月蝕 を読んだ感想 | ||
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投稿者:春 評価:とても良かった! 2020/05/23(土) 21:51 | |
[表示] 第一章再読させていただきました。 初読で気がつかなかった事がたくさんあり、またあれこれと想像や推測を巡らせながら読みました。 トウヤについて「非常に感情豊か」と感じた理由なのですが、主人公格なので登場回数が多いこと、また彼の内心がミソラの登場により非常に複雑な状態にあったことが理由なのかなぁと思います。他のキャラよりも、感情について多くの面を見せてくれたと思います。全体を通して、疲れたような印象の強いトウヤ君です(たぶん、本当に疲れてるんだろうなぁ)が、色々な面を見せてくれた理由については、彼の立場が関係しているのかな、と。 ビジネス的な繋がりを持つレンジャーには、事情を知るものであり、年が近い故の気安さがあったと思います。グレンに対しては闘争心や「舐めるな」という思いなど、男っぽいところが強かった気がします。ポケモンに対してのあたりも少しずつ違っていて、ハヤテに対しては若干厳しく(ハヤテは焦りやすいというか、手綱を握っておかないと危ない。叱責の数も多め)、ハリには簡略な指示が多く、どちらかというと非言語的コミュニケーションの割合(ハリの方が優勢で、保護者がハリな気がする)が高いと思います。ハリに関しては付き合い長く、言わずとも通じる部分が大きいんだろうなぁと思いますし、ボールの傷が一番多いという描写が本文中にあったのですが、ここ非常に好きです。 話の中盤まで、ミソラをどうにかしようとするトウヤですが、終盤でとうとう折れた感じがします。記憶にある限り、3回くらいどうにか他に預けたり、自分から離れるように忠告したりしていたような……。ミソラがトウヤを慕う理由ですが、最初に出会って助けてくれた人物であり、刷り込みの部分が大きいのかな。初期の文章で「コートにポケモンが嫌う匂いが〜」→「そんなのあったら苦労しない」の流れから、「え?嘘だったの?」とか思ったのですが、この部分が二人の意識のすれ違いを感じるような気がします。どっちかというとあの時点では、トウヤはミソラを厄介払いしたかったのだろうか……。とらとさんは「トウヤに死ねといったら死にそう」というような事を言っていた気がするのですが、彼が「いつ死んでも構わない」と思っていたのだとすれば、この行動も納得がいくような気がします。いつ死んでも良いと思っている人間にとって繋がりは厄介な足かせでしかないし、そもそも無責任ということになるのかしら。そうなるとポケモンはどうよ?って話でもあるのですが、ハリに関してはそこら辺長い付き合いだし、メグミはこの時点ではあまり会話無かったし、ハヤテは……ハヤテに関して、レンジャーさんに向かって「どうして育成の難しいドラゴンタイプを二匹目に……」という趣旨の発言をしていたので、意図して育てる事になったわけではないのかな?トウヤさんの死を覗き込むような意識からすると、必要以上に死出の旅路にポケモンを持たないような気がしてきました。なんだかんだいってハヤテに厳しくしつつもしっかり面倒見ているし、ミソラもなんとかしようとはしているけど(ならないんですが)、結局本を与えたり、先の生活について考えていたりするし、一度懐に入れた相手に関しては、最後まで責任を持とうとする意識が非常に強いのかなと思います。 ところで金策について、レンジャーにトウヤが「もう少し出ないか」と言ってからの下りが非常に好きなのです。「報酬先払いでも良いよ」的発言があったんですが、読みながら「いやいや、お願いじゃ無くて、許可なのかよ!!」と笑ってしまいました。トウヤさん男の子だなぁ。なんやかんやプライドが高いところがあり、素直じゃないトウヤさんならではのお願いの言葉に、レンジャーが大笑いするのも分かります。 あっちこっちに感想が飛んじゃうんですが(まとまりがない!!)、ハギのおばさんとミソラちゃんの花壇のやりとりも好きです。私の母もガーデニングが趣味なのですが、始めた理由がハギのおばさんと似たような理由なんですよね。なので読みながら「ママああああああああああああああ!!!!」と内心叫んでました。トウヤのお母さん的な人?がハリだとすれば、ミソラのお母さん的な人がハギのおばさん?でも家族と評するには、この時点ではまだミソラが遠慮してるというか、親戚のおばさんくらい、でしょうか。 初読の感想でも触れたのですが、あの鈴は改めて考えると「安らぎの鈴」で間違いなさそうだと思います。ていうか、この鈴の扱いに関して半分妄想に近いエモさが爆発していて!まずトウヤさんからミソラ氏に渡るのが「別にもういらんし」的な流れでプレゼントされていたのですが、ポケモンの懐き度をあげるアイテムを要らないって事は、トウヤさんにはこれ以上ポケモンを持つ気がないという意思が裏側にあったからなのかな、と思います。昔は使ってたのかな……。安らぎの鈴は持たせたポケモンが懐きやすくなるアイテムですし、後のミソラちゃんが「手持ちに加えて!!」発言をしたことと繋げて考えると、「これは懐き度あがってますわ」とか想像が広がります。仮にミソラがトウヤの手持ちと想像を広げると、トウヤからミソラに安らぎの鈴を与えた事実自体に、「自分の事を好いて欲しい」みたいな裏メッセージを勝手に感じたりしてました。でも譲ったものなので、ミソラが捨てたとしてもきっと何も言わなかっただろうなと思いますし、ミソラがその鈴を持つかどうかは本人次第だったので、そこに愛情への距離のある欲求心みたいなものを想像して夢を広げてました!!!!!ロッキーがこれを盗んで、子供達に持って行ったシーンも、別の見方ができるよなと考えてました。安らぎの鈴が「愛情」への暗喩だとすれば、子供達に持って行ったロッキーの心情を推し量れますし(これが後のあんな展開に繋がるのだと考えると鬼畜であると考えざるを得ない!!)、それを「こんなもん役に立たない!!」と怒ってしまった子供達は、ロッキーの想いに応えてくれなかったということでもあるし、ああああああああああああああああああああああああ!!!!!このシーンだけで悲しみが耐えません。 死の閃光に関して初読も少し思っていましたが、これは核兵器による放射能汚染の話をモチーフに持ってきたのかなと思ってます。人が近づけなくなってしまって、緑が無くなってしまって、トウヤさんも後遺症的なものに悩んでいるし……だとすれば、モチーフから考えても明らかに人為的な災害であると断定できる(どっちみち、トウヤさんがあれだけ調査に乗り出してレンジャーもわっしょいやってきてるので明らかに人為的な匂いしかしない)。だとすれば、一体何故?何が目的で?このような兵器の使用に関して考えられる理由としては、純粋にポカミスで吹っ飛んだ(後に完成形の兵器を巡る争いになる未来しか見えない!!)、もしくは何かを消し去る必要があった(月蝕だと、この線の方が濃厚?)かな、と推測します。その消し去る必要のあった何かとは?冒頭の会話は、トウヤと姉?(ミスリードでミソラとか?) 仮に何かを消し去る必要があったとすれば、何故? この現象に関しては謎を深めるばかりです。きっと解き明かされていくんだろうなぁと考えるとワクワクしますね! 周囲の森林環境の変化やポケモンの生態について、リアルに生活を感じられる解説(トウヤ先生!)が差し込まれるのが非常に嬉しいです。生態を絡めて語ってもらえると、そこに生きている感じがします。 今気がついたのですが、実はハリがどうして最初からずっとミソラの肩を持つようなシーンが多かったのかしらと思っていましたが、あれはもしかして、過去の(まだトウヤさんの過去について詳しく語られていないので完全に推測)トウヤさん(おそらく誰か……姉?に理由があって置いてけぼりになってしまって、途方に暮れていたとか?)にミソラを重ねていて、それで肩を持ってくれたのかな……???そして、ミソラという縛りが存在することで、トウヤさんは勝手に死ぬことがちょっと難しくなったわけですが、それも狙っていたのかな……そう考えると本当にお母さん!!!というより、強いお姉ちゃんという感じがしまします。ハリお姉ちゃん!!!! ところでトウヤさんの飲んでいる薬は神経障害性疼痛抑制系のお薬じゃないですか?眠気の副作用も納得できるし、しかし誰が処方してくれてるんだろう……そもそもトウヤさんの主治医っているんだろうか? 謎の種子をちりばめつつ、この時点で後のメインキャラが全て出ていると思われるのはお見事です。それぞれ、トウヤとどういう関係性を持っていて、どういう人物なのか明確に語られています。すごい!!!!それに合わせて少しずつトウヤも見せる顔を変えているところに、付き合いの積み重ねを感じられました。第一章の終わりに、トウヤはミソラに「優しい子に運命は厳しくしない」みたいな事を言って、ここでトウヤさんはきっと、ミソラちゃんが兄弟の話をしたからちょっと心開いてて(やっぱりトウヤ氏にはお姉ちゃんがいるに違いない(確信))、それでこういうことを言ったんだろうと思います。でもこの台詞って、トウヤさんが自分で考えた台詞というより、もしかして誰かに昔言われた台詞だったのかなとそんな空気を感じるのですが、もしトウヤさん本人の名言なら私はトウヤさんに謝罪と賠償をするべき。けどミソラちゃんは「帰るべきところに帰れるよ」発言に不安を感じている訳で、そこでやっぱり距離を感じちゃうのかな、と。だってミソラちゃんにとっては、確かな現実はお師匠様とかハギのおばちゃんとかタケヒロとかいるココの訳で、思い出せない過去のいるべき場所なんてものは曖昧模糊としていてふやふやした場所で、そりゃあ不安にも感じるよ。トウヤさんはもしかして、自分の傍にミソラがいることで、ミソラがきっと不幸になると思っているのか……?しかしタケヒロが「あいつに拾われるなんて運が悪い」なんて評するくらいだし、評されるくらいなら賢いトウヤさんは承知しているだろうし、そもそも「俺が幸せにしてやるぜ!!!!!!」という方向性は持っていなさそうだし、それならミソラを突き放すのは、仕方ない事だよなぁと思う所存です。 すいません!!!!!!クソ長感想レターなんですが!!!!!書いてみて気がついたけど私の小説の一話分くらいある(驚愕)!!!!!!!!!!!!実は初読でもこれくらい長くて(マシュマロは1000字までしか送れない!!!!解せぬ!!!!!)削ったという過去が存在していて多分次も死ぬほど長くなると思いますすいません!!!!!!また少しずつ2章も読んでいこうと思います!!!!かしこ!!!! [100]
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投稿者:とらと 2020/05/26(火) 19:04 | |
[表示] 1章再読ありがとうございましたっっっすっすごい長い濃い最高の感想を頂いて挙動不審になってしまいますねこんなに語っていただいて大丈夫ですか!!?!?ありがたいの極みすぎてちょっとよく分からない……ありがとうございます!! 別所でも言いましたが、二周していただくことを考慮して書けていない(二周してそうだったのか!って思っていただけるギミックがちゃんと機能している自信がない&思い出していただくためにこういうことがあったなあって回想するシーンがたくさん出てくる)ので、再読していただいているという言葉を聞くといつもありがたくてひれ伏すと同時に面白がってもらえるかな……とちょっと不安になるのですが、色々と新しい発見? をしていただいたようで、お楽しみいただけたのなら何よりでした。ありがてえなあ〜!!! (以下いろいろ言っていますが、私の言っていることも「私と言う一読者の科解釈」でしかなく正解は月蝕を読んで受け取ってくれた読者さんの心のなかにしかないので、一読者との対談(対談とは)くらいに受け取っていただけると幸いです!!) >トウヤについて「非常に感情豊か」と感じた理由 こちら大変楽しく拝見させていただきました。叔母の家に居候という特殊な立ち位置ではありますが今まで平々凡々のんびりほのぼのと悠々自適に暮らしていた(本人はそうは思ってませんが傍目に見れば居候ニートの彼はそういうふうにしか映らないと思うし実際そうだと思う)トウヤのもとにミソラという嵐?が舞い込んできた、という物語のはじまりですので、平時の彼よりは色々な感情を抱く機会が多かったというのはありますね。とはいえ本作の中では感情を表出させることを嫌うタイプのキャラではありますから、その彼が「非常に感情豊か」と評されるのはなんだか愉快なものがありましたww 1章を書いていた当時の私はトウヤのことをお兄さんだと思っていましたが、今彼の年齢を大きく飛び越えてから振り返ると、まだまだ子供だなと思います。よって種々の出来事に振り回される彼の子供らしさを可愛らしいなと思います笑。 トウヤから見て色んなポジションの関係者がいる、という点にも確かにそうだなと思いました、言われて考えたんですがトウヤのことを「トウヤ」って呼ぶ人ってココウの主要キャラではハギとグレンしかいないんですよね。ミソラは「お師匠様」、レンジャーは「お兄さん」、タケヒロに至っては名前すら呼びたがりませんし、立ち位置の違いが呼び名にも表れているな〜ちょっと面白いですね(自画自賛)。どうでもいいんですがハリは主人ないしトウヤって呼んでてハヤテはマスターって呼んでいます。保護者がハリ!!まさにね!!熟年夫婦かなと思いながら書いている節があります。言葉に出さずともお互いのことを分かっている(と思い込んでいる)。 >どっちかというとあの時点では、トウヤはミソラを厄介払いしたかったのだろうか……。 厄介払いしたかったと思いますね……1章全編通してずっと厄介払いしたがっていると思いますし、1−17でがんばっているミソラを見てようやく少し認めはじめたかなみたいな感じです。 >ミソラがトウヤを慕う理由ですが、最初に出会って助けてくれた人物であり、刷り込みの部分が大きいのかな。 そう思いますね……!(実は2章でタケヒロがその旨の話をしていました、鳥使いのタケヒロが!)1−8に >大海原のど真ん中でひっくり返った小舟のような心持で子供は思案を重ね続ける。下支えする思い出のない、何もかもまっさらな世界のミソラにとって、その難破船を拾い上げたあの男の存在は、海路を照らす一点の光のような大それたものになりつつあった。 こういう文章があって、私この表現が今でもとても好きなのですが、記憶喪失のミソラは今本当に他に頼るものが存在していないんですよね。トウヤに傍に置いてもらう以外の選択肢を持っていない’(知らない)というか。っていう状況の生存本能?みたいなものが勝手にトウヤを慕わせているのかなと思……います。 >とらとさんは「トウヤに死ねといったら死にそう」というような事を言っていた気がするのですが、彼が「いつ死んでも構わない」と思っていたのだとすれば、この行動も納得がいくような気がします。いつ死んでも良いと思っている人間にとって繋がりは厄介な足かせでしかないし、そもそも無責任ということになるのかしら。 そうですね希死念慮というよりは「いつ死んでも構わない」という感覚が近いかなと思います。無責任……というところまでは考えが及んでなかったかもしれないですね……ココウスタジアムで他人に押し付けようとしているところを見るにただめんどくさいなくらいにしか思ってない可能性があります……笑 おっしゃるとおり、ハヤテは増やそうと思って増やした手持ちでありません。理由はまた先の話になりますが、おっしゃるとおり(二回目)、必要以上にポケモンを増やしたくないと考えています。ご明察! >一度懐に入れた相手に関しては、最後まで責任を持とうとする意識が非常に強いのかなと思います。 前感情豊かと仰っていただいたときに言うか言うまいかめちゃくちゃ悩んで確か言わなかったのですが私の中では感情豊かというよりは愛情深い……人……なんですよね……!! そういうところかなと思いました!!なんか恥ずかしい!! >金策のくだり ほんとわかる……(ほんとわかる)レンジャーさんはよくこの人の相手をしてやってるなと思います >私の母もガーデニングが趣味なのですが ほんとわかる………………(ほんとわかる)子供の頃から面倒を見ているトウヤがおばさん相手に結構遠慮があるので、現段階トウヤのやり方を真似ている状態のミソラもまた最初から懐き度MAXという感じにはならないのでしょうね。でもミソラはトウヤとは性質の違う子供ですので、今後ミソラなりの距離感を築いていくのだと思います。 >ていうか、この鈴の扱いに関して半分妄想に近いエモさが爆発していて! ちょっとすごいすごすぎて言葉が……すごいな……(感動)安らぎの鈴ひとつでここまで解釈を広げていただけるとか本当感動を覚えますね……春さんは天才か……??? 安らぎの鈴を持たせたミソラのトウヤに対する懐き度があがっているとかものすごい面白くておもしろ……っ!!!ってなりました。安らぎの鈴に込められた意味の話に至るともう面白いから見て!!!!って言って色んな人に披露して回りたくなります。いや凄いな……!! この鈴には私の中で一つないし二つの役割を持たせているものではありますが、「愛情への暗喩」という意図はなかったので、語っていただいたことひとつひとつがビシビシ刺さっておお……!!となっている状態です。春さんに月蝕の世界を深めていただいていることこの上ない……!!!ロッキー!!!ああああああああああああ!!!!!ありがとうございます!!! >死の閃光に関して初読も少し思っていましたが、これは核兵器による放射能汚染の話をモチーフに持ってきたのかなと思ってます。 そうです……と言うと科学屋さんに色々と突っ込まれてしまいそうなのでそうですと断じられないのですが、この出来事があくまでめちゃくちゃファンタジーな存在であるという前提の下で、参考にはしています。ただトウヤの体調と『灰』の関係はアレルギー反応ですので、一方ですごいキツい花粉症みたいなイメージもあります(一気に庶民的に……)。申し訳ないことに長期連載の過程で話の内容が変わっていく中でこのあたりの話は隅に追いやられていくことになっているんですが(本当に申し訳ない)、13章くらいまで行くとなんとなく分かる感じに……なっていると……思います! のでもしよかったら頭の片隅に置いて読み進めて頂ければなと……!!笑 >生態を絡めて語ってもらえると、そこに生きている感じがします。 これ〜!!嬉しい!!ありがとうございます。生物系の学生だった頃の私が頑張ってくれました!! >実はハリがどうして最初からずっとミソラの肩を持つようなシーンが多かったのかしら〜 おおおこれもまた面白い考察をありがとうございます……!! ハリお姉ちゃん!! ハリがミソラの肩を持たなければこの話1−2で終わってたんだなと思うと感慨深いですね……ハリってなんかこう……良い奴なんですよね。良い奴&トウヤに反抗できるだけの我があるんですよね。理由を挙げるとすればそういうところですかね……笑 トウヤの勝手な行動防止のためにミソラの肩を持ったのだとしたらめちゃくちゃ策士ですねそれも面白いな……!!! >ところでトウヤさんの飲んでいる薬は神経障害性疼痛抑制系のお薬じゃないですか? か、花粉症……(小声)専門じゃないのでどういう機構で痛むのかまでは考えたことがありませんでした……そうなんですかね??(?)主治医!! このお薬を処方してくれている人はいますが、その人は主治医ではありません。誰かなあ!! >第一章の終わりに、トウヤはミソラに「優しい子に運命は厳しくしない」みたいな事を言って、ここでトウヤさんはきっと、ミソラちゃんが兄弟の話をしたからちょっと心開いてて〜でもこの台詞って、トウヤさんが自分で考えた台詞というより、もしかして誰かに昔言われた台詞だったのかなとそんな空気を感じるのですが、 そうです!!!!!!!!!!!!!!!!!(2−1)トウヤは父親や母親に言われたことをめちゃくちゃめちゃくちゃ無意識に刷り込んで生きている……ので!!! トウヤはね、「いるべき場所に帰れる」ことが一番幸せなことだと思っているんです。それでトウヤの自分の思っているいるべき場所って、ここにいない父や母やきょうだいのいるところなんですよ。彼は愛情深いけれど結構浅慮なので、現時点で自分のその感覚を記憶喪失のミソラにも当てはめて考えているんですね。ミソラが思い出しておうちに帰ることが一番幸せだと思っているんです。でもミソラにとっては自分のいるべき場所(いられる場所ともいう)って現時点お師匠様のところしかないので、そんなこと言われてもと、思っているんですよね。すれ違いなんだよなあ!! ここぞとばかりに自作を語りまくってしまったぜ!!!!!!!!!!!!!!正直今の自分の文章に近くなってくるの4章くらいからだと思っていて1〜3章くらいは読み返すのもちょっとワーッ!てなるのですが、それはそれとして大切な自作のはじまりなので、たくさんたくさん語っていただいて本当に幸せを噛み締めています。ありがとうございます……!! 次があるとのことで楽しみにお待ちしておりますが(いや待って番外の感想までこんなにたくさん!!!あああ!!!!)本当にご無理なさらず!!楽しめる範囲で!!本作が春さんの暇潰しのお供に少しでもさせていただけるなら僥倖です。ありがとうございます!!!!!!!!!! [102]
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