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世界をかけめぐる戦い
日時: 2010/10/24 15:54
名前: ミニモネ

はじめまして。もしくは、お久しぶりです。
そして、おはようございます、こんにちは、こんばんは。

いずれかは当てはまるでしょうか?
作家志望のミニモネです。

やっとこさでのお引っ越し。
話の修正を交えながらお送りします。

まずは、ご注意を。

・更新スピードがとても遅く、小説家志望とか言っておきながら、駄文の塊です。
・荒らし・チェンメ・宣伝のみのコメ等は受け付けておりません。
・オリキャラ募集は終了いたしましたので、ご遠慮ください。


そして、この作品を一度でもご覧になられた方に敬意を称して。

お客様<前の分も含めて>(大常連さん=★(☆=大切な友達) 常連さん=♪ ちょっと常連さん=◆
            とてもよく来てくれるお客様=● よく来てくれるお客様=◎ 来てくれたお客様=○)

記号 名前
   
☆ミュウ さん
★哭辿 さん
○ななみ さん
○イオリ さん
★ザ・ポテチ さん
○あげあげさんリターンズ さん
○藍 さん
◆ピクミン さん
○ルイージ王 さん
☆涼香 さん
○アオイ さん
◎くろーばー さん
☆大庭 さん
♪霜歌 さん
○ミカルゲ さん
○苺雷鳥 さん
●ルビー さん
○ハジメ さん
○トビ さん
☆m.k さん
◆ゆずき さん
◎むつき さん
○まりあ さん
○cacao. さん
☆あず さん


それでは、世界をかけめぐる戦いを、お楽しみください。

キャラクター紹介>>1
プロローグ>>2
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Re: 世界をかけめぐる戦い ( No.5 )
日時: 2010/10/26 22:54
名前: ミニモネ
参照: 始まり。

 [幻の湖]

「カ、カイー。待ってよー」

今日はカワシシティのお祭り。
トレーナーになってからまだ日が浅いカイとマイは、お祭りに参加しようとカワシシティ
に向かっていた。
今、カイとマイはカワシシティにつながる伝説の大橋をわたっていたのだが、人が多くて
なかなか前に進まない。
人と人の隙間さえないことから、それほどカワシシティで開かれるお祭りは有名だと言う
ことが身に持って分かる。 カイはそんな中を上手によけてどんどん前に進むが、マイは人に
流されてぜんぜん前に進まない。

「あっ、ごめんなさ――――っい!?」

マイは、斜め前の人の足に自分の足をぶつけてしまい、前のめりとなる。 そんなマイの腕を
誰かが素早く手に取り、後ろに引っ張ってくれる。
金髪が綺麗に輝く女性だった。

「大丈夫? 怪我はない?」
「はい」
「そう、良かった」

女性は本当に安心したような笑顔を顔に浮かべる。 その笑顔の優しさに、マイも安心し、
ぺこりと頭を下げる。

「あ、ありがとうございます!!」
「お前、何してんだ?」

マイの頭に突然聞いたことのない男の声が振りかかる。 顔を上げると、腰に手をあて
眉をひそめながらマイたちを見ている人物がいた。 背が高く眼が鋭いが、実年齢は20代
前半というところの顔立ちだ。

「あ、ソウ」

金髪の女性はが男の方を振り返り、待っていたかのように苦笑しながら言う。

「小さい女の子にナンパか?」
「なわけないでしょ。 ソウの方がそういうこと似合いそうじゃない」
「じゃ、何をしてたんだよ? 仕事を忘れてるとか言うなよ、キキ」

ソウと呼ばれる男は、金髪の女性の言葉を軽く無視し、困り果てたような顔で、女性の
名前らしき言葉を放つ。

「え、キキ、さん……?」

マイはその名前に吃驚したような表情を見せるが、すぐに頭を左右に激しく降り、再び
頭を下げた。

「あの、ありがとございました。 私はこれで失礼します」

それから、マイは今度は人を上手く避けその場を去った。 後ろを振り返ったわけではないが、
キキとソウがなにか言いあっているのが聴こえ、少しばかし口角が上がってしまいそうに
なるのを必死で抑え、日越しの双子の兄、カイの元へと足を急ぐ。

                  ★

「マイ、遅いよ……」
「あはは、ごめんごめん! っと、え……」

橋をやっと渡り終えたマイは、目の前の光景に愕然とした。 ただでさえ人の波から逃れた
ばかりの疲れた状態のマイに、森が立ちふさがっていた。

「別名“神の森”とも呼ばれる四季の森。 ついさっきまで渡っていたのは“万物橋”で、
その下の川は堀龍川。 またの名を、“聖なる川”……だってさ」
「なんかさー、狙ってますって感じがする……」

神・万物・聖。 3つの神話系のキーワードに疑問よりも先に、不快感が胸を襲う。 ひとつ
息を吐き、仕方がないとでも言うように2人は苦笑を浮かべながら森の中へと入って
行った。

                  ★

しばらく森の中を歩いていると、木々の隙間からカワシシティを囲んでいるものと
思われる塀が見えてきた。 あともう少し、と気合を入れなおした2人の前を何かが
横切った。

「ポケ……モン……?」
「凄く慌ててるみたいだったけど、追いかける?」

カイの言葉に返事をせずに、マイはポケモンの影を追いかけ走り出した。 カイも、置いて
行かれまいと慌てて追いかける。 走り始めてさほど時間がたっていないうちに、湖に
ついた。

「まさか……“幻の湖”!?」

幻の湖は、その名の通り幻のように、簡単には見つけられない。 詳しい場所が知られて
いないと世間では言われているが、実際は常に湖は動いているからみつからない、と
一部の人間の間では言われている。

「あ、カイ! こっちに!!」

カイが湖に辿り着いたことに気付いたマイが、先ほど横切っていったポケモン含め、
たくさんのポケモン達がいる場所を指差す。 ポケモン達の隙間から、人らしき影を
見つけると、自然と冷や汗が額や手に滲んできた。

「…………道、開けてくれるかな?」

ゆっくりとポケモン達のもとへと歩き、質問とも、命令ともとれるような声色でカイは
言った。 その発言で、ようやく初めてカイ達の存在に気付いたポケモン達もいたのだろう
が、襲いもせず、ただ2人をいざなうかのように中心に転がっている塊への道を開ける。
そこで、その塊は人間だということに確信を2人は持った。 急いで駆け寄り、カイはそれを
背中で背負う。 人間、いや、少女は、とても軽く、カイ1人でもしっかりと持てた。

「い、生きてる……よ、ね…………?」
「うん。 でも、かなり危ないと思う」

少女の体には所々切り傷のようなものがあって、傷口付近は青紫色に微妙に染まって
いる。

「毒……」

毒の症状は、ポケモンにでさえ多大なダメージを与える物。 ポケモンよりも体が脆い
人間には耐えきれないダメージが襲いかかるはずだ。 このまま少女を放っておいたら、
少女は確実に“死”を迎える。

「カイ、すぐにカワシシティに!」
「うん、分かってる!!」

2人は走って湖から離れて、カワシシティへと向かう。 途中、マイが背後の方でざわめきを
感じた為に、今度は振り返ってみると、さっきまで集まっていたポケモン達が心配そうに
こちらを見ながら、解散状態となっていた。

「役目を果たした獣たちが帰っていく……」

その光景を見て、ある男がそう呟いた。 その言葉を聞いたのは、ただ一人、髪を金色に
輝かせる女性だけだった。
メンテ

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