Re: わたしとあなた ( No.51 )
日時: 2010/09/06 23:51
名前: 桜庭 ID:

【一周年】コウちゃんと!【ありがとう】

ドタドタと廊下を走る音がする
足音からは男のようだけど、重さというのか、軽さといえば女の子供くらい

「コウちゃん!」
「んだよ」

ガラッ! と障子を開けるとギロリとコウが睨み付けてきた
そんなの慣れてるよー。と言いながら障子を閉めて、机に向かって何かしているコウの背中に寄りかかる

「コウちゃーん」
「あんだよ、っせーな」


*ここの挿絵です*


耳元で甘ったるい声を出してやっても効くわけがない(とマイは思っている)
相変わらずの口の悪さには残念だったが、変わってないという点では喜ばしいこと

「せっかく一週年なんだから、たまには遊ぼうよー」
「嫌だ」
「間髪入れずに言うなあ……ここはマイコウか!? マイ→コウなのか!?」

訳の分からんこというな、と言いながら肩を回してマイを背中から離す
(暖かい背中だ……)

「大体、ここはゴーマイだろ」
「GOマイ?」
「違うわ! やけに`GO`の発音いいな」

そうかなー?と右手を頭の後ろに回して照れる仕草をしている
猫みたいにコウは見えたらしいが


「それにしても、コウちゃん家おっきーね」
「そうか?」

コウの家は平屋だが、土地面積がとてつもなく広い
案外カンタンに忍び込んできたマイ。少し疑問に思ったらしいが、聞くのはやめた

「あ、コウちゃん! DVD見る? ゴールドが貸してくれた(というか無理やり押し付けてきた)んだけどさ」
「? みせ――やっぱりいい」

和室の部屋から一転、洋風でアメリカンに近い感じの部屋のソファーでマイがコウにDVDを見せてやる
題名は

「夜のオールナイトフィーバ`絶叫編`」
「ば、ばか!」
「夜の`絶叫`」
「いっいうなよお……!!」

和室では強気だったコウが洋風の部屋に来た途端に弱気になった
DVDの効果は抜群らしい

`絶叫`を強く読んでやると、耳を抑えて体を曲げる
(コウちゃん――可愛い)
ああ、ごめんね。となんだか上から眼線で言われたような謝罪をするマイ

「おまえ、わざとだろ! 絶対わざとだろ!!」
(ひゃーキレた……)

ソファーから離れてマイの目の前に仁王立ちで立つコウだけど、目がいつもより薄い赤になっているので
あまりビビッていないもよう

「コウちゃん甘いの食べる?」
「うん……あ、じゃなくて! おう!」
「言い直さなくても……睨むなよー」


そんな感じで一日を過ごしました。
――マイの日記より抜粋



―おまけ―
コウ「こんなんで一周年記念かよ」
マイ「デレないコウが悪い」
コウ「お、オレはツンデレじゃない!」
マイ「誰も言ってないけどおおおおおおおおおお抓るな抓るな! 頬を抓るなああああ」
コウ「お前、いっぺんちね!」
マイ「ち、ちね!?」
コウ「! ばーか!」
マイ「ちょ! コウちゃんキャラ! キャラが違うよー!」