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淡淡短篇集(雑) > 黙黙目次 > 09 緋姫物語 を読んだ感想
投稿者:
海
2013/08/12(月) 01:34
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緋姫物語を読みました感想です。拍手にしようかと思ってたのですが思ってた以上に長くなったのでこちらで。
命の蝋燭の続編という前提を聞いて読んでみると、まさかまさかキュウコンの過去のお話だったとは……これから千年生きるその始まりの部分、しかし思っていた以上に壮大、なのに淡々と紡がれていく。不思議な感覚です。風さんならではの書き味なのだなあと思います。その中だからこそ、石を怖がるシーンであったり進化するシーンであったりは厚めの描写で、印象的に残りますね……美しいけど、でも悲しい。ヒノデが死ぬ直前に焔石を要求して緋姫をキュウコンにさせようとしたのは緋姫を縛っていたことを申し訳なく思っていて、そして自分が死んだ後のこれからは、その縛りから完全にはなってあげたいとした母の遺志なんですよねきっと。ウオオ……。全体に漂うこの物悲しさはなんなんですかね実際そういう物語なんですけどね。震えます。勿論良い意味です。
そして月日が経って「命の蝋燭」で残される側ではなく残す側になって、カメールに「私の代わりが必要」って言うのは、考えてみるとなんともいえないというか。当時この台詞で正直「いやこのキュウコン何様なんだ」って思ったんですが、今回のこの締めのあたりを読んで、ちょっと納得しました。長い間一人で自由でいたけど、やっぱりヒノデと一緒でない日々はさみしかったのだろうなーと。残された側の気持ちを知ってて、さみしくて辛くて、だからこそ、友であるカメールにはその思いをあまりさせたくなかった……のかな……と。ヒノデを母と敬するほどに依存していたように、カメールにも相当依存しているみたいですしね。下界に行くと言ってついていきたいというとは……寂しがりなんですよね!カメールに離れてほしくないできるだけ一緒にいたい一人になりたくないってそういうことなのですかね!だとしたらすごく切ないです。
そしてここから下界編へと続くのですね。いやはや命の蝋燭がこういう形で続くとは思っていませんでしたが楽しみです。カメールやキュウコンが今度はどんな思いを描いていくのか……正座で待っています。頑張ってください!
[05]
投稿者:
来来坊(風)
2013/08/12(月) 19:24
海さん、気合の入った感想ありがとうございます。
進化のシーンや石を怖がるシーン、あと最初の何行かは何とか描写を厚くしようと必死でした。そのとおりに受け取っていただき嬉しく思っています。
命の蝋燭製作時にはこの話の構想はまったくありませんでしたが、何とか繋がる形になってほっとしています。
ありがとうございました。
[06]
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