ポケモンカードOVER DRIVE 空虚な道化 > 後編 空虚な道化 > 12 33話 1i-盲信のタウミカル を読んだ感想 | ||
投稿者:とらと 2019/03/30(土) 22:06 | ||
[表示] 31話〜33話の感想です。一度語ったような気がしないでもないですが、あのときは完全に正気を失ってしまっていたので、もう一度正気を失いたいと思います(何度読んでも正気を失う) いやしかし、何から語ればいいのか……!! ノーネーム、いや叶恵さん……おおう……生前から語ります。彼女の本性? 子供の頃虫をいたぶって殺した頃から〜という彼女の見せた本性が、本当の本当に本性で、亮太くんの追いかけていたお姉さんが本当の本当に是非もない人だったとしたら、ちょっと亮太くん可哀想すぎますね。プロフェッサーとやらに洗脳されたわけではなく、本当の本当に……? いやいや……そんな……絶望がすぎるでしょ……。それが本当に本心だったのか、離れていた間何をしていたのか、話し合う隙すらない別れ。ずっとお姉さんを追い求めて、それを行動原理にして動いてきた亮太くんが最後に目にした叶恵さんの姿というのは、自分をボコボコにしてきた姿であり、自分を捨て駒としか考えていなかったと悪びれもせず明かす姿であり、人の苦しむ姿を見るのが好きだ、お前を殺してもよかった、とさえ言ってのける姿であり、そしておぞましい異形と化して仲間に襲い掛かる姿だった。亮太くんの追い求めていたもの、心の支えにすらしていたものは、完全に、完膚なきまでに幻想でしかなかったということで、和解に挑むチャンスすらなく……翔くんにしろ、いままでのボスキャラとの戦いでは、最後には理解しあえた、だから戦いの果てに理解することができるはず、と信じて戦ったにも関わらず、相手は分かり合える鱗片すらつかめないまま逝ってしまった、こ、これは……救いがなさすぎる。叶恵さんの死そのもの自体に衝撃を受けたかと言うと、あまりにもあまりにもすぎてポカンという感じなのですが、彼女の死によって打ちのめされた(あるいはこれから打ちのめされるのであろう)亮太くんの心情を思うと、亮太くんモンペ読者のメンタルはぐしゃぐしゃです。りょ、亮太くん……どうなっちゃうの…… プロフェッサーなる人が精神体?を回収した?と言っていますから、もしかすると精神世界での再会……みたいな展開を期待したりして〜と書くことすら程遠く退廃的に感じてしまうほどに亮太くんの未来に希望がない。絶望しかない……かわいそうすぎる……亮太くんの救いはどこ……?? というか、人を虫けらのようにしか思っていなかった(らしい)叶恵さんに「貴方の為ならば私の持つすべてを捧げます」とすら言わせるプロフェッサーなる人がいかなる人物なのかマジで気になりますね。彼女の人生に一体何を与えたと言うんだ…… 出ましたタウミカル。いや出ましたっていうか……これはなに……(正気を失う)SANチェック案件すぎる! まず演出が怖い! 叶恵さんの体から引き抜いたもう一人の……とか……その容貌とか……カードが浮かんでくるとか……ひらがなとカタカナが入れ替わってるとか……心臓から真っ黒なカードを引き抜くとか……もう全部怖い!! 私の中の幼児が泣いちゃう!! ゲート時代からヤバいカードばっかり出てきたのにタウミカルになって更にヤバイ能力になって絶望感が尋常じゃないです。もう既に十分怖いのに >異形となったノーネームがにやりと笑った えええ感情があるの……こあい……むり……私なら絶対に泣いた そして翔くんのヤバさですよ。このSANチェック案件に立ち向かえる翔くん。これ、初読の時は結構普通に見ていたんですが(なぜなら彼は創作キャラでしかも主人公なので)、ですが恭介くんのリアクションを見ていると、確かにこの状況で普通にカードゲームを続行してしまう翔くんのメンタリティは完全に常軌を逸していますね。彼が翔くんとの認識の隔絶を感じてしまうのも致し方ありません。なんか新しいカード引き抜くし……メガシンカポケモン更に進化させるし……ヤバイよ……(語彙力崩壊)すっごいヤバイんですがすっごいカッコイイですよね、追い詰められてヤバくなるこの手のキャラとてもいいと思います。 > しかし翔はそれに応じ、振り返っではほくそ笑んで「ああ」と答えた。 ここで「ほくそ笑む」翔くんがめっちゃイケてると思いました。カッコイイ!!! そして何やら新キャラたちが登場し、物語がさらに加速する気配です。扉が開いた時に飛び出して消えていった9本の腕が気になるのですが、今後の彼らの動向に関係してくるような気がします、こんな敵がこれから9体も現れたら流石にヤバイを超越していますね。こんな狂った状況をもってして >ここからは火遊びの時間だ。 火遊びなどと言えるトレーダーこと保城宗一さんの活躍に期待が高まるところですが、そんなことより、亮太くんの……亮太くんの動向が気になります……亮太くん……(;;)この亮太くんの心の傷を癒せる人物がお姉さん以外にいる気がしないよ……!! [24]
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投稿者:照風めめ 2019/04/03(水) 22:28 | ||
[表示] 感想ありがとうございます! そして挿絵ありがとうございました!! 翔VSノーネームは色々とネタに欠かさず謎も多く、取り扱いが難しいマッチアップでした。 頂いた感想も一部は今後の展開に重要なものもあるので、そこはうまいこと避けてレスしたいと思います。 ノーネームの性格に関して、プロフェッサーからの干渉を受けていたというわけではないですが、生き方や生きる目的に関しては感化されるところがあったみたいです。 そしてやはり亮太の心と体の傷の深さは重症です。当然ながら、今後の彼の動向も注目ポイントの一つです。 翔に関しても、これまでの成功経験から「人と人は理解し合える」と思っていた矢先のノーネーム戦であったので、彼の人格形成や行動理論にも一つ大きな影響を与える一戦になりました。 タウミカルや精神体周りの話は今後も本編で説明するのですが、次回更新が先になり、この話をするのも後になる&ちょこっとややこしいのでここでも解説します。 @デステニーゲートの奥に閉じ込められていたクリファンタズムは個々の属性をもっており(タウミカルなら盲信)、その属性を強く持つ人間を適合者とするのですが、本来のノーネームでは適合者には届かなかった。 Aデステニーゲートの解放と同時に、その扉の一番近くで余波を受けたノーネームが黒い腕と交わることで、精神汚染が発生。より属性の純度を高めるために、肉体から精神体が分裂した。(元々適合しているならば肉体と精神の分裂とか、黒い腕の干渉などは必要が無い) Bこの際に精神体は従来の能力、ホットスポットを失いクリファンタズムに適合するために新しい能力を得た。 ノーネームが劇中で言っている通り、本来この役割を陽太郎にさせようとしていたので、状況次第ではああなったのは陽太郎かもしれないところでした……。 そして仰る通り今後のPODはこのクリファンタズムが台風の目になっていきます。 クリファンタズムを倒すために覚醒した翔も少しずつ狂気染みてきますが、新章ではこれまでの謎やプロフェッサーやトレーダーなどの新しい敵に加え、さらに異なる第三勢力の登場も出てくるのでより混沌としてきます。次回更新までおよそ半年のお待ちを! [25]
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