わたしとあなた ( No.237 ) |
- 日時: 2010/11/28 21:14
- 名前: 桜庭 ID:/aExc9CY
- 第170話 限界ギリギリ
まだ目は覚めていないけれど感覚とポッポの鳴き声が聞こえる。 ぺたん、と見た目寝ているマイの額に、ひやりとして、軽い粘着がある物を貼られる。
「んッ」
急にされた事にマイはビクッとして、まだ眠そうな目を開ける。
「ゴールド!?」 「ばっ朝からデカい声出すなよ」 「ご、ごめんね」 「よくあるこった。気にすんな」
今だ状況を理解していないが、ゴールドに迷惑掛けた、と慌てたマイが急いで詫びる。 そんなマイに頭を一撫でしてやり、あのお馴染みの台詞を言って、しゃがんでいた身体を伸ばす。
「お前また無理してたんだな? 朝起きて顔みたら真っ赤だったんでよ、びびったぜ」
二段ベットの上に手だけ伸ばして、ごそごそと何か作業している。
朝から人の寝顔みたんかい、と心配そうに二人のやり取りを見ていたバクたろうは思った。
「えぇ〜無茶したつもり無いんだけどなぁ……」 「馬鹿言え、だったら朝から熱さまシートは貼らねぇよ」
ほらよ、と二段ベットの上での作業――鏡をリュックから取り出すのだけだが、鏡を差し出して顔を見るように手に握らせてやる。
「……うあ、顔赤い」 「全く、マイはまだまだ餓鬼だよなあ」 「まっままままま」 「んだよ?」
突然自分の名前を呼ばれて、驚きの隠せないマイ。 ゴールドが言葉を言いつつ、顔を近づけて、またマイを混乱させる。
「か、顔が近いよぅ〜」 「! わ、わりぃ」
もはや熱だけの顔の赤さではない。
――身体が熱くて死んじゃいそう……!
限界に近い、まさにマイがおかしくなる。 そんな危ない時、ある人物が、この部屋の扉をノックする音がした。
(誰だ!?) (あ、危なかったよー……) (あの〜)
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