わたしとあなた 第171話 暴走少女 ( No.249 ) |
- 日時: 2010/12/14 22:47
- 名前: 桜庭 ID:feHZEFQw
- 第171話 暴走少女
「あの〜」
遠慮がちで部屋の扉を開けたのは、オレンジと茶色が混ざった色の髪を腰まで伸ばした大人びた少女だった。 オレンジ色の髪留めででこを出しているので少女らしさも残っている。
「!?」 「あ……おじゃまだったかな?」 「ぜんっぜん! ぜんっぜん大丈夫ですよ! あっははは」
顔を赤くしながらマイが慌てた様子で言いながら、ゴールドの顔を押しやる ちょっとばかり残念そうにゴールドが離れて、改めて少女を見て驚愕した
「ジムリーダーの……!?」 「あ、分かっちゃいました? それより我慢できない〜!!」
このシティのジムリーダー――ミカンを指している指先が震えている。 それは当然だろう。誰もが憧れているジムリーダーが自ら会いに来たのだから。 ミカンの放った言葉`我慢できない`とは、一体……?
「あなたがワカバタウンのマイちゃんね! いっや〜! ツクシから聞いてたけど、可愛いわね〜!」 「ほ、ほえ?」
ツクシとはTUKUSIでもある、ジョウトのジムリーダーであり、かなりの自信家である。 そんなTUKUSIがミカンと連絡をして、自分のことを話した、この話はかなり凄い話であるとマイ自信も感じた
「ほっぺたぷにぷに!」 「ぷっぷぎゃ!」 「目もおっきい〜!」 「あ、あんまり見ないでくださ……」 「手も小さくて可愛い〜!」 (あ、もうだめかも)
マシンガンのように言葉を次々と言うのでマイはベットから起き上がって傍に黙って立っていたゴールドの後ろに隠れる。 熱など気にしていられなかったのだろうか、かなりのスピードで隠れた。
「マツバからも聞いてるの! 本当に可愛いね! ファンクラブ作ろうかな!」 「ふぁ、ふぁんくらぶ?」 「んな! 勝手に作るなよ! オレが作るんだから!」 「あら? えっと、ゴールドさん、かしら? ツンツンで有名と聞いたわ」 「だれがツンツンだよ! シルバーの野郎についこの間言われたばっかだっつーの!」
ミカンが`ファンクラブ`という言葉を言った、その意味が分からずにマイが問うが、ゴールドの割り込みにより無かったことにされてしまった。 それから二人がマイの理解しがたい言葉のトークを始めて逃げようとしたのだけれど、あることを思い出すと、調度後ろに置いてあった自分のパーカのポケットからあの手紙を出した
「なぁに? ラブレター?」 「ちっちがいますよ! かくかくしかじかで」 「そうなんだ〜……ありがとうね、ここで見てもいいかな?」
ゴールドと話す時とえらく態度を変えているミカンを見ているゴールドの血相は怖い、というより恐ろしかった。
「あら? これ、表面では私宛てだけれど、マイたん宛てみたいよ?」 (マイたんってなんだよ!) 「わたし?」
マイたん、を無視なのか天然なのかスルーして手紙の内容は自分宛てだったことに驚く。 手紙を両手で受け取り、内容を確認。
「拝啓マイさま……さまだって〜」
ふにゃんと笑い、視線を手紙からゴールドの目を見ていう 自分のことを`さま`呼びしてくれて嬉しいのだろう。
(次を読めって!) (あ、うん! えっとねぇ)
|
|