NEAR◆◇MISS > 第七章 > 08 -8- 秋の気配 を読んだ感想 | ||
投稿者:とらと 2017/03/22(水) 21:42 | ||
[表示] こんばんは、7−7〜7−8の感想です!まずは七章完結お疲れ様でした〜!!いや〜面白かった〜!! すっっっっごい色んなことがちりばめられてあったような気がして、今もまだ全部を掴み切れてないな!?という気がするんですけど、いやあ本当になんっていうか……てんこ盛りって言うか……豪華……!豪華でした……!言いたいことが分かりますか……!!この設定もこの設定も一本分書けそうなくらい面白いぞ……!?みたいなお話が次から次から飛び出してきて 出し惜しみないって感じで(いやホントは出し惜しんで次に繋げてらっしゃるんでしょうが!どんだけネタの引き出しがあるんだ〜!!)ホントすごかったです フルコースみたいな感じです 分かりますか 何って言ったら伝わるんですか?!楽しかったです!!興奮しました!!! 本当に、どこから語ればいいものか まずアイラさんです。アイラさんっていうかアイラさんとキズミさんです。こう、何って言うんですか、アア〜こっぱずかしくてちゃんと真っ直ぐ伝えられないんですがこう恋に落ちる音がしたって言うか、したっていうか、しましたよね!? > 真っ逆さまに落ちてゆく、甘く苦い、独特の浮遊感。 アアアアア〜!!!!!(太文字)(語彙力の崩壊 だめです!すいません!!読んだのだいぶ前のはずなのにちょっとまだ冷静にコメントできません!ああ〜!!無理です!!ごめんなさい!!無理!!くそが!!!ウワアア!!!!かわいいかわいい若者たちを見守るカプ厨おばさんはマジで動揺が止まりません!! いやなんか なんかアレなんですよ こうなんか……ここまで……こう……ホントにやるとは……やるとはっていうか、ちゃんと日本語書きますねすいません、『匂わせる』だけじゃなくて本当に本編の中でアイラさんとキズミさんが恋愛沙汰に陥る(まだ陥ってない)(いや、陥ってるはず)とは、思ってませんでした、正直。そのあとの7−8のキズミさんがアイラさんを見る目がもう完全になんかこう、アレなんでしょ? 光に当てられて……アレでしょ? 自覚はないかもしれないけどそういうアレなんでしょ? そんでいるじゃないですか、ウルスラが。なるじゃないですか、三角関係に。今まではウルスラとキズミの異種間恋愛……そういう微妙でデリケートなもの(という世界観だと思う)にスポットを当ててきた作品ですから、さあここで人間のアイラさんが出てきました、カッコイイクラウさんがここにいます、それでウルスラはクラウさんを選びましためでたしめでたし、とはもう思えないじゃないですか。こうなるとホント一筋縄では行かな……えっ終盤……?いやそんなまさか……( いやあここにきてこの二人の関係がこういう形で進展するとは……驚きだぜ……願わくは全員幸せハッピーエンドを期待したいところですが、どうなることやら。ただならぬ陰謀の気配と一緒に楽しみにしてます。えっ……終盤……?(二回目 イチル。 以前感想で書かせていただいた分裂して戦うところもカッコよかったんですが、それだけに留まらないんですね、この子に秘められたギミック。城の中で長く描かれてきた転送装置としての鏡、それを剣を鏡に見立てて利用するとは。全く完璧に理解できてるとは到底思えないのですが、それでもあの頭身から月白の巨体が滑り出てくるシーンのカッコよさを思うと〜……!! キズミナ決闘に重大な役目を負ったり、アイラさんとも共闘し、ミナトさんの手の中で想いに応えて復活し、そして仲間を救うために散って行ったんですね……。イチルが出てきてからって作中全体通して見ればそんなに長くはないですが、その中でここまで見せ場を作って退場されると読者としてもどこか、あっぱれ……! と言ってしまいたくなるような。そんな気持ちです。最後の笑顔。この笑顔とあっけなさで、まだ『一匹死んだ』ってことを受け入れられてないのかなあと思います、私が。あまりにも潔い散り際すぎて、まだ実感がっていうか……ううん。ホントに永久に失われたんだろうか? ともかく、なむなむ。 レストロイ卿との決戦シーンもまた、言い付く間もないほど次々と事が巻き起こって、なんかホント語ろうとしたら取り留めもなくなってしまいそうです、感想を短くまとめる力がなくて申し訳ない〜……。私の推しメンに昇格した麹塵ちゃんのセリフが凄いかわいかったとか……割って入るクラウがイケメンすぎたとか……あどけない月白がかわいいとか……『帰ってきた』あとにすぐ退避指示を出せたアイラさんはやっぱ二人の上司なんだなとか……伝家の宝刀とか……空前絶後のとか……なんかもう……全部良かったです(思考停止 7−8! ワアア全部メタモンだった……! そんな可能性頭を過ぎりもしなかった……! やられた……!( なんだか保護者が繋がってますね!? ドキドキしながら拝読させたいただきました。すいません理解が浅くて申し訳ないのですが、ハイフェンが国際警察のシステムにロトムを侵入させ(?)、警備ポリゴンに追い込まれ、そこをオルデンが救って、それを機にオルデンとハイフェンが繋がった? それとは関係ないところでハイフェンとプラチナ団が繋がっている、という解釈で合ってますか……? 違ったらすいません……! なんかあれですね、ハイフェンさんは根っから悪い人ではない、ってことですよね。ミナトさんを守ろうとした点それなりに良い父親で、奥さんを愛して愛して、愛を尽くすために犠牲をいとわなかった愚かな旦那さんだったってことですよね。そうかあ。ホッとしたと同時になんだか切ない気持ちです。 大好きな麹塵ちゃんが割ととんでもない出自で凄くワクワクします。悪夢を束ねて生まれた神様。それであんな人を食ったような感じなんですか。いやあかわいい。そう遠くないハイフェンさんの死後、悪霊がミナトさんに災いをもたらす。そのための素質、洗礼……?もう一皮剥けるってことかな。手持ちの月白といい、監視……といい、ミナトさんはメイン三人の中でも特別に特別な存在ですね。本人がひょうきんなのとのギャップがまたイイです。 入り乱れる陰謀が明かされるまで、もう少しだろうか……話しが100%理解できないもどかしさでウズウズします。楽しみ!! >酔っぱらいみたいに壊れて、野郎相手に身の上話をぶちまけた。 すごく好きだなあ。いままで相手の素性をよく知らないでも通い合って背中を預けあってた二人が、ぶつかりあって、その先で互いのうちあけバナシをして。多分互いの信頼の深さが変わったとか、絆が強まったとかではなくて、弱い部分を見せられるようになって、甘えられるようになったんじゃないかなあと勝手に解釈しています。メンタルやられて居候と化せるだけ、弱みを晒せるようになったんじゃないかなあとか。勝手な解釈ですけどね。なんだか分かりませんが、 > でも、慣れた。 が凄く好きです!二週間、っていう時間が、乗り越えようとするまでにかかったんだ、っていう、その感じが、この『慣れた』から伝わってくる……勝手な解釈ですけどね!! ラストシーン! 影と霊だらけの暗い城の中から日向(?)に戻ってきた彼らだけど、キズミさんの傷跡に代表されるだけでなく、いろんなところで、それぞれの内側でも、誰かと誰かの関係性でも、この一件を通して、彼らは大きく変わりましたね。それぞれに強くなって、憑き物を落として、互いを理解して結束してそれで、成長した彼らに、一体これから何が待ちうけているのだろう。終盤、ってことで、いよいよアイラさんパパ襲撃事件の周辺に突っ込んでいくのかなあと思いますが、彼らのお仕事の性質上、これ以上犠牲者が出なければいいなあとも思いつつ。保護者会談でうっすらと明かされ始めたような、複数の要素の関連性がクッキリ示されるタイミングを、レイコさん怒涛の伏線回収を、楽しみに待ちたいと思います……! 余談ですが、ここまで感想書いてスゲェ思うんですけど、これだけの内容をこの文字数で描写できるの凄いです。レイコさんの文章って凝ってて美しいんですけど、その上長ったらしくなくて、一言一言ものすごく選び抜かれてて、洗練されてるんですよね。文章の美しさ、言葉自体に込められた深読み要素伏線ギミック言葉遊び、そして短い文章で言い表す、っていう、すべてが成立してるんですよね。いやあ凄いです。ニアミス読んで勉強しよう。 ええと以上なんですがホント……とりとめのない感想で……すいません……!前回わりとまともな感想を送れたと思ったのに今回ちょっと無理でした……!すいません……!汲み取ってください……!!( 感想力の限界を感じる……! まだまだ語り足りない点がたくさんあるのでいつか目の前で読みながらアレコレ言えたらなって思います!では!次章もお待ちしております!がんばってください〜!! [31]
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投稿者:レイコ 2017/04/02(日) 18:17 | ||
[表示] 7章、詰め込み過ぎて大変申し訳ありませんでした! 情報過多でさぞ、読み辛かっただろうとお察しします。 アイラを……やっと書けました……! 長かったです、本当に。ここまでたどり着くまでに、これほど時間がかかるとは、思ってもみませんでした。 二人のあいだにフラグが立ってるんだか立ってないんだか、分かりにくい状況をダラダラ引きずってしまったのが申し訳ないです。ガードが固いと描写に苦労します。それでなくとも、アイラのなかのわだかまりを解消するまでのテンポが悪くなったのは、構成力の不足ですし、アイラのキズミを見る目が変わったのが唐突といえば唐突の感が否めないのも、やっぱり作者の筆力が未熟なせいなので、アイラとキズミ関連はすべてにおいて見通しが甘かったと言わざるをえないです。反省しています。 恋愛沙汰! レストロイの城というピンチにつぐピンチの極限の状態(?)で、ようやく連鎖反応を起こすことができました。 父親(に近い、オルデン先生)を尊敬するキズミにシンパシーを感じたことで、自分を客観視できるファクターを手に入れて、アイラのなかのどーんと鎮座していた「父親(ロング警部)」という異性像が揺らいだとき、いっぱいになったコップの水があふれるように、はじめてアイラはキズミを意識することができたのだと思います。 絶対に「これ!」というきっかけは特に書きませんでしたので、進展が納得できないと感じられる方がおられたとしても、仕方ないですが…… いがみ合っていても、仕事の真面目さや周囲への気配りは観察していればつかみとれるでしょうし、遠まわしに自分を大事にしてくれていることはアイラも無意識に感じ取っていたという風に、受け取っていただければありがたいです。 キズミ側はどうなんでしょうねー。 キズミは初期からアイラに尽くしていますので、けっこう早い段階から、つぐないや共感、同情の念が、愛おしさに移行していたんだろうと考えています。作者がいうのもなんですが、ちょっと恋に恋してるというレベルではなく、きっちりと純愛です。もしオープンになれば周りが当てられるくらい、アイラの幸せを願っています。 でも当の本人はお固い性分の重症な鈍感男なので、ミナトにからかわれようと、ウルスラと(他人から見て)所帯じみた生活を送っていたとしても、キズミ自身が「これっぽちも自覚していない」状態である以上、今までずっと、そういった心理描写をすることが叶いませんでした。 でもこれからは、少しずつ変わってくるかもしれません。 >今まではウルスラとキズミの異種間恋愛……そういう微妙でデリケートなもの(という世界観だと思う)にスポットを当ててきた作品ですから、さあここで人間のアイラさんが出てきました、カッコイイクラウさんがここにいます、それでウルスラはクラウさんを選びましためでたしめでたし、とはもう思えないじゃないですか。 くみ取っていただき、まことにありがとうございます!! 世界観! まさしく! むくわれた〜っと全身で喜びを表現する次第ですっっ! ネタバレにならない程度に申し上げますと、先の展開にかかわってくる要素となるので、どうか記憶のすみっこにでもお留めしてもらえれば…… ハッピーエンドになるかどうかは……う、うーん……? 麹塵もクラウも月白も触れて下さって、ありがとうございます。 特に麹塵は、やっと7章で設定を出せたのでほっとしました。 イチル! 7章のほぼゲストでありながら、書きたかった設定、場面や展開に欠かせないキャラとなりました。出番は短かったですが、思い入れは深いです。「一匹死んだ」重みとしては軽く流したのも、ややワケありです。というのも、イチルは元々魂を剣に憑依させた人工の守護霊なので、無に還るのはある意味、収まるところに収まったという見方が当てはますのですね。だからあの笑顔は、自分たちは自然の状態に戻るだけだから、ミナトに悲しまないでほしいというメッセージを残したつもりなんだろうと考えながら、書きました。はたしてミナトに届いたかどうかは、うやむやですけども。最期まで守護霊にふさわしい、忠義のある散りざまとしてえがきたいと念じておりましたので、あっぱれと言っていただけて肩の荷が下りました。ありがとう、イチル…… メタモン! メタモン関連にかんしては没ネタがいっぱいなので、せめてインパクトだけでも残したかった……というワガママが伝わったみたいで、よかったです。 子どもが活躍するのと同じくらい大人が裏で活躍する物語が好きなので、保護者会(?)は絶対に外せない!!と思い続けておりました。 オルデン先生とレストロイ卿の会談です。「夢の」が修飾につきそうです。念願の一つが叶いました…… 子ども世代に比べて大人世代のほうが大物ですし、対談を書いててどんどん話の根幹部分に関わっていくのも楽しい部分です。 >ハイフェンが国際警察のシステムにロトムを侵入させ(?)、警備ポリゴンに追い込まれ、そこをオルデンが救って、それを機にオルデンとハイフェンが繋がった? それとは関係ないところでハイフェンとプラチナ団が繋がっている ハイフェンと、ゲームでいうプ〇ズマ団の後継団体が「つながっていない」事以外はその通りです。10年前にハイフェンがロング警部から押し付けられた「同行」とやらに怒ったのは、まったく無関係なのに、お前は稀代の霊能者だからという理由で、ハイリンクの森に強行突入する国際警察の用心棒として引っ張り出されたから、という訳ですね。おまけにロング警部の読み通り、常人には太刀打ちできない異変が起きて「森の守り神」の誕生に居合わせてしまい、やむをえず調伏して祟りをもらう羽目になったので、踏んだり蹴ったりです。 ロトムのくだりは読み取って下さってありがとうございます。正直、このへんの説明シーンは書きながら自分でも分かりにくかったので、修正を検討しています。 ハイフェンは作中随一の愛妻家ですねー! 息子に輪をかけた女好きですが、奥さん亡くなったあともその執着心は健在で、せいぜい遊びでポケモン♀をはべらす程度です。自分本位な男には変わりないです。息子を守るといっても、基本的に自分と奥さんさえよければ後の連中はどうなってもいい、くらいに考えてるはず……です。 ミナトがもし妻似の娘だったら、今ごろ溺愛していて別の意味で余計にこじれていたかもしれませんね。 陰謀については8章でもうひと整理つくと思うので、お待ちくださいませ。 ありがとうございます。 おっしゃる通り、互いの人に言いにくい素性が分かろうと分かるまいと、キズミとミナトはこれからもキズミとミナト、永遠不滅のバディなんだろうと思います。 相手の知らない部分に興味がなかったといえば嘘になりますが、それを知ったところで、その相手との付き合い方が劇的に変わるとか、そういうのではないんですよね。たぶん、この二人は。 7章で色々と成長したり変化したり、失ったものを書き出したくて、ラストシーンのような全員集合の場面になりました。長年ニアミスを書いてきましたがレギュラーの誰一人、特定の相手にぎすぎすしていないのは今回が初めてでした。ちょっと感慨深かったです。ようやくこういうのが書けるようになったんだなあ、と…… 犠牲者はどうでしょう……伏線回収、8章で頑張ります! 文章面は特に自信がないので、そう言っていただけると、とても嬉しいです。恥ずかしさで変な笑いが出ます。情報ばかりせっせと羅列してしまいがちなので、こちらこそ、とらとさんの情緒的でセンスあふれる、うっとり読み耽るような文章から学ばせていただきたいことが山ほどありますよ……! 本当に、自作を読んでくださって、このように濃密な感想まで送っていただいて、なんとお礼申しあげてよいやら……頭が下がりっぱなしで、地面にめり込みそうです。私も、的外れで支離滅裂な私見でもご迷惑でなければ、とらとさんと月蝕について直接お話できる機会が欲しいと前々から考えていますので! その時は、ぜひお付き合いいただけると幸いです。 あらためて、ありがとうございました! とらとさんも頑張ってくださいね! [32]
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