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昔←→今 作:雫
朝、空はまだ薄暗く、太陽も山から顔を出していない頃、俺は目を覚ました。
まだ眠いが、そこはいつものことだから仕方ない。頑張って起きよう。
のっそりと起き上がり、そのままの状態で出かける支度をする。ジャケットを羽織り、床の上に無造作に置いている鞄を手に取る。

俺―――崎本 智也は現在、絶賛無職中だ。ぼろぼろのアパートに一人暮らし、なんとも寂しい生活を送っている。
毎日自宅でネットやゲームをしていて、ほとんど外に出ない。脛をかじらない点以外はほぼニート同然だ。
そして一日に一回だけ外に出る、その時間が今。太陽が昇ってない朝。時間にすると大体5時とかそこらへんの時間帯である。
その時間にコンビニに寄り、一日分の食料を買ってくる。元々小食な為、食費は割と節約できる。

その帰りに、毎日とあるリサイクルショップによる。品物をみるのは当たり前 だが、
俺はたまに何か物を売って帰る。いらなくなったものや、昔持ってたお宝(ガラクタ程度)や、遊び飽きたゲーム諸々。
これが意外と高く売れるのだ。割と生活費などはこういうもので賄ってるケースが多い。
だから割と金には困ってない。いよいよ危なくなったらどこか働き口を探せばいい訳だし。


さて、今日も俺は、その薄暗い道をとぼとぼと歩いていた。
季節は、暦上は春といってもまだまだ冷たい風が吹き荒れている。19歳の俺にとっては……

……いや、20だ。あ、そうか。今日って俺の誕生日だったか。
近頃日付なんか意識してなかったから全然日にちが分からなくなってるな。危ない危ない。
兎に角、冷たい風は体にこたえる。
ジャケットを深く着て、空中に向かって白い息を吐く。ああ寒い。凍えるぜこの温度。
コンビニに着いた。少しだけ豪華なものを買っとこうか。やっぱ普通のでいいや。
くだらない自問自答を繰り返し、結局いつも買う質素な奴になった。

帰り道、いつものとあるリサイクルショップに差し掛かった。



「……うん?」




店頭に、一つのリモコンがある。


この店の店頭には、大体目玉商品や新しく入荷されたのを置くことになっている。
『入荷日にち 2011年 2月11日』……うん、昨日だ。じゃあきっと後者の方であろう。

しかし、
テレビなど無しに、リモコンだけ置くことってあるのか?
テレビも一緒に売らないと商品にならないだろうに。何故これだけなんだ?
仮に、誰かがリモコンだけ売ったとしても、普通に考えてリモコン単体で店が出すわけないと思う。
何か意図があってのことなんだろうか?
別にどうでもよかった筈なのに、なぜかそのリモコンが気になった。


「店長ー?」
俺は店に入るなり、カウンターでのんびりしている男に話しかけた。
男―――店長は、俺をみるなりいかにも優しそうな目つきを見せ、
「おー、智也君かい。」
といかにも優しそうな言葉をかけてきた。
聞いた話、この店長は5,6回くらい来たら非常にフレンドリーな態度をとってくれるんだそうだ。
「今日はどうしたの? 何か買ってくかい?」
俺はその質問に頷き、一つの商品を差し出す。
俺が手に持ってたもの、   

     ―――あのリモコンだ。

「これ、なんか気になった。」
それだけ言って、カウンターに無造作に置いた。

何故だか、一瞬店長の目つきが変わったような気がした。

「あぁ、これね。じゃあ金額は……」
「待った。その前に、」
俺の突然の待ったに店長は疑問符を浮かべる。

「……その前に、これに何の用途があるのか教えてほしいんだが。」
一番聞きたかった質問。ていうか聞いておかないと話にならない。
ただのリモコンだよ、といえば即効買うのをやめにするし、すごいリモコンだよ、といえば能力くらい聞いておきたい。

「……これねー。昨日入ってきたばかりだからよく知らないけど、なんでも、
  『人生やり直しリモコン』っていうらしいよ。」

「人生やり直し?」

……。

待て待て待て、此処はアニメとか小説とかの世界かよ。(小説の世界です)
人生やり直しって、なんかすごいファンタジーチックな名前だな。
そう言ってしまうと確かに店頭にあるのも分かるけど、いくらなんでも……。
「昨日此処に来た人が言ってたんだ、確か
『このリモコンは、人生やり直しリモコンっていって、使用者の人生を一度だけやり直すことができる。
 便利な道具でもあり、恐ろしい道具でもある。』
 って。」


……。

使用者の人生を……一度だけ……。


「……、これ、いくらだ?」
気がつくと、手が自然に財布へと伸びていた。



――――――――



「人生やり直し……ねぇ。」
さっきからそのことだけが頭の中でぐるぐるしている。当たり前といえば当たり前だ。
こんな現実離れしたことをいきなり聞かされて、しかもその「現物」を持っているのだから。

「これ」を買ったのは、他でもない。
やり直したい過去があるからだ。

自分で言うのもあれだが俺は元々、こんな生活を送る筈ではない人間、いわゆる優学生だった訳だ。
高校での成績はほぼトップに近く、割と現実でも充実していた。彼女だっていた。俗に言うリア充だった。
ある大学進学の時、楽勝と踏んでいた為、一つの大学しか志望していなかった。
それでも入らないとまずいので前日にはちゃんと勉強した。夜遅くまで徹夜もした。

そこまでは良かったのだ。



 ―――翌日、俺は立つことすら難しかった。
「インフルエンザ」 どうやら新型らしい。
絶望した。まさか、こんな日にかかるとは、思ってもみなかった。

その頃から、勉強というものが無駄のように思えてきた。一切手をつけない始末だ。
そのままずるずると引きずって現在の状態に至る、という訳だ。

できることなら、あの試験の前にいって、試験を受けるようにしたい。
思えば、インフルエンザ予防をしなかった自分も悪いのかもしれない。
だから今度はちゃんと「予防」して、ちゃんと試験に臨みたい。
そうすれば自分の人生もちょっと、いやかなり変わってきたかもしれない。
こんな堕落しきった生活じゃなく、ちゃんと整った環境で暮らせるかも知れない。
兎に角、どうにか今の生活を、変えたかった。

アパートについた。見慣れた風景。場合によってはもう見ることもないかもしれない。
俺は部屋に戻ると真っ先にそのリモコンを手に取った。
自慢じゃないが、こういう機械類は大体説明書を見ずに使いこなすことができる。
だからいつもの癖で、付属の説明書を見ずに早速本体の電源をつけた。

リモコンの上についていたモニターに
『イキタイ ネンガッピヲ センタクシテクダサイ ____ネン __ガツ __ニチ』
と映し出された。きっとボタン押し式だろう。
いつに飛ぼうか。受験前だから……多分2009年の2月1日くらいか。

俺は、淡々と数字を押して行った。もう後には引けない、決意したのだから絶対に止めない。
全てを押し終わった時、再び文字が浮かび上がった。
『2009ネン 02ガツ 01ニチデイイデスカ?』
確認する、うん、あってる。リモコンについてる「決定」ボタンを押す。

『イチドイドウスルトイッショウモドッテコレマセンガソレデモヨロシイデスカ?』

……。
一瞬ためらう。いや、もう行くと決めたんだ。もう後戻りできないのだ。
ゆっくりゆっくり、俺は「決定」ボタンを押す。

『ソレデハイドウヲカイシシマス』

その文字とともに、リモコンから強烈な光が発せられた。
そして俺の体はその光の中へと消えていった……。




――――――――




「う……ん。」

目を開ける。さっきまでの強い発行は消えていたが、まだ目がチカチカする。
でもさっき使ったリモコンは、この自分の手でしっかり持っているという感覚をはっきりと感じている。

この自分の……手で……。

「?」
ん?俺の手って、こんな小さかったか?
確かに昔は小さい小さいってよくからかわれてたが、今は……


「……。」


そうか。
俺は辺りを見回す。目のチカチカはもう消えていた。
今は朝。空は快晴。窓からの日光がまぶしくてたまらない。
此処は、どこかの部屋のようだ。少なくとも、今の俺の部屋ではない。
今 の俺の部屋ではない。

「昔の……俺の部屋。」

改めてリモコンを見る。
モニターには、『イドウガカンリョウシマシタ』とだけ映っていた。
昔の俺の部屋には、高校の頃よくやってたゲーム、当時流行っていた玩具などが多数あり、
机の上には所せましと参考書やノート等が並んでいた。
確かに、昔の俺の部屋と全く同じだ。
壁にかけてあったカレンダーを見る。2009年2月のカレンダー。
そのカレンダーの2日を大きな赤丸で囲まれていて、大きく『試験当日!!』と書かれている。
さらにその一週間前から赤いチェックマークが連なっている。
そしてそれには2月1日分だけがチェックされていない。

「本当に、タイムスリップしたのか……」

さすがに、それはないと思いたかった。
決定的な証拠は、俺の格好。どこからどうみても俺の高校時代の制服だった。

と、なると。
もし、もしもだ。
仮に、今日が2009年の、2月1日だったとする。
カレンダーと記憶からすると、恐らく明日が試験の日になるだろう。
その日、俺はインフルエンザになっている筈、なのだ。

「予防。が目的だったよな。確か」
そう、そうだ。
戻ったところで当日倒れたんじゃあ、この時代(?)に来た意味がない。
じゃあ、どうやって予防できる?
いや、もう原因は分かっている。
今日、俺は今から塾に行く予定になっている。
その時に、俺の友人が確か風邪をひいていた。
俺は、ソイツの看護、というか、心配でずっとそばにいた。
原因はそれしか考えられない。
ちなみに、俺の記憶では当日ソイツは普通に受験を終わらせた翌日、インフルになったらしい。
ソイツが俺に風邪を移したから発症が遅かった、なんて、恐ろしい話だ全く。

兎に角、どうすればいいのか?、というと、簡単な話。


ソイツに、近寄らなければいいだけのことだ。



塾、今日は特に試験前というだけあって、先生の熱気やらがすごい。すさまじい。
なんてのはちょっと前に同じ光景を見ていたので特に気にならなかった。

「智也クン、おはよう」

来た。この話の元凶だ。案の定、マスクをつけてのご登場。
彼は、『河合 宏樹』といい、俺の親友だ。
女子どもからは「かわいいヒロキ」だとか「ちっちゃくて萌える」とかもてはやされていて、
まぁ俗に言う「ショタ」という部類の男子だ。
確かに俺から見ても河合はまぁかわいいと思う。そういうシュミはないが。
俺もあんな風にもてはやされたいとか思ったことは、決して、ない。

っと話が逸れてしまったが、
要するにコイツから離れたらいいわけである。

「おぉ、河合。おはよう、ん?どしたそのマスク。風邪?」
あえて分からない風にして聞く。しかし完全にインフルエンザ予備軍である。
「あぁ、そうみたいなんだよねぇ。なんか朝から調子悪くて……」
完全にインフルエンザ予備軍の河合は言う。
此処で昔なら確か「そうなのか、気をつけろよ。」で終わってたはずだ。
此処でちょっと言葉を選んで……。
「……それって、やばくないか?明日本番なのに、熱で休んだら元も子もないだろう?」
俺はあせったような口調で言う。元も子もなかったのは俺の方だけどな。
「そうなんだけど、でも勉強しないと落ちちゃうし……。」
「勉強なら家でだってできる。それよりもまず自己管理の方が大切だろ?安静にして、明日に臨んだ方がよっぽどいいと思うぞ。」
「……。そうだね。帰ってから勉強するよ。体、大事だしね。」
勝った。よくわからんが勝った。

「うん、じゃまた、試験会場で会おうぜ。」
「分かった。じゃあね!」

俺は河合に別れを告げた。
河合は、俺に背を向けた後、小さいくしゃみを2発して帰っていった。かわいい。
……もう一度いうが、俺にはそういうシュミはない。断じて。

―――しかし、これでちゃんと受験できる。と思う。
まぁ明日まで待つしかないな。実はインフルエンザにかかってた。なんて間抜けな話は無しにて欲しいな。
結局、その日は一日勉強で終わらせていった。



――――――――


試験当日。目を覚ます。真っ先に飛び込んできた天井がいつもと何か違う。
……あぁ、そうか。俺、タイムスリップしたんだっけ。
昨日の夜は、いままでのことは夢であって、明日起きたら普通の生活に戻っていろ。と念じながら寝たが、
どうやら本当だったらしい。昔の俺の部屋がそれを物語っている。

だと、すれば。

俺は、まず体を起こす。特に異常はない。
手足を振り回す、うん。正常だ。どこも変なところはない。
次に、今まで俺が寝ていたベッドから離れ、床に立ってみる。
全然だるくない。歩いてもさほど気持ち悪くならない。
ということは。
俺はどこからか見つけた体温計を手に取り、体温を測った。

「……おぉ。」
36,3度。見事に平熱だ。
つまり、インフルエンザにはかかってない。ということになるか。




運命が、変わったのだ。






――――――――



2011年、2月11日。俺は毎日通る帰り道をぶらぶら歩いていた。
明日は俺の二十歳の誕生日。彼女とは離れてしまった為、一人で祝うことになるが、別に慣れているので特に問題はない。
鞄の中に入っている財布を引っ張りだし、残金をチェックする。―――そういえば、まだ一回も銀行って使ったことないな……。
親が昔もしものために振り込んでくれてたらしいが、暗証番号をまだ一度も確認したことがない。
そろそろ使っとかないとな。大学に通ってるとそろそろそんくらいの金は必要になってくるだろう。

俺は、あの後試験に合格し、無事希望の大学に行くことができた。
小さいアパートに一人で暮らせるように引っ越した。費用はまるごと親が出してくれた訳だが。
後で分かった話だが、河合は、結局当日に熱が出てしまい、受験できなかったらしい。
俺と同じ境遇なのか、と思うと悲しくなってくる。

いつしかリモコンの存在も薄れかかってきた。
もう、一つの思い出として封印されようとしていた





―――のだが。


「ッツ!」

突然、後ろから誰かとぶつかった。
割と思い切りぶつかった為、大きく前のめりに倒れてしまった。
俺は、何がおきたのか。はじめはあまりよく分からなかったが、少したってようやく理解できた。

鞄をとられた。

理解した途端、気付けば俺は走っていた。無論全速力で。
しかし、俺は走るのだけは専ら苦手で、昔から足は遅い方だ。

その誰かは、既に視界からずいぶん離れたところにいて、到底追いつける場所じゃない。
ダメだ。もう無理だ。諦めよう。
「畜生……っ」
あの中には大事なものとかいろいろ入ってたのに。どーすんだよこれから……。
そういえば銀行の暗証番号等々もあの鞄に入ってたような気がする。

「どうしようか……。」

と、とりあえず、自宅に戻ろう。
一応少しだけ金はある。食料もある。生活できる環境ではあるので、鞄が戻ってくるまでは十分凌げるだろう。
鞄においては後で盗難届けを出しておこう。
俺は、自宅に向けてとぼとぼと歩いて行った。




「……!」

なんてことだ……。
俺は部屋の中の光景を見て驚愕とする。こんなことって……あるのか。
いや、でもそんな大がかりなことできるはずがない。きっとできない。
見ると、部屋の窓が大きく開いている。ここから出したのか?全部?
いやいやいやいや。確かにこの窓の大きさだと全ての家具が出せるようにはなってるけど。
少なくとも、此処は4階だし。そこから落とせば全部壊れて……
……そういえば下にクッションみたいなのが置いてあった気がするな。ちょうどこの部屋の真下……。
でも……えぇ?これはさすがに無理じゃないのか。



     そんな、 部屋から家具を全部消す なんて。



とはいっても、消えたことには変わりない。
どーすんだこれから。これで事実上一文無しという形になってしまったのか。
大体なんでこんな目に遭わないといけないのだ。しかも一日に2回、大きな「事故」を。

とりあえず部屋を見渡してみる。元々家具があったところにたまっていた埃がものすごく空中に舞い上がっている。
残っているものはないのか。俺は部屋の隅々まで探すことにした。
全ての家具が無くなっているので、無駄に部屋が広く見える。
残っているものが少しでもあれば……


―――あった。

小型で、真っ黒。
表面に、なにかボタンのようなものが付いている。
他人からみると、これだけあっても意味ないんじゃあ?というようなものが残っていた



リモコンだ。



二年前の出来事がよみがえってくる。
そう、そうだ。
全ては、このリモコンがいけないのだ。
一時期は幸せな生活を送れたのだが、いつしかこのように堕落してしまう。
最初からこのようになる設定だったのだろうか?
きっとそうに違いない。なんて恐ろしいリモコンなんだ。
嗚呼、なんでこんなものを買ってしまったんだろう。

こんなもの、捨ててしまおう。
俺は、リモコンを持ったまま大きく振りかぶり、外に放り投げようとした。

……。

いや、捨てるくらいなら、売ってしまうほうが得かな。
事実上一文無しな訳だから、少しでも金の足しになった方がいいだろう。
問題なのは売るところ。でもまぁ、こういうのを売ってくれそうなところは、あの場所しかないだろう。
俺は、リモコンを持ったまま、外にかけ出した。




「此処……だな。」

着いた。
此処は、全く変わってないのか。
まぁ、当たり前か。俺が過去にいっただけで、此処が変わるんじゃあたまったもんじゃないからな。
にしても懐かしいな。軽く2年は経ってるよな。

俺は店の中に入る。
いつもと変わらない店内、品ぞろえは多少違うものの、なんとなく見覚えがあるものもちらほらと見える。
この懐かしさをもう少し味わっていたいが、今はそんなことを言ってられない。

「店長ー?」

奥の方に、昔見た店長がいる。
しかし店長は、こっちをみて無愛想な表情を見せる。
そうか……店長は俺のことを知らないのか。当たり前といえば当たり前か。

「えと、これを買ってほしいんだが。」
俺は店長の前にリモコンを差し出す。

「……これは?リモコンだけじゃ、買えませんが。」
店長は、怪訝そうな顔をしていう。


俺は、この店、「リサイクルショップ」に響くような強めな声で言った。








「……確かに、これだけじゃだれも買ってくれないかもしれないが、






 



  このリモコンは、人生やり直しリモコンっていって、使用者の人生を一度だけやり直すことができる。


       便利な道具でもあり、恐ろしい道具でもある。」










――――――――







―――このリモコンは、使用者がもう一度やり直したいという記憶に遡り、その出来事をもう一度繰り返すことができるリモコンです。
   使い方は、ナビの指示に従って本体に付属しているボタンで設定してください。

   !注意点!
   ・使用効果はお一人につき一度です。二度からの使用は使えませんのでお気を付けください
   ・当製品を使用するうえで、一部の人や場所、歴史が変わってしまう場合があります。
   ・望み通りの世界にならなくても此方側は一切の責任を問いません。ご了承ください。














―――此方側が故意に作ったシステムではございませんが、使用時になんらかの不幸が訪れるというケースが多々見られるようです。
   不幸が訪れた場合は、貴方の運が悪かったということですので。ご愁傷さまでした。

                                ※「人生やり直しリモコン」説明書より引用
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