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旅人達
日時: 2011/04/06 15:53
名前: 音羽 ID:tKYjwpto

はじめまして、音羽と言います。
初めてで至らぬところもありますがどうかよろしくお願いします。



「ゴメン…ゴメンね…」

お姉ちゃん?
なんで謝るの?

ねぇ、何処に行くの?

嫌だよ。

何処にも行かないで!

「お姉ちゃん!!」



「…」

「………」

「………………夢か。」

−始まりの日−

「おはよ、エルル!」

私はすでに目を覚ましていたエルフーン、エルルに声をかけた。
エルルは嬉しそうに擦り寄ってくる。
部屋から出ると母さんとドレディアのディアが朝食の用意をしていた。

「おはよー、母さん。」
「おはよう。」

台所から漂う焼けたトーストの香り。
いつもと変わらない朝。
私の名前は夕雨。夕方の雨と書いてユウと読む。
名前の響き自体は気に入っている。夕雨。ユウ。言いやすいし簡単だ。

「さっき海羅ちゃんが尋ねて来たわよ。大事な話があるから早く来てくれって。」
「海羅が?じゃあ大した事じゃないな。」

海羅(ミラ)とは私の幼馴染みの名前だ。キリッとした美人なのに男勝りで口調も男。一人称も俺。やたらせっかちで早とちりなバカ。
だけど気のいい友人だ。さばさばしてるところが親しみやすい。

「そんな事言わずに行ってあげなさいよ。」
「はーい。行こ、エルル!」
私は家を出て海羅の家に向かった。



「おっせーよ夕雨!」

足をトントンしながら待っていた海羅は会うなりこう言ってきた。

「仕方ないよ、寝てたんだもん。」
「そこは察して起きようぜ!」

無茶な事を言う人だ。

「俺もユウエンも待ちくたびれたってのー!なぁ、ユウエン?」

海羅が傍でフワフワと浮かんでいるシャンデラ、ユウエンに話し掛けた。
ちなみにユウエンは漢字で幽炎と書くらしい。分かりやすい。

「で、話ってなんなの?」
「あぁ、その事なんだけどなー…」

ふと真面目な顔になる海羅。こうやって見ると本当に残念な美人だ。

「俺と一緒に旅に出ないか?」
「断る。」
「はやぁ!!」
「旅とかめんどくさい。私は平和に静かに暮らしたいの。」
「て、でもよぉ…」
「大体なんで私を誘う訳?ていうかなんで旅に出ようなんて酔狂な事を言い出すの?」
「酔狂って、お前…まぁいいや。まず俺が旅に出たいと思ったのはまだ知らない地方を旅したいからだ!」
「へぇー。じゃあ一人で行けばいいじゃん。」
「…俺が行きたいって思ったのはイッシュ地方なんだけどさ。そこに関するガイドブックを読んでたんだ。それに載ってる写真でさ…」

海羅の言葉が止まる。
あれ?いつもの海羅なら一気に喋るハズなのに…

「どうしたの?海羅。」
「…あぁー、やっぱ自分で確認してくれ!」

そう言うと海羅はガイドブックを押し付けてきた。

「えーと、なになに?『ヒウン名物ヒウンアイス』…?これがどうしたの?」
「写真の左下。」
「………え………?」

言葉が止まる。
そこに写っているのは…



中途半端でごめんなさい!
とりあえず頑張りたいと思います。
メンテ

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