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淡淡短篇集(雑) > 黙黙目次 > 06 上の世界、下の世界。 を読んだ感想
投稿者:
レイコ
2013/08/16(金) 10:32
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ネオラント、ケイコウオ。
ネオラント、ケイコウオ。
ネオラント、ケイコウオ……
サブリミナル刺激を与え続けた甲斐があったなぁと思いました。
ん? スプラリミナル知覚じゃないかって? 細かいことはキニシナーイ。
まずタイトルがね、すごく良いですよね。上の世界、下の世界。
コントラストは文章表現として何かと好きです。単語で奥行きが生まれる時の、確固としてシンプルな響きが。一瞬理解のために頭を捻るような、言葉から広く想像させてくれる幅もあり。
来来坊さんは落ち着いた作風が得意とお見受けします。そのためか淡々として味がある主人公をよくお書きになる傾向があるようです。自分はつい情緒不安定な要素を入れたくなるので、振れ幅の小さいキャラクターを書き通せるところを見習いたいと思っています。
↓ネオ・ケイコ語り
ただの魚「ではなく」ネオラント、ケイコウオ。あれが良いのです。あの地味で飾り気のないところが、良いのです。傍に居てもあまり危険性が無さそうでしょう。初期のポケモンのデザインは、みんなどこかしら見た目にそんな要素があったように感じます。褒めそやされるべき系譜だと思います。
ポケットモンスターは身近にありふれてなんぼの存在だと思うのです。強く煌びやかでいかにも人気の高そうなポケモンに対する反骨精神すら感じて、仲間が次々と強化されるこのご時世にネオラント達はよくあるなぁとある意味で健闘を称えたいくらいです。生存競争に勝ち抜く気のなさそーなところが、実に平和的じゃないですか。好感度抜群ですよ。
↓感想に戻る
釣り人を主人公にした作品は、意外と見かけません。
いざ書いてみようとすると、釣りというシチュエーションは予想よりも専門知識が問われるようでして、道具や場所や静と動が明確な釣り人の心理描写など、限定された要素で状況を演出しなければいけないというのが難しいです。
思うに、来来坊さんは人と人またはポケモンのほのぼのとした交流をお書きになる点にかけて相当高い技術をお持ちです。なので作中のやり取りを読んでいると気分が良いです。中でも特に男女の会話は頬の辺りが弛みます。癒しの波導です。
釣りとダイビングは一応どちらも経験があるので、どちらの世界の素晴らしさも描写されたこの作品は、そういった夏の感動が見事に呼び覚まされて海の景観への移入も一入でした。
海のアゲハント、美しき哉。
[07]
投稿者:
来来坊(風)
2013/08/19(月) 21:00
レイコさん。気合の入った感想ありがとうございます。
景観の描写については意識して行ったことがなかったのでこの作品に旨く反映できているのかどうか不安だったのでよかったです。
ネオラントはただの魚です、そこは譲れません。むしろサバとネオラントの生物学上の違いを調べてみたいほどに魚だと思います。
[08]
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