NEAR◆◇MISS > 第八章 > 02 -2- 泣き上戸 を読んだ感想 | ||
投稿者:とらと 2017/07/14(金) 00:01 | ||
[表示] -1- 隠し穴〜から-2- 泣き上戸までの感想です! え〜っ ウルスラしんどい えええ〜……えええ……、いや待って、まずは麹塵さんですね 麹塵の目的は >全人類を一掃する こと? なるほど、大きく出ましたね。そのために真の体を取り戻さなければならない。レストロイ卿の手綱を引いて(いるつもりで?)親子を破滅させようとしていたというのも、なるほどなるほど。それでも私は麹塵ちゃん良い子説に夢を見続けていきますとも。そもそも森の仔らの無念を晴らすために人類を一掃する、というその発想が良い子だと思います。うんうん(言い聞かせる 麹塵ちゃんというのは表でイジられキャラを演じながら裏で完璧に立ち回るタイプと思っていたので、ミナトの姿を模したメギナを見て動揺したり、ダッチェスの件で相手に一枚上手を取られたり、といった今回の姿は色々と新鮮に映りました。麹塵もまた、黒幕、というポジションからはかなり外れた存在……なのだろうか。 メギナさん達の目的はまだまだ謎が大きい。嫌な予感しかしませんね、今後の展開を震えながら待機します、が、えっと、ダッッチェス……ダッ……う……うん……??ん……???ダッチェス……???き、聞かなかったことにしようっと!!( 次話。 冒頭、今までのニアミスで接触してきた事件とは全く毛色の違う事件から冒頭が始まり、一体この事件はどういう風に物語に絡んでくるんだろう、と頭の片隅に置きながら読み進めていたら、そうかあ……ウルスラ……しんどいですね >わたくしには分かります。たとえお心に鍵をかけていようと、感じてしまうのですわ 『シンクロ』が使えるばかりに、キズミさんがアイラさんのことをどういう風に思っているか、またアイラさんがキズミさんのことをどう思い始めたか、知りたくなくても、察してしまうという訳なんですかね。いやあ……いやあこれは……これは……キツイですね(語彙力 キズミはウルスラの思いを知っていて、ウルスラが悲しい思いをしないような方法も色々と思案していて、けれどこういう気持ちみたいなものは図らずとも伝わってしまうと言うか、隠したくても全部バレてしまうというか。本当にそうなんでしょうか、読み違いだったらすいません、ううんしんどいな。 >「なぜ、ラルトスに生まれたのでしょうか」 これですね。いやあね……(語彙力の崩壊 異種恋愛で一番キツイのってポケモンがこれを思い始めたときだと思うんですよ、自己の根本から否定することになるじゃないですか。しかもウルスラはその先の、「でも人間だったとしても」という所まで考えている。全否定じゃないですか。ラルトスである運命を『受け入れなければ』と思っている点で『人間にない力を持っているから傍においてもらえること』を、肯定的によりも、消極的に考えているんだろうなあって。人間にない力を持っている別のポケモンでも良かったくらいに思ってるんじゃないかって。いや切ないですね……このウルスラの思いを癒せるような、報われるような展開が訪れることを祈るばかりです。キズミさんなんとかして!!! という読了後も、「しんどい……幸せになって……」のあとに「ダ、ダッチェス……」という不穏さがバリバリに残ってしまう……ダッチェス……いやいやそんなまさか……いやいやいや……えええ……ううん……まじか? ちょっと読み返した方がいいですねこれは まとまりのない感想で申し訳ありませんが、これで。続きも楽しみにしております。乱文失礼いたしました!! [33]
|
||
投稿者:レイコ 2017/08/04(金) 20:46 | ||
[表示] ご感想、ありがとうございました! 大変遅くなり、申し訳ありません。 あと2、3話進行すれば、ダッチェス関連を解説できるので、欲を出したのですが、更新速度を上げることは叶わず……現時点では大袈裟でなく涙を飲んで、ネタバレしたい気持ちを抑えます。くう〜っ……! ダッチェスが現れた日にロング警部が何者かに襲われたことや、1章-2-で「(もしダッチェスが)敵の回し者だろうとなんだろうと」とキズミが心にもない皮肉を言った≒作者が言わせたこと、序盤からここにきてようやく『敵か味方か』という核心まで持ってこられました。終盤にまた一歩近づけた感じがします。プレゼントという表現はぼかしすぎたかと反省していたので、読み取ってくださり安心しました。メギナは実はですね〜、うーん語りたいですけどガマンガマン……… 麹塵は正確には、レストロイ卿よりミナトを操ってた感じですね。しぶといレストロイ卿は、封印直前のセレビィの祟りだけではなかなか死なない上に、ネイティに封印(憑依)された弱体化のままでは太刀打ちできないので、ミナトの幼い頃からレストロイ卿への憎しみを吹き込み、力をつけた息子に父親を討たせる……という形で、親子の破滅を目論んでいたという筋書きです。 10年ほど前に『Pz』の元研究チームが『ハイリンクの森』で『夢の煙』を使った非人道的実験を開始→国際警察が武力行使(=ロング警部は戦闘部隊の成員。事件と無関係のレストロイ卿はロング警部に弱味を握られ強制参加)→血で血を洗う戦場化→巻き添えをくらい、煙を搾取されていた現地のムンナやムシャー)が多数死亡→生き残った『森の仔』(ムンナたち)たちが絶望して「人間なんかいなければよかったのに」と願ったことを発端に、世界中の人間を恨むポケモンたちが見ている悪夢まで寄り集まり、『夢の煙』の力が結集して実体化したのが『ハイリンクの森の護り神セレビィ』 ……という経緯なので、麹塵は敵討ちの発想や義理堅い性格なのではなく『悪夢』そのもの、セレビィという個を取りながら、実態は不特定多数の負の念といえる、善も悪もなく目的を遂行するだけの殺戮兵器じみた存在というのが一番近いかもしれないです。 こんなんで人類と和解できるのかな……? とらさんが念じて下されば或いは……或いは…… 長くなってすみません。麹塵まわりの設定は盛り沢山かつややこしくて。これまたあと2、3話進むと新情報が増えるので、重ねて申し訳ないです(こちらもネタバレしたくてたまりませんが、ガマンガマン!!)。自分も時々ド忘れしたり混乱します。なので、流し読みでどうぞ。 ウルスラはまったくおっしゃる通りです。さすが月蝕で異種間を取り扱われているだけあって、恐るべき着眼点と観察眼…… ウルスラというキャラクター、人間ではないという立場を初期から書き続けてきた身としては、どうしても書きたかったくだりでした。これに触れていただけた事で、ニアミスという作品は半分以上成功したようなものでしょう。とらさんに足を向けて寝られません。 8章といいますか、ニアミスの核心はこれからが本番、冗談抜きであと2、3話先になるば8割方は本編終了なので……! 引き続き読んでいただけたら、心の底から大喜びします。創作活動というのは、自分一人ではあまりに孤独との戦いで、到底成り立たないものと思っています。ご感想には毎回励まされております。本当にありがとうございました!とらさんも執筆、頑張って下さいね! [34]
|