ポケモンカードOVER DRIVE 空虚な道化 > 前編 輝きだす瞳 > 22 21話 夜明けを待つ青年 を読んだ感想 | ||
投稿者:とらと 2017/10/20(金) 20:49 | ||
[表示] 大変遅くなりましたが20〜21話の感想です! いやあ、熱いですね。熱いです。初稿見せていただいたときにも本当に熱くていたく感動しましたが、何度読んでも胸にぐっと迫る熱さを感じます。恭介、亮太くん、翔くん三人の哲学、ひいてはめめさんの哲学を、これでもかと見せつけられたという感じで。キャラクターそれぞれの本気の咆哮、裸の魂のぶつかりあい! って感じで……! 熱いな!! 皆本当に凄いなって思うんですよ、こんなに自分の思いを言葉に乗せてさ、吐露することってさ、ないじゃないですか。創作の世界だからこそと言えばそうなんですけれど、20話あたりの亮太くんも、21話の恭介くんも、相手に響かせる言葉をどんどん相手にぶつけて、相手もそれに自分の言葉で応えてさ。友情っていうけど友人だからってここまで正面からぶつかりあえるのかって感じの、まさに本気と本気の勝負。なんか、ほんと、ここまでしてくれる人が傍にいたっていうのは、本当に……ありがたいっていうか、奇跡のようなことですよね。ここまでして自分を助けようとしてくれる人がいるっていうのはさ。凄いことですよ、ホントに。 亮太くんが一人、対する翔と恭介くんは二人、っていう差がゲームの展開にも凄く活かされていたのが素晴らしかったです。強大な敵だった亮太くんが読み違えるものが『仲間が庇う』ということ、それは一人きりで戦ってきた亮太くんが考え得なかった発想。これが凄く上手いなあ。ふしぎなアメのやりとり、メシアを前にして圧倒される翔くんを恭介が鼓舞するところ、恭介の特性を完全に把握した上でのサイドカードの位置転換、そしてこの庇い合いなど、タッグバトルだからこその魅力がめいいっぱい詰め込まれていたなあと感じました。ゲーム展開としては他にも、美咲ちゃんから譲り受けたカードで最後決めたところが本当に熱かったし、ナイトメアの攻撃を耐え切ったカードはコモンソウルによって偶然亮太くんからもたらされていた、ってところが、翔くんの類いまれなる運命力であり、その運命を手繰り寄せたのも、翔くんと恭介君の決死の覚悟なんだろうなって思うと……いやあ……熱い……熱いぞ……!! あのですね、その最後の攻撃を受ける時に、カードの効果でナイトメアの防御能力を封じ、もう守ることができない中で、亮太君が構えていた両手を下して、恭介に向かって頷く……この……相手を受け入れる覚悟ができたって感じ、もう……凄く好きです。PODは、凄く台詞や心理描写で押してきつつ、頑なだった亮太くんの心が絆された瞬間をこうやって行動やゲーム展開にもリンクさせながら描写していくじゃないですか。すげぇ上手いなあと思います、のめりこみます。すっげぇ熱いんだけど熱さで猛進しているだけではなく、分解して考えると本当に理性的に作り込まれているなあというか。 いやしかし、恭介はすげぇやつだなあ。大学で知り合ったくらいの友達に、ここまで本気でぶつかっていけるのって、ほんと凄いことですよ。毎日毎日を大事に本気にいろんな人とまっすぐ真剣にぶつかってんだなあって尊敬するし眩しいです。色んな人との出会いや経験をどんどん吸収して、どんどん良い男になっていくんでしょうね。翔くんも、恭介の言葉や恭介と亮太くんのぶつかりあいを見て、何かを掴みかけたような気もするし、ますます今後が楽しみです……! そして亮太くん。はじめて誰かと本気でぶつかり、技と言葉でぶん殴られ、閉じ籠っていた殻を破られて、差し出された手を握ることが出来た。これからどんな形で物語に関わり、成長していくのか、そしてお姉さんのことや仮面の女との因縁はどうなるのか……この数話で凄く好きになったキャラなので、これからも期待したいところです。 1章後編、空虚な道化。一体何を指しているのか、彼らに何が起こるのか。どんな展開を迎えるのか、ワクワクしながらお待ちしております……!! いや〜〜〜っ面白いですPOD! 本当に純粋にめちゃくちゃ楽しませてもらってます、ありがとう! これからも応援しています。では。 [13]
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投稿者:照風めめ 2017/10/21(土) 12:21 | ||
[表示] 感想ありがとうございます! ここぞとばかりに熱くしたので熱を感じていただければ幸いです! 私もお節介な方の人間ではあるんですが、恭介のように損得勘定後回しで自分の全てでぶつかって他者を救おうとしたりってほんと難しいことだと思います。特に翔程付き合いが長いわけでない以上、きっと誰に対してでもこうなんだと思います。 今回は初の1VS2ということもあって、1VS2でしか出来ないことをやろうというのは考えていました。特にその中でも大きいのは、相手は一人だけどこちらは二人で協力できるという点ですね。この変則タッグに盛り込んだそういう要素を全て汲み取っていただけて良かったです! 本当は防御を封じるシーンは攻撃と同時に効果を発動させようと思っていたんですが、あえて先に宣言することでそういう風に読んでくれるかな〜と思いながら初稿から書き直したシーンでした。ドラマとカードのリンク付けは本当に意識しているところなので、そう言って頂けると励みになります! おっしゃる通り、書くときは逆算しながら考えていってます。ただ結局は良いアイデアが降ってくるかどうかの勝負なので、運になります笑 恭介に関しては、また掘り下げていきたいと思います。そこで更に魅力を感じてくれたらなと思います。翔や亮太に関しても、長い目で見てやったらと思います! ついにAf事件の核心に近づいていく後編、まだまだテンションを下げずにガンガン行きたいので、これからもお付き合いいただければなと思います。 [14]
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