NEAR◆◇MISS > 第七章 > 05 -5- 激突 を読んだ感想 | ||
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投稿者:とらと 2016/08/29(月) 15:16 | |
[表示] こんにちは!「第七章-5- 激突」までの感想です! あ〜……うわ〜……!!!あまりの展開に喉が詰まります、何も言えなくなりそうです。無二の親友・相棒同士のこんな形での衝突、ですが > 詳しい動機は知らないが、肉親への殺意を聞かされて黙っていられるほど友情に盲目していない。職務を果たす。 ここがスゲェなあ。過ちを犯そうとする友人を止める、これは友情ではなくあくまで「職務」として。なんだなあ。スゲェなあ。仮にそれが職務でなくとも、友情としてではなく「父親という存在への羨望」を盾に、彼は友人を止めるのだろうか。ミナトの経緯を知っていても、なお? うむむ。 互いの詳しい経緯を知らない二人の関係性は、遠からず近からず、ではまるでなく、以心伝心、「鏡像」という言葉がありましたがある種それに近い、共に育った兄弟のような、分身のような……そういう感じなんでしょうか。あ〜上手い言葉が見つからない。言葉はいらねえ、殴り合え!! そういう少年漫画的な男同士の友情的なアレを感じてよいのだろうか?本当に?剣先を交え拳で語り合う!男同士の友情!!アツいですね!!よいものだ〜!!ヒュ〜!!(思考停止) ミナトさんの出生は、また壮絶ですね。己の身の上と母親の憐れな末路を知ったのは十年以上前、というと現代的に言えばまだ幼稚園かそこいらくらいの年齢になるのでしょうか。キツいなあ。その頃から誰も寄せ付けないほど、肉親に殺意を抱く程の憎悪を抱えていながら、今の笑顔を振りまくチャラいムードメーカー的立ち位置でいられたミナトさんの強さは、ディスプレイの向こうと言え目も眩むほどです。彼を癒した学校生活、見てみたい。 前話でも >受け止め方の明暗を分けたのは、その光に隠れがちな「影」に接した量。長い付き合いだ。心の準備はできていた。 とあるように、キズミさんは詳しい経緯は知らないまでも、ミナトさんの抱えるなんらかの闇は察していたんですね。それとも警察学校にやってきた頃は荒れてたのかな。なんにせよ分かってたんだ、なんとなく。話さなくても。だって相棒だからね。ハァ〜〜〜〜〜。 そして苛烈な戦闘シーンに興奮……!特にニダンギルが葛藤の末二手に分かれる、ってのは熱かった!!守護霊たる彼の主人を思う強い気持ちが己を分裂させ打ち合わせる、いやあ凄いです……!!ニアミスを読んでいると、ポケモンの原作設定の利用の仕方が本当に俊逸で、毎回感心させられます。ハイリンクとか、作中設定と原作の要素を上手く融合させてるところ、本当に原作リスペクトを感じて、二次創作作品としてあるべき姿だなあと常々思わされます。 そしてキズミさん。もっと他に説得する方法、なかったのか……!!ないか……!彼の言葉にできない不器用さは本当に男の子らしいと言うか。やろうとしていることは全く己の価値に軽薄で(ちょっと変な言い方ですが)常軌を逸しているのに、例えばミナトさんの憎悪を贅沢な悩みだと切り捨てたくなるあたり、そういうところはなんだか人間らしくて、年頃の男の子らしくて、なあ。ハァ。カッコイイですと言い切れないこのいたたまれなさがこの……ハァ……素晴らしいです……めっちゃ褒めてます……褒めてるっぽくない感想ですいません……!! いや〜〜今後の展開が気になります。命を粗末にするなと言ってしまったミナトさんは、この後父親とどう折り合いをつけて、そしてその時キズミさんとアイラさんはどうなるのだろう。ドキドキ…… そして麹塵の立ち位置が微妙によく分からないのも気になるところです。なんでタマゴの入れ知恵をしたんだ?誰に助力しているとも取れない、一族のこと好きくないんですかね?ん〜……? 続きもじっくり待ってます!では! [27]
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投稿者:レイコ 2016/09/04(日) 17:58 | |
[表示] ご感想ありがとうございます! 喜びのあまり、PCの前で小躍りするかと思いましたw キズミとミナトのぶつかり合い、書き手としても楽しかったです。 構想数年が形になるのって、充足感やら燃え尽き感やらで気持ちが忙しいですね……! 出自にコンプレックスのあるキズミですが、根は素直なので、恩師オルデン・レインウィングスや上司ジョージ・ロングロードなど、身近にいる実力派の男性陣を純粋に尊敬しがちで、そうなると特にあこがれが父親に集約されるようになったのだと思います。 「職務」については、贅沢な悩みと後述で心境があるように、ミナトのためを思って止めたというより、「友情」で一括りにできない感情ゆえの建前だったのかもしれません。キズミは養母を殺された経験があるので、親子関係は人ぞれぞれと頭では分かっていても、家族を失うことに関しては人一倍過敏でしょうから。 バトルネーソスの件といい法律の危ない橋を渡ったりもしているので、警官としてはまだまだ未熟はほうでしょうね。もちろん、警官としてのプライドも行動基準に加わっていると思いますが。 キズミとミナトはおっしゃるとおり、兄弟のような分身のような、相棒? 親友? 実は私も「この表現がぴったり!」と断言できる関係性がつかめていません。はっきりしている事は、お互いの素性はよく分かっていないくせに、ツーカーなのですね。 なんでも隠さず話し合えたり、複雑な事情を全部共有できてこそ親友や相棒といえるのかもしれません。でもこの二人に関してはあまりベッタリな依存性は必要ないだろうという考えもありまして。 でないと、警察学校でそれなりに鍛えたはずのメンタルが聞いてあきれますからね!(笑) 世界広しといえど全力で殴り飛ばせるのはお前が一番! はっはっは! ……という共通感覚があるうちは、切っても切れない縁がつづきそうです。 戦闘シーン、嬉しいです! ニダンギルの分裂進化はやるぞーっやるぞーっと温めまくっていたので、書いた甲斐がありました!! ハイリンクのことまで触れて下さって、本当にありがとうございます。これからも原作リスペクトを感じていただけるようなスタイルで頑張ります。 年頃の男の子、人間らしい、カッコいいと言い切れない、は最上級の褒め言葉です! そういう主人公のつもりで書き続けていたんですよねー、ずっと。 麹塵は7章、8章で煮詰める予定なので、今後立ち位置を明らかにしていきたいです。こうなるともう、後戻りできません。ニアミスもいよいよ終盤ですよー! といいつつ、あと何年かかるか分かりませんのでご容赦ください……(苦笑) 貴重なご感想、力強いエールとなりました! あらためて、お読み頂きありがとうございました!!! [29]
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