Re: わたしとあなた ( No.56 )
日時: 2010/11/21 22:59
名前: 桜庭 ID:VY/jP/5g
参照: http://www.youtube.com/watch?v=gzXO9BqyWng

【一周年】マイと!【本当にありがとう】
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ワカバタウンのとある丘
ここはゴールドも知らない、わたしとセレビィだけの秘密の丘
夕日が綺麗に見えて大好きな場所

「マイは、歩きつづけて何処まで行くの?」

セレビィに尋ねられて、見ていた真っ赤な夕日から
綺麗な緑色の瞳を見る

「うーん……わたしは」

考えたことなかったなあ
初めての旅は唐突で……

色々あったっけ
ドロボーのコウちゃんに、怖いアヤノ
少しだけ……優しくなったゴールド

全部、ぜーんぶが新鮮で楽しくて、あっという間に終わっちゃった


いつの間にか、何かを求めて
この、手を精一杯広げて、伸ばして

――――求めてた


ゴールドも、そうだって言ってた
すぐに見つけちゃったゴールドに、嫉妬してたりもしたっけ


◆◆◆


『マ〜イ〜おめでとう』

誕生日、サニー地方で祝われた
初めて……祝ってくれて、嬉しかった

ローソクが、増えたりした
それを見るのが嬉しかった

何度目かの誕生日
たった一つの わたしの故郷<ふるさと> を旅立った


◆◆◆

その時から、あったのかもしれない
何かを求めていた

大きな、何かが……ほしかった


「ま、マイ……?」


わたしのちっぽけなポケット<心>には
ゴールドじゃなくて、誰かとの……

「――ッ」
「どうして泣いてるの? ねえ、どうして?」

数え切れない程の出会い
そして、数え切れない別れ

「沢山の人にっ…………」

幻みたいで、今でも不思議な思い出も
少し――

「支えられたんだなあって……!!」

――そあにいちゃん
――ん?
――涙はどうして出てくるの?
――それはな……

「ねえ、もう一回聞くよ」

セレビィの声が、いつもよりずっと、ずーと
優しい音色に聞こえてきた


「マイは、歩きつづけてどこまで行くの?」
「わたしはね――」

セレビィの視線を一旦話して
また、空を仰ぐ

「わたしは、歩き続けてね……」
「うん」
「どこまで、行こうか」

え!? ってセレビィの驚く声がした
えへへ、ちょっと可笑しかったかもしれないや

「沢山の思い出と一緒に」
「うん」


平たい大地、デコボコした大地、おかしな大地
踏みしめて


どこまでも、どこまでも


行くよ

(めざした、あの夢を掴むんだ。それを掴むまで、わたしは歩き続けるよ)