる。すでに手は打った。 だが十年かけて、ミナトは物にできていない。備えの期間を無駄にしている。 「神の“洗礼”とでも言おうか。生き残る素質はある。あとは本人の鍛錬次第」 という第7章-8-のハイフェンの言葉を見ていると、決してハイフェンはミナトのことを殺すつもりはありませんよね。というかここにセレビィの件の伏線がまさに書かれていたことも、まさかこういう意味だったとは後から理解したんですが……。あれ……そう思うとハイフェンなりのあまりにも不器用すぎる一種の愛情のようにも……私の頭がお花畑すぎるんですかね……。8章の話じゃなくて恐縮なんですけど改めてこの7章-8-を読むと雨音を手にかけたレストロイ家を皆殺しにし自分ももう余命幾ばく、けれど自分で呪いが終わるわけではなくひとり息子のミナトにはセレビィの魂がつくことはもう確定しており『シンクロ』能力を高めるために国際警察に預け、訓練次第では生き残る可能性も見いだしてる(恐らくそれを願っている)なんてなあ……このことをミナトは一切知らないんですよね。縁を断ってるようなものですしね。ハイフェンは、それでいいんでしょうけどね。 しかも普段ミナトの『シンクロ』のパートナーは麹塵=中身はセレビィで、そうなると、ある種普段からセレビィの魂を背負う直接的な訓練をしているようでもあって、うおぉ……大人達の戦略に知らぬ間に子供が組み込まれている……。 でもそんなハイフェンの意志とは違って、ロング警部はミナトをはなから殺す気でいる。ミナトに封印した状態のままではミナトが死んだ後にセレビィは蘇ってしまうから。セレビィを殺すために、ミナトを殺す。ウ、オオ〜〜〜まあそりゃあ、人類滅亡阻止という大義のためには多少の犠牲はやむを得ない、ということですよね。この残酷で冷徹なまでの判断は、しかしロング警部の国際警察としての最善手。セレビィどんだけ恐ろしい。 >必ず役目を受け入れると思っていた。歴史改変が起きる前、お前は信頼できる部下だった。それだけじゃねえ、アイラを危険から守るためなら、犠牲になるのも厭わねえと分かっていた……お前は、アイラの恋人だった これ……これ……キズミの「自分より大切なもののために自分の命を惜しまない」という性格を逆に使われたっていうことですよね……そういうキズミだから信じたというか……ううん、大人って悪いなあ……。 自分の整理と確認のために設定的な話についても以下綴るのですが。 >人工タマゴの殻でガーディ=ファーストを封じ、『時の波紋』を使って開けた時空ホールから転送した。 これは、歴史改変前の世界の話、ですよね?ロング警部がファーストをタイムカプセルでファーストを送ったのは、ガーディ。この時C-ギアが埋め込まれていた。セレビィへの夢エネルギーの供給を阻害するために。 C-ギアを用いた、セレビィへの夢エネルギー調達の阻止が叶ったならば、ミナトやキズミの『シンクロ』を利用したセレビィ抹殺計画は行われななかった、ということで合ってるんでしょうか。しかし、歴史改変が起こりC-ギアはそもそも開発されない歴史になってしまった。 かつてファーストは研究所におり、恐らくそのときにC-ギアを埋め込まれていた。そこを助けられバトルネーソスに保護され、歴史改変後の世界としてではキズミの手へと渡った。C-ギアが取り込まれたままで。そしてガーディはウインディに進化した。 >夢世界でウインディ=ファーストのデータ体内に封印された『C-ギア』を起動し、最もデータ数値の良好だった色素変異体のイーブイに逆流させる事で、起死回生を狙った。 第8章-6-より明らかになったこととして、メギナが膨大な夢エネルギーを必要としてC-ギアを起動したのは、ファーストがウインディの時点。 >不可能を可能にする『夢世界(ドリームワールド)』では、ファーストに潜在する『C-ギア』が起動したんだろう。 C-ギアは消滅しておりデータとしてファーストには存在していなかったけれど、夢世界ではないものがあるものになり、C-ギアが起動(メギナによるもの)した→実験としてはほとんど失敗だったが、ダッチェスが誕生、存在するはずのない夢が実体化しその根源となったファーストはバグによりボール外で生きられなくなった。これがファーストの事故ということですよね(現在これを修復するためのシステム開発をオルデンが進めている)。 卒業審査の実務研修とは夢の中で行われた研修で、キズミはそこでダッチェスと会った=ダッチェスはまだ夢の中の存在。ダッチェスの存在はそもそもファーストのC-ギア起動で生まれたものだから、研修のため入眠、精神干渉(人間もポケモンも諸共)→入眠したファーストにメギナが干渉、事故(夢の中)→ダッチェスとの出会い(夢の中)→事故が現実のものであると思い込んだまま目覚めたキズミは施設脱走(現実)という流れで行われた。ロング警部は元々ファーストの事故をただの夢の中での仮想事故程度の予定が、C-ギアの影響で致命的なバグになってしまい、それが想定外だとしている。 ドルミールの暗躍や裏切りをロング警部は見抜くことができなかった。ドルミールは卓越した催眠術で二役を演じロング警部も洗脳していた。 ファーストの圧倒的被害者っぷりが壮絶ですね、これ……。 ロング警部はかつてファーストがキズミを助けるために殺人犯である母のコピーを殺した際に、ファーストの殺処分を阻止するためのパイプになったという話がありましたが、それも彼が秘密裏に抱えていた人類滅亡阻止への大きなキーカードの一つだったからでもあるのよな、とか思うと、仕方がないとは思いつつもなんだか複雑な気持ちに。 第8章-5-も-6-もものすごい量の情報が雪崩の如く流れてきて、未だに処理し切れていないところがあるんですが、これほど設定が作り込まれなおかつ人間やポケモンの関わりあいなども深く書かれていらっしゃる。すごい、ですよね。感服いたします。一番すごいのはこれを直で聞いてその場で全て処理してるキズミなんですが。 しかし、第8章-6-よりセレビィは一度復活してしまう。ミナトのトレーナー権の剥奪、これもドルミールが噛んでいるのでしょうか。これがきっかけで麹塵のトレーナー情報による束縛がなくなり自由の身となったわけですもんね……。しかもネイティの身を出ることができたのだから強烈。 でもその後ですよね。その後、ソリッシュがセレビィの魂を自身に封印した、これが、ひとつ、謎。 そもそもソリッシュってかなり謎めいたポケモンじゃないですか。元のメギナのポケモンであること以外にはあまり情報が出ていないような。今回の騒動でもレストロイ城を攻撃した主犯であり、セレビィ復活後のネーソスのポケモン解放・混戦を巻き起こしたのもソリッシュ。けれど。この ソリッシュが強奪したセレビィの抜け殻はメタモンだった。最初はこれが、レストロイ卿によるフェイントであるかと思ったんですね。そう簡単には抜け殻を渡さない、という。でも後々、 >メタモンを使ったおとりが用済みとなる瞬間を、ルカリオが待ちかまえていた。 とあるじゃないですか。つまりソリッシュは狙ってメタモンの抜け殻をレストロイ城より持ち帰り、わかったうえで復活の儀式を執り行いセレビィを誘導した。しかし本物でない依り代に入り弱り切ったセレビィを、今度は自分に定着させた。これは、ある種ロング警部やレストロイ卿がミナトを使ってやろうとしたことと同じことですよね。それをソリッシュが自分を犠牲にした。ソリッシュは結晶化(これってソリッシュは死んだ……ってことになるんでしょうか……;;)し、国際警察に拘束された。 しかし、 >ミナトとセレビィを引き離し『シンクロ』の完成を妨げようとしている線が浮上する。時間稼ぎをしたい狙いがあるのか。黒幕は、こちらの主導で事を運ばせる気はないらしい。 このソリッシュの行為も黒幕の狙いの一つだとすれば、あの場で本物の復活の儀式を行えずとも、時間稼ぎとか何かしらの理由のため(ゾロアークの再精製にも時間がかかることだし)今はソリッシュにセレビィを封印しておくことでこの場を凌ごうということなのでしょうか。ドルミールが国際警察暗部にて暗躍しており催眠術の凄まじい使い手であることを考えると、ソリッシュに干渉することはドルミールからしてみれば彼の正体が国際警察で明らかにならない限りは、いつでも可能な気がしますし……。 でもソリッシュは、ルカリオという種族故か、忠犬のイメージがあるというか、正義を貫くイメージがあるというか、ただ純粋な悪役としてその役割を担ったとも限らない、と思いたいというか……。いまいちメギナが何故この実験に荷担して中心を担ったのかが見えてきていないので、メギナがなんらかでそそのかされて(或いは操られて)実験を進め、その「メギナを止めるため」、「セレビィ側の立場におり悪役としての役割を全うしセレビィ側を欺きながら最終的には阻止するため」、「セレビィの復活を純粋に阻止するため」、「メギナを巻き込んだセレビィ側に報復するため」ソリッシュが身を張ったように、思いたいなあ、なんて、部分があるんですよね〜〜〜〜〜。う〜〜〜ん、ほんと、ソリッシュのこの行動が謎……良いようにも悪のようにもとれて……ソリッシュとメギナのことがもっと知りたいですね……何がどうしてこうなってしまったのか……希望を捨てたくない……味方は多いに越したことはない……味方側にスパイが潜り込んでいるのなら敵側にだって味方がいるのではと思いたくなってしまう。 > 「オルデンの奴、味方につく条件を一つ出してきたぞ。これ以上キズミを巻き込むな、だと。ったく、同じ親父として頭が下がる。お前にすべてを話したという事は、実質的な戦力外通告だ。金輪際、ミナトとの接触は禁じる」 オルデン先生って本当、キズミに対する愛情が半端ではないですよね……大好きです。キズミは親がいないけれど、オルデン先生が素晴らしい人格をお持ちだから、この場にいなくても彼の存在の大きさを感じます。 オルデン先生はドルミールサイドとしてシレネが最終的にオルデン先生の作ったボールにナディを入れると語られていましたし、ドルミールが一度接触を試みたことからも、ドルミール側も欲している人材な気がするんですよね。ただ、こうしてロング警部についたと明確化された以上、ドルミールが何かしらオルデン先生を貶めてもおかしくないような。歴史改変前はセレビィ抹殺計画に深く関わってたことで逮捕に至ってますし、改変後であっても油断することはできない……いやあ、本当、平和になってほしい気持ちではいっぱいなんですけど……以前どこかでオルデン先生が、キズミとナディとご自身の三人でお酒を飲むのが自分の夢だなんて語られていたじゃないですか。そんな未来が穏やかにきてほしい(切実)。 しかし、オルデン先生の優しさに涙するのはともかくとして、キズミとしてはここまで語られておいて自分もこの計画の中心に据えられていたと知られながら、お前はもういらん、だなんて。虚しい。キズミが納得できなくとも、無理はない、のに。 >犠牲の是非に警部があえて触れなかったのは、長い月日をかけて葛藤を克服したからだろう。大局を見ずにわめくだけの自分の感情論が、想像を絶する男の覚悟に対抗できる訳がない。 これがロング警部の強さですよね。こういった判断をできるのが大人であり国際警察として数多の事件を解決してきた手腕である。そのキャリアの長さだけ、心を切り崩してきたことも多々あるでしょうね。奥さんのこともありましたし。そんなロング警部だからこそこの作戦が任せられたし、ここまでの時点においてセレビィが人類滅亡に手をかけるのを止めることができているんでしょう。圧倒的多数を守るための正義はこんなにも強い。一つものすごいな、と思うのは、ロング警部はこのニアミス本編において多く語られていませんが、第8章-5-〜-6-の会話だけで彼のぶれることのない意志が伝わってくるんですよね。それはレイコさんが無駄を無くし一つ一つの文章を洗練させておられる賜でもあるんだろうな、と思います。すごい。読み手ですらそうなのだから、直下の部下であるキズミに伝わってくるものは物々しさすらあったでしょう。 >警官は時に、現行犯をその場で殺害する。こんな形で、訓練で叩き込まれた知識と技量の出番が来て欲しくなかった。どうしても。どうしても。他に方法が見つからない、その時は。 ロング警部に代わって、この手でミナトを―― キズミは立派すぎると思いますわ。真面目すぎるというか。頭の回転も良いですし。それが彼のいいところなんですが。「誰かを自分のような哀しい目にあわせたくない」という思いがあまりにも強すぎるんだと思います。ウルスラにも再三言われてきたことですが、誰かを傷つけないために自分が傷つくことをまったく顧みないタイプですし、愚直なまでの自己犠牲精神がかえって痛々しい。ただ、ここで素直にそれは無理だと判断して、オルデン先生に助力を請おうとしたところがまた同時に、無茶をするのではなく冷静に最善手をとろうとする彼のこの年齢不相応なまでの判断力がまたプロフェッショナルとしての片鱗ですよね。「対局を見ずにわめくだけの自分の感情論」などと語っていますが、いやいや私からすればもっと感情的に取り乱したっておかしくないのに、キズミは本当に立派な男だ……16歳ですよね。とんでもないな。 とんでドルミールとの邂逅。あまりに色々なことが判明しましたが、かいつまみます。 >国際警察の捜索をかいくぐった潜伏先で、彼女は研究データを残さず消去し、単身で人体実験を強行した。 誕生したゾロアークは血を欲する獣だった。 けれどこのゾロアークも記憶喪失という副作用を回避することはできなかった。この研究サイドでは、重要なデータを蘇らせるためにはメギナの記憶情報を蘇らせる必要があって、そのためにロング警部は眠らされダッチェスが使われた。結果、ダッチェスとのシンクロを媒介として繋がった夢の世界にてアイラの精神を取り込むことでゾロアークの記憶が蘇ることが判明した。けれど蘇ったメギナ本人の意志で自爆した。 これがまたちぐはぐ。やっぱりメギナが悪人であるとは……でも今回の結果からアイラの精神を食うことで記憶が戻ることが明らかになったということはどうであれ将来的にゾロアークを覚醒させるためにはアイラを犠牲にする必要がありそうですよね。う〜ん、でも、まるでメギナはあのときアイラを助けたようなそぶりだったし……。 まあ、ゾロアークが覚醒しないうちはメギナご本人の精神は沈んでいるわけで、ドルミールにとってはメギナがアイラについてどう考えていようと知ったこっちゃないのかもしれませんが。ドルミールも人間への恨みが相当にありそうな香りがしておりますが、ドルミールの目的もまた不透明な部分があるんですよね……敵側の真意が語られる時を待つのみです。 >アイラ・ロングロード様にとって、レスカ様は特別なお方。その立場を利用し、アイラ様のお心を破壊して頂きたいのです。細かく砕き、ゾロアークの吸収を助けることで、暴走の再発を防がなければなりません。 下手にメギナが自爆する前に記憶を完全なものとして確立させる、的なものが目的なんかなあ〜〜「暴走の再発」ってそれはあのメギナの精神の抑制……?だったらメギナもかわいそうな気もしますが……ていうか私もいろいろ勘違いしてるような気がしてなりませんが……うーん、今後が気になります。 そしてシレネですね〜シレネは何やってたんかと思えばここですか。 ウルスラもキズミも何かしらの実験に使われたことは間違いないですよね。このドルミールがもってきたアレストボールの中身はウルスラで間違いなさそうな気がしますが、ウルスラとキズミの『シンクロ』をどうにかこうにかしてキズミの精神移植をやってみようとしたのか?ただ、別のアプローチでやってみたいことがある、と語っているので、今まで語られてきたものとは違う何かではあるんでしょうね。それがなんなのかが実験内容をはっきりと理解できていない(すいません)ので具体的にどんなアプローチをキズミくんに仕掛けたのか、それは後々明らかになるのかもしれませんね。しかしウルスラどうなったんですか。ウルスラの安否が不安すぎる……。 > 「私のエディ。どうして産まれてきてしまったの。人間はあっけなく死んでしまう、弱い生き物なのに。でも安心して。ポケモンなら大丈夫。私のお腹には戻してあげられないけれど、いつの日かオルデンに特別なモンスターボールを作ってもらって、入れてあげるわ。データ化して時を止めれば、いとしい坊やは不老不死になれるのよ。待っててね。ママが必ず、研究を完成させるからね」 シレネが息子エディに対して異常な愛情をもっていたことはわかっていましたし、以前エディ本人を実験台に何かしていることは語られていましたが。 安直な考えですけど、エディってなんらかの不治の病でももってるんですか……?生まれながらの何かしらの欠陥がエディにあり、それに絶望してこの実験に荷担したとかならまだ理解できる範囲なんですが。ただ、今までのエディを見るに病気をもっているという雰囲気は無いですし。それとも単に可愛い息子を永遠に、美術品のように飾るため?死を超越するため?「エディ」であれば人間である必要はなく、ポケモンであってもいい……?ううん、目的が一瞬わかったようで、でもやっぱり解らない。ぽんこつですいません!マッドサイエンティストゆえ恐らく一般常識的な範囲で理解しようとしてもまったく理解ができない理由ではあると思うのですが、繰り返しにはなりますが、メギナにしろシレネにしろ、何がどうして誰かに対する愛情の欠乏・愛情の過多がこの「人間からポケモンになる」実験に繋がるのかが解らない……!!!セレビィ側が人間への恨みつらみを募らせて、ならば人間などいない世界にしてしまえばいい、というのは単純明快で理解できるんですが。セレビィ側のこの世界が完遂される、という仮定のもと、人間をポケモンにする技術を確立させることで選ばれた人間はポケモンにすることで生き延びさせる? う〜ん……? 予想はいろいろ立てられそうな気がしますが、これも続き待ちですかね;; そして第8章-6-ラスト〜〜〜。。。 まさか、まさか、キズミがポケモンになるとは思いもしませんよね、正直。当時のツイッターは相当混乱したのではないでしょうか? 久しぶりにクラウの声が聞けてなんだかほっとした気持ちになるような、不思議な感じで。でも、地の文は、キズミの精神であることはわかるのに、記憶は明らかに損なわれていて、それが恐ろしくて。「必ず戻る、と胸に湧き上がる意思に突き動かされて。」かあ。それで命からがら研究所を脱出して……助かって、それは良かったのですが。 > 目が覚めたら。 ポケモンになっていた。 こればかり言うのもなんですがパワーワードすぎますね。 ここでキズミにアイラが当てたペンダントは、あの、ヒールボールのスペシャルエディションなペンダントですよね。アイラ、ずっと持ってるんだなあ。 と思ったら第9章-1-で歴史改変が起こってる可能性が示唆されたので今度は一体何の事象が残っていて何の事象が消え去ってしまっているのかわからないんですが……とにかく、アイラがヒールボールのあのペンダントを肌身離さず持ち続けているというのはなんだか救われたような気持ちになりました。 それにしても、二ヶ月ですか。 二ヶ月もあったら、何があってもおかしくないですよね。 ゾロアークの再精製はどれほどかかるのか。ロング警部はどうなったのか。他のみんなは。そして個人的には気になりすぎるのがミナトが一体どうなったのか。いや、ミナト……恐らく誘拐された、ということですし私も敵側に拉致されていると踏んでるんですが、彼の手元にはポケモンがいないし、敵側からすれば『シンクロ』を介した将来の依代なので生かしておく理由は無いよなあという感じだし……。死んではいない、と思うんですが(思いたいんですが)。人質にとられているのか、あるいは他の勢力の存在か、味方がミナトを匿ってくれていて事情により国際警察には秘密にしているか(国際警察もまったく信用なりませんからね)。個人的には最後が一番いいんですが。でも無事でいてくれてるならなんでもよいのです。ただでは死なぬ者であろうとは思っているのですが。 第9章-1-。 >うーんと唸り思案顔をするクラウの頭の中で、豆電球がぱちんっと灯った。 かわいい(これだけは言いたかった)。 ポケモン視点で展開される世界。今までと同じ町を歩いているはずなのに、まったく違う世界を見ているような、そんな気分になります。すごく不思議。 クラウが本格的に話しだし、キズミも普通に喋り。お互い、よく知り合っている関係だけれど記憶喪失でわからない。その近くて遠い感覚でありながら、意気の合っている様子が覗える。とんでもない状態になりながらも、クラウがいてくれて良かったと心の底から思うお話でした。それにしてもクラウ、エルレイドになっても、中身は大きく変わらないのですね。エルレイドに進化した瞬間の御免!が今でも記憶に色濃く焼き付いており勇ましい戦士になりながらも、一人称は「僕」で、少し落ち着きがなくて、ふわふわとしていて、でもアシスタントとして怪しい輩(ニューラ)には気を配っていて、そして何よりアイラのことをとても大切にしている、優しいクラウ。歪な世界の中で、あたたかな光のようですね。安心はまったくできませんしこれからですが、クラウとキズミをみていると、きっとこの二人なら困難も乗り越えていけるような、そんな気持ちにさせてくれます。元々、とても良いコンビでしたもんね。キルリア時代、エルレイドになるための特訓をしていた頃を回帰させます。それが今度はクラウがキズミに技を教えるなんて。これも対比でしょうか、狙っていらっしゃるんでしょう。好きです! >療養中のアイラにとって天敵のような能力と知りショックを受けたが、やはり悪者とは思えない。 そうですよね〜、ハイリンク、夢で大きなダメージを受けたアイラに悪夢を見せるダークライは確かに天敵……。ううむ、ツイッターで人選には悩んだと言っておられていましたが、なかなか痛いところをついてきましたよね、レイコさん。探偵を通じて三日月の羽をどうにか手に入れるんでしょうが、なにか、今までのストーリーを考えるとゴースト系の(それもレストロイ的な)何かが絡んできそうな気がなんとかするようなしないような……。 >将来的に規模を拡大して、このあたり一帯を世界的にも珍しいポケモンタウン化する計画に市の行政も賛成している これがまた不思議な感じですよね。これは、歴史改変の結果なのか、二ヶ月の間に何か大きな変革が起きたのか……?特にここ最近はポケモンと人間の確執が深く掘り下げられていたので、こうもあっさりとポケモンが人間の世界に馴染んでいると逆に違和感なんですよね……。勿論これまでもタチ山さんにしろヤドン・タクシー等々にしろ人間世界に人間のように暮らす亜人達の姿が描かれていましたが、ポケモン視点になったせいなのか、やたらとポケモンに対して友好的になったような。視点が今までとまったく違うので、冷静に人間から見た今の世界を分析することができない。ポケモンとしては生きやすい世界になりつつあるのかな?と思いつつも、これは逆に人間はどういう立場になっているんだ?とか。勘ぐりすぎで、人間の生活も大して変わっていないのならそれはそれで安心なのですが……。でもこの二ヶ月はやはり大きすぎるものであると思うんですよね……何かキズミの、そして読み手のあずかり知らぬ場所で陰謀が動いていてもおかしくない、ただまあそれらはこれから掘り下げられていくと思うので、楽しみにしています。 >「アイラさんは優しいですけど、一つ注意して下さい。ご家族について、触れないでほしいんです。特に……お父さんのこと。大が付くほど、お嫌いなんです」 これ歴史改変ですよね?(震え声) あれだけ大好きだったアイラさんが……。ロング警部を大嫌いといえばメギナさんなのでまさかメギナと入れ替わってるー!?的なことは流石に無いと思う(思いたい)んですがまあそれは次回以降として。 うーん、本当、何が起こってるのか、何が変わってしまったのか、まだまだ謎ですよね。この世界。これのめちゃくちゃ面白いところは、何が変わったのか、というのが解るのは今のところ読者だけ、というところですよね。クラウは無自覚ですし、キズミも記憶が戻れば違和感に気付きそうなものですがいまのところはそういうわけじゃないですし。衝撃的で重い事実が続けざまに明らかになった第8章の後なので、このどこか軽い空気感自体がそもそも浮き足立ってるようで、読んでいて、少し楽しく、しかし少し不安。これからどういう風にレイコさんが書かれていかれるんでしょう。気になることや謎がまだまだ多いので、これからの緻密なレイコさんマジックがすごく楽しみです。 あと、最後なのですが。 第8章-5-で、キズミとアイラは恋人同士で、アイラは歴史改変前普通のスクールに通う女の子だった、ということだったじゃないですか。 >アイラは市内のハイスクールに通っていた。バイト先のバトルネーソスで、レンタルポケモンに付きまとわれる騒動があってな。それを、お前が解決した これ、完全にナティですよね。ナティはネーソスでバイトこそしていませんが。 以前レイコさんはナティやリュートについて、国際警察として特殊な生活をしているキズミやミナト、アイラたちと、同世代の「普通」の人間の生活を描きたかったと意識していた、とどこかで仰っていたように思います。多分。ナティは、歴史改変が起こったことで、アイラがそうだった穴を、彼女が埋めたような、そんな立ち位置、でもあるのでしょうか。本来の世界線であればアイラがそうなっていた場所。キズミは国際警察官のままだったけれど。なんだかそう思うとナティがピクシーについて「あの子とバトルした時なんか特別な気持ちになったの」と言った台詞も、ちょっと意味深なものに聞こえてきます……考え過ぎなら恥ずかしいんですけどね!!アイラとピクシーは直接的な関わりが今のところ無いですし。 関係無いですが、9章-1-ではピクシーではなくプクリンでしたが、この二匹ってなんとなく対になるイメージがあるので、ちょっとそういう意味でも思い出しました。また少しだけ違う世界になってしまったのかな……というような予感を、勝手に、しています。 なんといいましょう。キズミとアイラの、恋人同士で、幸せだった世界が、確かに存在してたんですよね。でも、じゃあアイラが国際警察官になってキズミたちと同じ仕事をしている世界がパラレルで、存在してはいけなかった世界かというと、そんなことはないじゃないですか。私達が見てきたニアミスの世界は、改変してしまった後の世界だから、改変前の世界について思いを馳せたり想像を膨らませても、それは本編筋ではなく、既に消えてしまった世界なんですよね(妄想ならいくらだってできるんですけどね)。 彼等はどのパラレルワールドであっても、必死に生きているし、こうして、また、どんな姿であってもどんな形であっても、出会う。 そういう赤い糸的な運命至上主義論理。どんな場合であっても、引き合う関係性。正直、めっちゃ好きです。大好きです。 だからどんなに過酷なことが待っていて、どんなに受け入れがたい現実が待っていても、キズミやアイラ、そして今のところ安否が確認できていないミナト、ウルスラやクラウ(以下略ごめんね)にも、みんな、たくましく乗り越えてほしいと思うわけです。ほんとうに。今まで敷かれていたレールの上を歩いていたとしても、大人の陰謀に巻き込まれてこんなとんでもない状況になってしまっても、めげずに。 そんな彼等を、ひっそりと、応援していたいと思います。 長くなってしまいました。点々と設定の確認みたいになって感想らしくならなくてすいません>< お忙しいとは思いますが、レイコさんのペースで続けてください。こんなにも頭を回転させ今までの読み返したくなりうんうんヒエエと言いながらそれでも楽しんで読めるのはニアミスならではだと思います。めちゃくちゃ面白いです。一体ここからどうやって収束に向かっていくのか私には想像ができませんが、楽しみにお待ちしております。今後とも心より応援しております。作者様からしてみればとんでもない勘違いをしている部分もきっと多かろうと思うので、良かったらまたお話しましょう。 最後になりましたが。 これ言うかどうかすっっっっっごい迷ったんですが、私は『タンタキュル』はランドのお兄さんではないかと予想しています。どうかな〜。イメージ的にちょっと若すぎるのがネックですが。違ったら恥ずかしい&ごめんなさい、です。 それでは失礼します。 [37]
|
||
投稿者:レイコ 2018/01/30(火) 15:38 | ||
[表示] 追加のご感想、ありがとうございました! 返信をひとまとめにできず、時間差での分割となりご迷惑をおかけします。 サブタイトルに触れてくださり、ありがとうございます。他者の中に息づいている、この場にいないはずの人物の間接的な存在感、それ抜きで語れないという演出が好きなんですよね。一人称は、キズミの心情を書く上で一番表現しやすいかと思い、導入しました。情緒豊か! さすがは海さん、お目が高い! 皮肉にも、しがらみの多かった人間時代より喜怒哀楽のハードルが下がった模様です。ニアミスクオリティとは、恐れ多いです。これもすべて、読み取ってくださる海さんのお力に他なりませんよ。コメントを拝読しながら、ちょっとは実のある心理描写をお届けできたのかもしれないと自信が湧きました。9章では内容に合わせてキズミの一人称を組み込むつもりですので、視点の切り替わりが分かりにくかったら、すみません。あらかじめ謝らせてください。 クラウの成長、感じていただけたようで嬉しいです。性格はほとんど変化ありませんが、世渡りはキルリア時代より上達したみたいです。雄黄のバトルは尺を割いて書き込むべきだったかと後悔気味でしたので、お言葉でずいぶん気が楽になりました。ありがとうございました。9章はクラウの章といっても過言ではなく、出番が豊富なのでその都度お楽しみいただければ幸いです。 長春と雄黄、イメージ通りのようで良かったです(笑) 雄黄のナルシストな性格はちらっと過去に出した程度、長春も人語のセリフがないまま9章まで来てしまったので、ここにきて堂々とキャラクターを描写すると混乱を招くのでは、と躊躇いも少しありましたが、思い切って正解でした。雄黄の「父上」呼びはですねー、7章-5-で、 >幼少の折にハイフェンに命じられるがまま、携帯獣のタマゴを叩き割る儀式に手を染めた。魂を祭具の剣に吸わせて、守護霊ヒトツキ=イチルを作り出したのだ。麹塵の入れ知恵でくすねたタマゴをじかに孵化させるまで、無益な殺生を犯した過ちに気づいていなかった。 という部分がありまして、この孵したタマゴから生まれたポッチャマ=雄黄なのです。インプリンティングですね。知恵がついてミナトが実父ではないと分かってからも敬愛の念は変わらず、気位の高い雄黄にとって父王のごとく頭が上がらない存在です。長春の「旦那様」も、ミナトとのエピソードに基づいた呼び方です。上下関係を読み取ってくださり、ありがとうございます。手持ち6体+αを束ねているだけあって、ミナトのポケモンに対する統率力は高いほうなのだと思います。おちゃらけムードーメーカーなのに、いっちょ前な!(笑) 留紺とミナトが袂を分かつシーンは挿入を予定してましたが、都合によりカットしました……かなり激しい喧嘩別れで銀朱が震えあがった、とだけお伝えします。 アイラの父親嫌い、最低でも9章中に理由を判明させますので。ダークライの力が何かの役に立つか、とんとん拍子に進むかどうか、今後ともお見守りください。多角的に予想してくださり、まことに感謝です。 前回のご感想につづき、この度もありがとうございました! ご多忙と思いますが、こちらこそ海さんのことを末長く応援しております! [40]
|
||
投稿者:レイコ 2018/01/29(月) 14:52 | ||
[表示] こちらこそ、お世話になっております。海さんの文章作品、いいえ情熱のレベルでいえば芸術の域に達しているであろう感想を賜り、大変感激するとともに身に過ぎたことで恐縮です。自作連載ニアミスは文章は遅筆をおぎないたい意味でもコンパクトになりがちという、自分では長短が判断しにくい部分を客観的に褒めていただけて嬉しいです。 オハンは……亡くなりました。生きざまも死にざまも色々ある中で、オハンの一生はオハンから見て比較的、幸せだったと思います。それが伝わるように書きたくて、しめっぽい描写はできるだけ削りました。元はロング警部の愛犬という設定なので、ロング警部と息があるうちに再会を果たせませんでしたが、彼の娘アイラに忠実に仕えて悔いはなかったと信じたいです。 鋭い! ゾロアークがわざわざアイラに化けていたのは、アイラの姉をほのめかすため以外の何物でもなかったので、こちらの狙いどおり読み取って頂けて、頭の中でお祝いのクラッカーがぱんぱーんと鳴り響いて紙吹雪が舞っております! ありがとうございます! メギナの人→ポケの研究動機が分かりづらくて、すみません。元々は8章-6-で掘り下げていたのですが、その他の情報量との兼ね合いを考え、もろもろカットしました。ロング家を出ていく(読み取っていただけた通り、妹アイラより自立的で勝気な性格の姉のようです)前のメギナとアイラの姉妹仲は良好でしたから、自爆はメギナなりにアイラを想っての行動だったのではないでしょうか。ダッチェスやメギナ関連の肝はサーナイト(パラディン)とも言えるので、今後メギナの過去や人柄が明らかになる機会まで、もうしばらくお待ちください。 流血はご愛敬です、悪夢の中ですから! 二人の相手への気遣い、強情さは際警察官としてメンタルを鍛えてきた弊害というイメージです。肝心なところでいつも本心が見えにくく、でもそこは似た者同士、同族嫌悪を感じつつもプロ意識の表れとして、キライではないんだと思います。たぶん。 キズミ→アイラへの自警的な行動の数々に対して、アイラは心の中で何かしら思うことはあっても、部下と上司という枠にとらわれることが多かった分、命がけの状況で殻を破れたアイラからの抱擁は、いつか書かねばならないシーンだと思い続けていました。絆の深さ、ですか。そうだったらいいですね。私自身、この二人の関係は一言で説明できず、複雑に入り組んでいる部分もありまして。好きと言ってくださり、本当にありがとうございます! ロング警部が目覚めて、ようやくニアミスが「ニアミスはこういう物語」と呼べる輪郭を持てるまでに至りました。おっしゃる通り、生まれるはずのなかった事象です。懸命に“生きる”キズミ達の姿を執筆しながら、頭の片隅に「これは歴史改変後の世界で、キズミ達はロング警部の闘いを知らない」という事実を置き続けるのは、精神的にすり減るものがありました。ミナトを推してくださり、ありがとうございます。主人公のキズミよりはるかに物語上のキーパーソンで、そういう裏の側面も含めて明るく活発な姿を書くのが、私も好きでした。 >7章-8-を読むと雨音を手にかけたレストロイ家を皆殺しにし自分ももう余命幾ばく、けれど自分で呪いが終わるわけではなくひとり息子のミナトにはセレビィの魂がつくことはもう確定しており『シンクロ』能力を高めるために国際警察に預け、訓練次第では生き残る可能性も見いだしてる(恐らくそれを願っている) 7章の伏線に気付いてくださり、ありがとうございます。ミナトは何も知らず、ハイフェンがミナトを殺すつもりがないというのも、その通りです。しかし海さんの予想よりもおそらく、ハイフェンの人格は歪んでいて独善です…… >しかも普段ミナトの『シンクロ』のパートナーは麹塵=中身はセレビィで、そうなると、ある種普段からセレビィの魂を背負う直接的な訓練をしているようでもあって、うおぉ……大人達の戦略に知らぬ間に子供が組み込まれている……。でもそんなハイフェンの意志とは違って、ロング警部はミナトをはなから殺す気でいる。ミナトに封印した状態のままではミナトが死んだ後にセレビィは蘇ってしまうから。セレビィを殺すために、ミナトを殺す。ウ、オオ〜〜〜まあそりゃあ、人類滅亡阻止という大義のためには多少の犠牲はやむを得ない、ということですよね。この残酷で冷徹なまでの判断は、しかしロング警部の国際警察としての最善手。セレビィどんだけ恐ろしい。 >これ……これ……キズミの「自分より大切なもののために自分の命を惜しまない」という性格を逆に使われたっていうことですよね……そういうキズミだから信じたというか……ううん、大人って悪いなあ……。 言いたかったことが完璧に詰まっています! 海さんの読解力に、全レイコが涙!! >ファーストの圧倒的被害者っぷりが壮絶ですね、これ……。ロング警部はかつてファーストがキズミを助けるために殺人犯である母のコピーを殺した際に、ファーストの殺処分を阻止するためのパイプになったという話がありましたが、それも彼が秘密裏に抱えていた人類滅亡阻止への大きなキーカードの一つだったからでもあるのよな、とか思うと、仕方がないとは思いつつもなんだか複雑な気持ちに。 なぜ歴史改変前のオルデンやロングがファーストをC−ギア輸送役に選んだかというと、警察犬ファーストの使命感の強さや任務遂行能力を見込んだからなんですね。殺人を犯したのは、よからぬ施設で実験体にされていた負の影響と言わざるを得ませんが。歴史改変があったという事実を誰にも語らず悟らせず、運命を壮絶に切り開いていった孤高のガーディであり、ウインディでした。ロング警部の真意をくみ取ってくださり、ありがとうございます。 >C-ギアを用いた、セレビィへの夢エネルギー調達の阻止が叶ったならば、ミナトやキズミの『シンクロ』を利用したセレビィ抹殺計画は行われななかった、ということで合ってるんでしょうか。しかし、歴史改変が起こりC-ギアはそもそも開発されない歴史になってしまった。 そんな感じです。ロング警部は細かく説明しませんでしたが、補足するなら、C-ギアで供給を止めセレビィ誕生を未然に防ぐ=プランA、もし完全には阻止できなくても、供給不足で弱まったセレビィの魂を『シンクロ』で固着させたネイティ(正史で作成され過去に送りこまれた、ネイティオのコピー体かつ精神移植体)を抹殺=プランB、セレビィ誕生のトリガーとなる『ハイリンクの森』で起きる事件を防ぐ=プランCなど、元予知捜査本部のメンバーとして課せられていた任務はさまざまでしたが、ロング警部の奮闘もむなしくいずれも不十分に終わり、強大なセレビィの魂をやむをえず封印で時間稼ぎし、ネイティより強固な『シンクロ』で魂を結べる依り代としてミナトを抜擢したという経緯でした。 >このソリッシュの行為も黒幕の狙いの一つだとすれば、あの場で本物の復活の儀式を行えずとも、時間稼ぎとか何かしらの理由のため(ゾロアークの再精製にも時間がかかることだし)今はソリッシュにセレビィを封印しておくことでこの場を凌ごうということなのでしょうか。 ドルミール(パラディン)の思惑としては、ゾロアークの再精製→メギナの記憶を取り戻し、メギナの研究技術をよみがえらせるまでに相当な時間がかかると読んで、ゾロアークの自爆により覚醒はまぬがれなくなったロング警部の動きを危惧し、セレビィの魂をロング警部の手元から遠ざけ、ミナトとの『シンクロ』の鍛錬を妨害するべく、手を打ったというところです。覚醒したロング警部が己が眠らされた理由やその犯人を本気で調査しはじめれば、さすがのドルミールも分が悪くなるので、事件を分散して撹乱する意図もあったのだと思います。 ソリッシュの周辺を読み込んでくださり、ありがとうございます。出番は少ないですが、人間の頃のメギナのこともゾロアーク化してかのメギナのことも、ずっと間近で見てきた数少ない証人(証ポケ?)なので、単なるドルミールの操り人形ではない……と、思いたいです……でも、どうでしょう……この場で多くを語れなくて、すみません! ありがとうございます。オルデンはキズミの養父に一生分の恩を感じていて(長くなるので、エピソードは割愛します)、実子に比べるとキズミへの愛情は純粋な親心というより、亡くなった養父への義理や後見人としての責任感の部分もあるのですが、それでもやはり可愛いことに変わりなく、長男同然に分け隔てなく接しているという感じです。キズミからすればオルデンは大恩人ですが、亡くなった養父をさしおいてオルデンを父親として慕いきれず、オルデンもまた亡くなった養父への遠慮があるので、とても親密で穏やかだけど複雑な疑似関係を捨てきれていないみたいです。平和な未来、来てほしいですね…… ロング警部が長々と己語りをすると、なんとなく彼のイメージからずれるので淡々と説明役にとどめ、人物像についてはキズミの視点を借りたつもりでした。ただでさえ本人の登場回数が極端に少なく、薄いキャラという印象を持たれても仕方ないところを、ロング警部を意思の強い男(多忙な任務にのめり込んで、家庭崩壊させましたけども)と読み取ってくださり、ありがとうございます。ミナトを人柱視する発言やキズミの除外宣言など、偽善者になる気はないアンチヒーロー的な雰囲気が伝われば少しでも嬉しいです。 「誰かを自分のような哀しい目にあわせたくない」というのはその通りで、元々強かった(傍から見れば迷惑きわまりない)自己犠牲心が7章のもろもろで反省して緩和されていなければ、ここでオルデン先生に相談しようと思いつくまもなく、とんでもない方向に暴走していたかもしれません。成長と呼ぶには微々たるものですが。キズミが比較的落ち着いて話を飲み込めているのも、相手がロング警部である影響はありそうなので、もし真実を打ち明けたのが気の置けないミナトやアイラでしたら、自己分析しているようにもっと感情的にわめいたり取り乱していたかもしれないです。いやーまだまだ未熟なガキんちょですよっ。 シレネが息子エディ(エディオル)を人間からポケモンに変えたがり、実験台(しかし失敗?)にしたことを夫オルデンが勘づき、それが決定打となって二人は別れました。シレネは相当ごねたみたいですが、裁判に研究の時間を取られたり周囲の無駄な関心を引く手間を考えて、いつかオルデンにも理解してもらえるはずと早々に自分本位に立ち直ったようです。メギナといい、マッドサイエンティスト思考に関して現段階ではまだ動機をはっきり明かしていないので、難解なのはごもっともだと思います。掘り下げるのは今後ということで、ご納得いただけますでしょうか。 アイラのヒールボール、よくぞお気づきで! キズミ→アイラに身に着けさせた時からすでに「これはキズミが入るボール」と予定してましたので、 あの船上シーンは何かと思い入れが深いです。アイラが作中でヒールボールに言及したことはほぼ無いですが、こっそりと肌身離さず持ち続けていました。 ミナトはたぶん、無事です。しかし本編で順当に死者、負傷者が増えていっているので、五体満足で元気にしているかどうかは……いえ、なんでもないです。あれは生命力が強そうなので、どこで誰といてもせめてギリ死にかけてる程度を祈ります。 目が覚めたら〜、と記憶喪失はポケモン不思議のダンジョンを意識しています。亜人同士が喋り、物資が流通する商店街(ジョインストリートの元ネタは、BW2のジョインアベニュー)も、ポケダンシリーズや名探偵ピカチュウ(パチリス所長の元ネタ)に出てくる街のようなイメージです。プクリンは「親方(ポケダンネタ)」とピクシーとの対になるイメージの両方でした。亜人という設定を活かしたくて、ポケモンが人間のように生活している風景を取り上げたくて、ポケモン視点から見た世界をがっつり書いてみたくて、そういう自分の勢いやら好奇心やらを詰め込もうと前々から構想していたのが9章みたいなものなので、これまでの人間キャラ主軸とはまた違った(といっても、姿を変えたキズミがおりますが)執筆の楽しさがあります。 何様と言われてしまいそうですが、キズミのポケモン化は私の中で「この展開、受け入れてもらえるかな?」という不安もあったので、海さん含め皆さんの寛大さに勇気づけられました。 選考を勝ち抜いたダークライ、務めを頑張ってもらいたいです。キズミがサポートしていたクラウが、ダークライをサポートするという、立場逆転の対比に気づいてくださって嬉しいです。クラウはキルリア時代も初期はパッとしなかったので、進化しても一気に中身が成長とはいかないんだと思います。腕前は上がってるので、そこは周りからも評価されています。クラウは今までキズミに目上の人間として一歩引いて接していたので、ダークライと対等に近い関係を結べたことで、作者としてひとつの到達点にこられたような気持ちになりました。豆電球を可愛いと言って頂けて、ガッツポーズ! ナティのこと、思い当たってくださって感謝です。ちなみにナティはバトルネーソス併設の喫茶店でバイトしておりますよ〜。キズミたち国際警察官には送りたくても送れない、同世代の平凡な学生生活をナティやリュートを通して書きとめておきたかったという小話、覚えていてくださったんですね。正史では、ナティもまったく別の暮らしをしていた可能性もありますし、意外とアイラたちに近しい人物だったかもしれませんし、いろんな想像のパターンも。ロング警部は歴史改変後の世界線(ロング警部の家族構成や結婚時期などは、歴史改変の影響で若干変更されています)で幼少のアイラを国際警察の施設に放り込んだので、正史と同じように育てていればキズミとの出会い方もオリジナル通りだったかもしれません。アイラにとってどっちが幸せだったかというと、うーん、今ある生き方以外を知らないアイラには比較しようがないので、なんとも…… >彼等はどのパラレルワールドであっても、必死に生きているし、こうして、また、どんな姿であってもどんな形であっても、出会う。そういう赤い糸的な運命至上主義論理。どんな場合であっても、引き合う関係性。正直、めっちゃ好きです。大好きです。 ありがとうございます。私も好きです。もう一歩踏み込むなら、ファーストがタイムカプセルで過去に送られても無事に国際警察に復帰したり、キズミとアイラがふたたび出逢ったのも、すべて運命という名のもとのセレビィの調節の結果なのですね。セレビィは歴史を変えて人類を滅ぼしたいといっても、手を加えすぎて己が誕生して時渡りをする未来まで変えてしまっては元も子もなく、うまく自分が生まれる瞬間までは調節に調節を重ねてパラレルワールドを作り出した(生まれたものの、封印されて時渡りを妨害されましたが)ので、歴史はある程度形を変えつつも、正史に近づくように必然的に繰り返されているという。だから引き合うといっても決してロマンチックではない、ロング警部が苦肉の策で仕組んだレールよりよっぽどタチの悪い、どこまでも予定調和という希望の見えなさが特に好きです。ひっそりと応援、痛み入ります。 タンタキュルについては、別所でお答えした通りです。Coming soon! 感想らしくないなど、とんでもないです。説明下手かつ情報過多ときているので、理解できないところは遠慮なく質問してくださいね。そちらのほうが私にとっても、次回につながる勉強になりますので。お助けできることであれば、なんなりと。 ストーリーの予想や設定の疑問に対して、現時点でお答えできている部分が少なくてすみません。読み飛ばしているわけではありませんので、ご容赦ください。お考えをお伺いできて、光栄です。大部分は完結までに判明すると思いますので、何卒お付き合いください。 膨大な量をさかのぼって読み返してくださり、伏線など情報を整理して丁寧に列挙してくださり、貴重な時間を割いて下さったのだと思うと、ただ単にこちらがお礼を申し上げるだけでは釣り合わないことが、ただただ心苦しいです。ニアミスを書き続けて十年近くなり、未完なのでこういう言葉は取っておくべきなのかもしれませんが……我がポケノベライフに悔いなしです。尊敬する海さんの真心が注がれたお言葉、一言一句に感無量です。気持ちを残さずお伝えしようにも語彙力に乏しく、表現しきれないところに自分の能力の限界を感じて、自作の執筆が難航している時よりもどかしいです。さらには引き続き応援していただけるとあって、まさに夢のようです。厚かましいですが今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。重ね重ね、本当にありがとうございました。 9-2-の追記分につきましては、後日あらためて返信させていただきます。お待たせして、申し訳ありません。ありがとうございました!! [39]
|
||
投稿者:海 2018/01/27(土) 14:43 | ||
[表示] ツイッターで申し上げましたが第9章-2-の感想を追加させてください。 ワア〜言葉になりませんね。 ミナトといい、キズミといい、いやキズミはここにいるのだけれど、それを彼らはわからない、キズミ本人にすらわからない。ここにいないにも関わらず存在が濃厚に感じられるような一話でした。タイトル通りですね。 前話ではあまり意識していなったのですが、一人称になって、キズミの感情がより事細かに記されるようになりましたね。こう言っちゃなんですが、以前のキズミよりも情緒豊かになったような。勿論、親しまれているアイラについて「俺みたいな鼻つまみ者、ふさわしくない」なんて言ってのけるのはまさにキズミなのですが。その後のアイラさんとの面会シーンでの、千切れるような心理描写とやりとりはもう、キズミ……この素直さは正規ルートゆずりなのか、というより今までは気や意地が張ってたりしてなかなか踏み寄れませんでしたもんね、皮肉なことにダークライになったことでより本来の優しさが表に出て、本当のキズミに近くなったのかもしれません。というのはただの一読者の妄想なのですが。はーそれにしても。照れたり、涙したり、抱きしめたり。この瞬間が、これから待ち受ける困難の前のたったひとときの幸せであったとしても。いつか、「君の求めている人」が実はその人自身であったことを知り、もう一度こうして通い合ってほしいなあ。こうさて巡り会えた幸せと、ここまでそばにいるのに果てしなく遠いすれ違い、これぞニアミスクオリティですね、読んでいて胸が熱くなりました。 クラウの成長は逞しいですね。この状況下において優秀で力もついたクラウの存在は大きい。初期のキルリア時代の可愛いし従順でしっかりアシスタントとしての役割も果たしているけれど少年らしさの抜けなかったクラウが、きちんと大人になって力をつけて、立派になったなあと……。アイラが出歩けない以上、国際警察としての任務はほぼ彼が単体で行ってることですもんね。凄いなあ。バトルのところも、特に最後インファイトを叩き込むところなんかは激アツでした。最終進化形態の貫禄やレベルとしては上位である雄黄の強さも引き立てながら、がむしゃらでも相手に一撃を叩き込む姿はクラウらしいです。一人で立てるようになって、でも周りにも頼って、うまく使って、人望があって。クラウの良さをそのままに、健やかに成長してくれていて喜びもひとしお。鍛え、アイラさんのためにふるって行くのでしょうね。良き。 長春と雄黄も出てきて、彼らに関してはイメージ通り(笑)でもミナトのことを「父上」や「旦那様」と読んでいるのは意外でした。おちゃらけたムードメーカーなのがミナトの良いところですが、流石に優秀な国際警察官かつレストロイ家の一人息子。キズミとウルスラ、アイラとクラウやオハンなど、主人に寄り添うようなポケモンの関係性とはまた形の違った、上下関係がもっとしっかりと築かれているような印象を受けました。いずれにせよ、ミナトに対する強い親しみや尊敬を感じられて、とても良かった……。留紺は最初期からミナトのポケモンとして活躍していながら、謎めいたポケモンですよね……今頃どうしているんでしょうね。あまり嫌な方向に進まないといいのですが……(震え声)また出てくることを楽しみにしています。 ところで私はアイラさんがロング警部を嫌ったという話、歴史改変??と思ったんですけど、ふつうに事件の全容を知ってしまって警部の行いに憤り嫌いになったパターンもありえるな、となんかこの話を読んで思いました。どちらなんだろう。アイラさん、後遺症が思っていた以上に酷いので、全てが明らかになる日はまだそんなに近くはないのかもしれませんが……悪夢といえど何かこういい感じにキズミがアイラの夢世界に入る的な展開があってアイラの心が開いてそのうち後遺症も回復して〜〜みたいにとんとんとんと進んだらいいのにナ〜〜〜!!まあそうもうまくいかない現実。辛い。 これからどのように進んで行くのか、引き続き楽しみにしております。感想に感想を重ねて申し訳ございません。ではでは。 [38]
|