エトワール・フィランテ〜星降りの夜の導かれし出逢い〜 > 第三章 花の村と猫の兄妹〜華やかで楽しい感謝祭の開催〜 > 03 第十三話 祭り直前の散策〜神聖なるガーデンへ〜 を読んだ感想 | ||
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投稿者:黒須 良太郎 2013/08/19(月) 21:42 | |
[表示] コメさん、こんばんは。続き読みました。 今回は少し読んだだけなんですが、各話ごとの区切りが上手いおかげで久しぶりでも入りやすいですね。各話での出来事がサブタイトルに忠実で、かつ章の構成がまた上手いなと感じました。余談ながら私はポケノベの章構成というシステムが慣れていなくて取ってつけた構成になってしまっているんですが、コメさんはシステムを活かしたものになっているので読者に親切になってるなと思います。 さて内容ですが、今回読んだ部分で気になったのは、シャトンと ラックの存在です。まずシャトンについてですが、発言から察するにどうやら村に長く住んでる者ではなさそうですね。村を町というのはてっきり天然ネタかと思ったら、どうもそういうことではないようで。この先の展開が気になります! そしてラックは、ラフレシアでありながらエネコとニューラの母というのが気になりました。タマゴグループ一致してないですよね?まして、エネコ系列でもニューラ系列でもない。普通に考えればさすがに設定としておかしいですが、コメさんがそんなことをするはずもない。つまりこれは伏線ですよね。シャトンの発言の謎とも関係しそうで、こちらも気になるところです。 また、これは内容というよりこの作品全体における話なんですが、コメさん的には「雰囲気はほんわかしてるけど、文章はほんわかじゃない」って言ってましたよね。前からそうではありましたが、今回は特にそれを感じました。 私の中ではこれって重要なポイントで、いわゆる"ほんわか系"ってある程度幼稚な雰囲気を出さないと難しいと思うんです。もちろんほんわか系のお姉さんとかもいますけどね。コメさんは子供を書きたいはずなのでw それでなんですが、ある程度年齢が高めの層が見ることの多いネットにおいて、絵ならともかく小説では意図的であれば終始幼稚な雰囲気で書かれたものは好まれないように思います。幼稚というとあれだから……メルヘンとでもいえばいいでしょうか? 一方コメさんの文章は全くそんなことはなく、ティルを中心に台詞こそ子供っぽいところはあれど(というかそういうキャラづけなんですが)地の文は割と大人っぽさもあるしっかりしたものなんですよね。これって最初は若干シュールな印象もあって、今も読んでいて少なからずそんな印象は受けましたwww でもこれは悪い意味ではなく"良い意味で黒い部分がある"作品だなと思ったんです。 例としては、おとなしい子供っぽいアルムが「言葉遣いの素敵なお兄さん」とさらっと皮肉を言ったように、ちょいちょいこの作品・キャラらしくない"黒いアルム"やしいては"黒いコメさん"が出てきてますよねwwwww そこがなんか程良いリアリティを出していて、ほんわかした雰囲気だけど安易に子供しか楽しめないような作品になってない、10代後半や20代でも楽しめる作品になっているように思います。 どちらもやったことのないタイトルなんであれなんですが、これってゲームで言うところの「ピクミン」や「どうぶつの森」が持つ見た目にそぐわないシュールさ(=黒さ)にそっくりだと思うんですよねwww 見た目は可愛いけど、ナメてかかると痛い目見るぞ!っていう感じ。それによって生まれる奥深さがこの作品の根本的な良さなのかなと思いましたね。 今回の感想は以上です。感想の書き込みは基本見直ししないので、何言ってるか分からないこと書いてるかもしれませんがご容赦をw ではでは、引き続き制作のほう頑張ってくださいね! [24]
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投稿者:コメット 2013/08/29(木) 22:07 | |
[表示] クロスさん、こんばんは。そして読み進める度に逐一その場その場での感想を下さって嬉しい限りですねっ。ありがとうございます! 実は元々この作品はポケノベ以前から書いていたのですが、そっちでは最初から章制度が実装されていたので、一話一話もそれに沿って書いて章と言う括りで纏めるのには慣れていたのです。物語がそもそも町を転々とするお話なので、一つの町ごとに一つの章を使っているから分かりやすくはなっているのだと思います。サブタイトルはかっこよさよりも分かりやすさ・見直しやすさを重視してますからね。裏を返せば考えるのが面倒とか( シャトンはですね、恐らく“天然”を体現したようなキャラになってるんじゃないかと思います。故にシリアスになった時のインパクトは大きかったのではないかと。それはともかく、このキャラもこの作品における“ある法則”を踏襲したキャラなので、間違いなく後に何かしらの役割を発揮することとなります。その時までお楽しみに! そしてクロスさんのおっしゃるとおり、ラフレシア・エネコ・ニューラの三匹はどうしてもタマゴグループの関係上親子たりえないですよね。この辺はタマゴグループを調べずとも何となく分かりますので、明らかな伏線ですね、はい。伏線――というよりは布石とか設定の方が近いのかもしれませんが。これについては最新話辺りにも散りばめているので、ここのキャラたちについての秘密は気長に読み進めてくださいませw ほんわか系云々については確かに雰囲気と文章とではずれているのは自覚していました。いろんな方に絵本のような物語と言っていただける所以も、恐らくはその雰囲気の方に大きく起因するのだと改めて感じています。でも、これって自分では中々気付けないので、そうやって言い切っていただけるととても分かりやすいです。 さすがにほんわか系お姉さんを書くつもりはさらっさらないので、子供を書きたいのだという解釈でお願いしますw 僕の目指すところはあくまでその“メルヘン”ではなく“ファンタジー”にあるので、文章をそう受け取っていただけるのなら嬉しいですね。あくまでクロスさんの感想を拝見してのイメージなのですが、シンデレラとかよりもナルニア国物語のような、ほんわか感の中にある重厚な印象を作り出したいんです。そういう意味では“黒い部分がある”ってのも面白い意見だと思っておりますw たまに主要キャラ(大体は主人公ですが)を以って表出されている皮肉や辛辣な言葉は、往々にして僕自身の言葉でもありますねww この辺は童話なんかよりも圧倒的に少年漫画を読む機会が多かった影響でしょうか。デジモンなんかが好きだったりするのも大きく影響してはいると思いますねたぶん!( ですが、正直なところ、そこまで言って頂けるとは思わなかったので予想外で驚いてますwww キャラや物語における熱血さやクールさに欠ける分はこういうところで補えていればなあと思います。可愛い顔した子が実は裏を見るとすごく怖かったとか、良くありそうな話です( 今回も濃密な感想をありがとうございました!! 実際自分にとっては大分前に書いた話でありながら、改めて振り返る良い機会になってるので、こういう感想を継続して下さる事には本当に感謝しています。むしろ何言ってるか分からないくらいの方が全力で書いてくださっている感じが伝わってきて良いのですw ぼちぼちとですが、相変わらずマイペースに頑張っていきたいと思います。最後になりますが改めて、ありがとうございました!! [25]
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