Re: わたしとあなた ( No.54 )
日時: 2010/09/06 23:52
名前: 桜庭 ID:



【一周年】ゴールドと!【ありがとう!】

遠くなる意識の中、聞いた声は――聞きたくない声だった
ベットに寝ていても下から聞こえる騒がしくなる音が、自分を苦しめた

(また、来たのかな)

布団を顔に隠して現実逃避をする
音が先ほどより大きくなり、こちらに来ているのが分かる

(寝たふりでもしよ)

目をつぶり、相手が布団を剥がさないように内側から持つ
それでも意味はないと心のどこかで思っているのか、力が弱くなる

「マーイッ!」

がばっ、と布団を奪われ急な寒さに身を縮めながら
なんですか、と頭痛が頭に響かないように小さく言う

「なんだよ、せっかく来てやったのに」
「お、お布団返してください」

片腕に布団をかけていたゴールドが仕方ないように布団をかぶせてやる

「眠いので、寝てもいいですか……」
「はあ!? おま、寝るのかよ! せっかく来てやったのによ」
「すいません、出来れば速やかに帰ってほ……風邪うつしちゃうと思うので帰った方が」

つい本音が出てしまい視線を逸す
チラ、とやはり相手の顔が見たいのか見てみると明らかに機嫌の悪そうなゴールドがいた

「お前さあ、オレのこと嫌い?」

立っていたゴールドがあぐらで座り込みながらマイに向けて言う

「嫌いじゃないですよ」
「ほんとか? そのくせ、オレを避けるのはなんでだよ」
「だ、だって……その」

今度はちゃんと目を合わせて言って言葉を紡ぐ
しかし、またの質問に目を逸らして、さらに顔を隠してしまった
それでもキチンというのは性格というのだろうか――

「ゴールドさんがいると、ドキドキしちゃって、おかしな気に……」
「ダーッ!! わーったわーった! もう言うな、何も言うな」

たどたどしく言ったからまた怒らせてしまったと反省したのか顔を出してみると
両手を顔に埋めて真っ赤な顔を隠しているゴールドがいた



(しっかり面倒見てやるから、な)